どうもイソスケです。【イソスケのここだけ読んどけIT本】は、IT関連で注目されている人、物事、テクノロジー、その他、IT関連であれば「現在、多数の注目を集めて」いたり、「これくらい最低限知っておくべきこと」だったりといった事柄に関する書籍を、イソスケが読み、その内容を紹介する企画です。



書籍を読み解くには、それなりの時間が必要になるので、忙しいビジネスパーソンは、注目の書籍だからと言って片っ端から読んでいくわけにはいきません。

そこで、本企画ではイソスケなりの視点で、自分が読んだ書籍についてポイントを押さえた紹介をしようと思っています。

本連載を読んで気になったら購入してみる。または、話題に上った書籍のおおよその内容を把握するといった感じで、皆さんのお役に立てればと思っています。

なお、本連載は、記事執筆前に「書籍を読む」という準備が必要なため、書籍の内容次第では読破に時間がかかることもあるため、毎回決まった日に更新されるとは限らないことをあらかじめお断りしておきます。また、こんな書籍を読んで感想を聞きたいということがあれば、以下のメールアドレスまで、メールを送ってください。

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【at】は@

前回は『変な会社~「とりあえず世界一」を目指す経営思考』を紹介しました。

今回、第7回の書籍では「ジェフ・ベゾス アマゾンをつくった仕事術」を紹介します。

いまや知らぬ人はいないネット通販サイト「Amazon」。1995年に正式サービスを開始したネット業界の老舗サービスは、初期は書籍の通販がメインでしたが、取り扱い商品を順次拡大。いまでは文房具に玩具、食料・飲料に家電やファッション用品まで、買えないものはないと言えるほど、巨大通販サイトに成長しました。

2013年にはAmazonで買い物をした人は世界で2億3700万人、売上高は744億ドルにものぼり、日本での月間ユニークユーザー数は4800万人。特にITライフハックの読者はAmazonをヘビーユースしている人は多いのではないでしょうか。

そんなAmazonを率いているのが創業者で現CEOである「ジェフ・ベゾス」。本書からは彼の仕事観を読み解くことができます。

■「ワークライフバランス」はたわごと?成果を求める猛烈な仕事観
ベゾスはとてつもないハードワーカーですが、自分は「賢明かつ猛烈に長時間働く」人間であることと、「人間には睡眠が8時間は必要で、ほぼ毎晩その時間をとっている」と一見矛盾するようなことを言っており、何か心配事があってもベッドに入ったら5分後には寝ているとも言います。

もっとも、めちゃくちゃなハードワークはあらゆる成長企業につきもの。Amazonのある女性社員が、仕事と家庭、地域社会との関係も大切に調和のある生き方をしようという「ワークライフバランス」にも配慮して欲しいと言ったところベゾスは「われわれがここにいるのは成果をあげるためだ」と応じました。ベゾスにとっては「ワークライフバランス」はたわごとで成果をあげるという最優先事項を実現できなければ会社を去るしかないと考えているようです。

またベゾスは社員に「毎日恐れを抱いて目覚めろ」と言っておりIT業界ではもっと優れて便利なものが現れたら一夜にしてすべてがひっくり返るため「もっと成果をあげよう。そのためにたくさんの発明とハードワークがかかせない」と語り続けています。

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執筆:イソスケ