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折りたたみ式の全面保護プロペラガードを搭載!DJI、オールインワン型VlogカメラドローンDJI Flip

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民生用ドローンと革新的なカメラ技術で世界をリードするDJIは2025年1月14日、オールインワン型Vlogカメラドローンの新シリーズ「DJI Flip」を発表した。249g未満[1]のこのコンパクトなドローンは、折りたたみ式の全面保護プロペラガード[1]を搭載し、安全で信頼性の高い飛行を実現する。1/1.3インチCMOSセンサーを使用し、ワンタップで印象的な48 MP写真や4K動画を撮影できる。DJI Flipは、飛行時のドローン本体や周囲の安全性が大きく向上し、飛行を始めたばかりのパイロットでも自信を持って飛行させることができる。

「コンシューマー向けカメラドローンの成功を基に、DJI NeoのシンプルさとDJI Miniシリーズの優れた撮影機能を組み合わせたDJI Flipをラインナップに追加することで、空撮映像とクローズアップポートレートの両方を誰でも撮影できるようになりました」と、DJIのプロダクト エクスペリエンス ディレクターであるFerdinand Wolf氏は述べている。「DJI Flipは、AIトラッキング[1]やインテリジェント撮影モード[1]などのクリエイティブツールと、最新の折りたたみ式アームに装備した全面保護プロペラガードや自動ブレーキといった安全機能を組み合わせており、写真やドローンの専門知識のレベルに関係なく、誰でも簡単に素晴らしい空撮映像を撮影できるようにサポートします。」

[1]すべてのデータは、ラボ環境下で測定されたもの。実際の使用体験は、状況により異なる場合がある。詳細については、DJI公式サイトの製品ページを参照のこと。

■安全で信頼性の高いフライトを実現
DJI Flipは、折りたたみ式の全面保護プロペラガードを搭載し、プロペラ全面をカバーすることで、怪我やドローンへの損傷を防ぎ、安全で信頼性の高い飛行を実現する。このガードは、軽量で強度のあるカーボンファイバー製で、従来のポリカーボネート素材のガードの1/60の重量でありながら、同等の剛性と耐久性を維持する。

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■ワンプッシュでスマートに空撮
DJI Flipは、ほとんどの国や地域で特別な訓練を必要とせず、飛行手続きが簡単だ。この手のひらサイズのドローンは軽量でコンパクトであり、どこでも撮影をサポートしてくれる。森の中をハイキングしたり、急な山道を登ったりする際も、DJI Flipを簡単に飛行することができる。モードボタンを押すだけで、6種類のスマート撮影モードから選択して、印象的な映像を撮影できる。AI被写体トラッキング機能[1]を使用すると、被写体をフレーム内に捉え続ける。6種類のスマート撮影モードは、ドローニー、サークル、ロケット、スポットライト、ヘリックス、ブーメランから選ぶことができる。

■スマート機能に対応した強力なカメラを搭載
DJI Flipはハイダイナミックレンジの48MP写真を撮影でき、明暗部のディテールをより豊かに捉える。搭載カメラは1/1.3インチCMOSセンサーを備え、デュアルネイティブISOフュージョン技術、絞りf/1.7、クアッドベイヤー (4-in-1)配列技術を用いた2.4μmのピクセルサイズに対応している。また、最大4倍ズームで写真を撮影することも可能だ。HDRイメージング、シーン認識などを組み合わせた次世代機能スマートフォト[1]を使用して、鮮やかな画像を実現する。

DJI Flipは、4K/60fpsのHDR動画を撮影でき、現実に忠実な映像を撮影する。また、4K/100fpsでのスローモーション撮影や10bit D-Log Mカラーモードにも対応している。4:3アスペクト比のCMOSセンサーにより、縦向き映像にクロップしたとしても2.7Kの解像度を維持できる十分な余裕があり、スマートフォンでの視聴やソーシャルメディア向けに最適化されている。

■価格と購入方法
DJI Flipは、本日より弊社オンラインストア store.dji.com、または認定ストアから購入できる。商品構成は、下記のとおり。
・DJI Flip の希望小売価格は66,660円。
・DJI Flip (DJI RC 2付属) の希望小売価格は93,390円。
・DJI Flip Fly More コンボ(DJI RC 2付属)の希望小売価格は112,750円。

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DJI JAPAN

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山梨県内新事業メディアツアー /電力表示機能付きUSB Type-Cケーブル【まとめ記事】

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山梨県は、リニア中央新幹線の開業により、アクセス面での飛躍的な向上が見込まれている。開業後を見据えた取り組みも着々と進めており、これまで山梨県では、県内外の挑戦者による数多くの実証実験を誘致し、手厚い支援を通じて、県内各地では意欲的な新事業が展開されてきた。これら取り組みをさらに進化させ、「スタートアップ」や「ものづくり」といった枠組みにとらわれず、幅広い分野での新事業の創出や成長・飛躍を支援する新事業共創プラットフォーム「TRY!YAMANASHI!」を始動させる。本体制の始動にあたり、山梨県の新事業共創プラットフォーム「TRY!YAMANASHI!」のキックオフイベント兼メディア向けツアーを開催した。

サンワサプライ株式会社が運営している直販サイト『サンワダイレクト』は、8K/60Hzの映像出力・USB PD100Wでの高速充電・USB 20Gbpsでの高速データ通信が可能な電力表示機能付きのUSB Type-Cケーブル「500-USB087-1」と「500-USB087-15」を発売した。機器に接続することで、充電時の電力や高速充電ができているのか確認ができる電力表示機能付き。目で見て確認できるので安心して充電することができる。8K/60Hz対応で液晶テレビやディスプレイに、より高画質な映像を出力することが可能だ。※DisplayPort Alternate Modeに対応している機器に限る。

木下優樹菜さんがオープニングイベントに登場!「楽天カード アラモアナラウンジ」開設
楽天カード株式会社は、楽天カード会員様専用「楽天カード アラモアナラウンジ」を2024年9月16日に開設した。開設に先立ち、先日オープニングイベントを開催した。本イベントでは、はじめに、アラモアナセンター3階にあるアラモアナラウンジ前で、ハワイ式テープカットであるブレッシングセレモニーを行った。セレモニーにはアラモアナセンター ゼネラルマネージャー フランシス・コフラン氏をはじめ、楽天カード代表取締役副社長執行役員 石崎 安雄氏などが参列した。


食欲の秋は「おにぎり祭り」!大阪、東京、新潟で「おにぎりサミット®ローカル」開催決定
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「SHIROBAKO」の声優がゲストで登場!武蔵野市 小美濃市長の漫画好きも明らかになった「武蔵境デザインマンホール製作発表会」
武蔵野市は2024年10月4日(金)、同市を舞台としたアニメ作品「SHIROBAKO」(シロバコ)放映から10周年を記念して製作したデザインマンホールを、報道関係者向けにお披露目した。当日は、「SHIROBAKO」に登場した5人の声優が応援に駆け付けた。イベントは、武蔵野市 市長 小美濃 安弘氏の挨拶から始まった。「SHIROBAKO」は2014年に放送された日本のアニメで、アニメ業界を舞台にした作品だ。5人の女性を中心に、アニメ制作の現場で働く人々の奮闘や成長を描いている。彼女たちは高校時代にアニメ制作を共に行い、その経験をきっかけに業界に入る。リアルな制作現場の課題や苦労を描きつつ、仲間との絆や夢を追いかける姿が魅力の作品だ。舞台が武蔵野市であることから、同アニメのマンホールを製作するに至った。


1本で解決、8K/60Hzの映像出力に対応!電力表示機能付きUSB Type-Cケーブル
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アミューズヴィレッジ見学や「TRY! YAMANASHI!」キックオフイベント、ドローン配送を見学!山梨県内新事業メディアツアー
山梨県は、リニア中央新幹線の開業により、アクセス面での飛躍的な向上が見込まれている。開業後を見据えた取り組みも着々と進めており、これまで山梨県では、県内外の挑戦者による数多くの実証実験を誘致し、手厚い支援を通じて、県内各地では意欲的な新事業が展開されてきた。これら取り組みをさらに進化させ、「スタートアップ」や「ものづくり」といった枠組みにとらわれず、幅広い分野での新事業の創出や成長・飛躍を支援する新事業共創プラットフォーム「TRY!YAMANASHI!」を始動させる。本体制の始動にあたり、山梨県の新事業共創プラットフォーム「TRY!YAMANASHI!」のキックオフイベント兼メディア向けツアーを開催した。


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アミューズヴィレッジ見学や「TRY! YAMANASHI!」キックオフイベント、ドローン配送を見学!山梨県内新事業メディアツアー

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山梨県は、リニア中央新幹線の開業により、アクセス面での飛躍的な向上が見込まれている。開業後を見据えた取り組みも着々と進めており、これまで山梨県では、県内外の挑戦者による数多くの実証実験を誘致し、手厚い支援を通じて、県内各地では意欲的な新事業が展開されてきた。これら取り組みをさらに進化させ、「スタートアップ」や「ものづくり」といった枠組みにとらわれず、幅広い分野での新事業の創出や成長・飛躍を支援する新事業共創プラットフォーム「TRY!YAMANASHI!」を始動させる。本体制の始動にあたり、山梨県の新事業共創プラットフォーム「TRY!YAMANASHI!」のキックオフイベント兼メディア向けツアーを開催した。

前述のとおり、本ツアーは山梨県が推進する「新事業共創プラットフォーム TRY!YAMANSHI!」のキックオフイベントも兼ねており、本社を東京都渋谷区から山梨県南都留郡富士河口湖町に移転したアミューズの見学や全国10カ所のドローン配送を司るNEXT DELIVERYによるドローン配送見学、アミューズがオープンした複合型レストラン「Restaurant SAI」での特別ランチの美酒美食体験など、盛りだくさんの内容だった。

■ホテルをリノベーションした新本社「アミューズ ヴィレッジ」
アミューズは、日本を代表する大手芸能事務所であり、サザンオールスターズやPerfumeなど多くのアーティストやタレントが所属している。アミューズは、2021年に本社を東京都渋谷区から山梨県南都留郡富士河口湖町へと移転しており、従来の事業に加えて、山梨の地域に根ざした新事業も開始している。今回のツアーは、まずこのアミューズの新本社「アミューズ ヴィレッジ」の見学からスタートした。アミューズ ヴィレッジは、元々ホテルとして使われていた建物をリノベーションした「LAKE」と、体育館をリノベーションした「TAI-IKU-KAN」から構成されている。LAKEには、オフィスや撮影スタジオ、レッスンルーム、ジムルーム、宿泊ルームなどがあり、TAI-IKU-KANには、会議室やシアターブースなどがある。TAI-IKU-KANの横には広い芝生エリアもあり、ツリーハウスも設置されている。

LAKEのエントランスから入ってすぐの空間は、ギャラリースペースになっており、Waku氏による「It's coming soon」のネオンアートや植竹雄二郎氏の彫刻作品が飾られている。メイクルームは4人まで同時にメイクが可能で、隣には広い撮影スタジオがある。撮影スタジオにはLEDライトやストロボ、リフレクターなどの機材が完備されており、都内から撮影に来る場合でも、最小限の機材で済む。また、グリーンバック撮影にも対応でき、MV撮影などにも使われているそうだ。レッスンルームは周りが鏡張りになっており、ダンスやトレーニングなどさまざまな用途に使うことができる。オフィススペースはフリーアドレス制になっており、好きな場所で仕事をできるようになっている。

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アミューズ ヴィレッジ「LAKE」の外観。ホテルをリノベーションしたものだ


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エントランスから入ってすぐの空間はギャラリースペースになっており、さまざまなアートが飾られている。これは、Waku氏による「It's coming soon」のネオンアート


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定期的に流れる音楽にあわせて、ネオン管が点滅する


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こちらは、植竹雄二郎氏の彫刻作品


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メイクルームの様子。同時に4人がメイクできる


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撮影スタジオの様子


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撮影スタジオにはLEDライトやストロボ、リフレクターなどの機材が完備されている


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グリーンバック撮影にも対応できる


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周りが鏡になっているレッスンルーム。ダンスやトレーニングなど、さまざまな用途に使うことができる


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本格的なジムルームも用意されている


LAKEのすぐ横には、TAI-IKU-KANがある。TAI-IKU-KANには広いウッドデッキがあるほか、隣接する芝生エリアには、ツリーハウスも設置されており、イベント時など地元の子ども達に開放することもあるという。TAI-IKU-KANの中には、シアターブースや会議室、テーブル、暖炉などがあり、奥の壁にはアミューズの企業理念「感動だけが、人の心を撃ち抜ける」という文字が書かれている。その背景はサザンオールスターズのライブの写真だ。TAI-IKU-KANの中には、元々そこで使われていた跳び箱やピアノをリメイクしたテーブルもある。LAKEもTAI-IKU-KANも、快適に仕事ができる環境を作り出すための工夫が随所に感じられた。

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こちらは元体育館をリノベーションした「TAI-IKU-KAN」


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TAI-IKU-KANの横には芝生エリアが広がっており、奥にはツリーハウスが見える


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TAI-IKU-KANには広いウッドデッキもある


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TAI-IKU-KANの内部。奥の壁にはアミューズの企業理念「感動だけが、人の心を撃ち抜ける」という文字が書かれている


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奥がシアターブース。手前には2つの部屋がある


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真ん中のテーブルは、跳び箱をリメイクしたものだ


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こちらのテーブルは、ピアノをリメイクしたもの。脚もそのまま使われている


■山梨県の地勢を活かし、さまざまな事業を支援する「新事業共創プラットフォーム TRY!YAMANASHI!」
続いて、アミューズ ヴィレッジのレイクホールで行われた「新事業共創プラットフォーム TRY!YAMANASHI! キックオフイベント」に参加した。まず、山梨県知事の長崎幸太郎氏が登壇し、「このプラットフォームの意義ですが、私たち山梨県はあらゆる挑戦を支援していきたい、挑戦をするなら山梨でやろうと。新たな挑戦の聖地になることを目指していきたい」と挨拶した。

続いて、来賓の方々を交えた写真撮影が行われた。その後、山梨県知事政策局新事業チャレンジ推進監 相川和茂氏が、新事業共創プラットフォーム TRY!YAMANASHI!について次のように説明した。

山梨は、リニア中央新幹線ができれば東京から25分、名古屋から45分で行けるようになるため、その近接性を活かして、テストベッドの聖地にしたい。すでに3年前から実証実験サポート事業を開始しており、2024年9月までに合計39件のプロジェクトが実施された。今後はイノベーション関係人口を増やし、イノベーションエコシステムを確立させたい。

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アミューズ ヴィレッジで開催された「新事業共創プラットフォーム TRY!YAMANASHI! キックオフイベント」


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最初に山梨県知事の長崎幸太郎氏が挨拶した


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来賓の方々との写真撮影が行われた


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山梨県知事政策局新事業チャレンジ推進監 相川和茂氏が新事業共創プラットフォーム TRY!YAMANASHI!について説明した


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挑戦者・支援者を増やし、挑戦者と支援者が繋がることで、イノベーションエコシステムを確立させる


次に、ピッチが行われ、株式会社アミューズ アミューズ ヴィレッジ部長 斎藤大造氏がアミューズの新たな事業方針について以下のように説明した。

アミューズの理念は、「感動だけが、人の心を撃ち抜ける」というもので、これまでは世界と勝負する「アーティスト」「作品」「技術」のプロデュースをしてきたが、今後はそれに加えて、山梨のあらゆる地域資産と繋がり、「地域ブランド」をプロデュースする。具体的には、ウォーターアクティビティの「HOBIE事業」や人が生き抜く力を育む「Life Lab.事業」などを展開し、総合エンターテイメント企業として成長していく。

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株式会社アミューズ アミューズ ヴィレッジ部長 斎藤大造氏


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2021年、アミューズは本社を移転し、新たな拠点としてアミューズ ヴィレッジを創設した


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感動だけが、人の心を撃ち抜けるという理念の元アミューズはすべてをプロデュースしていく


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世界と勝負する「アーティスト」「作品」「技術」のプロデュースだけでなく、山梨のあらゆる地域資産と繋がり、「地域ブランド」をプロデュースする


次に、KEIPE株式会社 代表取締役 赤池侑馬氏が登壇し、KEIPEの事業や今後目指すことについて次のように説明した。

KEIPEは、障がい当事者のキャリア・雇用支援や食を通じた子育て支援などを行っており、障害を特別なものにせず、 誰もがそこにいていい社会を目指している。働き手を増やしていくということだけではなく、誰もが活躍できる文化を再構築していく大きなチャンスが今山梨にあると思っている。このプランを実現するために、魅せる、増やす、広げるという3ステップで進めている。山梨を多様な人が働ける、誰もが活躍できる、そういう文化を日本で1番持つ場所にしていきたい。

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KEIPE株式会社 代表取締役 赤池侑馬氏


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KEIPEは、障がい当事者のキャリア・雇用支援や食を通じた子育て支援などを行っている


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インクルーシブなリーダー・事業を「魅せる」「増やす」「広げる」という、3つのステップで広げていく


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誰もが役割と責任を持ち、働くことができる企業・地域づくりに共に挑戦していきたい


最後に、レストランnotoriオーナーシェフの堀内浩平氏とオーナーソムリエの堀内茂一郎氏が登壇した。二人は実の兄弟であり、二人で力を合わせて2024年8月23日に「レストランnotori」をオープンしたばかりだ。堀内浩平氏は次のようにレストランの特徴と今後やりたいことを語った。

私たちは富士吉田出身で、富士吉田、川口湖、西湖、鳴沢村、山中湖とか、このあたり、富士北麓地域でしか食べれない料理、 ここでしかできない体験をしていただこうということで、富士北麓キュイジーヌという、富士北麓を中心にそこで足りない食材は山梨県全体の食材を使った料理を提供している。まだレストランをオープンしたばかりだが、今後は、織物の文化にフィーチャーした食イベントや富士北嶺の自然を感じる食体験ツアー、新しいお土産の開発といった、「食」プラス「○○」で、富士北麓地域の魅力を高めていきたい。

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レストランnotori オーナーシェフの堀内浩平氏


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レストランnotori オーナーソムリエの堀内茂一郎氏


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レストランnotoriは2024年8月23日にオープンしたばかり


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「食」プラス「○○」で、富士北麓地域の魅力を高めていきたい


■「Restaurant SAI 燊」で「奥・山梨料理」の美味しさに感動
次に、「Restaurant SAI 燊」に移動し、山梨の美酒美食を体験した。Restaurant SAI 燊は、アミューズが2024年6月1日にオープンしたレストランで、料理長は豊島雅也氏が務める。豊島氏は、自らを「食猟師」と名乗り、レストランのかたわら、狩猟、養蜂、農業、キノコや山菜採取、ハーブ生産にも積極的に取り組んでいる。の「奥・山梨料理」は、富士山麓ガストロノミーとして話題を呼んでいる。

Restaurant SAI 燊は、本来予約制のディナーのみの営業だが、このツアーでは特別にランチコースを用意していただいた。また、アルコールまたはノンアルコールのドリンクコースも用意されており、食事とのマリアージュを楽しめる。筆者はアルコールのコースを選択した。

でてきた料理やワインについては、以下の写真とキャプションを見ていただきたいが、山梨ならではの食材の豊かさと、豊島氏の繊細で丁寧な仕事を存分に楽しむことができた。また、ワインのソムリエを担当していただいた永橋さんのワインに関する知識の豊富さにも舌を巻いた。馬や鹿や熊といった、普段あまり食べる機会のない食材を使った料理と素晴らしい山梨産ワインのマリアージュはとても素晴らしいものであった。ランチコースはディナーメニューのエッセンスということだが、いつかディナーコースも堪能したいものだ。

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「Restaurant SAI 燊」の外観


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Restaurant SAI 燊のメインテーブル


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壁にはワインがずらりと並んでいる


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ソムリエのお二人


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隣の部屋にも大きなテーブルがある


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カトラリーは木製だ


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特別ランチのメニュー


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料理長の豊島雅也氏。豊島氏は料理人でもあり猟師でもある


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最初に出たお酒が、ヴィンヤード・キクシマのデラウェアを使ったスパークリングワイン


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「馬鹿米」と名付けられた前菜。右が馬肉のタルタル。左が鹿のコロッケ


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山梨ならではのフルーツをふんだんに使った「果実」と名付けられた一品。ブラータチーズに燻製をかけたナシ、シャインマスカット、イチジク、柿が添えられている。下のソースはキュウリを使ったソースで、その上の少し濃い緑のソースはニラが使われている


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2本目のワインが、2023年のグレイス ロゼ。辛口のワインで色も美しい


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ソムリエの永橋さん。笑顔でワインについて説明してくれた


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左が2杯目のグレイス ロゼ。右が最初に出たスパークリングワイン


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「甲斐旨味」という名の一品。山梨の甲斐と海の貝をかけており、スープのベースはアサリとホンビノス。そこにキャベツの旨味を貝に吸わせ、太刀魚を香ばしく焼いて載せている


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「熊畑」という名のスープ。熊の脂と鹿でスープを作り、熊の小さな肉も入っている


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「鹿森」という名のメインディッシュ。右が鹿のつくね、左は鹿肉のステーキ。さくらしめじのソテーとニンジンの砂焼きローストが添えられている


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左がセブンシダーズワイナリーのKOSHU BARREL FERMENTED 2022。右がルパイヤートプティヴェルトの2018年


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今回いただいたワイン。ルパイヤートプティヴェルトは2018年と2017年の垂直飲みを体験できた


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最後にお茶が出された


■NEXT DELIVERYによるドローン配送の様子を見学
最後に、小菅村にバスで移動し、株式会社NEXT DELIVERYが行っているドローンを活用した新スマート物流「SkyHub」の見学を行った。小菅村は、人口653人の小さな村で、森林に囲まれているため、災害時に孤立してしまった経験がある。そこでいち早く2020年11月に株式会社エアロネクストと連携協定を結び、2021年11月からドローン配送の実証実験を開始した。現在は、エアロネクストの100%子会社であるNEXT DELIVERYが、新スマート物流「SkyHub」事業を行っている。

小菅村では、村内の7カ所にドローンが離着陸するドローンスタンドを設置しており、飛行ルートは9本ある。一番遠いルートは片道7.6kmにもなる。ドローンは、ドローンデポと呼ばれる集約場所で荷物が積み込まれ、そこから各スタンドに向けて飛び立つ。レベル3.5の自動航行を実現しており、基本的にパイロットが操縦することはない。ただし、離陸の指示はリモートでパイロットが行い、その後も飛行の様子をパイロットが監視している。

AirTruckは、エアロネクストとACSLが共同開発した物流専用ドローンであり、最大5kgの荷物を運ぶことができる。実際に、ドローンによる配送を見学させてもらったが、ローターの騒音は多少気になるものの、飛行機の離着陸に比べれば騒音レベルは小さく、一般的なヘリコプターのように周囲のものを風圧で吹き飛ばすような心配はない。飛行も非常に安定しており、着陸精度も高かった。

続いて、遠隔監視を行っているドローンデポ向かいのNEXT DELIVERY拠点を見学した。この拠点から、全国10自治体で行われているSkyHubの実証実験を全てリモートで制御しているとのことだ。実際に、北海道上士幌町で夕刊をドローン配送するところを見せてもらった。小菅村にいるパイロットが機体の情報やカメラの映像を確認して、離陸の指示を送ることで、上士幌町のドローンが離陸し目的地に向かって自動航行していく。目的到着までは20分ほどかかったが、着陸する様子も確認できた。拠点には、小菅村村長の舩木直美氏も来ており、挨拶を行っていた。

隣の部屋ではエアロネクストがこれまでに開発してきたドローンの試作機や次世代エアモビリティ「空飛ぶゴンドラ」の試作機などが置かれていた。今後は、実証実験を行う自治体を増やすとともに、ドローン配送約款を策定していく予定とのことだ。

ドローン配送は平常時にラストワンマイル問題を解決するだけでなく、災害時には「緊急物流プラットフォーム」として機能するというメリットがある。実際に令和6年能登半島地震において、NEXT DELIVERYが物流ドローンによる医療物資などの輸送を実施したが、災害時にドローンを活用して目視外自動航行で物資を被災地に届ける試みは国内初である。また、モンゴルでAirTruckによる血液搬送が2人の患者を救ったニュースも話題になったという。

ドローン配送の実証実験を見たのは初めてだったが、自動航行で非常に安定して飛行することに感銘を受けた。今後のドローン配送の進化にも期待したい。

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小菅村の地図の前で解説をしている株式会社NEXT DELIVERY 企画部 部長代理の近藤建斗氏


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荷物を配送しているドローンが飛んで来たところ


【動画】
山梨県内新事業メディアツアー!ドローンが着陸する様子

YouTube:https://youtu.be/8rYqLxKUWDQ

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ドローン着陸後の様子。まだ荷物は下ろしてはいない


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荷物のロックを外して荷物が地面に置かれた状態


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荷物を下ろすと、再びドローンは基地へと戻っていき、荷物だけが残される


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足元にある緑のヒモが着陸予定地点。数十センチメートルもずれておらず、見事な精度だ


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近藤氏が荷物の箱を開けているところ


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箱の中には500mLペットボトルが7,8本入っていた


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小菅村村長の舩木直美氏


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DJIの一般向けドローンを持って説明する近藤氏


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NEXT DELIVERYによるドローン配送で使われている物流専用ドローン「AirTruck」


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AirTruckのカバーを開けたところ。中央に荷物を入れるスペースがある


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専用の箱を中央に入れる


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荷物はこのように中央で固定される


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AirTruck用のバッテリー。このバッテリーを4本搭載する


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ここがリモートパイロットによる制御拠点


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ドローンのカメラ映像などを見ながら、離陸の指示などを出す。運航そのものは自動航行で行われている


【動画】
山梨県内新事業メディアツアー!北海道上士幌町のドローンを小菅村からリモートで離陸させたところ

YouTube:https://youtu.be/ifJMQbjHQbk

【動画】
上士幌町の目的地にドローンが着陸する様子

YouTube:https://youtu.be/cHxsOJY4-1k


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ドローン配送する荷物の集約場所であるドローンデポ


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ドローンデポの案内


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2024年8月26日時点で548回ドローン便を飛ばしている


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エアロネクストがこれまでに開発してきたドローンの試作機


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宅配専用ドローンや次世代物流戦用ドローンなどの試作機


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次世代エアモビリティ「空飛ぶゴンドラ」の試作機


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配送フローと責任範囲のイメージ。最終的な引取方法は4パターン想定される


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全国での「新スマート物流」の導入状況。2024年度には全国12自治体でドローン配送が社会実装される


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令和6年能登半島地震において、物流ドローンによる医療物資などの輸送を実施。災害時にドローンを活用して目視外自動航行で物資を被災地に届ける試みは国内初


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平常時はラストワンマイル問題を解決する「新スマート物流」が災害時には「緊急物流プラットフォーム」として機能する


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モンゴルでAirTruckによる血液搬送が2人の患者を救ったというニュースのポスト

テクニカルライター 石井 英男


山梨県公式ホームページ

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【撮影動画アリ】99gの専属AIカメラマン・ドローン!HOVERAir X1 Smart レビュー

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Zero Zero Roboticsの「HOVERAir X1 Smart」は、わずか99gの重量とポケットサイズが魅力の登録不要なドローンだ。パーソナルAI飛行カメラを搭載しており、リモコン不要で手のひらの上で離着陸が可能だ。あらかじめプログラムされている5種類以上の飛行モードを使い、さまざまなアングルから美しい写真や動画を撮影することができる。ホバリング性能が高く、安定した自撮りができる、いわば「空飛ぶ専属AIカメラマン」だ。今回、白・黒のカラーバリエーションの中から、黒の製品をお借りしたので、さっそくレビューしよう。

■HOVERAir X1 Smartとは?
Zero Zero Roboticsはドローンを中心に製品を提供してきた中国系の会社だ。世界中でドローンを販売しているが、小型軽量化をはかり本機で日本に進出してきたようだ。
本機は99gという軽量なので、新航空法の適用外となり、基本的には飛行申請の必要がない。だからといってどこでも自由に飛ばして良いとはならないが、比較的気軽に飛ばせる超小型ドローンである。(詳しくは後述する)

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HOVERAir X1 Smart (ボールペンと大きさの比較)


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底面


本機の特徴は何といってもホバリングの性能が飛躍的に向上したことだろう。
ホバリングとは、重力や風に逆らって飛行中に一点でじっととどまることで、その間に撮影をすることもできる。このおかげで筆者のようなドローン初心者にも操縦しやすくなっている。さらに本機では多彩な自動操縦プログラムがあらかじめ設定されているので、特に大げさな練習をしなくても、簡単にすぐに飛ばすことができる。

本機は手のひらにのるサイズで、114 x 142 x 27 mm。手のひらから離陸させて、手のひらに着陸させるのが基本だ。
飛行中には機体はかなり揺れカメラ映像が乱れるところだが、「ジンバル」の技術で揺れを打ち消すようにカメラが自動制御され、撮影画像もかなり安定している。

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梱包箱(外箱)と別売の専用充電器


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同梱品(本体、予備プロペラ2個、USBケーブル、布製袋、ドライバー、ネジ、入門ガイド、ほか)


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充電器の同梱品(充電器、USBケーブル、ACアダプタ)


■さっそく飛ばしてみよう
本体上面に操作部があり、電源を入れて飛行モードを設定し、もう一度ボタンを押すと離陸する。
飛行モードは「ホバリングモード」、「フォローモード」、「ズームアウトモード」、「俯瞰撮影モード」、「オービットモード」などがある。

99gの専属AIカメラマン・ドローン「HOVERAir X1 Smart」ホバリング飛行(1)

YouTube:https://youtu.be/VvTmr2dHPCg

99gの専属AIカメラマン・ドローン「HOVERAir X1 Smart」ホバリング飛行(2)

YouTube:https://youtu.be/Xt7wsfP8uPg

□ hovering1.mp4 ホバリングモード (ホバリング飛行(2)を撮影している筆者)
□ hovering2.mp4 ホバリングモード。その場でとどまり、カメラは筆者を追いかけて撮影
□ follow.mp4 フォローモード 筆者の後をついてくる動画撮影
□ zoomout.mp4 ズームアウトモード 筆者の前方に飛び戻ってくる動画撮影
□ fukan.mp4 俯瞰撮影モード 筆者真上に飛び戻ってくる動画撮影
□ orbit.mp4 オービットモード 筆者の周りをぐるっと回る動画撮影
□ manual.mp4 マニュアルモード アプリから飛行をリモコン操作して動画撮影

たとえば、「ホバリングモード」で操作者の顔を認識させ離陸させると、操作者が動き回っても、その場にホバリングしたまま、カメラは操作者を追いかけて撮影してくれる。

99gの専属AIカメラマン・ドローン「HOVERAir X1 Smart」ホバリングモード(1)

YouTube:https://youtu.be/mqRk9FlIxcI

99gの専属AIカメラマン・ドローン「HOVERAir X1 Smart」ホバリングモード(2)

YouTube:https://youtu.be/-aSQLxigu3s

「フォローモード」では顔を認識させたひとのあとをついてくる。

99gの専属AIカメラマン・ドローン「HOVERAir X1 Smart」フォローモード

YouTube:https://youtu.be/NAu-EKabUq0

「ズームアウトモード」では撮影しながら前方に飛行し戻ってくる。撮影者から離れるに従って周りの景色が画面に入って、操作者がじょじょにズームアウトし、戻ってくるときはズームインされるような映像を撮影することができる。

99gの専属AIカメラマン・ドローン「HOVERAir X1 Smart」ズームアウトモード

YouTube:https://youtu.be/3xLGRabyXIg

「俯瞰撮影モード」では操作者を撮影しながら真上に上昇し、戻ってくる。撮影者を真上から見た印象的な映像になる。

99gの専属AIカメラマン・ドローン「HOVERAir X1 Smart」俯瞰撮影モード

YouTube:https://youtu.be/cRzlbrm9rOI

「オービットモード」では操作者の上空でぐるぐる回りながら撮影を行い、戻ってくる。
このほか、スマホと接続し、スマホから手動で操作しながらの飛行も可能である。自動操作の場合でもスマホから飛行モードを選んだり、飛行距離などのオプションを設定して飛行させることができる。

99gの専属AIカメラマン・ドローン「HOVERAir X1 Smart」オービットモード

YouTube:https://youtu.be/eEKPn_6xjys

撮影が終わり戻ってきたら、本機の下に手のひらを広げておくと、そこに静かに着陸する。なかなかよくできていて、飛行操作はとても簡単である。

こうしたさまざまな飛行モードは、アプリ内にわかりやすい説明動画(チュートリアル)が用意されていて、初心者にとてもやさしい。

筆者のような初心者でも簡単に飛ばせるが、さらに慣れてくるとより遠くに飛ばしたり、マニュアルモードなどをもっと高度に活用しての撮影も可能になる。これはとても楽しそうだ。

99gの専属AIカメラマン・ドローン「HOVERAir X1 Smart」マニュアルモード
https://youtu.be/yREaoR11vd4

YouTube:https://youtu.be/yREaoR11vd4

本体にはカメラで撮影したデータを保存するために32GBのストレージが内蔵されている。メモリカードではないので、データはスマホアプリを使って取り出す必要がある。

今回の撮影では熱海 伊豆山温泉のホテル「ハートピア熱海」様に許可を得て本機を飛ばし撮影を行った。あいにくこの日屋外は台風が来ていて、とても撮影ができる状態ではなかったが、ホテルがすぐに許可を出してくださりとても助かった。このホテルは高台に位置しており、動画でわかるように海の見える景色が大変素晴らしい。

・熱海伊豆山温泉リゾートホテル「ハートピア熱海」のホームページ
 URL:https://www.h-atami.com/

ドローンを飛ばし撮影する許可をくださった上記ホテルに感謝している。

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アプリを起動し本機との接続を済ませたところ


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「Hover設定」を押して本機の設定を確認しているところ


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「飛行モード」各モードを可愛いイラスト付きで説明している


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「チュートリアル」の画面。基本操作をビデオで解説している


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Hoverアルバム 撮影した動画や写真を一覧。スマホにダウンロードできる


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マニュアルモードの操作画面


■本機をさらに詳しく
本体の各部を少し詳しく写真で見てみよう。

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前面操作部とカメラのアップ


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プロペラ。4つのプロペラは安全のためしっかりカバーされている。


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底面アップ。上から カメラ部、下方センサー、QRコード(アプリダウンロード用)


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後部。USB Type-C 充電ポート


写真からわかるように、本体は樹脂製のフレームで覆われており、回転するプロペラを含め保護されていて、柔らかい素材のため、壁などに衝突したり落下してもよほどのことがない限り壊れにくく、相手を傷つけないようになっている。また、ひとにぶつかっても、よほどのことがない限りケガをさせることはないと思える。

とはいうものの、それでも高いところでコントロールを失って落下し、運悪くひとにあたった場合は、ケガをさせる可能性はあるかもしれない。この点は頭に入れて、危険のないように飛ばしたい。

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本体上部のバッテリーを取り外したところ


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本体充電中


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充電器でバッテリーを充電中


バッテリーは本体正面中央に装着されている。装着したまま後部のUSB Type-C ポートから充電ができる。また、オプションで充電器(充電ハブ)とACアダプタのセットが用意されている。

バッテリーは690mAhのリチウムイオン電池で、最大飛行時間の公称値は約10分であるが、飛行後充電している間の時間がもったいないので、電池は複数用意して多く方が良いだろう。そうすると、オプションの充電器もあった方が良いと思う。

充電器は同時にバッテリーを2個充電できる。バッテリーは本体充電、充電器による充電ともに、1個あたり12W~14Wの急速充電ができる。

今回は別売の専用収納ケースを合わせてお借りすることができた。本機と充電器、ACアダプタ、USBケーブルをコンパクトに収納して持ち運べてとても便利である。

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別売の収納ケース


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収納ケースに一式納めたところ


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本体重量、実測も99g


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本体梱包箱 プロペラが付いている


本体の梱包箱は2重になっており、内側の白い箱にはちょっとしたギミックが施されていた。箱の中身を引き出すとプロペラがくるくる回り、楽しい。

99gの専属AIカメラマン・ドローン「HOVERAir X1 Smart」 梱包箱を開けるとプロペラが回る

YouTube:https://youtu.be/XwDqp64gYYI

気になる騒音レベルや風の影響であるが、それなりの音はするし風も起こす。しかし、小型なので周りに大きな迷惑をかけると言うほどではないだろう。

■楽しく飛ばすために知っておくべき法規制と注意点
2015年(平成27年)航空法が改正され、ドローンや無人航空機の飛行ルール(機体の登録や飛行申請のルール)が制定された。この中で100g未満の本機のようなドローンは登録や飛行申請の対象外になっている。
他に、警察庁所轄の「小型無人機等飛行禁止法」で規定される重要施設(皇居、霞ヶ関の諸官庁、国会、政党本部、原子力発電所、米軍基地など)付近や、各自治体が定める公営の公園などでの飛行禁止ルールがある。

民法の規定等により、私有地や施設の使用者の許可を得ずにドローンを飛ばすのも咎められる場合がある。迷惑行為と見なされないように許可を得て飛ばすことが必要だろう。
これらはドローンの重量による規定はなく、100g未満の本機でも適用される。

もちろん、そのほかにも周りに危険や迷惑を感じさせないような気配りが必要である。

たとえば都内は都立の公園など、貴重な広い場所なのにドローンを禁止している施設が多く、気軽に飛ばせる場所が少ないのが現状だ。筆者は都内のマンションに住んでおり、調べれば調べるほど近所でドローンを気軽に飛ばせる場所がないことに驚いた。

100g未満の本機のような小さなドローンはもう少し気軽に飛ばせても良いんではないかと個人的には思うが、ルールはルール、まずはしっかりとルールやエチケットを守って楽しみたいものである。

今回実際に施設に許可を得てドローンを飛ばしたのだが、小さな実機を見せて「施設に迷惑をかけないこと」「なるべく周りに別の客がいない安全な時間帯に飛ばすこと」を説明したところ、快諾をいただくことができた。参考になれば幸いである。

■最高に楽しい超軽量級ドローン
今回本機をお借りして試したところ、評判通りの最高に楽しい製品だった。過去、同様のドローンを購入して何度もがっかりさせられた経験があるが、このドローンはまさに期待通り、いや、期待以上のものだった。

本機の長所は数多く挙げることができる。
・ドローン初心者の私でもすぐに飛ばせること。
・そして安定したホバリングや自動操縦のおかげですぐに動画撮影を楽しめること。
・落下しても壊れにくい、丈夫かつ柔らかいフレームで機体全体が覆われていること。
・電池や充電器、収納ケースなど、周辺機器がしっかりそろっていること。
・スマホ連携機能やチュートリアルなど、本体以外もとても使いやすく整備されていること。

一方、短所といえるほどのものはあまりない。もちろん、もっと長い飛行時間や電池の持ち、画質の向上を望めばきりがないが、現状レベルでも十分に「空飛ぶ専属AIカメラマン」として役に立つ。実力は動画をご覧頂いてわかると思う。
価格面では59,980円(基本セット、税込、メーカー直販価格)と「気軽に買える」といえるか微妙だが、十分それに見合った価値があると思う。

ただ、ひとつ考慮しておかねばならいことがある。筆者のように、購入してもなかなか飛ばせる場所がない場合がある。ただ、今回のように、屋外でだめでも場所を選べば屋内で許可を得て飛ばすなど、いろいろ工夫できることもある。
それにしてももっともっと屋外で飛ばしてみたかった。思い切って買ってしまうか、それとも今後旅行に行くときなどに借りるようにするか考えたいと思った。そんな魅力的なドローンだ。
テクニカルライター 鈴木啓一


「HOVERAir X1 Smart」製品情報

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