千年以上の歴史。仁淀川の清流が生み出す「土佐和紙」、世界一薄い和紙「土佐典具帖紙」など、伝統工芸の取組みと現代の匠たちに触れる「高知家学講座2017 ~土佐和紙で甦る幕末維新 at TechShop~」を2017年2月1日(水)、18日(土)に、「土佐和紙展」を1653年創業老舗和紙専門店 小津和紙にて2017年1月30日(月)~2月4日(土)の期間で開催する。
1000年以上の伝統を誇る土佐和紙。中でも、「カゲロウの羽」とも称され、世界でいちばん薄い和紙が「土佐典具帖紙(てんぐじょうし)」。文化財の修復等にも使われ、ボストン美術館所蔵の「浮世絵」や書籍の修復、システィーナ礼拝堂のミケランジェロが描いた大壁画の修復等、美術品、文化財の修復の材料としても使われている。
良質の和紙を生み出す鍵となるのは、水と楮(こうぞ)であると言われている。土佐和紙の産地であるいの町や土佐市には、平成24年から4年連続で水質日本一に選ばれ、「仁淀ブルー」とも称される仁淀川が流れている。
また、高知は日本有数の楮の産地であり、土佐の楮は繊維が太く長く、丈夫な紙を作りやすいと言われている。仁淀川を中心とする豊かな水と、流域における質の良い原料が、土佐和紙の歴史を支えてきたのだ。
2017年は大政奉還150周年、2018年は明治維新150周年の節目にあたり、幕末から明治維新にかけて、坂本龍馬をはじめ、多くの偉人を輩出した高知では、「志国 高知幕末維新博」を開催する。幕末維新博を盛り上げるため、高知の伝統工芸品である「土佐和紙」とデジタル加工や電子工作を組み合わせ、幕末維新を現代的なコスプレ衣装で再現するワークショップとなっている。
開催されるイベントの概要は以下の通り。
■高知家学講座2017~土佐和紙で甦る幕末維新 at TechShop~
期間:1日目 2017年2月1日(水)19:00~21:30 2日目2017年2月18日(土)10:00~16:30
場所:Techshop Tokyo(港区赤坂1丁目12番32号アーク森ビル3階)
■「土佐和紙展」
期間:2017年1月30日(月)~2月4日(土)
場所:1653年創業の老舗和紙専門店 小津和紙
参考:小津和紙Webサイト:http://www.ozuwashi.net/
■小津和紙
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