フロンティアファクトリー株式会社は昨年の12月、都内の白金アートグレイスクラブにおいて、プレス関係者向けに新製品の発表会を開催した。発表会では、テレビ配信機器「Slingbox」と音響機器メーカー「Klipsch」の新しい小型Bluetooth対応スピーカー、世界各国のキャリアに対応したSIMカード「Gigsky」の取り扱いなどが発表された。
■HDMI機器に対応した「Slingbox 350」
『1万円台で購入できる!自宅のテレビをどこでも楽しめる「Slingbox 350」』でも紹介したように、「Slingbox 350」は、テレビ好きの人にはうれしいハイテクAV機器だ。

この製品があれば、インターネット経由で、いつでもどこでも自宅で普段観ているTVが楽しめる。地デジ番組は勿論、ハードディスクレコーダーに録り貯めた番組、トレイに収納したDVDなどを、家の別の部屋や外出先などでスマートフォンやタブレット端末、パソコンを使って視聴・操作ができる便利な機器なのである。


「Slingbox 350」は、入力端子として、ビデオ端子、ステレオ端子、コンポーネント端子を、それぞれ1系統ずつ備えている。ただ、これらアナログ出力を備えたAV機器は少なくなってきており、最近ではHDMI出力しか搭載されていない機器も増えてきた。

そうした状況を踏まえ、HDMI出力をアナログのコンポーネント出力に変換するコンバーター(HDMIコンバーター)を開発。コンバーターをセットにした「Slingbox 350 HDMIセット」を今春に発売する予定だという。なおHDMIコンバーターは、手のひらサイズの本体で、USBポートからの給電で動作する(給電は、Slingbox350本体から行う)


■バッグに楽々収まるスピーカーKlipsch「GiG」
Klipsch(クリプシュ社)は、全米で古い歴史を持ち米国内でも最大級のスピーカーブランドとして知られている。そこからBluetooth対応ポータブルスピーカー「GiG」が12月に発売された。直径2.5cmのフルレンジスビーカーを2基と、5.1cmのバスラジエーター2基を搭載し、コンパクトでありながら、ブレのない中低域と、抜けの良い高域といったバランスの良いサウンドを再現しているのが特徴だ。

GiG本体の外周を囲む「ボディケースバンド」を自在に回転させることで、横置きから縦置きと、自由度の高い設置が可能になっており、新しいリスニングスタイルを提供してくれる。
本体上面についているダイヤル操作も便利だ。音量の調整は勿論のこと、Bluetooth接続の場合は、ボタンのクリックにより、曲送りや一時停止、電話がかかってきた際にはGiG本体を利用してハンズフリー状態で通話も可能だ。Bluetooth(aptX/AAC)に対応し、NFC対応機器ではタッチだけですぐに利用可能となる。また有線によるライン入力にも対応。バッテリー駆動で、通常利用で約12時間使うことが可能だ。

サイズ的にバックに入れることができるので出張先、旅行先、パーティー等、いつでもどこでも高音質なサウンドを持ち歩けるのがうれしい。


■世界中どこでも格安で使えるSIM「Gigsky」
出張でも旅行でも、渡航先でスマホを使ってメールを見たりFacebookやTwitterなどのSNSを楽しんだりするのは、もはや普通のことになっている。しかし、海外で普段国内利用しているスマホを使ってインターネットに接続するには、あまり海外での利用に慣れてない場合はそのままローミングを利用して(もちろん日程にもよるが)1日数千円の利用になってしまい。数万円から前後という非常に高額な海外ローミング利用料を取られる可能性もある。

これまでは、仕方なしに高いお金を払ってローミング専用のWI-Fiルーターをレンタルするなどして持っていくか、渡航先でプリペイドSIMを購入する。またはホテルだけでインターネットに接続する、などという通常の使い方とは異なる利用方法しかなかった。しかも、それぞれコストや手間の面で一長一短がある。

そこで登場したのが「GigSky」だ。このSIMは世界中どこでも格安でインターネットにつなぐことができるSIMカードだ。世界70か国と各国のいくつかのキャリアをカバーしており、データ料金はプリペイド式を採用しているため、あとから高額な信料金を請求される心配も不要だ。


こうした注目の製品が目白押しの新製品発表会であった。発表会のあとの懇親会では、ジャズシンガー 青木カレン氏のライブが催され、こちらも大盛況だったことをお伝えしておきたい。


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