ネットの普及、IT化の促進により自然と集まったユーザーデータが巨大化したビッグデータへと成長した。企業のビジネス戦略において、こうしたビッグデータを分析し、経営判断に役立てることが必須となった。このビッグデータをどのように扱えばいいのか? ということを科学するのが「データサイエンス」という分野だ。昨今最も脚光を浴びている分野であるのはご存じの通りだ。データサイエンスとは、「大量のデータを分析し、それらのデータを実行可能な事業戦略に変換する」こと。その作業に必須となるのがデータサイエンティストだ。そして将来的に大きくこの人材が不足すると考えられており、どうやって育成していくのかが社会的な課題になりつつある。


データサイエンティストが扱う解析には直観やひらめきが必要なため、ロボットでは十分に処理することができない。社会的なニーズも増加しているため、今後は年収にして約1,000万円もの高額な報酬を得ることも夢ではないと言われている職業だ。

■データサイエンティストに求められるスキルとは?
では、データサイエンティストに求められるのはどのようなスキルがあるのだろうか。データサイエンティスト協会によると、「ビジネス力」「データサイエンス力」「データエンジニアリング力」の3つであるという。さらにこの3つのスキルセットは、問題解決のフェーズによって中心となるスキルが変化する。一筋縄では行かないわけだ。

ビジネス力では、主に「目的・テーマ設定」「問題定義」、そしてデータサイエンス力は「問題定義」「アプローチの設計」のフェーズで必要になる。データエンジニアリング力は主に、「アプローチの設計」「処理・分析」のフェーズで必要になる。「問題定義」「アプローチの設計」「処理・分析」の各フェーズでは、データサイエンス力とデータエンジニア力をそれぞれ行き来しながら、意思決定に必要なデータの処理や分析を行い、課題解決に繋げていくことが重要となる。

データサイエンティストは他のIT系職種とは異なり、非IT業界出身の人でも前職で培われたバックグラウンドを活かして活躍ができるとされている。そして先ほど挙げた3つのスキルのいずれかをコアスキルとして持ちながら、ITスキルを伸ばしている人がほとんどだ。

■新たなキャリアを生み出すUdemyの「データサイエンティスト」養成講座

ただし、ITスキルも持ち合わせなければデータサイエンティストになることは不可能に近い。そこでデータサイエンスを学ぶために書籍や通信教育といった手法をとっている人が多くなっている。

こうしたニーズに応えるため、Udemyではデータサイエンティストの養成講座を新たに開設。日本国内の企業で、実際にデータサイエンティストとして活躍している人たちによる講義が行われている。

■初級から上級までを網羅するUdemyの養成講座

Udemyでは、これからデータサイエンティストになりたいと考えている人向けの講座から、実際に業務に就いている人のスキルアップに繋がる講座まで、さまざまな形の講座が用意されている。その各講座について紹介しよう。

■初級向け
・Power BIで学ぶ、データサイエンティストの分析プロセス入門
 Power BIを用いて、集計・可視化にフォーカスしたケーススタディが学べる
・Power BIを使用したデータ分析入門講座
販売実績データの分析ケースを通じて、Power BIによる分析手法をていねいに解説
・Tableauで実践!ビジネスユーザーのためのデータ集計・視覚化・分析 基礎編
 マウス操作で簡単にデータを視覚化できる分析ツール「Tableau(タブロー)」の効果的な使い方を学ぶ

■初級から中級

・実践 Pythonデータサイエンス
データ解析の基本、可視化、統計、機械学習などデータサイエンスに関するあらゆる実践的なスキルがPythonで身につく

■中級から上級
・Tableau(タブロー)で実践!ビジネスユーザのためのデータ集計・視覚化・分析 応用編
マウス操作で簡単にデータを視覚化できる、今最も注目されている分析ツール「Tableau(タブロー)」を最大限に活用するための、より高度で実践的な使い方を学ぶ

現在、データサイエンス職に就いている人も、これから目指そうという人も、Udemyの養成講座を受講してみることをおススメしたい。なお、今回この記事をご覧いただいた方に、「実践 Pythonデータサイエンス」の講座が20%オフになるクーポンをご提供するので、興味のある方は試してみてはいかがだろうか。

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