ThinkPad 8


ラスベガスで行われたCESにあわせ、レノボがWindowsタブレットのThinkPad 8を発表した。2013年末より8インチのWindowsタブレットに人気が集まったこともあり、レノボも「Miix 2 8」を発表し、かなり人気を得ている。Miix 2 8人気を見ると、今回のThinkPad 8はThinkPadブランドであることもあり、さらに人気になりそうだ。そしてThinkPadというブランドならではのタブレットとなっている。日本でも発売されれば人気になりそうだ。


■ThinkPadタブレットの過去
レノボのThinkPadと名付けられたタブレットとしては「ThinkPad Tablet 2」があった。今回のThinkPad 8だが、Windowsタブレットの中で最近人気になってきているため各社から多数登場している8インチ液晶を搭載したWindowsタブレットだ。従来PC色が強かった製品と比べると、よりタブレットらしくなり、他製品と比較してもフルHD液晶を搭載するなど完成度は高いようだ。

Windowsタブレットの利点は、Windowsであることと拡張性などだが、従来の製品もUSBなどで各種周辺機器と接続し、幅広い活用が可能だった。ThinkPad 8はOSにWindowsを採用しており、Windows関連アプリを利用できるのは当然で、各種周辺機器との接続なども引き続き可能だ。

ThinkPadシリーズは主に企業ユーザーや、違いのわかるハイエンド志向なユーザーが好んで使用する製品だ。製品自体の完成度の高さは当然として、関連する周辺機器が多いのもポイントだ。このThinkPad用の周辺機器を存分に活用できるのがThinkPad 8の特徴でもある。このため、タブレットとはいえThinkPadユーザーが従来の資産を活用できるためThinkPad 8に移行しても無駄にならないのだ。

ThinkPad 8をドッグ経由でディスプレイやキーボードなどと接続


CESで紹介されたのが、USB 3.0ドッグへの対応だ。レノボとしては、ThinkPad 8は基本的にクラムシェル型のThinkPadを支援するコンパニオンデバイスと位置づけているようだが、USB 3.0ドッグを活用することで、外部ディスプレイ、キーボードなどを取り付けメインのパソコンとしても十分利用できるようになっている。

USB 3.0ドッグにはUSBポートに加えて、ディスプレイ出力、有線LANポートといったインターフェイスがあり、たったケーブル1本接続するだけで、各種周辺機器を利用できるようになる。タブレットをこのように利用すること自体は珍しいことではないが、わずかケーブル1本でこのような使い方ができるようになるのは非常に便利だ。

いままで長い間歴代のThinkPadシリーズを利用し、各種周辺機器を利用していた人にとっても、買い替えを完投している各製品の中からThikPad 8を選ぶ意味のある地味に便利な新機能と言える。

上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]

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