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AI翻訳から名刺交換まで1台で完結!InnAIO「TransNote」で見えた次世代ビジネスツールの実力

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グローバル化が加速する現代のビジネス環境では、海外企業との商談や国際会議、多国籍チームとの共同プロジェクトが日常的になりつつある。一方で、言語の壁や会議記録の作成、顧客情報の管理といった業務負担は依然として大きく、多くのビジネスパーソンが効率化の課題を抱えている。そうした課題に対し、「1台でコミュニケーション業務を完結させる」というコンセプトのもとに誕生したのが、InnAIOの新製品「TransNote」だ。

AIによる会話の翻訳・録音・要約・Super Button(AI音声入力サポート)・デジタル名刺交換という5つの機能を1台に集約し、ビジネスシーンにおける情報の取得から整理、共有までをサポートする。今回、製品の詳細を確認する機会を得たが、単なる翻訳機の枠を超えた“AIコミュニケーションデバイス”という印象を受けた。実際にどのような特徴を持ち、どのような場面で活躍するのか、その魅力を詳しく紹介したい。

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■AI翻訳が実現するスムーズな国際コミュニケーション
TransNoteの最大の特徴は、140以上の言語に対応するリアルタイムAI翻訳機能である。最短0.5秒という高速処理により、相手が話した内容を瞬時に翻訳し、自分の言語で理解できるだけでなく、自分の発言も相手の言語へ自然に変換して伝えられる。

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近年ではスマートフォンの翻訳アプリも普及しているが、会話のたびに端末を操作したり、翻訳画面を確認したりする手間は少なくない。TransNoteは専用デバイスとして設計されているため、会話の流れを妨げることなく、より自然なコミュニケーションを実現する。

特に注目したいのが、AIによる音声クローン技術だ。一般的な翻訳機では翻訳後の音声が機械的な読み上げになるケースが多い。しかしTransNoteでは、自分自身の声質を学習し、翻訳後も自分の声で相手に伝えることが可能だ。


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例えば海外の展示会や商談会でプレゼンテーションを行う際、自分の声で話しているような感覚を維持しながら多言語対応ができる。言葉だけでなく、話し手の個性や感情も伝わりやすくなるため、信頼関係の構築にも効果を発揮しそうだ。

さらに、対面での会話だけでなく、電話やオンラインミーティング、チャット、メールにも対応している点も魅力である。国際的なビジネスが当たり前になった今、翻訳ツールは単なる補助機能ではなく、企業競争力を支えるインフラになりつつある。その意味でTransNoteは、これからの時代に求められるコミュニケーション環境を先取りした製品と言えるだろう。

■会議の記録から要約まで自動化する業務効率化機能
ビジネス現場で意外に大きな負担となるのが、会議後の議事録作成である。会議中は議論に集中したい一方で、後から内容を整理し、関係者へ共有する作業には相当な時間がかかる。

TransNoteは、この課題に対して録音から文字起こし、要約までを自動化する機能を提供する。骨伝導マイクと複数の全指向性マイクを搭載し、半径約5メートルの範囲で発言者の声を高精度に収録できる。会議室での打ち合わせはもちろん、展示会場や商談スペースなど、比較的騒がしい環境でも活用できる設計となっている。

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録音データは専用アプリと連携し、自動で文字起こしを実施。さらにAIが内容を分析し、重要ポイントを抽出して要約を生成する。会議終了後すぐに概要を共有できるため、従来のように録音を聞き返しながら議事録を作成する必要がない。

実際に取材現場を想像すると、この機能の価値は非常に大きい。記者会見や発表会では膨大な情報が飛び交うため、後から録音を聞き直す作業だけでも相当な時間を要する。TransNoteがあれば、その負担を大幅に軽減できる可能性がある。

さらに特徴的なのが、マインドマップ形式で情報を整理する機能だ。会議内容を単なる文章として保存するのではなく、テーマごとの関係性を視覚的に整理できるため、議論の流れや意思決定の背景を把握しやすい。会議資料や企画書作成のベースとしても活用できそうだ。

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■「Super Button」が変える新しい入力スタイル
TransNoteには「Super Button」と呼ばれる独自機能が搭載されている。この機能は、ボタンを押して話すだけで音声をテキストへ変換し、メールやチャット、SNS投稿、メモ作成などに活用できるというものだ。

音声入力そのものは珍しくないが、TransNoteの特徴はAIが自然な文章へ整形してくれる点にある。人が話す言葉には「えー」「あのー」「そのですね」といったフィラーが含まれるが、これらを自動的に除去し、読みやすい文章としてまとめてくれる。

実際、移動中や取材先ではパソコンを開けない場面も多い。そんな時に思いついたアイデアや取材メモを音声で残し、そのまま文章化できるのは大きなメリットだ。

営業担当者であれば訪問後の商談記録を残す際に活用できるし、経営者であれば移動中にアイデアを整理することも可能だ。ライターや編集者にとっても、記事構成や原稿の下書きを音声で作成できるため、執筆効率の向上につながるだろう。

近年は生成AIの進化によって「話すこと」がそのまま「書くこと」へ変わりつつある。Super Buttonは、その流れを象徴する機能と言える。

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■NFC対応デジタル名刺交換で営業活動もスマートに
展示会やイベント取材、商談会などでは、多くの人と名刺交換を行う。しかし紙の名刺は管理が煩雑で、後から情報を探すのに苦労することも少なくない。

TransNoteはNFCを活用したデジタル名刺交換機能を搭載している。端末をかざすだけでプロフィール情報を共有でき、双方向での情報交換も可能だ。交換した情報はアプリ内に保存されるため、紙の名刺を整理する手間を削減できる。

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展示会取材などでは1日に数十枚もの名刺を受け取ることもあるが、デジタル化されていれば検索や管理も容易になる。企業名や担当者名で瞬時に検索できるため、後日のフォローアップにも役立つだろう。

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また、TransNoteはオフライン翻訳にも対応している。海外出張先では通信環境が不安定なケースも少なくないが、ネットワーク接続がなくても一定の機能を利用できる点は安心材料だ。

翻訳機、録音機、議事録ツール、音声入力ツール、名刺管理ツールだ。これまで別々に存在していた機能を1台にまとめたことで、持ち歩く機器やアプリを減らせる点も魅力である。ビジネスパーソンの荷物を減らしながら、生産性を高めることができる。MagSafeに対応しており、未対応の機種向けにマグネットリングも付属されている。スマホと一緒に手軽に持ち歩くことができる。

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本製品は、日常業務を効率化してくれるデジタルガジェットだ。海外との取引が増えている企業はもちろん、営業職、ライター、コンサルタント、経営者など、多くのビジネスパーソンにとって有力な選択肢となりそうだ。

なお、本製品は、クラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING」にて、2026年5月19日12時より日本市場向けのプロジェクトを公開し、先行支援の受付を開始した。本プロジェクトでは、一般販売に先駆けて特別価格で提供される予定であり、いち早く製品を体験できる機会となっている。

<プロジェクト概要>
URL: https://greenfunding.jp/innaio/projects/9253
開始日時〜終了予定日時:2026年5月19日12時〜7月10日23時59分(予定)
リターン価格:最速早割 19,800円(一般販売予定価格から38% OFF)限定100個
納品予定:6月下旬より順次配送予定

InnAIO「TransNote」 - クラウドファンディング

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多言語動画音声翻訳サービス「AI動画翻訳くん」の提供を開始!オフショアカンパニー野呂代表に、開発背景と今後の展望を聞く

オフショアカンパニー野呂 インタビュー画像

株式会社ベクトルの子会社である株式会社オフショアカンパニーは、動画を活用した企業のグローバルコミュニケーションの支援を目的に、話者の音声をそのまま合成し、50カ以上の言語に対応する日本初の多言語動画音声翻訳サービス「AI動画翻訳くん」を独自開発し、2024年10月10日(木)より提供を開始した。企業の動画コミュニケーションをさらに加速するサービスであるだけに、気になるサービスだ。そこで、同社 代表取締役 野呂 健太氏にインタビューをおこなった。

■オフショアカンパニー野呂代表にインタビュー
野呂氏は、損害保険ジャパンでのDX事業推進やオプトデジタルでの社長経験を持ち、テクノロジーとビジネスの両面から、企業のデジタル戦略を支援してきた。そして、2024年に入り、ベクトルグループのグループCTOと新たに立ち上げたオフショアカンパニーの代表に就任。ビジネス思考のCTOとして、新たなキャリアをスタートしている。本インタビューでは、野呂氏の取り組みや、高精度翻訳技術と音声合成技術を組み合わせた多言語動画音声翻訳サービス「AI動画翻訳くん」の開発背景と今後の展望を紹介する。

オフショアカンパニー野呂 プロフィール画像


<プロフィール>
株式会社オフショアカンパニー 代表取締役 野呂 健太│Kenta Noro
株式会社オフショアカンパニー/代表取締役(2024‐現在)
株式会社ベクトル /グループCTO(2024‐現在)
‐ベクトルグループ全体のシステム開発統括、PMIの推進
株式会社デジタルシフト 開発事業統括責任者(2021‐2023)
株式会社オプトデジタル/代表取締役CEO(2020)
損害保険ジャパン株式会社/デジタル戦略部門(2017‐2020)
株式会社NTTドコモ/新規事業部門(2011‐2017)

〇ベクトルグループの広める力を、AI Tech領域から支える存在に
――まず、株式会社オフショアカンパニーについて教えてください。主な事業内容や、ベクトルグループ内での位置づけはどのようなものでしょうか?
野呂氏:株式会社オフショアカンパニーは、ベクトルグループの一員として、システム開発の民主化の実現を目指し、立ち上げた企業です。日本企業のデジタル化が叫ばれて久しい状態ですが、実際のところ、まだまだ日本企業においてはデジタル化はもちろん、本来のDXとは距離がある状況です。私たちは、この本質的な課題に向き合う存在として生まれました。

〇DX推進のエキスパートからベクトルグループへ
――野呂氏がベクトルグループに参画された経緯と、現在の役割について教えていただけますか?
野呂氏:私がベクトルグループに参画したのは今年(2024年)の2月です。これまで、株式会社NTTドコモや損害保険ジャパン株式会社、そして、インターネット広告代理店からDXを担うべく、2020年7月に商号変更を行ったデジタルホールディングス傘下のグループ企業の代表を務めるなど、DX推進や新規サービスの立ち上げを担当してきています。このようなキャリアを経て、ベクトルグループからお誘いをいただき、ベクトルグループのCTO(Chief Technology Officer)と、オフショアカンパニーの代表取締役を兼務する形で参画することになりました。

〇CTO就任後、初めて手掛けたのは、グループのサーバー費用の削減!?
――野呂氏はベクトルグループのCTOとしても、グループ全体のTech領域を統括されているとお伺いしました。CTOとして最初に取り組んだ仕事はどういうものだったんでしょうか。
野呂氏:ベクトルグループのCTOとして私が最初に取り組んだのは、サーバー費用の削減でした。着任後、最初の約1ヶ月をかけて集中的に取り組み、年間4,000万円から5,000万円程度の削減に成功しました。この削減を営業利益貢献とみなした場合の売上に換算すると、5億円売り上げるのと同じくらいのインパクトがありました。つまり、コスト削減によって、新たに5億円の売上を立てるのと同等の効果を生み出せたわけです。

――それはすごい成果ですね。
野呂氏:私はこれまでも、スピーディーに成果を出すことに重きをおいています。CTOというのは技術的な知識を活かすことはもちろんですが、経営的な視点を持ち合わせていることが、極めて重要です。

――一方で、CTOという役割は、まだあまり日本企業では定着していないようにも見受けます。それはどのように捉えていますか。
野呂氏:おっしゃるとおり、日本企業においては、CTOはあまり浸透している状況にはないかもしれません。ある調査では、CTOを設置している企業の割合が20%を下回っているといった結果も出ていました。売上高1兆円規模の企業でも、35%程度のようです。その背景には、いわゆるIT人材の不足といった側面もあると思います。

――なるほど。そのなかで、さらに経営的な視点をもったCTOが重要というのはどういうことですか?
野呂氏:CTOはその特性上、技術的観点に重きをおきやすくなる側面があると感じています。また、経営層や事業サイドとのコミュニケーションがうまく取れないといった話を耳にすることも多いです。そのような状況において、本質的にTech領域から事業をドライブするためには、ビジネス思考を持ち合わせたCTOという役割が、極めて重要だと考えています。

――では、野呂氏はまさにその観点で、ベクトルグループにジョインされたのですね。
野呂氏:はい。ベクトルグループはこれまで、PR企業としてさまざまなソリューションを通して、世の中に広く情報を届けることを生業としてきました。そのようななか、近年では広告会社ともビジネスモデルの重なりも増えてきています。ベクトルグループでは「ローコスト」「ミドルクオリティー」そして、「スピーディー」といった方針を掲げています。ここに、私自身がビジネス思考のCTOとして、社内外の垣根を越えて、Tech領域において自ら手を動かし、クイックにプロダクトを作り出し、クライアント企業のビジネス機会の創出につなげていきたいと考えています。

<AI技術で言語の壁を越える「AI動画翻訳くん」の誕生>
サービス概要:多言語動画音声翻訳サービス「AI 動画翻訳くん」は、動画内の話者の声の特徴を完全に保持したまま、世界最高水準の翻訳精度95%超という、高精度な翻訳技術を用い、50 カ国以上の言語に翻訳する。これにより、従来の字幕や吹き替えとは一線を画し、話者本人が外国語を流暢に話しているかのような、自然で説得力のある多言語コンテンツの生成が可能となる。

①AI動画翻訳くん KV

サービスサイトURL:https://vectorinc.co.jp/groupservice/ai_translate

〇「AI動画翻訳くん」の開発背景
――そこで、野呂氏が代表を務めるオフショアカンパニーから、この度プロダクトの第一弾としてリリースされたのが「AI動画翻訳くん」ということですね。改めてサービスの開発に至った背景と、どのような市場ニーズに応えようとしたのか、詳しく教えていただけますか?
野呂氏:「AI動画翻訳くん」の開発背景には、AIを活用し、さらなる動画AIの可能性を探るという側面があります。ベクトルグループでは「ベンチャーTV」や「IRTV」「JOBTV」といった、動画を活用したさまざまなソリューションを提供しています。このグループで培ってきた強みと、AIを掛け合わせることで何か面白いものが作れるのではないかと考えたんです。市場ニーズとしては、海外向けに事業を考えている企業の方々の課題に着目しました。多くの人にとって、流暢な英語を話すことは簡単ではありません。この言語の壁が、良いサービスを保有しているにも関わらず、海外展開を躊躇させる要因の一つになっているというケースもよく耳にします。

――言語の壁は海外展開を考える上で大きな課題ですよね。
野呂氏:特に個人や中小企業の方々にとっては、専門の翻訳サービスを利用するのにかかる費用や手間が大きな障壁になっていました。私たちは、この障壁を壊したいと考えたんです。「AI動画翻訳くん」を通じて、誰でも手軽に自分の言葉を他言語に翻訳できる環境を提供することで、より多くの人々が国際的なコミュニケーションに参加できるようになると考えました。これは、ビジネスチャンスの拡大にもつながる可能性がありますからね。

〇精度の高さと自然な仕上がりが特徴
――「AI動画翻訳くん」の主な特徴や、他のサービスと比較しての革新的な点について、具体的に教えていただけますか?
野呂氏:はい、「AI動画翻訳くん」の主な特徴は、翻訳の精度95%超といった精度の高さと、まるで自分の声で話しているように翻訳できる点です。これが他のサービスと比較して、革新的な点だと考えています。従来の翻訳サービスでは、機械的な声だったり、そもそも翻訳できていなかったり、自分とは全く異なるニュアンスの声で翻訳されることが多かったのですが、「AI動画翻訳くん」では、ユーザー自身の声の特徴を維持したまま翻訳を行います。つまり、まるで自分が外国語を流暢に話しているかのような自然な仕上がりになるんです。

翻訳の精度も私たちが特に力を入れている部分です。各言語に対応する業界用語のデータベースを読み込ませていることに加え、HeyGenなどの翻訳サービスでは無く、独自のAIエンジンを構築しており、より自然で正確な翻訳が可能になっています。これにより、ビジネスシーンでも安心して使用していただけるクオリティを実現しています。ちなみに、私もHeyGenなどのAPIの活用を考えていましたが、日本語という複雑な言語の翻訳においては、まだビジネスで使えるレベルでは無いと考えています。我々のサンプルで英語から日本語への翻訳も実施しているのですが、こちらは実は非常に難易度の高い技術となっており、世界中でもこの精度で実現できているサービスはないと自負しています。

〇ユーザーが簡単に使えるシンプルなサービスを
――サービスの開発過程で特に工夫した点はありますか?
野呂氏:開発において最も重視したのは、ユーザーが簡単に使えるシンプルなサービスを作ることでした。高度な技術を使っていても、それが一部の人にしか使えないものであれば意味がありません。そこで私たちは、難しい技術をいかに広く一般の方々に使っていただけるか、ということに注力しました。まず、極力シンプルにし、ユーザーインターフェース※やツールといった提供方法を止めました。動画を指定のURLにアップロードするだけで利用できるようにしたんです。そして、最短2日後には翻訳された動画が完成するという、分かりやすい設計にしました。
※ユーザーインターフェース(UI)とは、ユーザーがコンピューターやスマートフォンなどの機器を操作するための仕組み。私たちが日常的に触れる画面やボタン、アイコンなど。

品質面では、各言語に精通したメンバーを揃えることで翻訳の質を高めました。具体的には、日本語、英語、中国語はもちろん、韓国語、ドイツ語、フランス語にも対応できる日本人スタッフを配置しています。対応言語数は50か国語以上です。AIによる自動翻訳を大部分の翻訳のベースとしつつ、最終的には各言語の専門家が最終チェックを行うハイブリッドな方式を採用しています。これにより、AIの効率性と人間の言語感覚を両立させ、高品質な翻訳を実現しています。

〇グローバル展開を加速させる可能性
――「AI動画翻訳くん」の具体的な利用シーンや、想定している主なターゲット層について教えてください。
野呂氏:「AI動画翻訳くん」の利用シーンは実に幅広いです。まず、観光系の動画が挙げられます。日本の魅力を海外に発信する際に活用できます。次に、企業のグローバル戦略の一環として使用されるケースもあります。特に、2025年4月から東証プライム上場企業においては決算情報や適時開示情報について、日本語と英語の同時開示が義務化されることを考えると、そのニーズは高まると予想しています。教育分野では、オンライン学習教材、企業の外国人向け研修資料の多言語化などにも役立ちます。さらに、YouTubeを含めたエンターテイメント業界の最新コンテンツの海外展開にも活用できるでしょう。

――なるほど、観光PRや企業の海外展開支援など、多様なニーズに応えられそうですね。特に決算発表の英語対応は、多くの企業にとって重要な課題になりそうです。

〇AI技術の融合で自然な音声を再現
――実はデモ動画を拝見させていただいておりまして、本当に細かいニュアンスも表現できる優れたサービスでついにAIもここまで来たかと感動しました。こうした自然なイントネーションで翻訳する精度や品質管理について、どのような取り組みをなさったんでしょうか?
野呂氏:ありがとうございます。確かに、細かいニュアンスの表現には特に注力しています。簡単に説明すると、複数のAI技術を組み合わせ+人の力で解決しています。

まず、動画から音声を抽出する技術を使用しています。また、OCRなどの画像中のテキストを読み取る技術も活用しています。次に、抽出したテキストを翻訳し、さらにその翻訳されたテキストを音声に変換します。
そして、表情と音声を合成し同期させるAI(=話者の感情に合わせてトーンを変えるAI)も使用しています。例えば、気持ちがこもっている声であれば、翻訳後も同じ声色として再現するわけです。

これらの技術を組み合わせることで、言語が違ってもニュアンスがほぼ同じ翻訳を実現しています。ただし、全てをAIに任せるのではなく、最終的な品質確認は人間が行っています。いくらAIが優れているからと言っても、翻訳対象の言語によって同じ意味を表現する言語数が異なるため、どうしても翻訳後に早いテンポになってしまったりと、完全に自動化して翻訳することが難しいんですよね。

〇オフショアカンパニーが目指す今後の展望
――今後1年間の具体的な目標や、中長期的なサービス展開の展望についてお聞かせください。
野呂氏:はい、実はまだ動画関連の新規サービスを現在構想中です。詳細はまだお伝えできませんが、こちらもAIを活用した非常にニーズのある面白いサービスになる予定です。年内くらいには発表できると思いますので、楽しみにしていてください。ユーザーとともに広げるサービスの可能性

――最後に、「AI動画翻訳くん」を通じて実現したい野呂氏の想いや、ユーザーの皆さま、そして社会全体へのメッセージをお聞かせください。
野呂氏:「AI動画翻訳くん」を通じて、さまざまな可能性を広げていきたいと考えています。例えば、スタートアップ企業や中小・中堅企業の方々が海外展開を加速させるきっかけになれば嬉しいですし、逆に海外の優れたサービスを日本に紹介するツールとしても活用していただければと思います。そうした取り組みが、新たなビジネスチャンスを生み出すことにつながると確信しています。

また、医療業界での活用も期待しています。例えば、近年では海外からの移住者も増え、外国人の患者さんも増えている現状において、治療内容を患者さんの母国語でわかりやすく伝える際に役立てていただけるのではないでしょうか。

これらにとどまらず、サービスの可能性はまだまだ広がっていくと捉えています。むしろ、ユーザーの皆さまと一緒に「こんな使い方もできるんだ」と新しい活用方法を探っていけたらと思っています。

――ユーザーとともにサービスの可能性を探っていくというオープンな姿勢が、新たな活用方法の発見につながりそうです。
野呂氏:私たちの想像を超えた使い方や、思いもよらない分野での活用など、ユーザーの皆さまとともにサービスの可能性を広げていきたいですね。最終的には、「AI動画翻訳くん」が皆さまのお役に立ち、日々の生活やビジネスで活用していただけることが何よりの喜びです。言語の壁を越えて、より多くの人々がつながり、新たな価値を生み出す。そんな未来の実現に少しでも貢献できればと思っています。

――言語の壁を越えて人々をつなぎ、新たな価値を創造するという野呂氏のビジョンが非常に心に響きます。「AI動画翻訳くん」が、グローバルなコミュニケーションを促進し、様々な分野で革新をもたらす可能性を感じました。野呂氏の熱意と先見性が、このサービスの発展と社会への貢献につながっていくことを期待しています。貴重なお話をありがとうございました。

多言語動画音声翻訳サービス「AI動画翻訳くん」

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関口哲司

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