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マクロミルは、日本についてどう思うか、好きなところや改善したほうがいいことなどを、全国1000名を対象に調査した。調査は、全国20~59歳の男女を対象に実施。調査期間は2017年1月23日(月)~25日(水)。有効回答数は1,000人。

【1】日本人の91%が“日本が好き!”
日本を好きか嫌いかを、全国の20代~50代1,000名に聞いた。その結果、最多は「とても好き」で49%。次いで「まあまあ好き」42%となった。 91%が日本のことを好きだと答えた。

年代別にみると、「とても好き」「まあまあ好き」の合計が最も高かったのは50代で95%。次いで20代(92%)、 40代(89%)、 30代(87%)だった。

<図:日本が好きか嫌いか(ベース:全体/n=1,000)>
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【2】自国・日本の好きなところは? ベスト3は、 1位「治安が良い」、 2位「四季がある」、 3位「食」

日本のどんなところが好きかを聞いたところ、 1位「治安が良い」77%、 2位「四季がある」77%、 3位「食(飲み物含む)」75%を上げる人が飛びぬけて多い結果となった。

<図:日本の好きなところ 上位5位(ベース:全体/n=1,000(複数回答))>
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年代別にみると、順位に変化があり、 20代・30代の1位は「食(飲み物を含む)」、 40代・50代の1位は「治安が良い」だった。また、「アニメ・漫画文化」「和装(着物・浴衣など)」は年代が若いほど好きだと答える比率が高い傾向にあり、「自然が豊か」「日本人の気質・人柄」「神社仏閣」「伝統のスポーツ(相撲・柔道など)」は、年代が高いほど好きだと答える比率が高い傾向にあった。

<図:年代×項目別 日本の好きなところ(ベース:全体/n=1,000(複数回答))>
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【3】日本人が自己評価、日本人の一番の特徴は「時間に正確」。好ましいと思う特徴のトップは「親切」、最下位は「自己主張が下手」

日本人の性格・国民気質としてあてはまる特徴を聞いたところ、「あてはまる」と回答した方が多かった順に、 1位「時間に正確」84%、 2位「勤勉」84%、 3位「仕事が丁寧」80%だった。

<図:日本人の考える日本人の特徴 上位5位(ベース:全体/n=1,000)>
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また、日本人の性格・国民気質として「あてはまる」と感じるものについて、好ましいと感じるか好ましくないと感じるかを聞いたところ、「好ましい」と感じられる割合が高い順に、「親切」「仕事が丁寧」「約束を守る」だった。一方で、「自己主張が下手」「集団行動を好む」については、半分以上が「好ましくない」と感じていることが分かった。

<図:日本人特徴で、好ましいもの上位5位(ベース:各項目で日本人の特徴として当てはまると回答した人)>
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<図:日本人特徴で、好ましくないもの上位5位(ベース:各項目で日本人の特徴として当てはまると回答した人)>
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【4】外国人にオススメしたい観光地ランキング:1位「京都」、 2位「富士山」、 3位「鎌倉」、 4位「広島」、 5位「金沢」

外国人旅行者にオススメしたい日本の観光地を尋ねたところ、最も多かったのは「京都」70%でした。次いで、 2位「富士山」70%、 3位「鎌倉」48%、 4位「広島」44%、 5位「金沢」43%だった。

2016年に実施したトレンドアイズの別調査(※1)では、実際に訪日外国人旅行者が訪れた観光地として多かった順に1位「富士山」、 2位「東京タワー」、 3位「大阪」、 4位「京都」、 5位「東京ディズニーランド」という結果が出ている。「鎌倉」「広島」「金沢」などは、外国人にはまだあまり魅力を知られていないのかもしれない。

<図:外国人旅行者にオススメの観光地 上位10位(ベース:全体/n=1,000)>
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<【参考】図:外国人旅行者が訪日旅行で訪れた都市・観光地 上位10位(ベース:全体/n=1,200) >
※訪日外国人の日本での「体験」に関する調査(2016年 マクロミル調べ)より
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【5】2020年東京五輪までに改善したほうがいいと思うこと:1位:「日本人に英語が通じないケースが多い事」71%、 2位:「標識や案内に英語の表記がない事」60%、 3位:「公共交通手段の利用方法(乗り方)、料金が分かりづらい事」44%

外国人観光客の増加が見込まれる、 2020年(東京五輪開催)に向け、日本で改善したり対策したりした方がいいと思うことについて聞いたところ、 1位「日本人に英語が通じないケースが多い事」71%、 2位「標識や案内に英語の表記がない事」60%、 3位「公共交通手段の利用方法(乗り方)、料金が分かりづらい事」44%だった。

回答母数が少ないため参考値として取り上げるが、 2016年に実施した別調査で、訪日外国人が訪日中に体験したことで不満があったと回答した方に対し、不便・不満に感じた内容を尋ねた(※2)ところ、最も多かった回答は「英語が通じないケースが多いこと」で47%だったが、 2位「(観光地などで)相手が(旅行者の)母国語を話せない事」42%、 3位「標識や案内に(旅行者の)母国語の表記がない事」40%で、「標識や案内に英語の表記がない事」と回答した方は13%に留まった。

日本では、既に必要な個所の標識や案内には英語の表記がなされている一方で、実際に英語を話すシーンでの対応や、英語以外の言語への対応が遅れているのかもしれない。

<図:2020年に向けて改善・対策したほうがいいと思うこと(ベース:全体/n=1,000)>
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<【参考】図:訪日旅行中に体験したことで、不便/不満におもったこと(ベース:訪日旅行中に体験したことで不満を感じたことのある人/n=38 )>
※訪日外国人の日本での「体験」に関する調査(2016年 マクロミル調べ)より
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「調査レポートまとめサイト/HoNote(ホノテ)

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デービッド・アトキンソン 新・観光立国論
デービッド アトキンソン
東洋経済新報社
2015-06-05


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木下 斉
東洋経済新報社
2016-10-07