安倍政権が進めるアベノミクスで、日本経済は着実に回復しつつある。
政策は「3本の矢」といわれる。「第一の矢」である黒田・日銀の質的・量的緩和に続く「第二の矢」が機動的財政策である。その中身は、当面、積極的な財政出動を行うことである。中心は東日本大震災からの復興で、安倍政権は2012年度補正予算以降、2014年度通常予算にいたるまで、切れ目ない対策をとっている。
今後も、14年度予算を前倒しし、9月までに3分の2以上を執行するという数値目標を掲げている。4月からの消費税増税による景気動向次第では、14年度補正予算や追加金融緩和の実施も浮上する可能性がある。
こうした中、中堅を含むゼネコン各社は大いに恩恵を受けているが、建設関連の周辺銘柄にも注目したい企業がある。今回は、そのような3銘柄を取り上げたい。
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