Googleが新たにPCの世界に進出しようとしているGoogle Chrome OS。このOSを搭載するPCとしてChromebookが各社から登場してきている。同様にコンパクトな手のひらサイズのデスクトップPCとしてChromeboxと呼ばれる製品も今後登場してくる予定になっている。



ChromebookもChromeboxも2~3万円前後の価格となっている。Chromebookにはx86系とARM系のCPU搭載モデルがあるが、Chromeboxに関してはIntel Celeronを搭載しているモデルが大多数だ。

ここで気になっているのが「ChromeboxのスペックであればWindows 8.1が動かせるのでは?」ということ。実際CPUはCeleronでメモリーが4GB、32GBくらいのSSDだが、ギリギリでWindows 8.1ならインストールできそうな感じだ。

そう思っていたところに飛び込んできたニュースがChromeboxに近いスペックを持つGIGABYTEのコンパクトなベアボーン「BRIX GB-BXBT-2807」である。本製品は、GIGABYTEによるマルチメディアハブ、家庭、オフィスのための超低消費電力PCとして活用できるデスクトップ小型化のための新しい提案の製品となる。何よりスペック的にChromeboxに近い。そして本体価格が安いのもポイントだ。

CPUはIntel Celeron N2807(2.17GHz)を搭載しギガビットLANやUSB3.0といったインターフェイスを搭載、無線LANもBluetoothにも対応している。またHDMIとD-sub出力を同時に使うことで、2画面出力が可能になっている。SSDが装着できるのでWindows 8.1を搭載することができる。SSDとメモリーにOSが用意できれば1台組めてしまう。

背面側のインターフェイス部分 背面側のインターフェイス部分

アナログRGB(D-sub)も搭載 アナログRGB(D-sub)も搭載

実売予想価格が1万円半ばとなっているので、15,000円前後でストレージ、メモリー、OSを入手できればChromeboxに匹敵する価格でWindows 8.1マシンが自作できることになる。Chromeboxを買い、ハックしてWindows 8.1をインストールするくらいなら、本製品を使ってWindows PCを組むほうが賢い方法だと言えるだろう。


■製品概要
製品名:「BRIX」
型番:GB-BXBT-2807
店頭想定売価:14,800円前後(税別)
出荷予定:8月中旬予定


■「GB-BXBT-2807」の主なスペック
CPU:Intel Celeron N2807 up to 2.17GHz
メモリ:DDR3L(低電圧:1.35V) SO-DIMM 1333(1スロット、最大8GB)
グラフィックス:Intel HD Graphics(CPU内蔵)
グラフィックインターフェイス:HDMI×1、D-sub×1
拡張スロット:Half-size mini-PCIe slot
LAN:ギガビットLAN×1
ストレージ:SATA 3Gbps×1(2.5型SSD/HDD対応、厚さ7.0/9.5mm対応)
USB:USB3.0×1、USB2.0×2
本体サイズ:56.1(幅)mm×107.6(奥行)mm×114.4(高さ)mm


GB-BXBT-2807
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