東芝のChromebook


先日紹介したように、東芝が同社として初となるChromebookや5-in-1パソコンのコンセプトモデルを、アメリカで行われている家電ショーのCESにあわせて発表した。続報があれば紹介するとしていたので、その続報をお伝えしようと思う。

5-in-1はコンセプトモデルながら、形状がノートパソコンやタブレットやその他の状態になるのではなく、5つの利用形態が選べる製品となっている。このChromebookは長年ノートパソコンを提供しているだけに、無難にまとめた低価格ノートパソコンとなっている。


■3万円以下の激安ノート「Chromebook」
Chromebookは279ドルで、日本円なら3万円弱となるノートパソコンだ。CPUはHaswellベースのCeleronで、SSDは16GB。液晶画面は13.3型で解像度は1366×768どっと。カタログスペック的に見ると非力だが、Googleが提供するクラウドベースのサービスを利用するため、Windowsパソコンなどとの直接の比較は難しいものの、YouTubeの動画視聴など含めて各種機能を使うには十分な性能を持っている。

他社製品と比較すると、Acerがタッチ対応のChromebookを発表しているが東芝のモデルはタッチ非対応だ。ただしChrome OS自体がタッチに最適化されているわけではないので、タッチ非対応でも問題ないとしている。
操作は、ポインティングデバイスやマウスで行い、キーボードで文字を入力できるのはWindows のノートパソコンと同様だ。

低価格なため、キーボード全体の剛性などはより高品質なノートパソコンに比べるとイマイチだが、筐体全体の完成度はそれなりにうまくまとまっている。インターネット接続前提の環境で使うなら、価格が安いこともあり選択肢としては悪くはなさそうだ。

5-in-1のコンセプトモデル


■5-in-1のコンセプトモデル
5-in-1は製品ではなく、Sharp-shiftingなコンセプトモデルの展示という位置づけだ。こちらは、一般的なデタッチャブル型とは異なり、キーボード部分と液晶部分は完全には分離しない。スタンドとして利用できる部分とキーボード部分が一部分離するという仕組みになっている。これにより、液晶部分はレノボのYoga Tabletのように自立させることができる。



また、この5-in-1はレノボのIdeaPad Yogaなどの各種モードと同等のことを意味している。2-in-1はノートパソコンとタブレットが融合した製品を意味するが、3-in-1や4-in-1、今回の5-in-1など製品ごとに言葉の意味するところが異なり、どういった機能を合わせてx-in-1なのかをしっかりと確認する必要が出てきそうだ。

上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]

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