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オーバーツーリズム

NearMe、更なる移動体験向上を目指すため「株式会社SmartShuttle」を設立

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移動の課題に取り組むソーシャルデザインカンパニーの株式会社NearMeは、新しい移動体験の追求・創出を通じて、地域や社会の課題を解決する新会社として「株式会社SmartShuttle」を設立した。

■新会社設立の背景
日本におけるタクシーの車両数は、2007年をピークに減少傾向となっており、2007年比で20%以上も少ない約20万台※となっている。また、地方においては移動の担い手、つまりタクシーそのものが足りていない状況が顕在化している。
※ 一般社団法人全国ハイヤー・タクシー連合会「TAXI TODAY in Japan 2023」

さらに、4月1日からの「自家用車活用事業」(日本型ライドシェア)解禁、6月までに法改正を含めたライドシェア全面解禁に関する検討がなされていく状況で「移動」に関するトピックは今年、大きな転換点を迎えることが予想される。加えて、インバウンド需要の復活から起因する観光地におけるオーバーツーリズムの問題など、移動に関する社会課題も顕在化している。

ニアミーでは、2019年にタクシーの利用者同士による“シェア乗り”で空港とその周辺都市をドアツードアで結ぶサービス「エアポートシャトル」をはじめとして、貸切送迎サービスや、東京都と千葉県全域のゴルフ場と東京都23区内を結ぶゴルフシャトルなど、シチュエーションに応じた様々な移動のニーズに対応するためのサービスを複数展開。さらには、観光二次交通の課題解消(オーバーツーリズム対策)、高齢者の日常生活における移動をサポートするオンデマンドシャトルを自治体とともに展開するなど、様々な移動の課題を解決するための実証事業にも取り組んできた。

そして今回、ニアミーは、シェア乗りサービスの提供に加えて、新しい移動体験の追求・創出のために、運行事業も担う新会社として「株式会社SmartShuttle(スマートシャトル)」を設立した。具体的には、空港までの貸切の送迎に加え、地域課題を解決するための地域シャトルの運行など、移動の担い手不足を直接的に解消し、地域や社会の課題解決を目指していく。

新たなサービスを実装する仕組みを構築することにおいて、より深く運行管理や日々の運行業務への理解を深めていく必要性を実感。自らが運行を担うことで運行会社の課題理解の深耕、および乗務員の働き方や業務改革を促進する仕組み化のスピードを向上させていく構えだ。

ニアミーは、移動の課題にこれまで以上に愚直に向き合い、ミッションとして掲げている『移動の「もったいない」を解決し、1人でも多くの人が、自由に移動でき、住みたい街に住み続けられる社会を実現』に向けて邁進していくとしている。

■株式会社NearMe 代表取締役社長 高原幸一郎氏のコメント
株式会社SmartShuttle(スマートシャトル)は、弊社が展開しているシェア乗りサービス「NearMe(ニアミー)」の運行をはじめとし、さまざまなサービスの運行を通じて、地域の移動課題を解決するためのノウハウを蓄積すること、また、蓄積したノウハウの仕組み化を通して各地域の交通事業者に貢献していくことを目的に設立しました。

株式会社NearMeとともに、地域に必要な移動体験を作っていくことで、利用者と事業者の需給バランスを整え、街全体の移動をなめらかにしていきたい。そして、その地域全体にとってもメリットを感じることができる「三方良し」の世界を実現していきたいと考えています。携帯電話がガラケーからスマートフォンにアップデートされたように、モビリティ領域において、スマートシャトルが生活者の方々にとっての「次のあたり前」の乗り方(=シェア乗り)になることを目指していきます。

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株式会社NearMe 代表取締役社長 高原幸一郎氏


株式会社SmartShuttle

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世界のライドシェアとタクシー
熊澤義一
株式会社エス・ジー・エム
2017-07-15



シェア乗りサービス『京都観光シャトル』を運行!NearMe、実証実験

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移動の課題に取り組むソーシャルデザインカンパニーの株式会社NearMeは、実証実験として京都駅以北のエリアを対象としたシェア乗りサービス『京都観光シャトル』を運行している。本実証実験は、民間の知恵を取り入れた都市の成長戦略の推進に取り組む京都市の協力を経て、観光庁の「令和5年度 訪日外国人旅行者の受入環境整備向上等に向けた観光現場におけるICTサービス等利活用促進事業」に採択されたサービスだ。

■実証実験開始の背景
政府が入国制限を含む水際対策を解除、中国が海外団体旅行規制を緩和するなど、アフターコロナ元年ともいえる2023年。10月の訪日外客数は、250万人を超え新型コロナウイルス感染症拡大後、初めてコロナ禍前となる2019年の同月を超える数字※1となった。さらに、円安の影響などもあり今後もインバウンド需要は拡大していくことが予想されます。「ドライバー不足によりさらに供給が逼迫し満足なサービスを提供できていない」「通勤・通学時間帯に路線バスに乗車できない」など、観光客はもちろん地元住民の方々が移動に対する不便さを訴える声がある。

こういった課題に対応すべく、タクシードライバーの確保が社会問題となる中、ニアミーの独自AIによって、走行ルートや乗車人数を最適化することで乗車率と回転率を高め、タクシーの台数を増やすことなく、既存車両の有効活用という質的観点事業を検討したところ、観光庁「令和5年度 訪日外国人旅行者の受入環境整備向上等に向けた観光現場におけるICTサービス等利活用促進事業」にニアミーの「シェア乗りサービス」が採択された。

※1日本政府観光局(JNTO)「訪日外客数(2023年10月推計値)」https://www.jnto.go.jp/statistics/data/20231115_monthly.pdf
※2京都市産業観光局「京都観光総合調査」https://www.kyokanko.or.jp/survey_list/

■『京都観光シャトル』実証実験概要
今回、観光庁に採択された『京都観光シャトル』は、京都駅以北のエリアを対象にしたシェア乗りサービス。独自AIでルートを最適化して対象エリア内において、同じ方向に移動する人をマッチングさせ、1台のタクシー・ハイヤーを複数組がシェア乗りによって移動することができる。ドアツードアによる快適な移動体験を提供し、価格も通常のタクシーと比較するとリーズナブルだ。『京都観光シャトル』の利用にあたっては、事前予約、オンライン決済のため、訪日外客の方々も安心して使用することができる。

運行期間:2024年1月31日(水)まで
運行時間:9:00~18:00(事前予約制:乗車希望日時の60分前まで)
乗車人数:最大9名
サービスサイトURL:https://app.nearme.jp/town-shuttle/kyoto/
予約方法:
1.サービスサイトより乗車人数などの必要情報を入力すると、登録したメールアドレスに予約情報の確認メールや通知が届き仮予約※1完了。
2.“シェア乗り”のマッチングが成立した方には出発時間30分前までに予約確定※2をお知らせ。
3.乗車時間になりましたら、指定の場所より乗車できる。(乗車の際には予約サイトの登録名(ニックネーム)を乗務員に伝えること。)
※1 予約には、ニアミーのユーザー登録が必要。
※2 乗車時間・乗車場所などの詳細をお知らせする。乗車日前日までの予約は予約受付から24時間以内、当日予約は予約受付から30分以内に予約状況をお知らせする。
決済方法:オンライン・クレジット決済のみ
運行エリア:京都駅以北 ※運行エリアの詳細はサービスサイトを確認のこと。
料金:シェア乗りの人数により変動(通常のタクシー料金より最大50%の料金)
※キャンセル料は乗車希望日時の1時間前まで無料。(1時間前以降のキャンセルは乗車時刻までは乗車料金の50%、乗車時刻後のキャンセルの場合は乗車料金の全額を負担のこと。)
※2024年1月9日(火)時点。実証実験期間内で内容が変更となる可能性がある。詳細はサービスサイトを確認のこと。

株式会社NearMe

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