先日から、日本におけるGoogleのChromebook展開について何度か話してきているのはご存じの通りだ。その中で解説したのは現在発表されているのはデルと日本エイサーの2社の製品となっているということ。そしてどちらも11.6インチ液晶を搭載している製品であるということ。

そしてすでに海外ではhpやサムスン、東芝、ASUSといったメーカーがChromebookをリリース済みであるということだ。これらのメーカーは当然日本での製品投入が予定されている。現在予定にあるのはASUS、日本HP、東芝の3社だが、海外で発表されているこの3社の製品から日本で発売されそうな製品を予想してみよう。



海外でのChromebook展開は、北米市場が中心になっている。そこに大量のChromebookと名の付く製品が発売されているのだ。今回日本で発表された製品は、その中の1部でしかないのだ。日本エイサーとデルから発表されたのは、11.6インチ液晶を搭載して、16GBのストレージを搭載した製品。日本エイサーは、メインメモリーが4GB、インテルのCeleron 2955Uを搭載したモデルのみだが、デルはメインメモリー2GB(2GB増設可)、Core i3モデルも選択できる。

重量はどちらも1.3kg程でバッテリー駆動時間は8.5時間の日本エイサーに対して、デルは10時間としており、朝から夕方程度までバッテリー運用できるようになっている。今後、各社がどのモデルを日本に投入するかは未定だが、すでに発表している2社んぼ製品とは別にして、液晶サイズが13.6インチといった大きめのモデルの投入が予想される。

■液晶ディスプレイが13インチ以上のChromebookが登場か?
ASUSが海外で投入している製品には11.6インチモデルもあるが、13.3インチモデルもラインアップにある。東芝は13.3インチモデルのみを海外で発表している。ASUSがどちらのモデルを日本に投入するかはわからないが、少なくとも東芝は、日本市場の参入時に新しく日本向けに作ったモデルを投入しなければ、現在発表されている2社よりも大きな液晶の13.3インチ液晶モデルが登場する可能性がある。

またhpは本体カラーの違いといった細かい点を含めると、実に多くのChromebookを(海外で)販売している。液晶サイズは11.6インチと14インチ、CPUはインテルのCeleronに加えて、ARM系のSamsung Exynosを搭載したモデルもある。また、Wi-Fiモデルだけではなく4G対応モデルやLTE対応もある。あまりにもラインアップが多過ぎるので日本HPがどのモデルを日本市場に投入するかはわからないが、Celeronモデルを投入する場合は14インチ液晶モデルになる可能性が高い。

ただChromebookは低価格製品ばかりなので、スペックが各機種でほぼ共通になってしまう。そのため従来のWindowsノートパソコン以上に各メーカーでの独自色を出して差別化がしにくいのだ。日本ではまだ2モデルしか発表されていないが、海外展開を見る限り、今後日本において各社からされるであろうChromebookは、差別化のポイントとして液晶サイズを特徴としていくことになりそうだ。

上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]

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