時をさかのぼることおよそ17年前の1996年4月、日本でYahoo!JAPANがインターネットサービス提供を開始した。当時、日本橋箱崎町にあったソフトバンク本社ビル10Fの片隅に事業部として立ち上がり、サーファーと呼ばれる人たちが24時間体制でインターネットを逐一チェックし、新たなホームページをカテゴリーごとに分類してディレクトリデータベースに登録するという作業を手動で行っていた。

その当時ソフトバンクで働いていた筆者。サービス開始1か月の間、MA-1を着たジェリー・ヤン(米Yahoo!創業者、元CEO)と本社ビルエレベーターで何度も乗り合わせ挨拶をするなど、いまでは考えられないような環境であった。

室内にはコンパック(現在のヒューレット・パッカード)のブレードサーバーがポツンと置かれ、そのサーバーがYahoo!JAPANのすべてであり、そしてそのサーバーでも十分耐えられる程度のネットユーザーからのアクセス数であった。現在のように1日で19億もアクセスされる巨大ポータルに成長するとは、誰も予想していなかっただろう。

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