歌舞伎座(東京・銀座)の真裏に佇むギャラリー「Art Gallery M84」が2015年4月27日(月)よりエドワード・レビンソン写真展「Whisper of the Land」を開催する。

同ギャラリーは「アートを展示する場、鑑賞する場、購入する場」としてだけではなく、その先にある「アートを楽しみ、アートを通じて自己表現をしたい人々が気軽に集える場所」である。

ギャラリーオーナーいわく「アートをもっと身近に感じてもらうため、アートを観る楽しみ、作る楽しみ、作家と作家、作家とファン、ファン同士がつながって、アートの可能性を 広げていけるような拠点を目指している」そうである。



■"ひらめきの瞬間"の光をピンホール・カメラで撮影
今回の作品展は、Art Gallery M84の29回目の展示として実施する個展だ。
写真展は、ピンホール写真の第一人者であるエドワード・レビンソン氏が30年近く取り組んできた世界であり、ひそやかな大地の声(Whisper of the Land)を聞き、日常の自然の中に"ひらめきの瞬間"の光をピンホール・カメラで撮影して、作家自身が銀塩モノクロでプリント(Gelatin Silver Print)した初期の作品から未発表の新作を含む約25点を展示する。オーナーいわく、「ピンホール写真の第一人者であるエドワード・レビンソン氏の世界観を感じて頂ければ幸いです。」とのこと。初日となる2015年4月27日(月)は、18時よりオープニングレセプションを予定している。

なお、2015年5月9日(土)は、15時よりエドワード・レビンソン氏のトークショー「今だからピンホール写真」を開催する予定だ。

■作家からひと言
何年もカメラを手にしなかった私が、再び写真に戻ったのは1985年、「ネイチャー・メディテーション」という本を飾る写真を探していた時でした。私の手法は常に、カメラを、自身の目で見、そして自己の内部で感じたものとの架け橋にすることです。1993年からアナログのピンホール・カメラで撮影を始め、イメージが積み重なり、それは「癒す風景」というシリーズを成しました。ピンホール・カメラのシンプルさが、内部と外部の世界を繋げる促進となったのです。

私は常に、有名な地でもありきたりの場所でも、特別に感じられる聖なるものに惹かれています。"ひらめきの瞬間"の光は、森や山の中、寺院や神社にのみ見出されるのでなく、日常的な環境の中の反映や陰影にも見つけられます。

写真家として30年間活動し続けている私のテーマは拡大し、撮影機器も変化しています。しかし「ひそやかな大地の声」を聴くことへの努力は、不変です。その声を、カメラによって可視化した大地、自然の写真をお楽しみ下さい。

写真家/エッセイスト:エドワード・レビンソン(Edward Levinson : Photographer/ Essayist)

■エドワード・レビンソン(Edward Levinson) 略歴
1953年 アメリカ・バージニア州生まれ。
1973年 バージニア州立コモンウェルス大学で写真を学ぶ。
1979年より日本在住。
1980年代半ばより写真撮影を再開し、90年より撮影担当書籍を多数出版。
フィルムカメラ/ピンホール・カメラ/デジタルカメラで作品制作。
モノクロ銀塩写真はすべて自身の暗室作業でプリントする。最近はピンホール・
カメラによる動画の制作にも励んでいる。
1994年より日本を中心に世界各地で写真展(個展+グループ展)を60回以上開催。
新聞・雑誌・単行本に写真と記事を寄稿。写真ワークショップ講師。
※日本写真協会/ピンホール写真芸術学会/PINH0LE RES0URCE(米国)/日本ペンクラブ各会員
http://www.edophoto.com



■主な最近の個展
2011年「マインド・ゲームス」Crossaroad gallery(東京・四谷)
2012年「ピンホール写真による日本の原風景」椿山荘/Entre Deux(東京・目白) 
2012年「マインド・ゲームス」EIZOガレリア銀座(東京・銀座)
2012年「マインド・ゲーム」日本外国特派員協会(東京・有楽町)
2012年「マインド・ゲーム」京都ロイヤルホテル&スパ 2012(京都・河原町)
2014年 「ビジュアル・メモワールVisual Memoir」ギャラリー冬青(東京・中野)
2014年「都会の美とシンボリズム」オリンパスギャラリー・東京(東京・小川町)
2014年「都会の美とシンボリズム」オリンパスギャラリー・大阪(東京・本町)

■主な最近のグループ展
2011年「ある日本の原風景」鈴鹿芳康との二人展GALLERY 21(東京・台場)
2012年「ピンホールフォトフェスティバル 2012 in写真の町東川」(北海道・東川)
2012年「Tokyo Ga Meets New York Photo Festival」(New York、USA)
2013年「TOKYO-GA meets OSAKA 2013」阪急梅田本店(大阪・ 梅田)
2013年「monochrome VIII グループ展」Gallery E&M(東京・西麻布)
2014年「Pinhole Resource Collection展」New Mexico History Museum(Santa Fe、NM、USA)
2014年 写真展「もう一度見たい桜」リコーイメージングスクエア銀座(東京・銀座)

■作品収蔵機関
日本美術技術博物館manggha(Krak?w、Poland) 
ハンガリー写真美術館(Kecskemet、Hungary)
Graham Nash/Nash Editions(USA)
New Mexico History Museum Pinhole Resource Collection(Santa Fe、NM、USA)
Chesapeake Capital Corporation(Richmond, VA、USA)
Mariners Museum(Newport News, VA、USA)
Collection of Julia J. Norrell(USA)
Child Savers Art Collection(Richmond, VA、USA)
Capitol One Collection(corporation)(USA)

■写真集&著書
2006年 写真集「タイムスケープス・ジャパン」日本カメラ社
2007年 エッセイ「エドさんのピンホール写真教室」 岩波書店
2011年 エッセイ「ぼくの植え方」岩波書店 

■写真展概要
名  称 : エドワード・レビンソン写真展「Whisper of the Land」
展示作品数 : 約25点
作品購入 : 展示作品は、全て購入可能
主  催 : Art Gallery M84
期  間 : 2015年4月27日(月)~2015年5月23日(土)※休館日を除く
場  所 : Art Gallery M84
所 在 地 : 東京都中央区銀座四丁目-11-3 ウインド銀座ビル5階
電  話 : 03-3248-8454
開館時間 : 10:30~18:30(最終日17:00まで)
休 館 日 : 日曜日


エドワード・レビンソン写真展「Whisper of the Land」
Art Gallery M84

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湯沢 英治
Art Gallery M84
2014-01-13