のっけから聞き飽きたフレーズで申し訳ないが、以前、「噂は本当だった!ソニーがPC事業を投資ファンドに譲渡 「VAIO」ブランドはどうなる?」という記事でお伝えしたようにソニーのPC事業であるVAIO事業がソニー本体から切り離される。




今後は主に国内向けの事業に特化するとのことであったが、今のところ、今後の事業展開がどうなっていくかの詳細は明らかにされていない。ただし、受注完了の日である4月20日だけは、刻一刻と迫ってきている。Windows XPのサポート期間終了に合わせてソニーとしてのVAIO事業が終わったと思うと、なかなか感慨深いものがある。

■タイムリミットは4月20日
例えばオンラインでのVAIOオーナーメードモデルの受付は4月20日まで、即納モデルも在庫限りとなっている。店頭での販売もこの時期に合わせて収束するようだ。そして法人向けカスタマイズモデルはすでに受注を終了している。

パソコン売り場では、オーナーメードモデルの専用売り場を用意しているところもあるが、オンラインと同じく4月20日頃にこの売り場もなくなる。関係者によると、これと同時に、一般の販売店の店頭に並んでいるセットモデルのVAIOもなくなる可能性もあるとのこと。

20日以降も、在庫を回収してオンラインを中心に販売を継続する可能性もあるようだが、今のように店頭に行けば実機を実際に見て確認できるという状況ではなくなる。

また、消費税8%化、Windows XPのサポート終了の影響がかなり大きいようで、他メーカー同様、VAIOの製品自体かなり品薄になっている。ソニーによると現状の受注状況により、製品を構成するパーツの在庫状況が変動するため、モデルおよび構成によっては4月20日を待たずに受注終了となる場合があるということだ。

■ソニー製のVAIOを購入できる最後のチャンス
なお、VAIOの修理対応、Webならびに電話による技術サポート等については、VAIOの生産・販売終了後もソニーが継続して実施するということになっている。

今後どうなるか不透明だが、確実にわかっているのは、ソニーのメーカーロゴが入ったVAIOを購入できるのは、いましかないということだ。

上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]

「VAIOオーナーメードモデル」「VAIO法人向けカスタマイズモデル」受注終了のお知らせ

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