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インテル コーポレーションは2018年4月3日、中国・北京で開催されたイベントにおいて、インテルとして初となるノートPC向けインテル Core i9プロセッサーを発表した。モバイル向けの高性能プロセッサー製品の新ラインナップの発表のひとつとして登場した、インテル史上過去最高性能のノートPC向け第8世代インテル Core i9プロセッサーにより、最高のゲーム体験やコンテンツ制作体験を提供するとしている。

モバイル向けに提供される最新のインテル Core i9プロセッサーに加え、インテル Optaneメモリーを組み合わせた新たなインテル Coreプラットフォームの拡張も発表した。これにより、高性能なデスクトップ向けCPUとチップセットの製品ファミリーの集大成となる第8世代インテル Coreプロセッサーが提供するメリットにインテル Optaneメモリーを組み合わせて、最新のさまざまなコンピューティング機能を提供する。また、インテルは第8世代インテル Core vProプラットフォームの新たな詳細も公開した。

最新のノートPC向け第8世代インテル Core i9/i7/i5プロセッサーはCoffee Lakeプラットフォームをベースとしており、14ナノメートル(nm)プロセス技術を活用して、同一のディスクリート・グラフィックを搭載した前世代製品と比較して、ゲームプレイ時のフレームレート(fps)を最大41%向上し1、また4K映像の編集では最大59%の高速化を実現する。

最上位プロセッサーとなる第8世代インテル Core i9-8950HKプロセッサーは、これまで以上のパフォーマンスを発揮できるよう最適化されている。また、インテル Core i9-8950HKはモバイル向けとしては初の6コア/12スレッドのプロセッサーとなる。またこのプロセッサーはアンロックに完全対応しており、新たに搭載されるインテル Thermal Velocity Boost(TVB)を活用してりプロセッサーが十分な低温状態の場合で、クロック周波数は少なくとも最大200メガヘルツ(MHz)にまで向上すると同時に、ターボパワー用の容量も確保されている。これにより、ターボ周波数は最大4.8 GHzにまで向上する。

PCゲーム業界が急速に成長していることを受け、ゲームプレイ時の性能を低下させることなくストリーミングや記録を行えると同時に、携帯性を備えているなど、没入感や応答性に優れたデスクトップのような性能を備えた、これまでにないほど高速なノートPCに対する需要も高まっているとインテルでは考えている。

その一方で、パフォーマンスはゲーム以上のものが求められている。急速な技術革新により、業界ではあらゆる種類のコンテンツやコンテンツ制作方法への対応が進められている。これにより、クリエイティビティーの持つ意味が根本的に見直されてきており、さらに、コンテンツがこれまで以上にリッチかつ没入感に溢れたものになる中、コンテンツの利用と制作にもこれまで以上の性能が必要になってきている。

この第8世代インテル Coreプロセッサー・ファミリーは、クリエーター向けの高性能なモバイル・プラットフォームとなる。さらに、過去最高の性能を発揮する最新のモバイル向け第8世代インテル Coreプロセッサーのシングル/マルチ・スレッドがもたらす性能により、ユーザーはモバイル環境でこれまで以上にスムーズかつ高品質な仮想現実(VR)や最新のWindows Mixed Reality Ultraを体験できるようになるだろう。

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