ITライフハック

#アシスタント

【写真・動画の作例あり】AIが目の前のメニューを説明してくれる!Rokidのスマートグラス2機種レビュー

00_トップ画像案_実写B

AIを搭載したスマートグラスが、各社から続々と登場している。そのなかでカメラを搭載し、AIの使用感のレベルが高い点で筆者が注目しているのは、以下のRokid(ロキッド)の2機種である。

fig01_RV101
Rokid スマートAIグラス(RV101)


Makuakeや自社ネットショップで先行販売を行い、2026年7月に一般販売が始まった「Rokid スマートAIグラス」(型番RV101)(以下「RV101」と記す)は、メガネの中にディスプレイを持つ上位機種である。

fig02_Style
Rokid Ai Glasses Style(RV203)


9月15日に発売された「Rokid Ai Glasses Style」(型番RV203)(以下「Style」と記す)は、RV101からディスプレイを省いたモデルで、レンズを除いた本体重量を38.5gまで軽くした。

どちらもChatGPTとGeminiを使ったAIアシスタントを備えている。

筆者はRV101を7月から使っており、9月からStyleも使っている。この2機種を使い比べてみたのでレビューしよう。

■2機種の主な仕様
まずは2機種の主な仕様の比較である。メーカーはRV101を「フル機能モデル」、Styleを「ディスプレイレス設計」のモデルと紹介している。

fig03_表_仕様比較
Rokid 2機種 仕様比較(RV101・Style RV203)


2機種の違いで一番大きいのはディスプレイ機能の有無である。カメラ、スピーカー、マイク、プロセッサー、バッテリー容量はほとんど共通だ。ディスプレイを省いたことで、Styleは価格が4万円以上安くなり、軽くなった。後で詳しく触れるが、度付きレンズの作り方が変わったのもディスプレイの有無によるものだ。

どちらもスマホの専用アプリ「Hi Rokid」とBluetoothやWi-Fiで接続して使う。撮影した写真や動画はファイルサイズが大きいので転送にWi-Fiを使う仕組みである。

■外観とかけ心地

fig04_RV101_正面
RV101の正面。


fig05_Style_正面
Styleの正面。見た目はほぼ普通のサングラスである。


RV101は、全体にやや太めのデザインだ。特にテンプルが太く、「一見ふつうのメガネ」と呼べるぎりぎりのところだろう。正面にはカメラを搭載している。

レンズを外から見ると、普通のメガネと少し違う。レンズの正面が平らで、光を鏡のように反射するのだ。レンズの一部が四角く反射して見えることもある。これはディスプレイの仕組みから来ているもので、次の章で説明しよう。

重さは本体公称値約49g(インナーフレームの度付きレンズ込みで実測60g)で、普段のメガネと比べればかなり重いが、一日かけていられる重さではある。装着感は悪くない。ノーズパッドが大小2種類用意されており、筆者には小さい方が快適だった。

Styleは、見た目がより普通のメガネに近い。サングラスのスタイルで販売されており、テンプルはやや太いものの、筆者がかけて街を歩いていても、AIグラスだと気づく人はほとんどいなさそうだ。Styleにもカメラを搭載している。

fig06_Style_横Styleを横から見たところ。フレームには軽くしなやかなTR90素材を使い、ヒンジはチタン合金製だ。


重さは実測46gだった。RV101より軽いことに加え、レンズが一回り大きく視界が広いこと、ノーズパッドのでき具合が良いことから、装着感はとても良い。

fig07_重量
Styleの重さを測ってみたところ。


■RV101の最大の魅力、メガネの中のディスプレイ
RV101の最大の特徴は、メガネの中に表示されるディスプレイだ。緑色の単色表示だが、輝度が最大1,500ニトと高く、周りが明るい場所でも文字をしっかり読める。表示されるのは両眼のほぼ中央で、目の前の景色に重なるように文字が浮かんで見える。真夏の炎天下ではさすがに見えにくい場面もあり、背景の暗いところを探して文字を読んだりする場合もある。

fig08_RV101_表示イメージ
RV101のディスプレイの表示イメージ。時計、日付、天気、電池残量が、緑色の単色で景色に重なって見える。


外から見ている人には表示内容はほとんど見えない。向かい合って話している相手に、画面を見ていることを気づかれにくいのも良い点だ。

ディスプレイには、AIの回答、翻訳の字幕、道案内、スピーチ原稿を映すテレプロンプターなどが表示される。スマホを取り出さずに、前を向いたまま情報を確かめられるのがRV101の良さだ。

筆者の場合、後述のようにAI機能をよく呼び出して便利に使っている。そのほか、「ウィジェット」と呼ばれる機能で、Rokidのディスプレイに時計や天気、その日の予定表などを常に表示している。ただし今回の旅行では、伊豆の修善寺にいるのに、天気の地域が終始「保土ケ谷区」と表示されていた。原因はメーカーに問い合わせている。

メガネを外すと自動的に省電力モードに入り、かけるとすぐに復帰する。かけ外しのたびに電源を操作する必要がないのも使いやすい。

〇ディスプレイの仕組みがレンズの作りを決めている
RV101のディスプレイは、どのような仕組みで表示されているのだろうか。

映像を作っているのは、左右のレンズをつなぐブリッジ(鼻当ての上あたり)に内蔵された小さな「光学エンジン」だ。光源にはMicro LEDを使っている。Micro LEDは非常に小さなLEDを画素の数だけ並べたもので、1つ1つのLEDが自分で光る。液晶のように裏から照らす光が要らないため、小さく明るい表示を少ない電力で作れる。

fig09_RV101_ブリッジ
RV101のブリッジ部分。ここに光学エンジンが内蔵されている。


光学エンジンが作った映像は、左右に分けられて「回折光導波路」と呼ばれるレンズの中に送り込まれる。導波路は薄く平らなガラス板で、中で光を反射させながら運び、レンズの中央から目に向けて映像を届ける。光学エンジンは1つだけで、それで両眼に同じ映像を表示しているのだ。ブリッジに光学エンジンをまとめたことで、テンプルの中をほかの部品に使えるようになっている。

この仕組み上、RV101のレンズは前面が平らになっている。普通のメガネのレンズは度数に合わせてカーブを付けるが、導波路のレンズではそれができない。先に触れた、レンズが鏡のように光を反射して見えるのもこのためだ。

では、視力の矯正が必要な人はどうするのか。RV101では、磁石で内側に取り付ける専用のインナーフレーム(クリップオン式フレーム)に度付きレンズを入れ、本体のレンズに重ねて使う。平らなレンズに合わせた特注になるため、どこのメガネ店でも作れるわけではない。公式サイトでは、提携店としてJUN GINZA、れんず屋、アイジャパンが紹介されている。左右それぞれレンズが1枚増えるので、そのぶん重さも増える。

fig10_RV101_インナーフレーム
RV101の度付きレンズ用インナーフレーム。


一方、ディスプレイを持たないStyleには、この制約がない。普通のメガネと同じように、フレームに直接度付きレンズを入れられる。遠近両用や調光、偏光、ブルーライトカットなどのレンズも選べる。一般のメガネ店でレンズを入れられるのは、RV101との大きな違いだ。

〇RV101の度付きレンズを作ってみた
筆者のRV101用に度付きレンズを作ったときのことを紹介しよう。

筆者は軽度の近視で、普段、特に外出時には遠近両用のメガネをかけている。手元の書類やスマホの画面を見る際には裸眼でも良いのだが、2m以上離れたものは少しぼやけてしまうので、このための遠近両用レンズである。

Rokidのホームページで紹介されていた東京・神保町のれんず屋というメガネ店の店頭で、事前に眼科で入手した処方箋を持参して注文した。店頭でも念のため視力検査をしたり、いつも使っているメガネを調べたり、とても親切丁寧に対応していただいた。

お店はRokidの提携店だが、まだそれほどたくさんの注文は来ていないようで、ひとつずつ確認しながら対応している様子だった。特に筆者の希望する遠近両用レンズをRokid用に作るのは初めてだったようだが、約束の10日後、できあがってきたものは希望通りで、満足のいくものだった。

メーカーによると、Rokidのディスプレイは前方2mほどの距離にあるように設計されているそうで、筆者の場合、ちょうどこのあたりから文字などがにじんで見えにくくなるのだが、度付きレンズを入れたことで、はっきりと見えるようになった。

しかも、遠近両用レンズのおかげで、手元のスマホの画面も同時にはっきり見えるのでとても助かった。Rokidの提携店でも遠近両用レンズの対応ができない店もあるようなので、注意してほしい。

メガネレンズの専門店 れんず屋
https://www.lensya.com/index.html

■2機種共通のカメラ
2機種のカメラは同じものだ。ソニー製の1200万画素センサー「IMX681」に、F2.25、画角109度の広角レンズを組み合わせている。写真は最大4K、動画は最大3K・30fpsで撮影できる。

fig11_作例_竹林
修善寺の竹林の小径。竹の上の方から足元の小径まで、縦にも広い範囲が写る。雨の日で、画面の上に傘の端が入っている。


fig12_作例_街.jpg
修善寺の町並みを高い位置から撮った写真。橋、川、奥の山並みまでが一枚に収まる。


fig13_作例_お堂
薄暗いお堂の中の仏像。暗い場所でも、像と手前の供え物がはっきり見分けられる。


fig14_作例_橋
赤い欄干の橋から桂川を見下ろした写真。雨に濡れた欄干の水滴まで写る。


fig15_作例_夜の旅館
夜の旅館の入口。暗い夜道でも、看板や屋根の形がわかる。


fig16_作例_Style和室
Styleで撮った宿の屋内。RV101と同じカメラなので、ほぼ同じレベルの写真が撮れる。ベッドから壁の飾りまで同じように広く写る。


画質はスマホのカメラには及ばないが、日常のスナップには十分なレベルだ。何より、両手に何も持たずに、いつでも気軽に撮れるのが良い。右のテンプルにあるボタンを押すだけで、写真も動画も撮影できる。散歩しながらいつもの街を撮ったり、レストランで食事を記録したり、そのままSNSに投稿したりと、スマホを構えるより気軽に使える。

動画には手ぶれ補正も付いているが、補正の強さは控えめだ。歩きながら撮ると、ある程度の揺れは残る。

【動画】
スマートグラス「Rokid」作例1 歩きながら撮った動画(1)
石畳の道を進むあいだの揺れが、どの程度補正されるかがわかる。

YouTube:https://youtu.be/YmVXttzO9P0

スマートグラス「Rokid」作例2 歩きながら撮った動画(2)
川沿いの道を歩いている。

YouTube:https://youtu.be/Bzfkuzy32Og

撮るときにファインダーのような撮影範囲の表示はなく、基本は「だいたい見ている範囲が写る」という撮り方になる。RV101にもディスプレイはあるが、はっきりした撮影範囲が表示されるわけではない。ただし、Rokid用アプリの「カメラ」を使うと、撮影範囲をわかりやすく表示できる。

画角はかなり広い。そのため使っていると、もう少し寄って撮りたい、ズームが欲しいと感じる場面が出てくる。筆者はそれならと、ズームできるカメラアプリを自分で作ってしまった。これについては後で紹介しよう。

■AIアシスタントを使ってみた
2機種とも、「Hi Rokid」と呼びかけるか、2本指でテンプルをタップすると、AIアシスタントが起動する。AIはChatGPTとGeminiから好みで選べ、声も男性と女性から選べる。筆者はやさしい癒やし系の女性の声が気に入っていて、もっぱらこちらを使っている。

fig19_HiRokid_設定
Hi RokidアプリでAIアシスタントを選ぶ画面。ChatGPTとGeminiを選べる。


RV101ではAIの答えがディスプレイに表示され、同時に音声でも読み上げられる。Styleは声で答えを返してくれるので、耳で聞いて確かめる。どちらも、やりとりの記録がHi Rokidアプリに残るので、後からスマホで見返すこともできる。

RV101はテンプルをタップしたりスライドしたりして、ディスプレイのメニューを操作できるが、Styleにはディスプレイがないので、AIとのやりとりなど音声での操作が中心になる。

〇見ているものについて教えてもらう
カメラを搭載しているので、AIに目の前のものを一緒に見てもらえる。見ているものについて「これは何?」と聞くと、カメラが撮影した画像をAIが解析して答えてくれる。観光地や商品、植物など、気になったものをその場で調べられるので、筆者は便利に使っている。

海外の旅行先でレストランに入ると、メニューを見てもどんな料理なのか見当がつかないことがよくある。そこで、英語で書かれたイタリアンレストランのメニューを用意して、RV101で試してみた。メニューを見ながらAIに料理のことを聞き、何度かやりとりしてみたのだ。

AIは料理名を訳すだけでなく、どんな料理なのかまで教えてくれた。「Chicken Parmigiana」はチーズとトマトソースをのせたイタリア風のチキンカツ、その次の「Branzino al Forno」は白身魚の料理、といった具合だ。答えはディスプレイに表示され、同時に読み上げてもくれる。店員に聞くような感覚で気軽に質問を重ねられるので、注文するときに迷わずに済む。

fig20_メニュー
テスト用に用意した英語のメニュー。


fig21_メニュー_記録
メニューについてAIとやりとりしたときのHi Rokidアプリの記録。


筆者がスマートグラスにカメラは欠かせないと考えるのは、たとえばこのような機能があるからだ。カメラがなければ、AIの画像認識の力が生かせず、使ったときの便利さや楽しさが半分になってしまう。

〇会話や動画を翻訳してもらう
会話の翻訳に対応している。RV101は相手の話す言葉を認識して、翻訳結果を字幕としてディスプレイに表示する。Styleでは訳した内容を音声で聞く。

スマホアプリと連携した翻訳機能も便利だ。スマホでたとえば海外のYouTubeなどの動画を見る際に、その音声をRokidで翻訳字幕として表示する機能がある。筆者は特に日本語字幕のない海外の動画を見るときに重宝している。

〇会議の内容をメモしてもらう
会話を記録して、要点を整理してくれる会議メモの機能もある。Styleでは「AI議事録」、RV101では文字起こしの機能として用意されている。会議のあいだはメガネをかけているだけで録音され、あとで文字起こしと整理をAIが行うので、ノートを取る手間がなくなる。

〇道案内や音楽、通話
道案内の機能もある。RV101では簡単な地図や案内がディスプレイに表示され、Styleでは音声で案内してくれる。

実際に使ってみるとRokidだけでも道案内が使えるのは便利だが、個人的にはスマホと連携させて地図を見ながら使う方が使いやすい。両機種とも、スマホアプリのHi RokidからGoogleマップを連携させて使うことができるので、筆者はもっぱらこの使い方をしている。

スマホで再生したYouTubeやApple Musicなどの音声を、テンプルのスピーカーで聴くこともできる。スピーカーは耳をふさがない指向性のタイプで、周囲の音を聞きながら聴ける。電話のハンズフリー通話にも使える。両機種とも、うなずいて電話に出る、首を振って通話を終えるといった「ヘッドジェスチャー」に対応している。

〇AIの力を借りて、アプリを自作して楽しむ
RV101の内部ではAndroid OSが稼働しており、Rokid用の仕様で作られたアプリを動作させることができる。製品ではあらかじめカメラやテレプロンプターなどのRokid用アプリが用意されていて、そのほかにも自分で作ったアプリをインストールして動かすこともできる。筆者はAIに手伝ってもらいながら、RV101用のアプリをいくつか作って楽しんでいる。

先に触れたズームできるカメラアプリ「Rokid ZOOM IN CAMERA」もそのひとつだ。撮影する範囲をディスプレイで確かめながら、ズームして動画と静止画の撮影ができる。ズーム倍率は1倍、1.5倍、2倍、3倍、4倍と選べる。

fig22_ZOOMINCAMERA
筆者が作ったカメラアプリ「Rokid ZOOM IN CAMERA」の画面。


fig22_ZOOMINCAMERA
「Rokid ZOOM IN CAMERA」で、1倍で撮った写真。庭の砂利の道と、右手の軒先までが写る。


fig22_ZOOMINCAMERA
同じ場所を4倍にして撮った写真。奥の建物と手前の庭石が大きく写る。


ほかにも、撮った写真をWi-Fi経由でMacに送る「Photo to Mac」、RV101の画面をMacやWindows PCに映してマウスとキーボードで操作する「Rokid Control」などを作った。

ソフトウエアエンジニアではない筆者でも、AIと相談しながら、コードを書いてもらい、自分の使い方に合わせたオリジナルのアプリが作れるのだ。スマートグラスの楽しみ方がまたひとつ広がった。

■バッテリーと充電
バッテリー容量は2機種とも210mAhで、約20分で80%まで充電できる。容量は同じだが、当然ながら、ディスプレイを持たないStyleのほうが何倍も長く使える。

fig25_充電
Styleの充電中の様子。RV101も同じ専用ケーブルで充電する。


充電は、両機種とも、磁石で取り付ける付属の専用変換ケーブルに手持ちのUSB Type-Cケーブルをつなぎ、ACアダプターで行う。ACアダプターをスマホと共有できるのは便利である。

別売のアクセサリーも充実している。RV101用のメガネケース型の充電ケース(3,150mAh)は、ケースにしまうだけで充電できる。RV101なら約10回充電できる。テンプルの先端に取り付ける小型のカプセルバッテリーを使えば、メガネをかけたまま充電できるので、外出先でバッテリーが心細くなったときに頼りになる。

fig26_充電ケース_閉
別売のメガネケース型充電ケース(銀色)のふたを閉じたところ。左の黒い角形のケースは、カプセルバッテリーの充電ケースである。


fig27_充電ケース_開
右:充電ケースを開き、RV101を入れたところ。左:カプセルバッテリーの充電ケースを開けると、2個の小型のバッテリー「カプセルバッテリー」が収納できる。


■カメラ付きのメガネを使うときに気をつけたいこと
カメラ付きのスマートグラスには、賛否両論があることは承知している。筆者としては、便利な機能はどんどん使いたいと考えている。一方で、使う場所と周囲への気づかいはとても大切だ。

両機種とも撮影中はインジケーターが光る設計になっているが、それ以前に使う側がマナーを守ることが大切だろう。撮影が禁止されている場所ではもちろん使わない。盗撮と誤解されそうな場面での撮影は控えたい。TPOを考えて使うことがとても重要である。

■自分の使い方に合う1台を選びたい
RV101は、ディスプレイとカメラの両方を搭載した「フル装備」のスマートグラスだ。AIの答えや翻訳の字幕、道案内を、自然に前を向いたまま目で確かめられる。

Styleは、ディスプレイを省いたことで、軽さと価格の安さを手に入れた。見た目がより普通のメガネに近く、一般のメガネ店で度付きレンズを入れられるのも魅力だ。カメラとAIアシスタントはRV101と同じなので、AIとの会話や撮影が中心なら十分に楽しめる。

AIグラスはメーカーによって考え方がさまざまで、他社にはカメラを省いてディスプレイを残した製品もある。Rokidは2機種ともカメラを残した。AIに目の前のものを見てもらえるからこそ、メガネにAIが入る意味があると筆者は考えている。

翻訳や字幕を目で確かめたい人、海外旅行や出張が多い人にはRV101を、メガネとして一日中かけていたい人、軽さや価格を重視する人にはStyleを、それぞれ自信を持ってお薦めできる。

テクニカルライター 鈴木 啓一


【AI活用術】
第1回 「AIが勝手にやってくれる」時代に〜2025年AIの進化を振り返る〜
https://itlifehack.jp/archives/10964715.html

第2回 自分専用の有能な秘書!「NotebookLM」を究めよう
https://itlifehack.jp/archives/10971125.html

第3回 AIが“自分の仕事を代わって実行する”──「Agent Skills」の効用
https://itlifehack.jp/archives/10985661.html

第4回 Google I/O 2026 Geminiの反撃【前編】
https://itlifehack.jp/archives/11004341.html

第5回 Google I/O 2026 Geminiの反撃【後編】
https://itlifehack.jp/archives/11004344.html

第6回 AIエージェントCoworkと作った筆者の執筆環境
https://itlifehack.jp/archives/11015087.html

第7回 報告書もスライドもブラウザ操作もお任せ!ChatGPTがAIエージェントに大変身
https://itlifehack.jp/archives/11025064.html

第8回 オフィスアプリの中に、いつの間にかAIエージェントが住みついていた
https://itlifehack.jp/archives/11038477.html

■AI活用術 - ITライフハック

■ITライフハック
■ITライフハック X(旧Twitter)
■ITライフハック Facebook
■ITライフハック YouTube

■モバイルに関連した記事を読む
・もう充電ケーブルを忘れない!バッグやスマホに常備できるPD240W対応Type-Cケーブル
・ストレート&L字で配線自在!Type-C延長ケーブル
・車内の見やすい位置に自在に調整!真空吸盤式のMagSafe対応車載スマホホルダー
・FOOT-SKILLSが開発!次世代スマート楽器「Guit(ギット)」の挑戦【IVS2026】
・卓上から旅行まで!好みの高さで選べる2WAYミニ三脚3種類






Google I/O 2026 Geminiの反撃【後編】/ わずか9.4mmのスリムなデジカメ「Leaf Camera」【まとめ記事】

Google-io2026
Google I/O 2026の基調講演の様子。Sundar Pichai氏が登壇している場面。

シリーズ「AI活用術」第5回は、Google I/Oでの発表を中心にお届けしている、Geminiの最新動向記事の後編である。前編では、Gemini本体のモデル更新、Personal IntelligenceとWorkspace Intelligence、一般事務をこなすエージェントの本命Gemini Spark、AndroidスマホでのAIエージェント化を取り上げた。後編では、スマートグラス、Google検索の大幅な刷新、クリエイティブ系の新ツールに関する発表を解説していく。

株式会社UIは、9.4mmの薄さと88gの軽量で持ち運びが楽なスリムなデジカメ「Leaf Camera(リーフカメラ)」を2026年6月1日より販売を開始した。指で簡単につまんで持てるスリムさ。1cm未満の薄型ボディーで約88gと軽量。ポケットに入れてもかさばらず持ち運びできる。カバンのポケットにもスポッり入れられる。

■店舗や受付のタブレット運用を安全かつスマートに!鍵付きのiPad・Galaxy用フロアスタンド
サンワサプライ株式会社は、デジタルサイネージや受付端末に最適なiPad、Galaxy用フロアスタンド「CR-LASTIP37」を発売した。本製品は、不特定多数の人が行き交う商業施設やオフィス、展示会場などでiPadやGalaxyタブレットを安全に常設できる自立型のフロアスタンド。鍵付きセキュリティボックスが本体を盗難やいたずらから守るだけでなく、電源ケーブルをスタンド内にすっきりと隠せる配線設計を採用。美観を損なわずスタイリッシュな設置が可能だ。店舗のインフォメーション、イベントの案内、無人受付システムなど、タブレットを使ってスマートに行えるようになる便利なアイテムだ。


■Google I/O 2026 Geminiの反撃【後編】【AI活用術】
シリーズ「AI活用術」第5回は、Google I/Oでの発表を中心にお届けしている、Geminiの最新動向記事の後編である。前編では、Gemini本体のモデル更新、Personal IntelligenceとWorkspace Intelligence、一般事務をこなすエージェントの本命Gemini Spark、AndroidスマホでのAIエージェント化を取り上げた。後編では、スマートグラス、Google検索の大幅な刷新、クリエイティブ系の新ツールに関する発表を解説していく。


■日常を気軽に撮る楽しさ!わずか9.4mmのスリムなデジカメ「Leaf Camera」
株式会社UIは、9.4mmの薄さと88gの軽量で持ち運びが楽なスリムなデジカメ「Leaf Camera(リーフカメラ)」を2026年6月1日より販売を開始した。指で簡単につまんで持てるスリムさ。1cm未満の薄型ボディーで約88gと軽量。ポケットに入れてもかさばらず持ち運びできる。カバンのポケットにもスポッり入れられる。


■足元からデスク時間を快適に!高さ・角度を調整できる3WAYフットレスト
サンワサプライ株式会社が運営している直販サイト『サンワダイレクト』では、高さや角度を細かく調整できる、厚みのあるクッションを備えた3WAYフットレスト「100-FR038BK」を発売した。長時間のデスクワークで、足の置き場に困ったことはないだろうか。本製品は、足元の高さや角度を自分好みに整えられる3WAYフットレスト。足を自然な位置に置くことで姿勢をキープしやすくなり、作業中の疲れやだるさを軽減。集中したい仕事時間も、ゆったり過ごしたい休憩時間も、足元から快適にサポートする。


■デスクトップPCをラクに移動!幅・奥行きを自由に調整できる、キャスター付きCPUスタンド
サンワサプライ株式会社は、設置するパソコンの大きさに合わせて幅と奥行きを自由に調整でき、スムーズな移動を可能にするキャスター付きCPUスタンド「CP-055」を6月下旬に発売予定。本製品は、ミドルタワーサイズをはじめとする様々なパソコンに対応し、しっかりと支えながらスムーズな移動を実現する。掃除や配線変更の際もパソコンを持ち上げる必要がなく、メンテナンスの負担を軽減する。丈夫なスチール製で安定性が高く、デスク周りを効率よく整理したい方におすすめだ。


■ITライフハック
■ITライフハック X(旧Twitter)
■ITライフハック Facebook
■ITライフハック YouTube

■ITビジネスに関連した記事を読む
・説明はAIにまかせる時代へ!「聞きパ」で変わるビジネスの新常識とTALKsmithの挑戦
・建設・工事業の工事管理システム導入が1年で300%増、中小企業が現場DX投資を加速
・需要×申込スピードで「激戦区」を可視化!イタンジ、東京・大阪「激戦区ランキング2026」を公開
・パーパス経営とAI活用で企業変革を推進!ファインズ土屋政紀氏が語る「ブランドを創る経営改革」
・ホンダ新型EV「Super-ONE」披露!若槻千夏、20年のキャリアで辿り着いた“地蔵スタイル”のワイプ進化を熱弁

最速でわかる生成AI実践ガイド
山田 博啓
技術評論社
2026-03-12





Google I/O 2026 Geminiの反撃【前編】/ロゲットカード【第7弾】護衛艦「いずも」配布イベント【まとめ記事】

Google-io2026
Google I/O 2026の基調講演の様子。Sundar Pichai氏が登壇している場面。

シリーズ「AI活用術」の第4回、第5回は、Google Geminiの最新動向として、米国で開催されたイベント「Google I/O」での発表を中心に取り上げたい。前編・後編の2回に分けてお届けする。発表内容が幅広く盛りだくさんで、2026年5月の執筆時点で今年最大級のAI関連イベントになりそうである。

2026年5月30日(土)~31日(日)に開催された「よこすかYYのりものフェスタ2026」において、ロゲットカード【第7弾】神奈川県横須賀市の「護衛艦『いずも』」を配布するイベントが実施された。休日とあって、多くの来場者でにぎわった。「よこすかYYのりものフェスタ」は、神奈川県横須賀市で毎年開催される“乗り物好きのための大型イベント”だ。鉄道やバス、自衛隊艦艇、消防車、救急車など、多彩なのりものが一堂に集まり、見学や乗車、各種体験を楽しめるのが特徴である。

■2日間限定の超激レアカード!ロゲットカード【第7弾】護衛艦「いずも」配布イベント
2026年5月30日(土)~31日(日)に開催された「よこすかYYのりものフェスタ2026」において、ロゲットカード【第7弾】神奈川県横須賀市の「護衛艦『いずも』」を配布するイベントが実施された。休日とあって、多くの来場者でにぎわった。「よこすかYYのりものフェスタ」は、神奈川県横須賀市で毎年開催される“乗り物好きのための大型イベント”だ。鉄道やバス、自衛隊艦艇、消防車、救急車など、多彩なのりものが一堂に集まり、見学や乗車、各種体験を楽しめるのが特徴である。


■3WAYでスマートに持ち運べる!通勤から普段使いまで使えるトートリュック
サンワサプライ株式会社は、リュック・手持ち・肩掛けの3通りで使える、22リットル容量の3WAYトートリュック「BAG-BT4BK」を6月中旬に発売する。16型ワイドノートパソコンや衣類も収納できる容量を備えながら、混雑した場所でも扱いやすいスリム設計を採用。背面にすっきり収納できるリュックベルトや長さ調整可能なハンドル、便利な前後ポケットなど、通勤・外出・出張から休日まで幅広いシーンで快適に使えるトートリュックだ。


■Google I/O 2026 Geminiの反撃【前編】【AI活用術】
シリーズ「AI活用術」の第4回、第5回は、Google Geminiの最新動向として、米国で開催されたイベント「Google I/O」での発表を中心に取り上げたい。前編・後編の2回に分けてお届けする。発表内容が幅広く盛りだくさんで、2026年5月の執筆時点で今年最大級のAI関連イベントになりそうである。


■タミナ全振り、箸が止まらない一杯!かつや「モツ野菜炒めとチキンカツフェア」
アークランドサービスホールディングス株式会社の⼦会社、とんかつ専⾨店「かつや」を展開している株式会社かつやは、国内「かつや」にて「モツ野菜炒めとチキンカツの合い盛り丼」「モツ野菜炒めとチキンカツの合い盛り定食」を2026年6月1日(月)より期間限定で販売する。


■HHKB30周年SNSキャンペーン第一弾!「HHKBあるある」大募集
Happy Hacking Keyboard(以下、HHKB)は、今年で生誕30周年を迎える。HHKBが多くのユーザーの手元で育まれてきた30年は、一人ひとりの使い手の物語の積み重ねでもある。この節目を記念し、皆さまそれぞれの「My HHKB Story」を共有いただくSNSキャンペーンを、X(旧Twitter)にて開催する。


■ITライフハック
■ITライフハック X(旧Twitter)
■ITライフハック Facebook
■ITライフハック YouTube

■ITビジネスに関連した記事を読む
・説明はAIにまかせる時代へ!「聞きパ」で変わるビジネスの新常識とTALKsmithの挑戦
・建設・工事業の工事管理システム導入が1年で300%増、中小企業が現場DX投資を加速
・需要×申込スピードで「激戦区」を可視化!イタンジ、東京・大阪「激戦区ランキング2026」を公開
・パーパス経営とAI活用で企業変革を推進!ファインズ土屋政紀氏が語る「ブランドを創る経営改革」
・ホンダ新型EV「Super-ONE」披露!若槻千夏、20年のキャリアで辿り着いた“地蔵スタイル”のワイプ進化を熱弁

最速でわかる生成AI実践ガイド
山田 博啓
技術評論社
2026-03-12





Google I/O 2026 Geminiの反撃【後編】【AI活用術】

Google-io2026
Google I/O 2026の基調講演の様子。Sundar Pichai氏が登壇している場面。

シリーズ「AI活用術」第5回は、Google I/Oでの発表を中心にお届けしている、Geminiの最新動向記事の後編である。前編では、Gemini本体のモデル更新、Personal IntelligenceとWorkspace Intelligence、一般事務をこなすエージェントの本命Gemini Spark、AndroidスマホでのAIエージェント化を取り上げた。後編では、スマートグラス、Google検索の大幅な刷新、クリエイティブ系の新ツールに関する発表を解説していく。

〇AI活用術
第1回 「AIが勝手にやってくれる」時代に〜2025年AIの進化を振り返る〜
https://itlifehack.jp/archives/10964715.html

第2回 自分専用の有能な秘書!「NotebookLM」を究めよう
https://itlifehack.jp/archives/10971125.html

第3回 AIが“自分の仕事を代わって実行する”──「Agent Skills」の効用
https://itlifehack.jp/archives/10985661.html

第4回 Google I/O 2026 Geminiの反撃【前編】
https://itlifehack.jp/archives/11004341.html

■インテリジェントアイウェア「Android XR」がいよいよ今秋登場
「Android XR」は2024年末にGoogleがSamsung、Qualcommと共同で発表した拡張現実向けプラットフォームだ。拡張現実とは、目の前の現実世界に、地図や翻訳といったデジタル情報を重ね合わせる技術のことを指す。昨年のI/O 2025では、これを搭載したスマートグラスのプロトタイプが基調講演でステージ実演された。そして今回のI/O 2026で、ついに消費者向け製品としての具体的な提供会社と販売時期が発表された。Googleはこのメガネを「インテリジェントアイウェア」と呼んでいる。スマホをポケットから出さなくても、視界や耳元にいつでもGeminiが現れ、日常を手伝ってくれる。

〇2種類のアイウェア ── 今秋はオーディオから
インテリジェントアイウェアには2種類ある。レンズに小さなディスプレイが入った「ディスプレイグラス」と、耳元でGeminiが小声でサポートしてくれる「オーディオグラス」だ。先に米国で今年秋に発売されるのはオーディオグラスである。

〇デザインと販売はGentle MonsterとWarby Parker
その「オーディオグラス」で、今わかっていることは以下のとおりだ。

フレームのデザインと、店頭での販売を担うのは、韓国発のアイウェアブランド「Gentle Monster」と、米国の「Warby Parker」だ。両ブランドとも、ファッション性の高いアイウェアで世界中にファンを持つ。一日中違和感なく掛けていられる、おしゃれな普段使いのメガネとして仕上がる見込みだ。レンズの度数合わせなど、専門ブランドならではの調整サービスは本職のアイウェアブランドが担う。本体はSamsungがプラットフォームから一緒に開発し、処理を担うチップにはQualcomm社のSnapdragon(高性能なスマホ向けプロセッサ)が使われる。GoogleはAIの提供と全体のとりまとめに専念するかたちだ。

GentleMonster
Gentle Monster製のインテリジェントアイウェア。ファッション性の高い普段使いのメガネとして仕上がる。


Warby Parker
Warby Parker製のインテリジェントアイウェア。米国発のアイウェアブランドが手がける。


〇主な機能
オーディオグラスで提供される主な機能は次のとおりだ。

a. 搭載されたカメラを使い、目の前のもの(看板、雲、建物など)についてGeminiに尋ねる
b. 向いている方向を理解した、自然な道案内
c. 写真・動画の撮影と、Geminiへの送信
 GeminiがNano Banana(画像生成・編集AI)による即時編集を行い、スマートウォッチに送ってプレビューすることも可能
d. 話し相手の声色に近い音声でのリアルタイム翻訳
e. その他

〇iPhoneでも使える
注目したいのは、このインテリジェントアイウェアがAndroidスマホだけでなく、iPhoneともペアリングして使える点だ。iPhoneユーザーの多い日本ではうれしい情報である。

〇基調講演デモ ── 「先週、友人のGiannaと会った場所まで案内して」
Google I/Oのステージで実演されたNishtha Bhatia氏のデモは、Geminiとの単なる会話だけでなく、「いつもの」自然な会話で、メガネのGeminiが背景や文脈情報を補って多様なサポートをしてくれる場面を見せた。その下支えになっているのが、前述のPersonal Intelligence(個人の文脈AI)である。

メガネを掛けたNishtha氏は、メガネ内で起動しているGeminiに話しかけた。スマホは取りだしていない。
「先週、友人のGiannaと会った場所まで案内して」
Nishtha氏は、先週訪れた場所にもう一度行きたいようだ。

場所の固有名詞は伝えていないが、GeminiはGoogleフォトやカレンダーから先週のハイキングを思い出し、「先週訪れたRedwood Grove自然保護区へのルートを設定しました」と返答。そのうえで「途中の寄り道に、いつもの午後のコーヒー(コールドブリュー)を買うお店を入れますか?」と提案までしてきた。「いつもの」コーヒーの好みもPersonal Intelligenceが覚えている。

「お願い、ついでにそのカフェに私のいつもの注文を入れておいて」とNishtha氏が頼むと、Geminiはポケットの中のスマホで「Doordash」を立ち上げた。Doordashは米国で出前と店頭受け取りの両方に対応している大手の注文アプリだ。Geminiは画面遷移を自動でこなし、店頭受け取り注文の確認画面の手前まで運んで、Nishtha氏の承認を待つ。彼女が承認の操作をし注文が店に届けば、寄り道のカフェに着く頃にはコーヒーが用意されている、という段取りだ。

このあとデモでは、未読メッセージから夕食予定を拾ってカレンダーに登録する場面や、メガネのカメラで撮った写真をNano Banana(Geminiの画像生成・編集機能)で漫画風に編集、スマートウォッチに表示する場面も披露された。

Nishtha01
基調講演動画から。メガネ内のGeminiがスマホを操作し、カフェに注文を送信しようとしているところ。この段階ではNishtha氏はスマホを取り出しておらず、彼女のポケットの中にある想定。


Nishtha02
メガネのカメラで撮影した観客の写真をNano Bananaで編集し、スマートウォッチに表示したところ。


普段のメガネを掛ける感覚そのままで、Geminiがいつでもどこでもあなたをアシストする。米国での発売は今年秋から、日本での展開時期は未発表だが、スマホを取り出さなくてもAIが手伝ってくれる時代がもうすぐ来そうだ。

■Google検索がさらに大きく変わる
Google I/O 2026の基調講演で、Google検索担当バイスプレジデントのLiz Reid氏が登壇し、Google検索の大幅な刷新を発表した。検索エンジンとAIをひとつにまとめる、その次の一歩だという。いま私たちが知っている検索の姿は、ここからさらに変わっていく。

〇約25年ぶり、検索ボックスの刷新が始まっている
検索の入口である検索ボックスだが、Google検索の登場以来最大級の刷新がおこなわれつつある。ご存じのように「AIモード」と呼ばれる機能がその第一歩だ。検索窓にキーワードを入れるのではなく、自然な言語で質問を書き込むと、それにAI(つまりGemini)が答えてくれるというものだ。

今回発表されたのは、その検索ボックスにテキストだけでなく画像、ファイル、動画、Chromeで開いているWebページも一緒に渡して質問できるようになる、という機能拡張だ。これまでGoogle検索が「インターネットから情報を探す場」だったのに対し、これからは「自分の手元の情報をもとにAIに作業してもらう場」にもなる。もはや「検索」より「質問」や「依頼」と呼んだほうがしっくりくる。

基調講演で示された具体例は、こんな感じだ。「近場のハイキングコース」と短く聞くのではなく、「眺めの良い、犬OKのトレイルでハイキング1日プランを作って、便利な駐車場のあるランチスポットも入れて」と依頼する。

検索ボックス自体も、長い質問を打ち込むとその分自動で広がり、質問の途中で聞き方を補う提案も入るようになるという。

〇24時間あなたの代わりに見張る「検索エージェント」
Google検索の中でも、複数のAIエージェントを作って動かせるようになる。その第一弾「情報エージェント」は、バックグラウンドで24時間休まず動き、Web上のニュース、SNS、ショッピング、金融などのリアルタイム情報を見張ってくれる。たとえば希望の条件に合う賃貸物件が出たら通知が届く、といった使い方ができる。今年夏、米国でGoogle AI ProとUltraの加入者向けに提供開始予定である。

予約代行の領域も広がる。家の修繕、美容、ペットのケアなど、店に電話で確認するしかなかった種類の予約も、Google検索が裏で店舗に直接電話までかけて段取りを取ってくれるようになる。米国でこの夏から順次提供予定だ。

〇触って試せる説明図が、質問のたびに作られる
検索結果の見せ方も大きく変わる。基調講演では「ブラックホールは時空にどう影響するのか?」という質問のデモが示された。文字の説明にあわせて回答の中にインタラクティブな図が現れ、続けて「重力波がどう生まれるかを見せて」と聞くと、Geminiがその場で新しい説明図を組み立てる。スライダーで軌道距離や質量比を動かせば、重力波の形がリアルタイムに変わっていく。「読んでわかる」だけでなく「触ってわかる」答えが、検索結果の中に直接出てくるようになる。

Blackhole01
「ブラックホールは時空にどう影響するのか?」という質問に対し、Geminiがその場で組み立てたインタラクティブな説明図。


Blackhole02
スライダーで軌道距離や質量比を動かすと、重力波の形がそれに合わせ変わっていく。


専門家はこの仕組みを「Generative UI(ジェネレイティブ・ユーアイ、生成型UI)」と呼ぶ。あらかじめデザイナーが用意した画面を表示するのではなく、AIが質問のたびに画面そのものをその場で組み立てて表示するのが特徴で、今後の大きな技術トレンドのひとつになりそうだ。前述のAndroidの「Create My Widget」もあわせ、GoogleはこのGenerative UIの最初の一歩と位置づけていた。

この機能は今年夏、Google検索を使う世界中の利用者に向けて無料で提供開始される予定だ。結婚式の準備や引っ越しのように何週間も付き合うタスクなら、一時的な画面だけでなく専用の「ミニアプリ」を作ることが可能だ。この場合、その画面に何度も戻ってきて続きから進められる(米国のGoogle AI ProとUltra加入者から、数ヶ月のうちに開始)。

前述のAndroidの自分専用ウィジェットと、このGoogle検索の答えの画面で、「画面そのものをAIが作る」流れが、Googleの2つの場所で同時に動き出した。

〇質問する検索が広がり、Webの集客モデルも変わる
Googleによれば、米国ではこの1年でGoogle検索の使い方が大きく変わってきているという。検索の6回に1回は音声か画像で行われ、AIモードでの質問の平均文字数は従来の3倍に伸びた。「子供と楽しめる近場のお出かけ先を考えて」のような、話しかけるような長い質問が当たり前になってきた。

こうした検索スタイルの変化は、Webサイトを運営する側にも大きく響いてくる。キーワードを並べた検索の時代に最適化されてきた「SEO(検索エンジン最適化)」は、ここ1〜2年で大きな転換を迫られている。GeminiがWebから答えそのものを返すようになると、利用者はリンクを次々クリックしなくなる。WebメディアやEC各社の世界では、すでに集客モデルの作り直しが始まっている。

さらにこの傾向は大きく進んでいきそうである。

■動画、画像、Webサイトまで、Geminiと作る ──「Flow」「Pics」「Stitch」
本稿の冒頭で紹介した新しい生成モデル「Gemini Omni」は、動画も画像もひとつのモデルで会話しながら編集できる、というものだった。Google I/O 2026で発表されたクリエイティブ系のツールは、このOmniやNano Bananaを土台にしたものが多い。順に紹介していく。

〇Flow と Flow Music ── 映像と音楽のAIスタジオ
「Google Flow(フロー)」は昨年のI/Oで発表された、映像クリエイター向けのAIスタジオだ。Google Labs(Googleの実験的サービスを集めた場)で公開されており、現在は世界140カ国以上で使われている。今年初めには音楽専用の姉妹版「Flow Music」も加わった。今回のI/O 2026で、両者にまとめて3つの更新が入った。

ひとつめは、前述の「Gemini Omni Flash」のFlowへの統合だ。動画における「Nano Banana」のような存在で、一枚の参考画像を渡せば16通りのカメラアングルの動画をまとめて作ってくれたり、撮影済みの映像全体を「朝の景色」から「夜のドライブ」へ一括で書き換えてくれたりする。登場人物を差し替えても、背景や演技の整合性は保たれる。

指示はひとことでも、Flowが裏で必要な編集を順番にこなしてくれるイメージだ。さらにOmniの特徴として触れた、動画の中に文字を表示できるという進化も、Flowでそのまま使える。文字の入った動画素材を作る場面が多いクリエイターにとっては、表現の幅がぐっと広がる更新と言える。

Flow01
基調講演公式動画より。FlowでOmniが、一枚の参考画像から16通りのカメラアングルの動画をまとめて生成している画面。


Flow02
自分専用のミニアプリ(カスタムツール)を作れる「Flow Tools」。あらかじめ多数用意されているミニアプリの一覧画面。


ふたつめは、その名も「Flow Agent」、創作の段階ごとに伴走するAIエージェントである。これまでFlowは一度に一つの指示しか処理できなかったが、Flow Agentは複数の作業を同時に進められる。脚本の対話案の壁打ち、複数バリエーションの一括生成、アセットの整理や自動リネームまで引き受けてくれる。映像制作の現場で「同じ素材を朝・昼・夜で書き出す」「主役の表情違いを5パターン用意する」といった面倒な雑務を、Flow Agentに任せておけるイメージだ。

そして今回の目玉が「Flow Tools」だ。Flowの中で、自分専用のミニアプリ(カスタムツール)を、コードを書かずに自然言語で作れる。古びた質感に変える映像加工や、動画の縦横サイズを変える補助ツールなど、自分の制作スタイルに合わせた小道具を組み立てられる。作ったミニアプリは他のFlow利用者と共有でき、相手はそれをアレンジして自分流に作り直すこともできる。

Flow Music側にも更新が入った。楽曲の一部だけを選んで歌詞を書き換えたり、ビートを差し替えたりできるようになり、メロディと構成を保ったまま「lo-fi study版」のようなカバーも作れる。Flow MusicからOmniでミュージックビデオを作る機能も加わった。両者にはモバイルアプリも登場し、FlowはAndroid(ベータ)から、Flow MusicはiOSから順次提供される。

筆者もFlowを触ってみたが、いまの段階では完成度というより実験室の雰囲気が強い。一方で、ミニアプリを自分で組み立てられるという発想は新鮮だ。映像・音楽のクリエイターが、自分の作業に合った道具を自前で持てるようになる意味は大きい。

〇Pics ── Workspaceに加わる新しい画像ツール
つぎはGoogle Workspaceの新製品「Google Pics(ピックス)」だ。パーティのチラシから、情報を整理したインフォグラフィックまで、さまざまな画像を作って編集できるツールである。

土台は、人気の画像生成・編集モデル「Nano Banana」だ。Picsはそこに、利用者が細かく手を入れられる機能を追加した。元の画像をPicsに読み込むと、Picsは、Geminiの画像認識の能力で、画像を要素ごとに分けて理解している。気になる箇所にカーソルを合わせてクリックすれば、その単位で削除したり、サイズを自由に変えたりが可能だ。一度Nano Bananaで生成した画像の部分修正や変更ができるのはとても便利である。画像のレイアウトが決まったあとは、文字を追加したり、別の言語に翻訳したりすることもできる。

Pics
基調講演のデモより。Google Workspaceに新しく加わった画像ツール「Pics」の編集画面。画像が要素ごとに分けて理解されているので、クリックで個別に編集できる。画面左下の部分が「足(Leg)」と認識されており、この「足」をひとかたまりとして削除したり、移動したりその他編集ができる。


出力された画像にはすべて「SynthID」というGoogleの電子透かしが入る。AI生成かどうかを後から識別できる仕組みだ。Picsの提供開始は今年夏の予定である。

Google Workspaceの中で資料や案内チラシを作る場面が多い人にとって、Picsは身近な新ツールになりそうだ。

〇Stitch ── 音声でも話しかけて作るWebサイトデザイン
「Stitch(ステッチ)」はアプリやWebサイトの画面デザインを作るツールだ。昨年のI/Oで発表され、この1年で世界中の利用者によって1億画面ものUI(ユーザーインターフェース)が生成されたという。

今回の進化は、テキストでも音声でも、新しい「Stitch Agent」と会話しながらリアルタイムで画面を組み立てていける点だ。基調講演で例として登場したのは、ピザ店を営むTylerとJennyという夫婦である。Webサイトのデザイン経験はないという2人が、ひとことのプロンプトでお店のサイトを作っていく。「ヘッダーの文字をもう少し大きく」「メニューにピザの種類をもっと並べて」と話しかければ、Stitch Agentが裏で要素を組み直し、レイアウトがその場で書き換わる。

Stitch
基調講演から。Stitchでピザ店のWebサイトをデザインしている画面。音声で話しかけるとStitch Agentが裏で要素を組み直す。


出来上がった画面は、Google AI Studio経由で共有リンクを発行できる。さらに、AI開発支援ツール「Antigravity」につないでバックエンド(裏側の処理)を足したり、自分のWebサイトを公開できる海外のサービス「Netlify(ネットリファイ)」から即座にWebに公開することもできる。これらのアップデートは、2026年5月20日から世界中で利用できる。

〇クリエイティブの現場にもAIエージェントが入った
動画と音楽がFlow、画像がPics、アプリやWebサイトがStitch。Geminiの生成モデルを土台にしたクリエイティブツールが、それぞれの分野で揃ってきた。

いずれも、利用者が大まかな指示を出せば、AIが裏で必要な作業をまとめて引き受けてくれる作りになっている。本稿でここまで見てきた他の章と同じく、クリエイティブの分野でもGeminiは「あなたの代わりに動くAIエージェント」として動き始めている。

■I/O 2026の発表に触れて、感じたこと
Google I/O 2026の発表は、Geminiとその応用製品によって大きく私たちの生活や仕事が変わりそうという話だったが、一方でAIを使う際に注意すべき点は変わらない。

ひとつは、最終決定は人間が行う、ということだ。
Sparkデモの催促メールはGmailの下書きで止まっていたし、メガネからのDoordash注文も最終承認待ちだった。もう当たり前のことではあるが、Google自身が「下書き止め」「承認待ち」の設計をしているのも確認できた。下書きを確認し仕上げて送信するのも、注文の最終決定をするのも、人間の仕事である。全部AI任せにしないやり方だ。AIに責任は取れない。
便利な機能とはいえ、AIは間違えるし、暴走してしまうことさえある。信頼するのは良いが、信頼しすぎないことが重要だろう。

もうひとつは、セキュリティやプライバシーの面だ。
AIに渡す情報と渡さない情報を、ユーザー側でしっかり意識しておくことが重要だ。Workspace Intelligenceは管理者が情報源を制御できるし、Personal Intelligenceも個人で範囲を決められる。せっかく細かい権限管理が用意されているのだから、一度は設定画面を確認しておきたい。

■AIエージェント時代、Geminiが日常のあちこちに深く入ってくる
本稿で見てきたGoogle I/O 2026の発表は、基盤モデルから始まって、個人、仕事、Android、メガネ、検索、クリエイティブと、私たちの日常を構成するほぼすべての場面に及んでいた。

そして発表されたどのサービスでも、Geminiは「物知り」を卒業して、「あなたの代わりに動くAIエージェント」へと役割を広げている。本シリーズで追いかけてきたAIエージェント化の流れは、AnthropicとOpenAIが先行する中で、Googleもいよいよ本気で乗り出してきた、と言えそうだ。

筆者がGoogleの強みだと感じるのは、これらが机上の発表ではなく、すでに何億人もが日常的に使っているGoogleのサービスの中に組み込まれていく点だ。Gmail、Google Workspace、Android、検索、Chrome──いま手元にあるものが、知らないうちにAIエージェントとして動くようになっていく。読者の中にも、「気がついたら、自分のスマホの使い方が変わっていた」という体験をする人が、今年中に何人も出てくるだろう。

もうひとつ、Geminiが急速に強くしている武器がある。Personal IntelligenceやWorkspace Intelligenceのような、「あなたをよく知っているAI」の側面だ。XRメガネのデモを思い出してほしい。Geminiは「先週、友人のGiannaと会った場所まで案内して」というひとことから、Googleフォトとカレンダーをたどって場所を割り出し、ついでに「いつものコーヒー」まで覚えていた。固有名詞や状況をいちいち説明しなくても、Geminiが理解して賢く対応してくれる。この使い心地のよさは、Gmailや写真、カレンダーといったあなたの日常データを、すでにGoogleが預かっていることから生まれている。外から接続する形のAIだと、同じ使い心地はなかなか出せない。

AIアシスタントとして、いまもChatGPTを質問の相手に使っている読者は多いだろう。それは引き続き使い続けて構わない。ただ、AIはもう質問に答えるだけの存在ではなくなりつつある。OpenAIのCodexにせよ、本稿で見てきたGeminiの新機能にせよ、AIに作業を任せる時代がいよいよ生活と仕事の中に入ってきた。本稿をきっかけに、Geminiにも少しずつ触れてみてはいかがだろうか。日常の景色が、これまでとは違って見えてくるはずだ。

AIエージェント時代の全貌
AIエージェント時代の全貌を一枚にまとめたインフォグラフィック。基調講演と関連対談動画を素材にNotebookLMを使用して生成。


Google I/Oの基調講演の後、会場で行われたいくつかの対談の様子が公式YouTubeページで公開されていた。基調講演とこれらの動画をもとに、NotebookLMを使ってインフォグラフィック化してみた。

あなたに代わってAIエージェントがさまざまな仕事をする時代が本格的に始まっている。これからのAIエージェントは24時間365日休まず働くことができる。AIの知能が人類を超える日「AGI」が近いと言われている。そして、AIエージェントはコンピュータや画面の中から飛び出し、ロボットとしても活躍する時代が来るだろう。科学の分野でもAIが活躍し、大きく私たちの未来を変えていきそうである。

テクニカルライター 鈴木 啓一


■AI活用術 - ITライフハック

■ITライフハック
■ITライフハック X(旧Twitter)
■ITライフハック Facebook
■ITライフハック YouTube

■ITビジネスに関連した記事を読む
・説明はAIにまかせる時代へ!「聞きパ」で変わるビジネスの新常識とTALKsmithの挑戦
・建設・工事業の工事管理システム導入が1年で300%増、中小企業が現場DX投資を加速
・需要×申込スピードで「激戦区」を可視化!イタンジ、東京・大阪「激戦区ランキング2026」を公開
・パーパス経営とAI活用で企業変革を推進!ファインズ土屋政紀氏が語る「ブランドを創る経営改革」
・ホンダ新型EV「Super-ONE」披露!若槻千夏、20年のキャリアで辿り着いた“地蔵スタイル”のワイプ進化を熱弁

最速でわかる生成AI実践ガイド
山田 博啓
技術評論社
2026-03-12





Google I/O 2026 Geminiの反撃【前編】【AI活用術】

Google-io2026
Google I/O 2026の基調講演の様子。Sundar Pichai氏が登壇している場面。

シリーズ「AI活用術」の第4回、第5回は、Google Geminiの最新動向として、米国で開催されたイベント「Google I/O」での発表を中心に取り上げたい。前編・後編の2回に分けてお届けする。発表内容が幅広く盛りだくさんで、2026年5月の執筆時点で今年最大級のAI関連イベントになりそうである。

〇AI活用術
第1回 「AIが勝手にやってくれる」時代に〜2025年AIの進化を振り返る〜
https://itlifehack.jp/archives/10964715.html

第2回 自分専用の有能な秘書!「NotebookLM」を究めよう
https://itlifehack.jp/archives/10971125.html

第3回 AIが“自分の仕事を代わって実行する”──「Agent Skills」の効用
https://itlifehack.jp/archives/10985661.html

■AIエージェント時代の進展とGoogle Gemini
このイベントでの発表をひと言で言うと、Geminiの本格的AIエージェント化といえそうだ。以前のGeminiはChatGPTなど他のAIと同じように、「質問に答えてくれる物知り」というような存在だったが、本シリーズで追いかけているようにAIがあなたに代わって少しずつ高度な仕事を肩代わりしてくれるようになってきたのである。Geminiもまさにその方向に進化している。少しこのトレンドをふりかえってみよう。

たとえば、前回(本シリーズ第3回)ではAIに業務手順を覚え込ませる「Agent Skills」という仕組みを取り上げた。2026年2月初旬、米AI企業AnthropicのClaude CodeやCoworkの相次ぐ発表で「SaaS系企業の株価が軒並み暴落」という騒動が起きた話にも触れた。事務職がSaaSでこなしている業務をAIが置き換えると見た多くの株主が、関連株を一斉に売ったためと思われる。それからまだ3ヶ月しか経っていない。AIエージェントの分野ではAnthropicが一歩抜け出したかに見えていた。

もちろんChatGPTのOpenAIも、Anthropicの成功に刺激を受け、機能強化したCodexアプリを市場に投入し、エンジニアのみならず、一般事務職の仕事をAIエージェントが肩代わりするトレンドに一層拍車をかけている。

では、肝心のGoogleはどうか。Geminiは、いまやGmailはもちろん、Google Workspaceの文書作成、スプレッドシート、スライド作成、Google Driveなど、ほぼ全アプリのサイドバー(画面の右端が多い)に常駐するようになった。そして、ChromeブラウザやYouTubeにもGeminiが統合された。Google MapsにもやはりGeminiが統合され、「Ask Maps」という10年ぶりの大刷新が入った。シリーズ第2回で取り上げた情報整理ツール「NotebookLM」は大人気になり、この1年で15億ものノートブックや音声解説、スライドなどの各種アウトプットが作られた。これも人気の画像生成モデル「Nano Banana」は500億枚もの画像を世に送り出している。チャットアプリとしてのGeminiの月間アクティブユーザー数(MAU)は、わずか1年で4億人から9億人へと倍以上になった。

さらにスマートフォンの分野では、ライバルであるAppleがAIにGoogleの技術を採用するという衝撃のニュースが飛び交った。Appleは年間およそ10億ドルを支払い、Googleから1.2兆パラメータの専用Geminiモデルのライセンスを受けるという。今年後半、次世代Siriの中身はGeminiになる予定だ。

そんなところに、毎年恒例のGoogleの開発者会議「Google I/O 2026」が開催された。その基調講演(日本時間5月20日未明)で発表されたGeminiを中心とするサービス群は事前の予想を上回り、SNSでは世界中でこれを歓迎する「祭り」が始まった。本稿では、その中から特に注目したい発表内容を取り上げて紹介したい。ひと言で言えば、GoogleはAIを「面」で押さえに来た。基盤モデル、個人、仕事、Android、メガネ、検索、クリエイティブ──Googleはその強みを活かし、私たちの日常のあちこちのシーンでGeminiをあなたの強力な秘書にしようとしている。

■Geminiモデルの新世代 ── Gemini 3.5 Flash と Gemini Omni
I/O 2026の基調講演でまず発表されたのは、Geminiシリーズの新モデル2つだった。汎用AIの最新版「Gemini 3.5 Flash」と、動画・画像など生成系の新世代モデル「Gemini Omni」である。前者は本稿でこれから紹介する多くの機能の土台になり、後者はクリエイティブ分野(後述)でGoogleの強みを一気に押し上げる。

〇Gemini 3.5 Flash ── フロンティア級なのに、速くて、安い
「Flash」はGeminiシリーズの中で軽量・高速を担当するモデルだ。今回のバージョン3.5は、軽量モデルでありながらフロンティア級(最先端の大型モデル)に並ぶ性能を達成したという。出力速度は他社のフロンティアモデルと比較して4倍速く、価格は同等性能のモデルの半額以下だ。これまでコスト面で諦めていたAI活用にも踏み出しやすくなりそうである。Gemini 3.5 Flashは2026年5月20日から、Geminiアプリ、Google Workspace、APIなどGeminiを使う全製品で利用できる。

〇Gemini Omni ── 動画と画像、ひとつのモデルで作って編集する
もうひとつ発表されたのが「Gemini Omni」である。Google DeepMind(GoogleのAI関連 研究開発担当子会社)のCEO、Demis Hassabis氏が自ら登壇し、Omniを「あらゆる入力からあらゆる出力を生成できる新モデル」と紹介した。

これまでGoogleは、動画生成の「Veo」、画像生成の「Nano Banana」、インタラクティブな3D空間生成の「Genie」など、目的別に複数の生成AIを開発してきた。Omniはこれらの能力をひとつのモデルに統合し、テキスト・画像・動画を自由に組み合わせて入力・出力できるようになった。

運動エネルギーや重力といった物理現象の理解が大きく前進した点がアピールされていた。「タンパク質の折りたたみを粘土アニメで解説する動画を作って」のような複雑な指示も、自然な動きの動画として出力する。

登場人物の一貫性や、アルファベットの表示はかなり向上している。日本語の文字も表示できるようになったが、残念ながらまだ安定しているとは言えない。しかし、大きく一歩前進したとは言えそうだ。

Omni01
Gemini Omniが生成した動画の一場面。日本語の文字が表示できているが、ところどころあやしい。


Omni02
Omniで生成した動画の場面、もう一例。


【動画】
新橋居酒屋

YouTube:https://youtu.be/sN4PjPlL0Qc

会話形式で動画を編集できることも大きい。動画を「生成する」AIだったVeoから、「会話で編集する」AIへとOmniは大きく一歩進んだ。

2026年5月20日から、Gemini Omniシリーズの最初のモデル「Gemini Omni Flash」が、Geminiの有料サブスクリプション(Google AI Plus、Pro、Ultra)の利用者向けに、Geminiアプリ内で提供される。さらに上位の「Omni Pro」も近日中に提供される予定だ。

〇Gemini 3.5 Pro は6月リリースか

なお、Sundar Pichai氏(GoogleのCEO)は3.5 Pro(より高性能な上位モデル)についても「Google内部で使っており、大きな改善を感じている。翌月(6月)にはお届けする」と予告した。楽しみである。

■「あなたの文脈」を理解するAIへ ── Personal Intelligence と Workspace Intelligence
これまでのAIアシスタントには共通の弱点があった。「あなたのことを知らない」ことだ。つまり、質問するたびに、自分の状況や背景を一から説明し直す必要があった。Googleは、個人向けのGemini AIに「Personal Intelligence(パーソナル・インテリジェンス)」、企業向けのGoogle Workspaceに「Workspace Intelligence(ワークスペース・インテリジェンス)」という対になる2つの「文脈AI」を組み込み、この弱点を解消しようとしている。どちらもI/O 2026以前から段階的に提供が始まっていた機能である。後述するAIエージェント機能と並ぶ、Geminiの戦略の核と言える。

〇Personal Intelligence ── あなたのGmailや写真から、ふさわしい提案を返す
Personal Intelligenceは、Geminiに統合された個人向けの機能だ。後述するWorkspace Intelligenceとほぼ同時期に提供が始まっており、利用者が許可した範囲でGmail、Googleフォト、カレンダーなどのアプリと安全に接続し、Geminiの応答を「あなたに合わせた」ものにする。

基調講演で紹介された具体例の一つは、新しいGoogle検索のAIモードで家族の週末プランを聞くシーンだ。「子供と楽しめる近場のお出かけ先を考えて」と話しかけると、GeminiはGmail(過去の予約や領収書)・Googleフォト・Googleカレンダーを参照し、子供の好みや習い事まで踏まえた提案を返した。

〇Workspace Intelligence ── 仕事の「社内文脈」をGeminiに渡す基盤
一方、企業の利用者にとって重要なのが「Workspace Intelligence」である。これはI/O 2026に先立つ2026年4月のGoogle Cloud Next '26で発表され、4月22日から段階的に提供が始まっている機能だ。

簡単に言えば、Gmail、チャット、カレンダー、Google Drive、Googleドキュメント、スプレッドシート、スライドにある社内の情報を、Geminiが「文脈」として理解した上で答えてくれるようになる仕組みである。これまでなら毎回プロンプトに資料を貼り付けたり、長い前提説明をしたりする必要があった作業が、「いつもの仕事の続き」としてGeminiに頼めるようになる。

たとえばGoogleドキュメント内で社内データに基づく文書を作る、Googleスプレッドシートで自然言語から表や数式、ピボットテーブル、グラフを生成する、Googleスライドで会社の標準デザインに沿った編集可能なプレゼン資料を一括生成する──こうしたことが、社内の関連資料を参照しながらGeminiにより自動で処理される。

セキュリティ面の設計も重要だ。管理者は、Gmail・Drive・カレンダー・チャットのどの情報源をGeminiに使わせるかを制御できる。ユーザーが閲覧権限を持たないデータは参照されない。さらに、利用したデータは広告目的にも、生成AIモデルの学習にも使われない仕様になっている。

〇文脈データの真ん中にGeminiが座る ── Googleにしかない優位性
Personal IntelligenceもWorkspace Intelligenceも、Googleが長年積み上げてきたサービスと利用者データの上に成り立っている。Gmail、Googleフォト、Google Drive、Googleドキュメント、スプレッドシート、スライド、カレンダー──個人生活と仕事の情報が、すでにGoogleのなかにある。そこにGeminiが入って、文脈データに最短距離でアクセスできる構造ができた。他社のAIが同じことをしようとすると、外側からネットワーク経由で接続する形になり、速度や連携の細かさで差が出てくる。

Geminiの優位性
Geminiが個人と仕事の情報の真ん中に座る構造。他社のAIエージェントが外側からMCPで接続するのに対し、Geminiは最短距離で文脈データに触れられる。GPT image 2を使用して生成。


AIエージェントの世界はこれまでAnthropicとOpenAIが先行してきた。Googleの反撃の勝ち筋は、AIモデルの性能向上だけではなく、AIエージェント化と「文脈AI」の組み合わせにあるだろう。

〇現状:情報の壁に違和感あり
便利な仕組みだが、注意点もある。Workspace Intelligenceが文脈として読み込めるのは、Gmail・チャット・カレンダー・Drive・ドキュメントなどに限られ、GoogleフォトやYouTubeは対象外だ。写真や動画素材を業務で多用する人も多いはずだが、現状の仕様では利用範囲にない。今後の対象サービス拡大に期待したい点である。

■「待望の一般事務職向けAIエージェント」Gemini Spark
冒頭で、AIエージェントの分野ではAnthropicやOpenAIが先行していると書いた。Googleからも、いよいよ待望の一般ユーザーが利用できる本格的AIエージェントが登場する。I/O 2026で発表された「Gemini Spark」である。

Sundar Pichai氏は基調講演でSparkを「あなたの代わりに動くAIエージェント」と紹介した。指示を出したら結果を持ち帰ってくる、文字どおりの仕事の代行役である。しかもSparkはクラウド上で動作し、利用者がラップトップを閉じても、スマホをロックしても、バックグラウンドで動き続ける。Googleはこれを「24時間ノンストップで稼働するパーソナルAIエージェント」と紹介している。

注目したいのは、Sparkがエンジニアではない一般事務職に向けたAIエージェントだという点だ。これまで、プログラミングを書けない一般事務の人が業務を自動化したいと思っても、高いお金を払って業者に委託するか、最初から諦めるかしかなかった。それがようやく、自分自身の手で組めるようになる。

決め手は、Sparkで「スキル」が使えることだ。スキルは本シリーズ「AI活用術」の第3回で詳しく取り上げた、AIに業務手順を覚えさせる仕組みである。スキルにより、AIが仕事の手順、つまりワークフローを覚え、自律的に実行できるので、業務の自動化や効率化に貢献できるのだ。

スキルはユーザーがAIに依頼することで、AIが設計、開発、そしてメンテナンスが可能である。しかもスキルの中に必要に応じてAIがプログラムを埋め込むことができるので、ユーザーはそのようなシステムの仕組みやプログラミングの知識を全く知らなくてもかまわない。すべてAIに任せられるのである。こうした特徴のおかげでプログラマーやエンジニアではない、一般の事務職でも自分の仕事を効率化させるためのスキルを作れ、自動化システムなどを実行できる。

スキルは、Googleのツールとしては、エンジニア向けのAI開発支援ツール「Antigravity」で以前から使えていたが、Sparkでようやく一般利用者にも使えるようになる。AIエージェントを業務に組み込むための道具が、Googleにも一通り揃ったことになる。

〇デモ:パーティの段取りを全部任せる
基調講演ではJosh Woodward氏が、ご近所が集まるパーティの準備の支援をSparkに頼むデモを見せた。「出欠返事を集めて、持ち寄り品のリストを作って、未返事の人には催促メールを送って」という指示ひとつだ。

SparkはGoogleの各サービスを横断して動いた。Googleスプレッドシートに出欠表が生成され、Gmailと接続されて返事が届くたびに自動更新される。催促メールはGmailの下書きとして用意され(送信は人間の承認が必要)、イベント告知用のスライドはGoogleスライドに、自治会の規約はGoogle Driveから引っ張ってきた。ひとつの指示で全部進む。これが、Sparkが目指す「働き続けるAIアシスタント」の姿だ。

GeminiSpark
基調講演公式動画より。Gemini Sparkにパーティの準備を手伝うように頼んだところ。


〇AI大手3社の一般事務職向けAIエージェントがいよいよ出揃い、激しい競争へ
Sparkは2026年5月19日から信頼できるテスター向けに、5月26日からは米国のGoogle AI Ultra加入者向けにベータ版として提供が始まる。WebブラウザのGeminiアプリのほか、Androidスマホ・iPhoneのGeminiアプリでも使える。今夏には、MacのデスクトップアプリにSparkが統合され、パソコン内のファイルを使った作業もSparkに任せられるようになる予定だ。Windows版のデスクトップアプリへの統合は今のところ発表されていない。

これで、AI大手3社の一般事務職向けAIエージェントが出揃う。AnthropicのClaude Cowork、OpenAIのCodex、そしてGemini Spark。3社の競争がますます激しくなる。ユーザーとしては、利便性と実行力の向上に期待したい。

■AndroidのGeminiもエージェントに 「Gemini Intelligence」
I/O 2026の直前、5月13日のGoogle「Android Show 2026」で、Androidスマホ向けのGemini機能群「Gemini Intelligence(ジェミニ・インテリジェンス)」が発表された。さらに5月20日のI/O 2026基調講演でも追加発表があった。Geminiが「面」で押さえに来たGoogleの戦略のなかで、もっとも多くの人の手元に届くのが、Androidである。

Gemini Intelligenceは、まずはGalaxy S26とGoogle Pixel 10に先行搭載され、今年後半にかけて他のAndroidスマホ、Wear OSのスマートウォッチ、車、メガネ、ラップトップへと広がっていく。

また、同時に発表されたGoogleの新しいノートPCカテゴリー「Googlebook」は、このGemini Intelligenceのためにゼロから設計されたとされており、注目である。今年秋に登場予定である。

〇日常作業をAIエージェントのGeminiが代行する
Androidスマホの中で、Geminiがアプリをまたいだ作業を代わりにこなすようになる。たとえばホテルのロビーで気になった旅行パンフを写真に撮り、「6人で行けるツアーをExpedia(旅行アプリ)で探して」と頼むだけで、Geminiが裏でExpediaを開いて条件に合うプランを探してくれる。料理アプリや配車アプリへの対応も加えられた。

ChromeブラウザにもAIエージェントのGeminiが入る。Webを横断した調べ物のまとめや、複数の予約サイトを巡る空き状況比較といった、これまで手動でやっていた調査作業を代行する。Webサイトの自動入力(Googleの「自動入力」機能)も、前述のPersonal Intelligenceと連動して賢くなり、スマホの小さな画面で長いフォームを埋めるストレスから解放されそうだ。

〇自分専用のウィジェット(=ミニアプリ)を作る「Create My Widget」
特に面白いのが「Create My Widget」だ。「週3回の高タンパクなレシピを提案するウィジェット」「風速と雨だけ表示する天気ウィジェット」のように、自然言語で頼むだけで、自分の好みに合わせた専用ウィジェットがホーム画面に作られる。Wear OSの時計でも使える。

Googleはこれを「Generative UI(生成型UI)の最初の一歩」と位置づけている。AIが、あらかじめ決まったレイアウトデザインで画面を表示するだけでなく、ユーザーの要望に合わせて画面そのものを生成する技術のことだ。Generative UIについては本稿の後半で改めて取り上げる。

CreateMyWidget
「Create My Widget」のデモの様子。Android Showの公式動画から。


〇Android向けのその他の新機能
Android Showでは他にもいくつかの新機能の発表があった。

「Rambler」は、言い淀みや多言語の切り替えを含む音声を、Geminiがその場で読みやすい文章に整えてくれる機能だ。長文メールの口述などに役立つ。スマホでのテキスト入力やAIへのプロンプト入力を大きく変えそうだ。

「マジックポインタ」は、マウスカーソルをあてた対象を「これを」「こちらに」とGeminiに口頭で指示できる機能だ。前述の「Googlebook」に先行搭載され、その後「Gemini in Chrome」にも展開予定だ。

「Android Halo」はスマホ画面上部の細い帯で、Geminiが「いま何をしているか」を一目で把握できる仕組みである。今年後半に登場予定だ。

以上のように、AndroidのGeminiもエージェント化し、これまでのような「写真の加工」やメールの下書きにとどまらないパーソナルアシスタントとして強化される見込みだ。

iPhoneのApple Intelligenceに搭載が予定されるGeminiの機能も気になるが、スマートフォン全般のAIエージェント化が本格的に始まる年になりそうだ。

本稿の前編はここまでとする。後編では、スマートグラス、Google検索の大幅な刷新、そして動画・画像・Webデザインなどクリエイティブ系の新ツールを取り上げる。

テクニカルライター 鈴木 啓一


■AI活用術 - ITライフハック

■ITライフハック
■ITライフハック X(旧Twitter)
■ITライフハック Facebook
■ITライフハック YouTube

■ITビジネスに関連した記事を読む
・説明はAIにまかせる時代へ!「聞きパ」で変わるビジネスの新常識とTALKsmithの挑戦
・建設・工事業の工事管理システム導入が1年で300%増、中小企業が現場DX投資を加速
・需要×申込スピードで「激戦区」を可視化!イタンジ、東京・大阪「激戦区ランキング2026」を公開
・パーパス経営とAI活用で企業変革を推進!ファインズ土屋政紀氏が語る「ブランドを創る経営改革」
・ホンダ新型EV「Super-ONE」披露!若槻千夏、20年のキャリアで辿り着いた“地蔵スタイル”のワイプ進化を熱弁

最速でわかる生成AI実践ガイド
山田 博啓
技術評論社
2026-03-12





自分専用の有能な秘書!「NotebookLM」を究めよう【AI活用術】

studio01

前回、シリーズの第1回として2025年のAIの進化を振り返ってみたが、今回はそのなかでも最も実用的なAIアプリといえそうなGoogleの「NotebookLM」を取り上げたい。

AIの進化が止まらない。ChatGPTやGeminiとチャットを楽しみ、日々のちょっとした調べ物に活用している人は多いだろう。しかし、「もっと実務や学習にAIを使いこなしたいが、何をすればいいのかわからない」と足踏みしている層も少なくないはずだ。

そんな人々に、筆者は自信を持って提案したいツールが「NotebookLM」だ。これは単なるチャットAIではない。あなたが手元に持つ「資料」をAIに読み込ませ、その資料だけを専門知識として持つ「自分専用の有能な秘書」を作り出すツールである。

さらにNotebookLMは「スタジオ」という強力な機能を充実させ、もはやインプットだけでなく「価値あるアウトプットの再発信」までを一気通貫でこなすモンスターアプリへと進化した。本稿では、その具体的な活用術を徹底解説する。

notebooklm01
NotebookLMのトップ画面(https://notebooklm.google.com/)。作成したノートブックが一覧表示されている。


notebooklm02
NotebookLMの初期の原稿と使用予定のスクリーンショットをもとにノートブックを作成し、各種アウトプットを出力しているところ。


notebooklm03
NotebookLMが生成したスライドのページの例 その1


notebooklm04
NotebookLMが生成したスライドのページの例 その2


■ 情報収集、理解の促進と再発信のワークフロー
NotebookLMの画面構成は「ソース」、「チャット」、「Studio」の3つに分かれている。基本的な使い方は以下の通りである。

1. ソースを登録する:
ソースには手持ちのファイルや、Webの記事のURL、YouTube動画のURLなどが登録できる。
Webで新しいソースを検索する機能もある。Fast Research(素早く検索)とDeep Research(深く詳細な検索)が選べる。

flow01
あらゆるフォーマットを「ソース」として統合する


2. AIと対話して理解を深める:
たとえば、「この技術は既存のサービスとどう違うの?」、「メリット・デメリットを整理して」などとと質問し、理解を深める。

3. スタジオ機能でアウトプットを生成し、さらに理解を深める:
「音声解説」、「動画解説」、「インフォグラフィック」、「スライド」、「レポート」、「マインドマップ」、「一覧表(Data Table)」など、さまざまな形態のアウトプットを出力する。

これらの出力は、インプットされた情報の理解を促進するだけでなく、情報の再発信にも活用できるレベルである。

NotebookLMの主な機能をひとつずつ見ていこう。NotebookLMにはGoogleの最新のAIモデル「Gemini 3.0」が組み込まれており、その能力を最大限活かし、次のようなさまざまな機能が実現されている。

■ 読解のバリアを破壊する:英語・論文・動画も「まかせて」
NotebookLMの魅力、ひとつめは情報の理解を強力に手助けしてくれることである。
数百ページの英語論文や、1時間を超える海外のカンファレンス動画を前にしても大丈夫。NotebookLMがあれば、これらはもはや怖くない。AIがあっという間に要約したり、翻訳したり、わかりやすい解説を生成してくれるのだ。

URLを指定したりPDFをアップロードしたりするだけ。テキストだけでなく、図表を含むスプレッドシートや、YouTube動画の音声・映像までを「ソース」として統合的に解析できる。

「この動画で話している技術的な課題は何?」「内容を中学生にもわかるレベルでわかりやすく説明して」

こうした問いかけに対し、AIはソース(根拠)を明示しながら正確に答えてくれる。もはや英語が苦手であることや、専門知識が乏しいことは、新しい知見を得るための障壁ではなくなったのだ。

長い動画も10分もあればかなり詳しく概要をつかむことができる。

flow02
読解のバリアを破壊する


■ 根拠のある回答:嘘を付かないAIの安心感
一般的な生成AIを利用する際、常に付きまとうのが「ハルシネーション(もっともらしい嘘)」への不安だ。しかし、NotebookLMはこの問題を鮮やかに解決している。

AIの回答には、必ずソース内のどの箇所を参照したかを示す「インデックス番号」が付与される。クリックすれば該当する資料のページや動画のチャプターへ即座にジャンプできる。AIが勝手に知識を捏造するのではなく、常に「あなたが渡した資料」に基づいて会話をしてくれる安心感は、ビジネスや研究の現場において最重要な事柄のひとつだ。

とはいうものの、ハルシネーションの軽減効果はインプット情報をユーザ自身が信頼の置けるものだけに絞り込むのが大前提である。こうしたことをよく理解して使いこなすのがよいだろう。

flow03
「ハルシネーション」を防ぐ仕組み

■ プロのイラストレータ・レベルのアウトプット
今、最も注目すべきなのが、大幅に拡充された「スタジオ」機能だ。
筆者が最も驚かされたのは、インフォグラフィックやスライド生成における「視覚的進化」だ。これにはGoogleの最新画像生成モデル「Nanobanana Pro」が活用されており、訴求力の高いビジュアルが数分という短時間で生成される。

studio01
生成されたインフォグラフィックの例


複雑な内容を一枚の図解にまとめるインフォグラフィックや、ストーリー立てや図解表現を含め、即ビジネスに使えそうなスライドのできばえで、これまでのAIツールの常識を覆すといえそうだ。

studio02
生成されたスライドの例


ただし、ひとつ注意が必要な点がある。生成されたスライドの出力形式が現時点ではGoogleスライド形式の直接出力には対応しておらず、PDF形式、およびPowerpoint形式となっている。ただし、PDF方式はもちろん、Powerpoint形式でもスライド画面は各ページに画像が1枚張り付いただけという形になっており、細かい修正がしにくいのが残念な点だ。
近い将来、Googleスライド形式に対応すると発表されているので改善に期待したい。

studio02a
生成されたスライドのダウンロードメニュー


大変優秀なAIではあるが、各スライドの内容に修正を入れたい場面は多い。そこでスライドの内容を微修正する機能が追加された。

studio02b
スライドの修正を支持するプロンプトを入力しているところ。スライドの見出しになぜかフォント名が大きく表示されてしまったので、これを削除するように依頼している。ほかにも、画像を入れ替えたり、文言を修正したりも可能だ。


また、現状のNanobanana Proの制約であるが、細かい日本語の文字が化けてしまうことも多い。

この対策として、完全ではないが化ける確率を下げる方法がある。それは画像を生成する際のプロンプトで小さい文字を禁止する方法だ。

「フォントのサイズは10ポ以上にしてください」、もしくは「20ポ以上にしてください」と指示する。文字化けは小さい文字で起きやすいためだ。ただし、これを行うと画面全体のデザインに影響することがあるので、いろいろな条件で試してよい結果を見つけてほしい。

■ 音声解説と動画解説
「音声解説」は、読み込ませた資料を2人のAIがポッドキャスト形式で対話しながら解説してくれる機能だ。忙しい朝の準備中や移動中、難しい専門書の内容を「ラジオ感覚」で聴き流すこともできる。
ビデオ形式でナレーションと図解を組み合わせた「動画解説」も登場した。難解だった元資料を、目や耳からやさしい解説として頭に入れることが手軽にできるようになったのだ。

studio03
生成された音声解説を再生しているところ


【音声】
生成された音声解説(m4a)

studio04
生成された動画解説


【動画】
ビデオ形式でナレーションと図解を組み合わせた「動画解説」

YouTube:https://youtu.be/uLBffL5tco8

■知識を定着させる学習支援ツールも充実
「フラッシュカード(単語帳)」や「クイズ(理解度テスト)」を自動生成する機能も見逃せない。読み込んだ資料をもとに重要なポイントをクイズにしてくれる。試験勉強やスキルアップを目指す読者にとって、強力な学習パートナーになってくれるのだ。

studio05
生成された「フラッシュカード」の例


studio06
生成された「クイズ」の画面例


■マインドマップで情報を整理し理解を深める
マインドマップの機能もなかなか便利である。
ソースの情報をAIがマインドマップと呼ぶ、グラフィカルにその構造を表す図に整理してくれる。たとえば5つの要点があれば、5つのキーワードが表示され、さらにそれぞれのキーワードを深掘りすると、また要点であるキーワードが表示される。こうして情報全体の階層や構造が視覚的に理解しやすくなるのである。

NotebookLMのマインドマップの特徴は、あまりマップで深掘りするのではなく、深い階層になるまえにキーワードの部分をクリックすると、元のチャット画面に戻り、そのキーワードを深掘りする質問をチャット画面に投げる仕掛けになっている。

studio07
マインドマップの画面


■ Data Table機能で情報整理を時短。
最新の「Data Table」機能も、使い勝手がよい。これはユーザーが「ここを表にして」と指示するのを待つだけの機能ではない。プロンプトで「こういう表を作って」と超具体的に指示するのが普通の使い方だが、ソースとなった膨大な文書や議事録の中から、「これを表にするべき」という情報をAIが自ら見つけ出し、まとめることもできる。

このほか、「レポート」として、文章を出力させることも可能だ。

studio08
生成された「Data Table(表)」


studio09
生成された「レポート」


以上各機能には「プロンプト」の記入欄があり、AIに対し指示を追加できるようになっている。たとえば、特定の視点を重点にまとめてほしいなど、指示できるので便利だ。

■NotebookLMの機能を拡張するChrome拡張機能
NotebookLMをChromeブラウザや互換のブラウザで使うユーザは、Chrome拡張機能を使ってさらに便利に活用することができる。ここでは2種類ほど紹介しよう。

a. NotebookLM Web Importer
https://chromewebstore.google.com/detail/notebooklm-web-importer/ijdefdijdmghafocfmmdojfghnpelnfn?hl=ja

NotebookLMのソースとしてWebページやYouTube動画のURLを登録する際に使うと便利なChrome拡張機能である。閲覧しているページをNotebookLMに登録してくれる。

chromeex01
NotebookLM Web Importer


b. BananaNL
https://chromewebstore.google.com/detail/banananl/mjennffndagebhgcbeblffhgooohling

NotebookLMで生成するインフォグラフィックやスライドなどで使われるNanobanana Pro
に与えるプロンプト集を、たくさんの画像スタイルの中から画像を見ながら選び、適用できる優れものの、Chrome拡張機能である。視覚的にインパクトのあるアウトプットが簡単に得られる。

chromeex02
BananaNLで使える画像スタイルはとてもたくさん揃っており、サンプルを見て選ぶことができる。この画面は「BananaX」と呼ばれる画面で、NotebookLMを使う前段階で、あらかじめ気に入った画像スタイル(=候補)を選んでおく機能がある。


chromeex03
NotebookLMでたとえばスライドを生成しようと思ったとき、カスタマイズの画面下部に「BananaNL」のボタンがあらわれ、これを押すとこのような画面であらかじめ選んだ候補の中から適用するスタイルを選ぶことができる。今回は「Handwritten...」を選択。その右に選択した画像スタイルのサンプルも表示されている。


chromeex04
画像スタイルを選択すると、このようにプロンプト欄に設定される。サンプル画像デザインになるように、プロンプトを設定してくれる仕組みだ。


chromeex05
「生成」ボタンを押し、生成されたインフォグラフィック。サンプルと同じ、黒板にチョークで手書きしたような画像スタイルになっている。


c. Enhancer 4 Google
https://chromewebstore.google.com/detail/enhancer-4-google/cmihmmpeladlmemlonckioeleobhggfl?hl=ja

NotebookLMだけでなく、Googleのいくつものサービスの使い勝手をさらに改善してくれるChrome拡張機能。そのなかで NotebookLMに関係するものだけでもたくさんあり、ここでは書き切れないが、その一部だけ紹介する。
・Studioの各機能のボタンを改善する機能(Studioの解説音声や、解説動画、スライドなど、各機能のボタンを押すといきなり生成が始まってしまうが、プロンプトで指示をしたい場合には不便になることがある。そのため、いきなり生成をスタートさせず、設定画面を必ず開くようにする機能である)
・ノートブックをカテゴリーわけして表示する機能(ノートブックの数が多くなると使いにくくなる対策)
・Google Docsの複数のファイルを登録した際に、その複数ファイルの変更を一括で同期できる機能。Google Docsとの連携で使うときにとても重宝しそうだ。
・その他多数

chromeex06
Enhancer 4 Googleの設定画面(一部)


■NotebookLMはあなたの「脳の力」を何倍にも増幅する
NotebookLMは、もはや単なる補助ツールではない。あなたの知的好奇心を最大化し、アウトプットの質と量を劇的に高める。

これまでのAIが「何でも知っている万能選手」だったのに対し、NotebookLMは「あなたのためだけに働く専門家」である。難解な英語サイトも、長大な動画も、分厚い論文も、もはや怖くない。理解に時間がかかった情報も短時間でものにできる。さらにそれらを糧にして新しい価値を世に問う武器に変えられるのだ。

さらにこんな使い方もある。筆者は90年代からずっと、細々ながらPC雑誌などに記事を書いてきた経緯がある。その関係で当時書いた記事が掲載された雑誌を長く保管していたのだが、最近遂に手放す決意をした、そして、その中の貴重な何冊か、全ページをスキャナで読み込んでPDF形式のファイルで保管していたのだ。

このPDFファイルを複数、NotebookLMに読み込ませてみると、その時代のその雑誌に掲載されたことについて質問すればすべて答えてくれる専用チャットボットがいきなり誕生したのだ。これは楽しい。

もちろん、その時代のことをインフォグラフィックやスライド、動画コンテンツなどにすることもできた。とても楽しい。懐かしい時代の思い出が蘇ってきた。こうした古い時代を振り返る記事を書く機会がまたあれば受けたいと思えるくらいの情報量である。

magazine03
古い雑誌を丸ごとスキャンしてPDF化し、NotebookLMのソースとして登録すれば、その時代の専用チャットボットがいきなり誕生する。


本稿をお読みいただいたあなたも、まずは手元にある、積み残したままのPDFや気になるYouTube動画を、NotebookLMのノートブックに放り込むところから始めてみてはいかがだろうか。昨日までのあなたの知的世界が、一瞬で広がる体験を約束する。

テクニカルライター 鈴木 啓一


■Google NotebookLM
■AI活用術 - ITライフハック

■ITライフハック
■ITライフハック X(旧Twitter)
■ITライフハック Facebook
■ITライフハック YouTube

■Webに関連した記事を読む
・YouTuber「きまぐれクック」プロデュース包丁第3弾!『きまぐれゴールド』
・インターネットプロバイダ『BB.excite』、“月額料金しかかからない業界唯一”の10ギガ光回線を提供開始
・スター・ウォーズがテーマ!『フォートナイト:ギャラクティック・バトル』が開幕へ
・WHDCアクロディア、保護猫応援プロジェクト「笑にゃん日和」にてWEBメディア「笑にゃん日和 Catchu」を配信
・“海のうまいもの”と生産者のさかな愛!厳選食品が直送できる「UMIUMART(ウミウマート)」






AI活用術

NotebookLMサムネイル


■AIエージェントCoworkと作った筆者の執筆環境【AI活用術】
「もう追いきれない。何か良い仕組みを一緒に考えてくれないか」── 各社のAI関連の発表が毎日のように相次ぐなか、筆者が米AnthropicのAIエージェント「Claude Cowork」(以下、Cowork)にそう相談したのが始まりだった。そこから数週間、Coworkと話し合いを重ねながら、筆者専用の「執筆システム」を一緒に作り上げた。その途中、Coworkが「旬のうちに記事化する仕組みが要りますね」と熱心に提案してきたことがあった。筆者は内心「うーん、なぜそこまで旬にこだわるのか…」と腑に落ちないまま、それでも試作を頼んだ。紆余曲折の末、結果として、当初の想像をはるかに超える執筆システムが出来上がった。今回はその経緯と中身を紹介したい。


■AIエージェントCoworkと作った筆者の執筆環境【AI活用術】
「もう追いきれない。何か良い仕組みを一緒に考えてくれないか」── 各社のAI関連の発表が毎日のように相次ぐなか、筆者が米AnthropicのAIエージェント「Claude Cowork」(以下、Cowork)にそう相談したのが始まりだった。そこから数週間、Coworkと話し合いを重ねながら、筆者専用の「執筆システム」を一緒に作り上げた。その途中、Coworkが「旬のうちに記事化する仕組みが要りますね」と熱心に提案してきたことがあった。筆者は内心「うーん、なぜそこまで旬にこだわるのか…」と腑に落ちないまま、それでも試作を頼んだ。紆余曲折の末、結果として、当初の想像をはるかに超える執筆システムが出来上がった。今回はその経緯と中身を紹介したい。


■第5回 Google I/O 2026 Geminiの反撃【後編】
シリーズ「AI活用術」第5回は、Google I/Oでの発表を中心にお届けしている、Geminiの最新動向記事の後編である。前編では、Gemini本体のモデル更新、Personal IntelligenceとWorkspace Intelligence、一般事務をこなすエージェントの本命Gemini Spark、AndroidスマホでのAIエージェント化を取り上げた。後編では、スマートグラス、Google検索の大幅な刷新、クリエイティブ系の新ツールに関する発表を解説していく。


■第4回 Google I/O 2026 Geminiの反撃【前編】
シリーズ「AI活用術」の第4回、第5回は、Google Geminiの最新動向として、米国で開催されたイベント「Google I/O」での発表を中心に取り上げたい。前編・後編の2回に分けてお届けする。発表内容が幅広く盛りだくさんで、2026年5月の執筆時点で今年最大級のAI関連イベントになりそうである。


■AIが“自分の仕事を代わって実行する”──「Agent Skills」の効用【AI活用術】
2025年、AIは自律的な処理ができるようになり始め、「AIエージェント元年」といわれる年になった。会話の相手ができるだけだったAIが、「自分の代わりに動く」ようになったのだ(=AIエージェント、代理人)。そして今年に入りさっそくそのAIはまためざましい進化を始めている。今回はその中で注目度の高い「Agent Skills」と呼ばれる機能を紹介したい。


■「自分専用の有能な秘書」を作り出す!「NotebookLM」を究めよう【AI活用術】
前回、シリーズの第1回として2025年のAIの進化を振り返ってみたが、今回はそのなかでも最も実用的なAIアプリといえそうなGoogleの「NotebookLM」を取り上げたい。AIの進化が止まらない。ChatGPTやGeminiとチャットを楽しみ、日々のちょっとした調べ物に活用している人は多いだろう。しかし、「もっと実務や学習にAIを使いこなしたいが、何をすればいいのかわからない」と足踏みしている層も少なくないはずだ。そんな人々に、筆者は自信を持って提案したいツールが「NotebookLM」だ。これは単なるチャットAIではない。あなたが手元に持つ「資料」をAIに読み込ませ、その資料だけを専門知識として持つ「自分専用の有能な秘書」を作り出すツールである。さらにNotebookLMは「スタジオ」という強力な機能を充実させ、もはやインプットだけでなく「価値あるアウトプットの再発信」までを一気通貫でこなすモンスターアプリへと進化した。本稿では、その具体的な活用術を徹底解説する。


■「AIが勝手にやってくれる」時代に〜2025年AIの進化を振り返る〜
2022年末にChatGPTが爆発的に普及し世界を驚かせてから、まだ3年しか経っていない。しかし、このわずかな期間でAIは目覚ましい進化を遂げた。コンピュータプログラムであるはずのChatGPTが、あたかもそこに人間がいるかのように自然な会話をこなす。その衝撃を覚えている読者も多いだろう。さて、今回からシリーズでそんなAIの現状について、初心者にもわかりやすく解説していきたい。その第一回は、2025年のAIの進化を振り返ってみたいと思う。


■AI活用術 - ITライフハック

■ITライフハック
■ITライフハック X(旧Twitter)
■ITライフハック Facebook
■ITライフハック YouTube

■Webに関連した記事を読む
・YouTuber「きまぐれクック」プロデュース包丁第3弾!『きまぐれゴールド』
・インターネットプロバイダ『BB.excite』、“月額料金しかかからない業界唯一”の10ギガ光回線を提供開始
・スター・ウォーズがテーマ!『フォートナイト:ギャラクティック・バトル』が開幕へ
・WHDCアクロディア、保護猫応援プロジェクト「笑にゃん日和」にてWEBメディア「笑にゃん日和 Catchu」を配信
・“海のうまいもの”と生産者のさかな愛!厳選食品が直送できる「UMIUMART(ウミウマート)」








「Amazon Alexa Family Day」を開催 / インドネシアパビリオンが描く「自然・文化・都市」【まとめ記事】

image017

Amazonは2024年7月12日、アマゾンジャパン 東京オフィスにて、AIアシスタントのAlexaを親子で体験できる招待制イベント「Amazon Alexa Family Day」を開催した。本イベントは、夏休み期間にぴったりなAlexaの活用方法を親子に紹介するというものだ。イベントでは、最初にMCを務めるお笑い芸人の「新鮮なたまご」の二人が登場し、元気よく挨拶した。「新鮮なたまご」が参加者に「Alexaを使ってる人、手をあげて」と聞くと、1/3くらいが手をあげていた。

大阪・関西万博2025にて、インドネシア共和国は圧倒的なスケールと緻密な演出で自国の魅力を紹介するパビリオンを展開している。テーマは「自然・文化・未来都市」の融合。熱帯雨林を模したリアルな展示から、伝統工芸、未来都市のビジョンまで、来場者は五感を通して“ヌサンタラ(インドネシアの諸島世界)”を体験できる。インドネシアパビリオンの中核をなすのは、熱帯雨林を再現したネイチャーエリアだ。ここでは、本物の熱帯植物が息づく空間に、精巧な動物模型が展示されている。

■サステナブルとカルチャーが融合!ナイジェリア館が魅せる「強さと美しさ」【大阪・関西万博】
ナイジェリアは、アフリカ最大の人口(約2億人)を有する連邦共和国で、豊かな資源と多様な民族文化を誇る国だ。大阪・関西万博では、パビリオン「COMMONS-D」内に出展し、サステナブルな未来と文化的アイデンティティをテーマに、多角的な展示を展開した。展示では、リサイクルアート、伝統工芸、著名人の紹介、そして試着体験など、多彩なプログラムが展開。アートと環境、伝統と現代が交差する空間として、来場者の注目を集めた。


■高潔な人々の国!ブルキナファソが万博で伝える“自然と暮らしの知恵”【大阪・関西万博】
西アフリカに位置するブルキナファソが、2025年大阪・関西万博の共同出展館「Commons‑D」に参加している。同館はアジア・アフリカ・カリブ海などの多国籍25か国・地域が合同出展する国際展示エリア。ブルキナファソのブースでは、現地の暮らしや伝統文化、自然との共生の知恵が詰まった展示が展開されている。ブルキナファソ(Burkina Faso)は「高潔な人々の国」という意味をもつ西アフリカの内陸国で、首都はワガドゥグ。多民族国家であり、農業や手工芸を中心とした社会経済を形成している。現大統領はイブラヒム・トラオレ氏(Captain Ibrahim Traoré)で、展示ブースにはその肖像画も掲げられていた。


■多様性と未来へのビジョンを体感!インドネシアパビリオンが描く「自然・文化・都市」【大阪・関西万博】
大阪・関西万博2025にて、インドネシア共和国は圧倒的なスケールと緻密な演出で自国の魅力を紹介するパビリオンを展開している。テーマは「自然・文化・未来都市」の融合。熱帯雨林を模したリアルな展示から、伝統工芸、未来都市のビジョンまで、来場者は五感を通して“ヌサンタラ(インドネシアの諸島世界)”を体験できる。インドネシアパビリオンの中核をなすのは、熱帯雨林を再現したネイチャーエリアだ。ここでは、本物の熱帯植物が息づく空間に、精巧な動物模型が展示されている。


■AIアシスタント活用術を親子で体験!「Amazon Alexa Family Day」を開催
Amazonは2024年7月12日、アマゾンジャパン 東京オフィスにて、AIアシスタントのAlexaを親子で体験できる招待制イベント「Amazon Alexa Family Day」を開催した。本イベントは、夏休み期間にぴったりなAlexaの活用方法を親子に紹介するというものだ。イベントでは、最初にMCを務めるお笑い芸人の「新鮮なたまご」の二人が登場し、元気よく挨拶した。「新鮮なたまご」が参加者に「Alexaを使ってる人、手をあげて」と聞くと、1/3くらいが手をあげていた。


■90L収納袋付き!高耐荷重でたくさん積める、業務用3段ワゴン
サンワサプライ株式会社が運営している直販サイト『サンワダイレクト』は、総耐荷重180kgで重たい資材も一括で積載でき、水洗いできる90L収納袋が付いた3段式ツールワゴン「100-CART027BK」を発売した。3段トレイと大容量90Lの収納袋を搭載したツールワゴン。清掃用品、食器、資材などを一括でまとめて運べ、作業効率が格段にアップします。各トレイは60kg、袋は30kgまで対応するため、業務用として安心して使用できる。


■ITライフハック
■ITライフハック X(旧Twitter)
■ITライフハック Facebook
■ITライフハック YouTube

■デジタル家電に関連した記事を読む
・薄型ショートクランプで机のバックパネルに干渉しない!ガススプリング式デュアルモニターアーム
・ワイヤレスで二人同時に話せる!ワイヤレスマイク付き拡声器スピーカー
・高さ・角度が調整できる!フロアー用小型スピーカースタンド
・屋外でも安心!最大1500ルーメンに対応した、充電式LEDライト
・収納ケース付き!シンプルデザインで女性でも手軽に扱える、USB充電式の電動ドライバー






AIアシスタント活用術を親子で体験!「Amazon Alexa Family Day」を開催

image017

Amazonは2024年7月12日、アマゾンジャパン 東京オフィスにて、AIアシスタントのAlexaを親子で体験できる招待制イベント「Amazon Alexa Family Day」を開催した。本イベントは、夏休み期間にぴったりなAlexaの活用方法を親子に紹介するというものだ。

image001
「Amazon Alexa Family Day」はアマゾンジャパン 東京オフィス 27階で開催された


image002
ピザやサラダなどの軽食も提供されていた


■アマゾンジャパンの担当者がAlexaについて解説
イベントでは、最初にMCを務めるお笑い芸人の「新鮮なたまご」の二人が登場し、元気よく挨拶した。「新鮮なたまご」が参加者に「Alexaを使ってる人、手をあげて」と聞くと、1/3くらいが手をあげていた。

image003
MCを務めたお笑い芸人の「新鮮なたまご」


image004
「Alexaを使っている人、手をあげて」とMCが参加者に聞くと、参加者の1/3くらいが手をあげた


続いて、アマゾンジャパンでAlexaを担当している丸山 舞氏が登場し、Alexaについて次のように分かりやすく説明した。Alexaとは、Amazonが開発している次世代AIアシスタントであり、エジプトの「アレクサンドリア図書館」にちなんで名前が付けられた。Alexaでは、家電の操作やエンターテイメントを楽しむこと、時間の管理などができ、カメラを接続すればテレビ電話などの機能も利用できる。

Amazon EchoとAlexaの関係は、Alexaが頭脳で、Echoが身体であり、Echoにはスマートスピーカーやスマートディスプレイ、スマートホームハブなどがある。Alexaは今後もより快適で簡単に、毎日を楽しく過ごせるように進化し続ける。
その後、ステージ上で丸山氏と新鮮なたまごが、Alexaの実演を行った。

image005
アマゾンジャパンでAlexaを担当している丸山 舞氏


image006
Alexaとは、Amazonが開発している次世代AIアシスタントである


image007
Alexaの名前は、エジプトの「アレクサンドリア図書館」にちなんで付けられた


image008
Alexaでできること。家電の操作やエンターテイメントを楽しむこと、時間の管理などができる


image009
Amazon EchoとAlexaの関係。Alexaが頭脳で、Echoが身体である


image010
Echoの製品群。スマートスピーカーやスマートディスプレイなど9製品がある


image011
Alexaはより快適で簡単に、毎日を楽しく過ごせるように進化し続ける


■4つの体験エリアでAlexaの機能を体験
ステージ上でのAlexaについての解説が終わると、参加者は3つのグループに分かれて、4つの体験エリアを回り、実際にAlexaを使った体験を楽しんでいた。4つの体験エリアは、それぞれ「時間管理・タスク管理」「スマートホーム」「学習サポート」「エンターテイメント」というテーマで体験ができるようになっていた。各エリアでの体験が終わると子どもに配布されたスタンプカードにスタンプを押してもらえ、スタンプが4つ集まると、スペシャルスイーツがもらえるということもあり、子ども達はみな楽しそうに体験に取り組んでいた。

image012
子ども達に配られたスタンプカード


「時間管理・タスク管理」エリアには、コンパクトでかわいいEcho DotやEcho PopとEcho Dot・Echo Pop専用ドラえもんスタンドが置かれ、スケジュールの管理や学校に行くときに持って行く物を忘れないようにする忘れ物リストの活用などの体験ができるようになっていた。

image013
「時間管理・タスク管理」エリア


image014
ベッドサイドにEcho DotとEcho Dot・Echo Pot専用ドラえもんスタンドが置かれていた


image015
「時間管理・タスク管理」エリアでの体験の様子


「スマートホーム」エリアには、Echo Show 5が置かれており、Alexaと家電機器の連携のデモが行われていた。例えば、「おはよう」とAlexaに話しかけると、カーテンが開いて、テレビの電源がオンになり、扇風機が動き出すといった一連の操作が自動的に行われる。これは、Echo Show 5とMatter対応のスマートリモコンSwitchbotハブミニの組合せによって実現されているもので、赤外線リモコン対応の家電をAlexaで操ることが可能になる。

image016
「スマートホーム」エリア


image017
「スマートホーム」エリアでは、Alexaがカーテンやテレビ、扇風機などを制御する様子を体験できた


「学習サポート」エリアには、Echo Show 5とEcho Show 8が置かれており、Alexaに日本語を英訳してもらったり、理科の問題の答えを教えてもらったりする体験ができた。また、時間を決めてドリルをやるときなど、Alexaをタイマーとして使うこともできる。

image018
「学習サポート」エリア


image019
「学習サポート」エリアに置かれていたEcho Show 5


image020
「学習サポート」エリアに置かれていたEcho Show 8


image021
「学習サポート」エリアでは、Alexaに英語翻訳をしてもらったり、理科の質問に答えてもらったりする体験ができた


image022
各エリアでの体験が終わるとスタンプカードにスタンプを押してもらえる


「エンターテイメント」エリアには、大型液晶を搭載したEcho Show 15やEcho Show 8が置かれており、音楽やアニメ、映画、なぞなぞ、ものまねといったエンターテイメントコンテンツを楽しむことができた。Alexaのオリジナルソング「Alexaサンバ」を流すと、ノリノリで身体を動かす子どももいて、盛り上がっていた。

image023
「エンターテイメント」エリア


image024
「エンターテイメント」エリアには、Echo Show 8とEcho Show 15が置かれていた


image025
「エンターテイメント」エリアでは、音楽やアニメ、ものまねなどを楽しむことができた


■見栄えも味も抜群!クッキーとスペシャルドリンクが配られる
4つの体験エリアをすべて回り、スタンプカードにスタンプを4つ集めると、子ども達へのご褒美として子どもたちにスペシャルスイーツが配られた。スペシャルスイーツは、Alexaロゴが描かれたクッキーと綿あめが乗ったスペシャルドリンクの2種類で、子ども達はみな美味しそうにスペシャルスイーツを味わっていた。

もともとAlexaを知っていたとか、使っているという子ども達もかなりいたが、半分以上の子ども達がAlexa初体験であるにも関わらず、物怖じせず積極的にAlexaに話しかけており、Alexaの使いやすさ、親しみやすさがよく伝わるイベントであった。

image026
スタンプカードを見せて、スペシャルスイーツを受け取る


image027
スペシャルドリンクは上に綿あめが載っており、見た目も美しい。左はAlexaロゴが描かれたクッキーだ


image028
スペシャルドリンクは色も美しい


テクニカルライター 石井 英男


■Amazon

■ITライフハック
■ITライフハック X(旧Twitter)
■ITライフハック Facebook
■ITライフハック YouTube

■デジタル家電に関連した記事を読む
・薄型ショートクランプで机のバックパネルに干渉しない!ガススプリング式デュアルモニターアーム
・ワイヤレスで二人同時に話せる!ワイヤレスマイク付き拡声器スピーカー
・高さ・角度が調整できる!フロアー用小型スピーカースタンド
・屋外でも安心!最大1500ルーメンに対応した、充電式LEDライト
・収納ケース付き!シンプルデザインで女性でも手軽に扱える、USB充電式の電動ドライバー






カテゴリ
月別アーカイブ
配信メディア
ITライフハックは以下のニュースサイトにも記事を配信しています。
記事検索
このサイトについて

ITライフハックで原稿(有償原稿)を執筆したいというプロのライターさんからの売り込みも受け付けていますので、興味をもっていただけましたら、これまでの実績等を含めてお気軽にご連絡ください。ただし、必ずお返事するわけではありません。執筆依頼は編集部から行います。また必ず校正及びファクトチェックが入ります。

>>詳しくはこちらへ

ITライフハック代表
関口哲司

日本大学大学院理工学研究科後期博士課程修了。理学博士。日本物理学会会員。データサイエンティスト協会会員。IT系記事を中心に著書多数。原稿の依頼歓迎。

>>詳しくはこちらへ

連絡先:itlifehack【at】mediabank.jpn.com
プレスリリース:press【at】mediabank.jpn.com
【at】は@
Twitterアカウント:@ITlifehack
  • ライブドアブログ