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「『ソニー・エクスプローラサイエンス』で電子タグ『MESH』を使ったワークショップを開催」という記事で紹介したように東京・お台場にあるソニー・エクスプローラサイエンスで、ソニーが手がける電子タグ「MESH」のワークショップが開催された。当日は2回開催され、小学生親子各10組がMESHを使った物作りについて学んだ。


■電子タグ「MESH」ってなんだ?
ここでMESHについて説明しておくと、ソニーの新規事業創出プログラムから生まれた、誰でも簡単にデジタルな物作りができるツール。Bluetoothで接続された小さなブロックに、ボタンや動きセンサー、LED、明るさセンサーなどが取り付けられており、これを組み合わせることで例えば「ブロックを動かしたらLEDが点灯」とか、「ボタンを押したらサウンドが鳴る」などの動作を設定することができるというものだ。iOSなどで動く「MESHアプリ」でその動作を規定し、連携させることができる。

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当日用意されていたMESHタグ(上のデバイス)とMESHアプリを動作させるためのiPad mini

今回使うMESHタグは「動きタグ」「明るさタグ」「ボタンタグ」「人感タグ」「温度&湿度タグ」「LEDタグ」の6つだ。それに加えて、MESHアプリに用意されている「ソフトウェアタグ」として「カメラタグ」「マイクタグ」「スピーカータグ」を使う。はてさて、これらを組み合わせることで、いったい何ができるのだろうか?

■“MESH博士”の実演でMESHタグの動作を学習
まずは“MESH博士”からMESHについてのレクチャーを受ける。コップに付けられた動きタグを口に持って行くと「飲まないで~」とサウンドがでる仕組みを披露。これだけで何ができるのか、直感的に分かるのがMESHのいいところだ。

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コップを口に持って行くと、動きタグが反応してサウンドが出る

■動作を理解したら親子で実作に挑戦!
そして早速に作業に取りかかる子どもたち。それを見守る親御さんも一緒になって制作に取り組んでいく。まずは先ほど使った動きタグを利用してみることに。その基本が分かったあとは、ゴミ箱や傘、サンダルなどなど、会場に用意されているアイテムにさまざまなMESHタグを取り付けて作ってみる作業へ移る。


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わくわくしているのか、笑顔で作業をしている子どもが多かった

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MESHタグを取り付けるために用意されたアイテムたち。「こんなの何に使うんだ?」と思いながらも、子どもたちの柔軟な発想はその上をいく使い方をしていた

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恐竜のおもちゃと人感タグ??

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はたきに取り付けられた動きタグと人感タグ。何が起きるのだろうか

■子供たちの柔軟な発想で作品がどんどん進化
上の写真ではたきを使っていた彼が作ったレシピがこれ。人感タグで動きを感知したらギターの音が再生され、はたきの向きが変わったらコミカルなサウンドを再生するというもの。つまりはたきに何かが向かってきたときに検知してギターの音が出て、それを振り下ろすと音が出るという仕組みだ。

そしてその後彼は、紙に描いた宇宙人の絵に向かってはたきを振り下ろすと音が出るとともに目が光るというバージョンへ進化させていった。

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2つのタグを組み合わせて結果を作り出す

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これが進化バージョン。LEDタグも組み合わせて作る

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この彼はサウンドを複数組み合わせて複雑な音を出すということにチャレンジしていた

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ワークショップも終盤になるとこんなに複雑な動きを設定する、まるでプログラマーのような子も出現した

■モノづくりの仕組みをわかりやすく学べるMESHワークショップ
子どもの自由な発想力をまざまざと見せつけてくれたMESH。人気のワークショップなので、今後も開催されるだろう。ソニー・エクスプローラサイエンスのWebサイトをチェックして、開催が発表されたときには参加してみてはいかがだろうか。

ソニー・エクスプローラサイエンス

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