2月7日に「2014年冬のオリンピック開幕でGoogleロゴもオリンピック仕様に!」でGoogleロゴがロシアのソチ五輪で開催されている2014年冬のオリンピック仕様になっていることをお伝えした。
今回、このGoogleロゴに含まれる意味にロシアが昨年施行した同性愛関係の宣伝行為一般を禁止する連邦法に対する抗議の意味が込められているという話があった(ITライフハックではあえてこの話題に触れなかった)。
ロシアといえば冷戦真っ只中、1980年のソビエト連邦時代、ソビエト軍のアフガン侵攻に対する制裁措置として西側諸国の多くがモスクワオリンピックをボイコットしたことが思い出される。
政治とスポーツとの関わりをどう捉えるのか? といったことで議論が交わされたが、1984年のロサンゼルスオリンピックでは、今度は東側の諸国がオリンピックをボイコットする報復措置が取られた。今回も、ソチ五輪の開会式に先述したロシアの法律施行に対する抗議として各国首脳が参加しないという行動が取られたようだ。
今回Googleロゴもそれに倣ったと思われるが、モスクワ五輪ボイコットのようにスポーツを政治の道具として使うのは、やはりいかがなものかと疑問に思わずにいられない。なるべくこうした利用方法はやめてもらって、社会的に評価された人物の生誕記念などを中心にロゴイラストの変化を楽しめるようにしてもらうことを切に願う。
さて話を戻すが、本日のGoogleロゴは、明治期の女性文筆家平塚らいちょうの生誕128周年を祝うイラストになっている。絵の中央で自ら発刊した雑誌「青鞜(せいとう)」を手にしているのが本人だと思われる。
この青鞜創刊に寄せて発表した「元始、女性は太陽であった」という表題があまりにも有名で女性の参政権運動やフェミニズム運動でもよく使われる言葉になった。平塚自身も婦人参政権を実現するために奮闘。また戦後は女性の権利向上のための婦人運動に加え反戦・平和運動といった運動に身を投じた。
なお平塚女史が亡くなったのが1971年5月で、今年は没後43年となる。マウスオーバーすると「平塚らいてう生誕43周年」となるのはご愛嬌か。
没後43年で生誕43周年ではない。 |
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