アドビのiPad用スタイラスペンとデジタル定規である「Adobe Ink & Slide」が日本で発売となった。これを使うと指での操作が基本のiPadでも、ペンと定規をうまく活用することで曲線や直線がスムーズに描けるようになる。
単なるiPad向けのスタイラスペンとして見た場合、2万円程もする価格は非常に高価だ。ただし、アドビが用意しているiPad用のアプリは簡単にデスクトップ用アプリケーションのCreative Cloudと組み合わせることができ。そして組み合わせたときに本製品が真価を発揮する。Creative Cloudと連携してこそ総合的なソリューションとしての価値が高まる製品となっている。
アドビがAdobe Ink & Slideの発売に合わせ、東京の代官山で体験会を行った。その体験会でのデモでは、iOSとデスクトップアプリケーションCreative Cloud(以下、CC)との連携機能を紹介していた。
デスクトップ用CCの最新バージョン、iOS用アプリも新バージョンが登場。これに合わせ日本でのAdobe Ink & Slideの発売となった。
これらの新バージョンのアプリ(CCとiOSアプリ)を組み合わせることで、iPhoneで写真を撮影し、その写真を元にiPadでInk & Slideを使ってトレースをしてCCで仕上げるといった連携した利用が可能になる。
それぞれのデータは、クラウドで連携しているため複雑なファイル操作を必要とせず、簡単にPCとiPadでファイルを連携できる。iPadの「Shape CC」や「Illustrator Draw」で作成したデータは、Illustratorのベクトルデータで保存されるので、デスクトップ用CCでの修正も簡単に行えるのだ。
写真からのカスタムブラシやシェイプの作成も簡単だ。そしてiPhoneで撮影した画像を元にカスタムブラシを作成できる「Adobe Brush CC」が提供されている。当然ながら、ここで作成したブラシは、iPadやデスクトップでもクラウド経由で簡単に連携して使えるようになっている。
これらの機能を活用するには、iPadでAdobe Ink & Slideを使うのが理想だ。もちろん指でも同じような操作は可能だ。定規のSlideも指での操作が可能で、ペンは低価格なパッシブ型のスタイラスペンを使ってもいい。
iOS用のAdobeアプリは基本的に無料で提供されている。すでにCCとiOSを利用しているなら、とりあえず指や低価格なスタイラスペンで、使い勝手を確かめてみるのはどうだろう。その上で、さらに書き心地を求めるならAdobe Ink & Slideを購入するというのをおススメしたい。現在のところAndroid版は提供されていないのでAndroid版の登場も期待したいところだ。
上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]
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これらの機能を活用するには、iPadでAdobe Ink & Slideを使うのが理想だ。もちろん指でも同じような操作は可能だ。定規のSlideも指での操作が可能で、ペンは低価格なパッシブ型のスタイラスペンを使ってもいい。
iOS用のAdobeアプリは基本的に無料で提供されている。すでにCCとiOSを利用しているなら、とりあえず指や低価格なスタイラスペンで、使い勝手を確かめてみるのはどうだろう。その上で、さらに書き心地を求めるならAdobe Ink & Slideを購入するというのをおススメしたい。現在のところAndroid版は提供されていないのでAndroid版の登場も期待したいところだ。
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