どうもイソスケです。【イソスケのここだけ読んどけIT本】は、IT関連で注目されている人、物事、テクノロジー、その他、IT関連であれば「現在、多数の注目を集めて」いたり、「これくらい最低限知っておくべきこと」だったりといった事柄に関する書籍を、イソスケが読み、その内容を紹介する企画です。



書籍を読み解くには、それなりの時間が必要になるので、忙しいビジネスパーソンは、注目の書籍だからと言って片っ端から読んでいくわけにはいきません。

そこで、本企画ではイソスケなりの視点で、自分が読んだ書籍についてポイントを押さえた紹介をしようと思っています。

本連載を読んで気になったら購入してみる。または、話題に上った書籍のおおよその内容を把握するといった感じで、皆さんのお役に立てればと思っています。

なお、本連載は、記事執筆前に「書籍を読む」という準備が必要なため、書籍の内容次第では読破に時間がかかることもあるため、毎回決まった日に更新されるとは限らないことをあらかじめお断りしておきます。また、こんな書籍を読んで感想を聞きたいということがあれば、以下のメールアドレスまで、メールを送ってください。

itlifehack【at】mediabank.jpn.com
【at】は@

前回は『ジャック・マー アリババの経営哲学』を紹介しました。

今回、第6回の書籍では「変な会社~「とりあえず世界一」を目指す経営思考 」を紹介します。

突然ですが、みなさん「サイバーステップ」という会社をご存知ですか?サイバーエージェントなら知ってるけど…という方は多いと思いますが、サイバーステップはゲーム業界では有名な企業。オンラインゲームの開発、運営を手がける会社で東京証券取引所マザーズに上場しており、会社の目的は「世の中から戦争をなくすこと」であり、目標は「とりあえず世界一」と一風変わった会社です。

2000年に22歳でサイバーステップを創業した佐藤類(さとう るい)さんは世の中にないものを作りたいと思って会社を設立した経緯があり、具体的には「インターネット自体をファミコンにしたい」、あるいはそのようなものを作りたいと考えており、世界初のオンラインクレーンゲームを開発。現在では日本でおもにPCやプレイステーション4向けのオンラインゲームを開発しながら、韓国、台湾に中国と北米および東南アジアなどを中心に進出し、自社でサービスを提供しています。

■「アルバイトはしすぎるな」
佐藤さんは「世界一」という言葉を、毎日頭のなかで最低10回、多ければ20回から30回つぶやくと言い、就職活動をしている学生へのアドバイスでは、「アルバイトをしすぎるな」とアドバイス。その理由としてアルバイトをしすぎた場合、正社員になってもアルバイトの感覚が抜けずに「先輩に対して元気に挨拶する」ことや「勤務時間中にきちんと働くこと」に重きを置く傾向があり、与えられた仕事をこなすことに注力し、周りと友達のように仲良くすることは得意になるのに、自分から積極的に提案したり、昇格を目指す気持ちを持つことが苦手になってしまうと感じているといいます。

とくに学生が企業に対してアピールとしてアルバイト経験を使う場合、入社後もアルバイトの感覚で勤める、アルバイトの経験が入社後も役立つと勘違いしており、学生はアルバイトしすぎず海外旅行や個人的な趣味、あるいは直接、社会で役立つことの習得に打ち込むべきだとしています。

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執筆:イソスケ