ウクライナ情勢や北朝鮮のミサイル発射など最近、世界情勢が不安定になってきている。「いつ日本が有事に巻き込まれるか?」といった不安を漠然と感じている人も多いだろう。万が一の時に重要な情報源となるのが携帯電話やスマートフォン、タブレットといった情報端末だ。簡単にネットに接続でき、情報を得ることができる。

これに加えて大手携帯キャリアである株式会社NTTドコモの緊急速報「エリアメール」、KDDI株式会社、沖縄セルラー電話株式会社、ソフトバンクモバイル株式会社が提供する「緊急速報メール」において、総務省消防庁が全国瞬時警報システム(Jアラート)にて発信する国民保護に関する情報注意の配信を2014年4月1日(火曜)より開始する。




緊急速報「エリアメール」、及び「緊急速報メール」は特定エリアの携帯電話やスマートフォン等に対して輻輳(ふくそう:)の影響を受けにくい方式でメッセージを一斉配信するサービスだ。

※:輻輳(ふくそう)とは、アクセスが集中して回線がつながりにくくなる状況

すでにこれらのサービスを利用し、気象庁が発表する「緊急地震速報」や「津波警報」、各自治体が住民に避難勧告等を発表する「災害・避難情報」を配信してきたが、このたび2014年4月1日(火曜)より総務省消防庁がJアラートにて発信する国民保護に関する情報の配信を開始する。

配信される「国民保護に関する情報」とは、国民保護法にて定めらている。具体的には外部からの武力攻撃から国民の生命、身体及び財産を保護する。そしてその武力攻撃が国民生活及び国民経済に与える影響を最小限に抑えるためにすみやかな避難、素早い救援、災害復旧等の情報や、弾道ミサイル情報等の緊急に国民に知らせるべき情報のことを指す。配信時には「災害・避難情報」として配信される。

これにより、国民保護に関する情報たとえば日本に向けてミサイルが発射され、上空から落下物が見込まれる場合にプッシュ型メールを端末に配信することができるようになる。なおドコモの「エリアメール」やauおよびソフトバンクモバイルの「緊急速報メール」対応機種は各キャリアのWebサイトで確認できる。自分の端末が対応しているか、確認しておくといいだろう。

緊急速報「エリアメール」、及び「緊急速報メール」を利用した国民保護に関する情報の配信を開始
エヌ・ティ・ティ・ドコモ
au by KDDI
ソフトバンクモバイル

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