GU(ジーユー)は、メディア向けに戦略発表会を開催した。2014年はウィメンズを強化、その手始めに2014年春夏コレクションでは、毎月テーマを決めてそれに沿った商品展開を行う。

また今回の展示会は「ビックリハウス」をコンセプトに世界中のトレンドをミックスし、自由にファッションを楽しめる『日本発ハイブリッドエンターテイメントブランド』としてのGUを表現する。すべてを一度に紹介すると長くなるので、前編・後編に分けて各月のテーマを紹介しよう。


■1月「ニューロマンティック・カウボーイ」
1月は80年代を強く意識した「ニューロマンティック・カウボーイ」。たとえば80年代は、元気でロックテイストな女性が多いとのこと、イギリスの名ミュージシャンであるデヴィッド・ボウイなどの音楽やファッションにインスパイアされた強い女性を意識。そんな80年代をリバイバルしたという。

そんな80年代のファッションを現代風にアレンジしたキーワード「ニューロマンティック」にもうひとつのキーワード「カウボーイ」をミックスさせることで、「ニューロマンティック・カウボーイ」というスタイルに仕上がっている。



具体的には、モノトーン調のものにレザーのものを加えたり、ボーイフレンドデニムにジャケットを入れたりして、懐かしさの中に新しさが組み込まれ、全体的にノスタルジックな感じに構成されたものだ。1月中旬からの販売を予定している。



■2月「パリジャン・マリン」
毎年、春に必ず来るセーラー風のマリン・テイストのものに、フランス・パリの要素を付け加えたのが、2月のテーマである「パリジャン・マリン」だ。

展示会では、ディスプレイ空間をボーダー調の壁にしたり、マリン・テイストを演出するために水兵帽や大きいロープを用意したり、見事にマリン風味とパリが溶け込んだイメージを出していた。



こちらは2月中旬からの販売を予定している。たとえば新入学を迎える学生さんなら春休みが始まって、それが終わる4月上旬までの期間に向くスタイルだ。



■3月「グランジ・フェアリー」
3月は70年代のロックテイストの「グランジ」。去年の秋冬は、ソフトなフェミニンが流行していていたので、その反動がくると予想し「グランジ」を取り入れた。そうは言っても単にグランジを取り入れるだけでなく、そこにGUらしさを組み込むためフェアリー感を盛り込んで「グランジ・フェアリー」となった。

3月中旬からの販売予定だが、基本的にはゴールデンウィーク向けの商品となる。そして、その頃には夏に向けたフェスが始まっており、そこでGUの2014年後半にかける新たな展開にもつながると思われる。



グランジ・フェアリーでは、グランジ風のものとして、デニムや、ビンテージ風のものをベースに、それらに掛け合わせるものとして、花柄を組み合わせた。そうすることで、グランジ感を持ちながら、小粋なフェアリー感というものを出すという作戦だ。

小物としては、アクセサリー中心にフェスを意識したネックレスなどを充実させている。靴も、すべてGUのものだ。一番高い靴でも2,990円のブーツタイプのものと手ごろ感があるものになっている。

ディスプレイは、何か面白い感じで演出できないかと考えたそうで、「万華鏡」をモチーフにし、鏡張りで8体のマネキンが何体にも見えるユニークな仕掛けにしてあった。



以上で前半は終了、次回後半へ続く。

GU(ジーユー)

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