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フォーマット後のHDDからもデータを復元できる!SSR技術を搭載したデータ復旧ソフト「EaseUS Data Recovery Wizard 20.1.0」レビュー

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普段からパソコンを使用している人であれば、突然の削除ミスやOSトラブル、外付けストレージの不調などによって、大切なデータを失ってしまった経験が一度はあるだろう。特に、長期間使い続けたHDDやUSBメモリ、SDカードでは、データの断片化により復旧が難しくなるケースも少なくない。

そうしたPCユーザーの不安に応える存在として注目されているのが、データ復旧ソフト「EaseUS Data Recovery Wizard」である。本記事では、SSR技術を搭載した最新バージョン「EaseUS Data Recovery Wizard 20.1.0」を実際に使用し、製品の特長を整理するとともに、PC環境で検証したレビューを交えながら、その実力に迫る。

■EaseUS Data Recovery Wizard 20.1.0 とは?

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EaseUSシリーズは世界中で利用される定番のデータ復旧ソフトウェアで、多様な紛失シナリオに対応している。
最新バージョン 20.1.0 の最大の特徴は「SmartSector Rebuild(SSR)エンジン」の搭載だ。これにより、データ復元成功率がさらに向上しているとのこと。
PC、USBドライブ、SDカード、パーティションから削除されたファイル、写真、動画を復元するために利用できる。

対応OS:Windows / macOS
対応デバイス:PC、USBメモリ、SDカード、外付けHDDなど多岐にわたる

■SSR(スマートセクター再構築)技術とは? ― 断片化データ復元を強化
「EaseUS Data Recovery Wizard 20.1.0」で新たに搭載されたのが、SSR(SmartSector Rebuild:スマートセクター再構築)技術だ。これは、削除やフォーマット後に断片化してしまったデータを再構築するためのEaseUS独自の復元エンジンである。

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SDカードやUSBメモリなどを長期間使用していると、1つのファイルが複数の場所に分散して保存される「断片化」が発生しやすい。従来の復元ソフトでは、こうした断片化ファイルは正しく復元できず、開けない・再生できないといったケースも少なくなかった。

今回搭載されたSSR技術では、残されたメタデータやデータブロックの配置、ファイル内部の構造情報などを総合的に解析し、分断されたセクターを再構築することで復元精度を向上させている。公式発表によれば、従来方式と比べて復元成功率が最大約30%向上するとされていて、特に写真や動画など大容量ファイルの復旧に効果が期待できる。

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断片化が進みやすいSDカードや外付けストレージを扱うユーザーにとって、SSRは、突然のデータ消失に直面してしまったとき、もう一度データを取り戻す可能性を広げてくれる心強い存在となりそうだ。

■主な機能と強み ― 復元精度と使いやすさを両立
「EaseUS Data Recovery Wizard 20.1.0」は、データ復旧の精度と使いやすさの両立が大きな特長となっている。最大のポイントは、断片化したデータに対する高精度な復元性能だ。独自の解析技術により、従来は復元が難しかった写真や動画ファイルでも、再構築による復旧が期待できる。

操作面においても配慮がなされていて、スキャンから復元までの流れは自動化されている。そのため、専門知識がなくても画面の案内に従って簡単に進められて、データ復旧ソフトを初めて使うユーザーでも扱いやすい設計となっている点は安心材料のひとつ。

また、誤って削除してしまったファイルはもちろん、フォーマット後のストレージや破損したパーティション、RAW状態になったドライブ(ファイルシステムが壊れて、パソコンから中身が見えなくなった状態)からの復元にも対応している。さらに、復元前にファイル内容を確認できるプレビュー機能も搭載されているため、ユーザーが本当に必要なデータだけを選んで復旧できるのも実用的だ。

ファイルシステムについても、FAT32やexFAT、RAW形式への対応が強化されていて、SDカードや外付けストレージなど、幅広いデバイス環境で活用できる点も本製品の強みと言えるだろう。

■HDDのデータ復元にチャレンジ
それでは、ここからは「EaseUS Data Recovery Wizard 20.1.0」を使ってみたレビューを行っていく。

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ソフトは公式サイトからダウンロード可能。有料のPro版もあるが、ダウンロードも一部機能(スキャンなど)は無料で利用できる。今回はWindows版のソフトを使用した。
インストールが完了しソフトを開くと、PCに接続されているドライブ一覧が出てくる。今回は最大6TB(5.46TB)のHDDのスキャンを始めてみた。

ちょうど先日、このHDDに入れていた動画がおそらくWindows側の問題で消えてしまったので、「EaseUS Data Recovery Wizard 20.1.0」で復元を試せるのは良い機会だった。

■復元作業開始 ― 紛失した動画ファイルを発見

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作業が始まると「高度なスキャン中」と画面下に表示され、スキャンが実施される。画面には、現存しているファイルもともに、復元されたファイルも表示される。

ドライブを使用するのと同じく、フォルダ別にファイルを見ることができ、紛失した動画ファイルは「再構築されたファイル」というフォルダにあることが無事確認できた。

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スキャンしたファイルの一覧は大きめのサムネイル画像と、更新日時、種類、サイズなどでソートできる詳細画面を使い分けられる。ファイル名やサムネイル画像だけで判断できない場合に、更新日時などで判別できる点が便利だ。

また、動画ファイルであればスキャンされたファイルをクリックすると再生することもできる。ただ、記録時間が長い動画ファイルだと、無料版では全体が表示できず、有料のPro版にアップグレードすることで全体を表示できるようになる。

■速さより精確に ― 復旧精度を最優先したスキャン設計
今回の検証では、深層スキャンらしく“時間をかけて精度を高めるタイプ”という印象を強く受けた。

外付けHDD(6TB)でテストしたところ、使用している1.5TB前後読み込みで5時間ほど経過し、23%進行。単純計算では完了まで20 時間以上と見積もられ、一般的なHDD向けディープスキャンと比べても、解析には相応の時間を要する印象を受けた。

しかしこれは全セクタを詳しく解析する深層スキャンの特性でもあり、精度重視の処理を優先していると評価できる。

今回は一般的な実用環境を想定した構成のPCで検証を行った。

スキャン処理は主にストレージ側の読み込み速度に依存するため、PC性能が極端に高くなくても挙動に大きな差は出にくいと感じられる。実際の検証中もCPU使用率が常に高負荷になる場面は少なく、ディープスキャン特有の「読み込み待ち時間」が多い印象だった。

実際に使用してみると、本ソフトは短時間で結果を出すタイプではなく、深度の深い解析を長時間かけて行うことを前提とした設計であることが分かる。

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スキャン中のCPU使用率は、検証環境では5%前後で推移する場面が多く、長時間動作させてもPC全体への負荷は小さい。そのため「急いで復旧したい場面」よりも、「時間をかけてでも可能性を最大限探りたい場面」に向いた復旧ソフトと言える。

スキャンするドライブによっては長時間の作業となることが予想できるが、中断したいタイミングがあっても深層スキャン中は一時停止&PCをスリープさせず、電源を入れたままの状態で運用するのが望ましいだろう。電源オフやスリープを行う場合は、いったんスキャンを中止してから実施したい。

■スキャン&プレビューは無料、復元はPro版で対応

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スキャンによって復元可能なファイルを確認した後、実際の復元作業を行うにはPro版へのアップグレードが必要となる。無料版ではスキャン結果の確認やプレビューまでが可能なため、まずは「データが見つかるかどうか」を判断できる点は安心材料と言えるだろう。

現行バージョンでは、無料版は「復元可否を確認するための体験版」という位置づけとなっていて、実際の復元処理はPro版で提供される。

必要なファイルが確認できた段階で有料のPro版に切り替えることで、制限なく復元を実行できる仕組みとなっている。

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「EaseUS Data Recovery Wizard 20.1.0」は、誤削除やフォーマット、パーティション破損など、パソコンを使っていれば誰にでも起こり得るトラブルに対し、「最後の一手段」として用意しておく価値のあるソフトと言える。特に、写真や動画など容量が大きく、断片化しやすいデータを扱うユーザーにとって、有力な選択肢のひとつになるはずだ。
テクニカルライター 後藤 響平


SSR技術搭載のEaseUS Data Recovery Wizard 20.1.0

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『ぶっちぎりNO.1』のシェアを目指す!NetApp、26年度の事業戦略を発表

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ネットアップ合同会社は、2026年度の事業戦略発表会を9月30日(火)に開催した。当日は、インテリジェント データ インフラストラクチャー構築の重要性を提唱するNetAppの日本国内における事業戦略について、顧客事例を交えながら説明が行われた。さらに、新しく社長に就任した斉藤千春氏が初めてメディアの前に登壇し、今後のビジョンや日本市場における成長戦略への意気込みを直接伝えた。

■シェアNo.1獲得など、NetAppの25年度を振り返る
まず、同社 代表執行役員会長の中島シハブ ドゥグラ氏より、25年度に発表した内容と成果の振り返りが行われた。

中島氏は「NetAppはデータとインテリジェンスの時代に突入したと発表しました。AIの燃料となるデータを支えるのがNetAppの役割です。この新たな時代には、サイバーセキュリティとデータガバナンスという二つの課題が浮上しています。限られた人員でこれらに対応することも企業にとって大きな挑戦です」と述べた。

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さらに「NetAppは、データとインテリジェンスの時代に向けて、理想のデータ基盤として『インテリジェント データ インフラストラクチャー』というコンセプトを提唱しました。25年度は、このコンセプトを実現する革新的な技術を次々と発表した年でした。日本法人のチームは、ほぼ毎月のように新製品リリース対応に追われていました」と振り返った。

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25年度の成果については「NetAppの革新的な技術と製品は多くの顧客から高く評価され、優れたビジネス成果につながりました。25年度にはグローバル収益で過去最高を達成。特にストレージ業界の成長領域であるオールフラッシュ、Keystone、クラウドストレージの三分野で著しい成長を遂げました。この成長傾向は日本市場でも同様であり、私たちの戦略が正しかったと確信しています」と説明。

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続けて「日本では2025年第2四半期の調査で、ついに史上初めてシェアトップを獲得しました。その理由の一つは、新製品がセキュリティ、モダナイズ、AI対応といった顧客の重要なニーズに応え、高く評価されたことです。結果として、ブロック、ファイル、オブジェクトストレージすべての領域で販売を拡大できました。特に、新しいASAは業界トップクラスの機能を備えながら価格を抑え、より高い価値を提供しています」と強調した。

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■26年度、日本市場における今後の戦略
続いて、代表執行役員社長の斉藤千春氏が登壇し、26年度の日本市場における戦略について説明した。

斉藤氏は「今年からは、インテリジェント データ インフラストラクチャーを実際に活用し、お客様のデータに導入するケースが増えていきます。つまり、NetAppにとって26年度は“展開”の年であり、社長のバトンを受け取った私にとって大きなミッションになります」と語った。

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さらに「AIが本格的な段階に入り、データプラットフォームの重要性はますます高まっています。お客様のデータに関するチャレンジは4つあると考えています」と述べ、次の4点を挙げた。

・AIの拡張を加速するために、どのようなデータプラットフォームを構築すべきか。
・ハイブリッドクラウド環境下でデータモビリティを実現し、クラウドを最適化するにはどうすべきか。
・サイバー攻撃対策をさらに強化し、迅速に対応できる体制をどう整えるか。
・老朽化したプラットフォームをAI時代に即した新しい環境へ刷新するにはどうすべきか。

「これら4つの課題を一気に解決できる新時代のデータプラットフォームこそ、NetAppが提唱するインテリジェント データ インフラストラクチャーです」と強調した。

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同氏は、国内展開に向けたキーポイントとして「カスタマーサクセス」「伴走型アプローチ」「データインフラベンダー」の3点を挙げた。

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■パートナー代表・三谷産業がNetAppに期待すること
NetAppの戦略的パートナーとして、三谷産業株式会社 取締役 DX推進担当の深堀俊彰氏が登壇。深堀氏は「地域企業では人材不足が深刻化しており、デジタル技術による効率化や合理化を進めたい一方で、データインフラのモダナイゼーションとサイバーレジリエンスの2点がボトルネックになっている」と課題を指摘した。

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そのうえで、NetAppへの期待として「データインフラモダナイゼーションの点では、バックアップやDRサイト構築などお客様のデータ可用性を高める課題をワンストップで解決できること。サイバーレジリエンスの点では、ストレージでデータを守りつつ、攻めのソリューションとして再構築を可能にする点に大きな期待を寄せています」と語った。

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■新社長が宣言、NetAppは"ぶっちぎりNO.1"を目指す
深堀氏の発言を受け、斉藤氏は「NetAppは三谷産業とのパートナーシップのように、互いのビジネスをさらに高いレベルへ発展させていきたいと考えています。これからの日本市場はAIをはじめとする先進技術を急速に取り込み、一層の盛り上がりが期待されます。その中で、データの重要性、とりわけデータインフラの進化は急務の課題です。NetAppは、インテリジェント データ インフラストラクチャーを国内に広げることで、日本を元気にしたいと考えています」と語った。

さらに「パートナーとともに伴走することで、NetApp自身の成果も自然と高まると信じています。国内市場でシェアトップを獲得できたことは大変光栄ですが、各社の差はまだ僅差です。NetAppは本日の発表内容を推進することで、“ぶっちぎりNO.1”を目指していきたいと考えています」と力強く宣言した。

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今回の発表を通じて、NetAppは過去最高の成果を土台に、インテリジェント データ インフラストラクチャーの国内展開を加速させる姿勢を鮮明にした。新社長の斉藤氏のもと、パートナーとの連携を強化しながら、日本市場で“ぶっちぎりNO.1”の地位を確立する戦略を力強く打ち出したといえる。

テクニカルライター 後藤響平


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日本大学大学院理工学研究科後期博士課程修了。理学博士。日本物理学会会員。データサイエンティスト協会会員。IT系記事を中心に著書多数。原稿の依頼歓迎。

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