玄人志向よりAMDのRadeon Rシリーズを搭載するグラフィックスカード「玄人志向/STANDARDシリーズ/AMDグラフィックボード」が2枚登場した。1枚目は先日モンスターGPUとして話題になったAMDのRadeon Rシリーズの最高峰「Radeon R9 295X2」を搭載する「RD-R9-295X2-E8GB」、もう1枚はエントリークラスのRadeon R5 230を搭載するファンレスのグラフィックスカード「RD-R5-230-E1GB」だ。



■同じAMDのRadeon Rシリーズでも極端な差
AMDのRadeon R9 295X2は、最大1018MHzで動作するRadeon R9 290Xに相当するGPUを2基搭載、(2816ユニット×2)で計5632ユニットのストリームプロセッサーを持つ。テクスチャーユニット数は176基、メモリーは、5GHz動作のGDDR5メモリーを合計8GB搭載する。メモリーは512ビット幅のメモリーインターフェイスでGPUに接続されており、1GPUあたり320GB/秒の帯域幅を持つモンスターGPUだ。

もういっぽうのRadeon R5 230は、最大625MHzで動作、ストリームプロセッサーは160、メモリーは1066MHz動作のDDR3メモリーを1GB搭載する。メモリーは64ビット幅のメモリーインターフェイスとエントリー向けのカードとなる。同じRadeon Rシリーズでも極端に異なっている。

■最大の違いは価格! なんとその差185,200円
「RD-R9-295X2-E8GB」の冷却機構は、ポンプ一体型のヘッドと120mmファンを備えるラジエータを搭載した水冷ユニットを採用。モンスターカードだけに電源は、このカードだけで500ワットが必要になるため650ワット以上の電源が必要だ。

「RD-R5-230-E1GB」のほうはTDPが19ワットと低いため冷却機構はファンレスとなっている。低消費電力なので電源に気を使う必要もない。いちばんの違いは実売ベースながら価格差で、RD-R9-295X2-E8GBはモンスターカードだけに価格もモンスター級、市場予想価格ながら19万円前後、RD-R5-230-E1GBが4,800円前後と、その差実に185,200円となっている。

■玄人志向/STANDARDシリーズ/AMDグラフィックボード

■製品概要(RD-R9-295X2-E8GB)
型番:RD-R9-295X2-E8GB
店頭想定価格:190,000円前後(税別)
出荷予定:4月下旬予定

■主なスペック
GPU:Radeon R9 295X2
エンジンクロック:1018MHz
メモリークロック:5000MHz(512ビット幅)
グラフィックスメモリー:8GB(GDDR5)
出力:miniDisplayPort×4、DVI-D×1
バス:PCI Express(3.0)×16
冷却:ASETEK製水冷ユニット
サポートAPI:DirectX 11.2、Mantle、HDCP


■製品概要(RD-R5-230-E1GB)
型番:RD-R5-230-E1GB
店頭想定価格:4,200円前後(税別)
出荷予定:4月下旬予定

■主なスペック
GPU:Radeon R5 230
エンジンクロック:625MHz
メモリークロック:1334MHz(64ビット幅)
グラフィックスメモリー:1GB(DDR3)
出力:D-sub×1、HDMI×1、DVI-D×1
バス:PCI Express(2.1)×16
冷却:ヒートシンク
サポートAPI:DirectX 11、HDCP


RD-R9-295X2-E8GB製品情報
RD-R5-230-E1GB製品情報

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