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規格外の“もったいない”野菜も使用したエシカルな新業態!モスが手掛けるドリンクスタンド「Stand by Mos」が東武池袋駅にオープン

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キービジュアル

モスバーガーを展開する株式会社モスフードサービスは2024年8月9日(金)、主に規格外品などで廃棄されてしまう野菜を使用したドリンクを販売する新業態のドリンクスタンド「Stand by Mos」(スタンドバイモス)を、東武東上線「池袋駅」の改札内にオープンする。

同社では外食産業を取り巻く環境の変化に合わせて、都心一等地に出店できる小型店舗やキッチンカーなど新業態への挑戦を進めてきた。ドリンクスタンドはハンバーガー業態と異なり、小規模な厨房で客席を設けなくとも、駅構内や商業施設などの超狭小物件への出店が可能な業態だ。コロナ禍による外出制限が解除され、人流が戻りつつあるなかで、全国でも屈指のターミナル駅である池袋駅の利用者数は、2019年度比で85%程度まで回復している※1。1日あたりの乗降客数40万人を誇る、東武東上線池袋駅の駅構内に新業態店舗を開業することで、超狭小物件への更なる出店に向けた検証を進めていく。
※1東武鉄道の公表資料より算出 https://www.tobu.co.jp/corporation/rail/station_info/

また、同社では創業当初から生野菜にこだわった商品を提供してきました。モスバーガー店舗で使用する生野菜は全て、同社が独自に関係を構築した全国117産地、2,379軒(2023年度末)の契約農家で、農薬や化学肥料の使用を継続的に削減する姿勢を持つ農家さんによって栽培された「モスの生野菜」だ。また、生野菜の安定調達と、産地との協力体制強化を目指し、2006年からは農地所有適格法人「モスファーム」を地域の生産者と共同で設立・運営している。

「Stand by Mos」では、これまでに同社が築いてきた野菜の調達ルートや産地との協力体制を活かしながら、モスバーガー店舗と同じ『モスの生野菜』も使用したジュースやスムージーを販売する。また、味や風味は問題がないものの、サイズが大きすぎる・小さすぎる、表面にキズがあるなどの理由で本来は廃棄されるはずの規格外品や野菜の端材を使用することで、食品ロス削減や産地・生産者の支援を目指すエシカルな店舗運営に取り組むと同時に、成人1日あたりの野菜摂取量の目標達成に貢献し、お客さまの健康に寄与していくとしている。

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店舗外観


■「Stand by Mos」ブランド紹介
●コンセプト:「いつでも自然を、あなたのそばに」
“モスの生野菜を使ったドリンク”で都市生活の中であっても、自然・季節を感じてもらいたい。

●ネーミング:Stand by Mos(スタンドバイモス)
モスバーガーの“自然との関わりを尊重し生活に活かす”という価値観や理念を共有、一緒に成長していくことを意味している。また、ドリンクスタンドを目的地までの休憩(癒し)スポットと考え、“次の移動のStandby (スタンバイ)”との意味ももっている。

■「Stand by Mos」こだわりのメニュー紹介
看板商品である「しっかりトマトなモストマトジュース」は、『モスの生野菜』の規格外トマトとパタゴニアソルトで作った加熱処理なしのトマトジュースで、トマトに自信のある同社ならではのドリンクに仕上げた。その他にも、本来なら廃棄されたり加工食品用に使用される親生姜※2を使用した「ほっこりスパイシーなモスジンジャーラテ」や、“皮まで食べられるレモン”として知られる『せとだエコレモン※3』も使用した「さっぱりリフレッ シュ!モスレモネード」など、モスバーガーで使用するおいしい生野菜や果物を新しい形で提供することで、同社ならではの『モスの生野菜』の魅力を伝える。また、モスバーガー店舗で販売しているシェイクなどのドリンクを一部取り扱うほか、季節に合わせた期間限定メニューの販売も予定している。
※2 しょうがを栽培する際の種として使用された生姜のことを指す。通常の生姜より繊維が多く、辛みが強いのが特徴だ。
※3 広島県尾道市瀬戸田町で栽培されるブランドレモン。厳格な基準を設けた減農薬栽培により、化学農薬・肥料を通常の5割に抑えて栽培されている。

<商品一覧>
●「しっかりトマトなモストマトジュース」(420円/180ml CUP)

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モスのトマトとパタゴニアソルトで作った、トマトを楽しむトマトジュースです。モスバーガー店舗には出荷できない規格外(サイズが大きすぎる・小さすぎる、割れやキズがあるなど)のトマトを中心に使用している。成人が1日に必要な野菜摂取量目標 350g※4のおよそ 1/2 を摂取することができる。
※4 厚生労働省が進める「21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)」では、健康を維持するために必要な野菜の摂取目標量を成人1日当たり350g以上に設定している。

●「ちょっぴりフルーティーなモストマトスムージー」(500円/180ml CUP)

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モスのトマトと青森県産りんご果汁を合わせた、フルーティーで飲みやすいスムージーです。モストマトジュース同様に、規格外のトマトを中心に使用しており、成人が1日に必要な野菜摂取量目標 350g※4のおよそ 1/3 を摂取することができる。

●「しっかりベジーなモスグリーンスムージー」(500円/180ml CUP)

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えぐみの少ないサラダほうれん草を使用したグリーンスムージー。生鮮の野菜は全て『モスの生野菜』を使用しており、パイナップルを加えて飲みやすく仕立てました。成人が1日に必要な野菜摂取目標 350g※4のおよそ 1/3 を摂取することができ、野菜を手軽に摂りたい方におすすめの“飲むサラダ”だ。

●「きゅんと甘ずっぱいモスベリーベリーベリースムージー」(500円/180ml CUP)

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ストロベリー、ブルーベリー、ラズベリーを使ったスムージー。甘みと酸味のバランスが良いブランドいちごの福岡県産『あまおう』と栃木県産『スカイベリー』のそれぞれのソースを使用し、飲みやすい甘ずっぱさに仕上げた。
※ストロベリー果肉13.4%、ブルーベリー果肉2.8%、ラズベリー果肉2.3%、あまおう果肉5.9%、スカイベリー果肉 1.2%使用。

●「さっぱりリフレッシュ!モスレモネード」(420円/210ml CUP)

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皮まで食べられる『せとだエコレモン※3』をシロップに使用した鮮烈な香りのレモネード。レモンスライスには、本来は形状不良で廃棄されてしまうレモンを使用している。
※せとだエコレモン19.6%配合

●「ほっこりスパイシーなモスジンジャーラテ」(420円/210ml CUP)

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シロップに高知県産の生姜と国産の加工黒糖を使用したジンジャーラテです。本来は廃棄されてしまう親生姜を使用した。親生姜はピリッとした辛みが特徴で、ミルクと加工黒糖のまろやかな味わいにもマッチする。

●「こっくりスイートなモスバナナミルクスムージー」(500円/180ml CUP)

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皮の黒味が強いなどの理由で本来は廃棄されてしまう規格外のバナナを主に使用したバナナミルクスムージー。素材を活かすために合わせるのは牛乳のみで、濃厚なバナナの甘みが楽しめる。

●「まぜるシェイク 新生獺祭<ノンアルコール>」(480円/210ml CUP) ※数量限定

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旭酒造株式會社が製造する純米大吟醸『新生獺祭』の米麹甘酒『新生甘酒』を使用したノンアルコールシェイク。モスバーガー店舗では、2024年7月17日(水)から数量限定で販売しており、発売から2週間で約20万杯を販売した人気商品を、「Stand by Mos」でも特別に販売する。
※アルコールは使用しいないが、アルコールが入っているような味わいに仕上げているので、最終判断は個人での判断となる。
参考:「まぜるシェイク 新生獺祭<ノンアルコール>」プレスリリース(https://www.mos.co.jp/company/pr_pdf/pr_240711_2.pdf)

●「モスシェイク バニラ」(340円/210ml CUP)
モスバーガー店舗で販売しているバニラシェイクを「Stand by Mos」でも販売する。コクがあって飽きのこない味わいに仕上げた、バニラ風味のシェイクだ。

<新業態店舗 概要>
店舗名:Stand by Mos(スタンドバイモス)東武池袋駅店
開店日時:2024年8月9日(金)9:00
所在地:東京都豊島区西池袋1-1-21 東武東上線「池袋駅」構内
アクセス:東武東上線「池袋駅」(中央1改札内)
営業時間:9:00~21:00
定休日:なし
店舗面積:4.95 坪
座席数:なし
※「Stand by mos」は改札内店舗のため、東武東上線のご利用時または、東武東上線の入場券が必要になる。

■東武鉄道とのコラボについて
東武東上線沿線の「成増駅」にモスバーガー第1号店があることから、同社が創業50周年を迎えた2022年には、東武鉄道とのコラボレーション企画を実施した。「成増駅」ホームと南口の駅名看板を「なりもす駅」に変更する企画や、オリジナルヘッドマークをつけた「東武東上線モス号」が池袋駅から小川町駅の間で運行するなど、大きな話題となった。今回、同社とゆかりの深い東武東上線のターミナル駅である池袋に「Stand by Mos」をオープンすることで、より一層、地域の皆さまに愛されるチェーンを目指していくとしている。

モスバーガー公式サイト

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カレーの力でもったいないを考える1週間!『もったいないまつり@しぶや』を実施へ

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レトルトカレーにより食品ロス削減を図るMOTTAINAI BATON株式会社は2024年1月15日(月)から2024年1月21日(日)、株式会社中島董商店が運営する野菜がメインの、彩り豊かなメニューを楽しめるカフェ「verde」にて『もったいないまつり@しぶや』を開催する。

■親子でおいしく楽しく食品ロス削減の第一歩を体験できる
『もったいないまつり』は、食品ロスの問題に関心を持ってもらうためモッタイナイバトンが主催する参加体験型イベント。カレーをきっかけに、子どもたちにも参加しやすいイベントで、楽しみながら食品ロス削減への一歩を踏み出すきっかけとなるイベントとなる。

今回の『もったいないまつり』では、「たべる」「つどう」「つくる」「かう」の4つのテーマに基づいたコンテンツを楽しめる。

○たべる:1月15日(月)~21(日) 11:00~19:00(ラストオーダーは18:30)
『もったいないまつり』期間中は、食品ロス問題を解消するカレーをカフェ「verde」にて限定メニューとして日替わりで提供する。また、気に入ったカレーをレトルトで購入することもできる。
※日替わりメニューならびに価格は当日会場で確認のこと。
※数量に限りがある。

○つどう:1月16日(火)19:00~21:00 【 要参加費:1,000円(税込) ※当日支払い 】
家庭で余っている食材や使わずに眠っている調味料などを持ち込んでカレーパーティーで。カレーをみんなで食べる。その他にもモッタイナイバトンのカレーも用意する。
※運営:モッタイナイバトン 詳細はこちら→ https://peatix.com/event/3798506/view

○つくる:親子ワークショップに参加に参加できる
・1月20日(土)10:30~11:30 もろみまで楽しむ自家製醤油作り
【 要参加予約・参加費:3,500円(税込)】
※運営:クラシコサエル 詳細はこちら→https://bit.ly/3NGixQs

・1月21日(日)10:30~12:00 紫檀の木のブロックで鍋敷き作り
【 要参加予約・参加費:3,500円(税込)】
※運営:クラシコサエル 詳細はこちら→https://bit.ly/3NFlVew

○かう:1月20日(土)、21(日) 11:00~16:00(商品がなくなり次第終了)
カフェ「verde」店頭のマルシェにて、地域食材やもったいない食材を利用した加工品などを販売いたします

<『もったいないまつり@しぶや』詳細情報>
会期:2024年1月15日(月)~1月21日(日)
会場:verde(ヴェルデ)_shibuya
住所:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6丁目18−3
会場URL:https://www.instagram.com/verde_shibuya/
主催:モッタイナイバトン
問い合わせ:070-2829-9655/モッタイナイバトン 目取眞(めどるま)

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■来場前にキャンペーン参加をおススメ!食品ロスをなくすためのアクションを#もったいないまつり をつけて投稿した人にバーモントカレーをプレゼント
ハッシュタグキャンペーンとして、#もったいないまつり をつけて食品ロスをなくすためのアクションをSNS(X (旧Twitter)Instagram)で投稿してくれた人でイベントに来場した方にはバーモントカレーをプレゼントする。
※数には限りがある

詳細はモッタイナイバトンのX、Instagramを確認のこと。
X(旧Twitter):https://twitter.com/mdrmfoods_curry
Instagram:https://www.instagram.com/medorumafoods_retortcurry/

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MOTTAINAI BATON株式会社

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野村不動産グループが取組むサステナビリティ!「サステナビリティギャラリーeshi-cal(エシカル)」を公開

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野村不動産ホールディングス株式会社は、同社のサステナビリティの取組みを、気鋭の絵師に表現してもらう新たな試み、「サステナビリティギャラリーeshi-cal(エシカル)」を2023年4月22日(土)のアースデイに合わせて公開した。

■サステナビリティに関する取組みをイラスト化
現在SNSで約19万人のフォロワーを持ち、2022年には「作品集Ⅱ」も発表し話題となった「東京幻想」氏をはじめとして、若年層を中心に人気を集める絵師9名が、同社のサステナビリティに関する取組みをイラスト化。絵師それぞれの画風が駆使されたイラストは、サステナビリティを楽しみながら、その重要性を知ることができるコンテンツとなっている。

また、メインビジュアルにおいては、9名の絵師によってそれぞれ描かれた18の面をもつ地球の絵を採用。同社の2050年のありたい姿であるサステナビリティポリシー「Earth Pride-地球を、つなぐ-」をイメージしている。

■「サステナビリティギャラリーeshi-cal(エシカル)」概要
参加絵師:山崎若菜、原田ちあき、雪下まゆ、火曜び、東京幻想、げみ、八館ななこ、Kou、NAKAKI PANTZ(敬称略)

〇「サステナビリティギャラリーeshi-cal(エシカル)」作品紹介
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■参加絵師コメント 今回の作品にこめた想いやこだわりのポイント
〇東京幻想
夢か現実か分からないような出来事が世界中で起こっています。それは自然災害であったり、はたまた我々人間が巻き起こした大惨事であったり。限りあるもの同士がバトンを手渡しながら地球の歴史は繰り返されていて、私たちは今、そのサイクルの真っ只中にいます。今回のアート作品を通して、少しでも未来のことを考え、行動を起こすきっかけになればいいなと思います。

〇火曜び
ダイバーシティ&インクルージョンがテーマで、「みんな食堂」を舞台に男の子と女の子がお弁当を分け合ったり食べさせ合っているイラストを描かせていただきました。
人は人種、性別などもそうですが、一人一人みんな違っています。でもどの人にも心はあるので左胸にハートを描いたり、思いやりや心のつながりなどを意識して後ろにリボンをいれてみたりしました。
男の子と女の子の心の内を意識して表情にもこだわって描かせていただきました。

今回、こちらをテーマに描かせていただけてお互いに認め合えたりみんなで支え合える思いやりのある社会って本当に最高に素敵なことだなとあらためて思いました。
少しでも今回のイラストで野村不動産グループの伝えたいメッセージが表現できていたら嬉しいです。

〇雪下まゆ
メディアで輝く表舞台の人たちだけではなく、可視化されにくい、現場で働く人たちにこそスポットライトが当てられるべきだと感じる日々なので、こういうテーマで作品を描くことができるのは嬉しい。


野村不動産ホールディングス株式会社は、これまで「あしたを、つなぐ」というグループ企業理念のもと、不動産開発と不動産関連サービスの連携による事業活動を推進してきた。2022年4月には、2050年という将来に向けて、企業活動の舞台である地球を “誇れる地球” として未来へつなげていくために、サステナビリティポリシー「Earth Pride ー地球を、つなぐー」を策定した。
これは、同社グループが大切にしたい「人間らしさ」、「自然との共生」、「共に創る未来」の 3つのテーマをベースにしており、また、2030年までの重点課題(マテリアリティ)として、「ダイバーシティ&インクルージョン」「人権」「脱炭素」「生物多様性」「サーキュラーデザイン」の5つのテーマを推進している。

なお、同社は、世界175カ国、約5億人が参加する世界最大の地球フェスティバル「アースデイ」の取組みに賛同しており、2023年3⽉11⽇(⼟)から5月30日(火)まで代々木公園とMIYASHITA PARKをメイン会場に開催される、地球のことを考えて行動するイベント「アースデイ東京2023」に協賛している

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・サイトURL:https://www.earthday-tokyo.org/earthday2023/

サステナビリティギャラリーeshi-cal(エシカル)

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江戸東京博物館がリニューアル!記念に「EDO→TOKYO VISION」イベントを開催

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2018年4月1日にえどはくこと江戸東京博物館がリニューアルして再オープン。その記念として様々な分野で活躍する専門家やアーティストによる、“江戸東京の歴史・文化とつながる”をテーマにした、再オープン記念 WEEK 「EDO→TOKYO VISION」が開催された。

4月7日には江戸のライフスタイルをヒントに、持続可能な社会を実現するための「サステナブルな暮らし」をテーマにしたトークセッションが行われたのでその様子をお伝えしよう。

■落語からイベントがスタート
イベントはまず、落協会・真打の女流落語家古今亭菊千代さんによる落語「垂乳根」(たらちね)からスタート。場内が笑いに包まれたところで、トークセッションに移る。ここにはデザイナー/作家であるアズビー・ブラウンさん、エシカル教会代表理事の末吉里花さん、共生革命家・東京アーバンパーマカルチャー創始者のソーヤー海さん、古今亭菊千代さんに加えて、江戸東京博物館館長の藤森照信さんが参加した。モデレーターは評論家の辻信一さんが務めた。
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■言葉や価値観、考え方を伝えるのに落語がおススメ
実は辻さんとブラウンさんは、古今亭菊千代さんから落語を教わっているのだとか。言葉や価値観、考え方を伝えるのに落語はいいと語るブラウンさん。人間関係の問題や生活感が出るのでよいと語る。江戸時代の価値観と人間関係、人と人との関わりがかなり違うこともわかるのだそう。

「落語を聞くと江戸時代の情景が目に浮かぶし、絵として頭の中でイメージできるのが素晴らしい」と末吉さん。「長屋で暮らしてみたいとか、そういう思いになる」(末吉さん)。人について笑うこともできるし、自分を笑いにできるのもよいところだと語るのはソーヤーさんだ。「人を笑うのは簡単だが、自分を笑えるかが大事」(ソーヤーさん)。

藤森さんによると、江戸の街は世界でも類がないような、衛生面ではダントツだったのだという。道は必ず掃き清められており、朝の街を初めて歩く人は、その道を歩くことができた。そして江戸時代のぜいたくと言えば風呂。そして床屋に寄って、寄席に行くのが粋。これらは一種の社交広場として存在し、日常生活の中での楽しみを生んでいたわけだ。
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■吾唯足知が意味するものとは?
ここでアズビーさんは「吾唯足知(われただ足るを知る)」という言葉を紹介する。この四文字は京都の龍安寺にあるつくばいに彫られていて水戸の黄門様から送られたことで知られる。「別々で風呂を焚いたらエネルギーが必要で大変。そこで風呂屋があった。それであれば燃料は少なくてよい。水やエネルギー、お湯の問題、両方を解決している」とアズビーさん。日本人の心を深く理解していることに感心。

また日本古来の建築方法は、ほぞやくさびを用いて作られており、分解が可能な仕組みになっている。現代でも古民家の移築などで見られるが、釘などを使っていないので簡単にリサイクルが可能だ。非常にエコな生活を送っていたわけだ。「わたしは外国から来たが、江戸から学ぶことは多い」とアズビーさん。

ソーヤーさんは「いまの都会にいる人は豊かさを求めている。足るを知るというより、豊かな世界に行きたいという勢いがある」とし、そこを考えていくうちに思ったのは、足るを知るということは、いまは豊かであるとわかることだと気づいたそうだ。「気づかないと永遠に豊かじゃないから、足るを知らないことになる」(ソーヤーさん)。
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■エシカルとはどういう意味か
話題は末吉さんが代表理事を務める協会の名前にもある「エシカル」という言葉に移る。エシカルとは「倫理的な」という意味。法的な縛りがなくても正しいと思っていることを指すのだそう。人や社会、地球環境、地域に配慮した考え方、行動のこと。「こうした考え方を持って暮らしてほしい」という活動をしているのが末吉さんだ。
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いまはサステナブル(環境に多大な負荷を与えずに現状維持すること)であるとか、このエシカルという言葉がよく言われるようになったが、それはこの地球自体が倫理的でないということだと末吉さん。

いまではお金を出せばたいていのものが手に入るが、手に入れたものは誰がどこで作っているのかわからない。しかし江戸時代ではこのような分断がなかったと末吉さんは指摘する。

江戸時代は古着を売っていたり、糞尿を肥料に使ったりと、消費者も作り手だった。「私たちも作り手であり、消費者である。その循環が見える社会を作っていきたい。それがエシカルということ」(末吉さん)。

■ポートランドにある昔風の長屋
ソーヤーさんはアメリカオレゴン州ポートランドにあるエコビレッジを紹介。そこでは昔の長屋のような家屋があるほか、中央では人糞を使った畑が作られているそうだ。人糞は半年から1年くらい発酵させると、匂いもなく美しい肥料になるという。

それを使うととてもいい野菜が採れる。家の外3メートルくらいのところに畑が作られているが、その野菜を食べたあとに出た糞がまた肥料となり、使われていくというサイクルを繰り返すことができる。地産地消の循環型社会ができあがっているわけだ。「こうした活動は東京や日本でもやっていける」とソーヤーさん。

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■もっと生きることを学ぼう!
ソーヤーさんはまたいまはパソコンやお金のことについて勉強するが、暮らすことについてはまったく勉強しないと指摘。「地球はどういうところなのか、生きることを学ぶ場所がない。若い世代を応援して生きることを考えてもらう」。

辻さんは「いまの問題は時間かもしれない」と語る。時間に余裕がないのが現代だ。江戸時代の人は働き者だったが、ものすごく怠け者という面も持っていたのだとか。「気に入った仕事は夜も寝ないで頑張るが、そうでない場合は全然やらない」。まあ、全然やらないのはそれはそれで問題ではあるが・・・。

また、江戸時代の男は子供たちと延々と遊んだり、よく笑ったのだそう。「心の余裕がなくなると笑えなくなる」とソーヤーさん。辻さんも「忙しいというが、何に忙しいのか。時間に追われているような世の中はダメ。なんのための経済成長なのか。経済に支配されている」とも。

経済成長は効率化を求められ、コストや時間を切り詰めていくことで無理やり成長が成り立っている。「そうすれば時間を巡って競争するし、どんどん忙しくなる。忙しくないと落ちこぼれなのではという世の中が出現している」と指摘する辻さん。

最後に藤森さんは、「いまは試行錯誤の段階だが、どの時期かにきっとサステナブルやエシカルが生み出す美ができる。そうなるといいと思う」と語った。

現代にはない江戸時代の感性を感じることができるえどはく。リニューアルしたえどはくで、時間に捕らわれないゆったりした時間を感じ、忙しい現代の感覚をリセットしてみることをおススメしたい。

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