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シェア乗りサービス『京都観光シャトル』を運行!NearMe、実証実験

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移動の課題に取り組むソーシャルデザインカンパニーの株式会社NearMeは、実証実験として京都駅以北のエリアを対象としたシェア乗りサービス『京都観光シャトル』を運行している。本実証実験は、民間の知恵を取り入れた都市の成長戦略の推進に取り組む京都市の協力を経て、観光庁の「令和5年度 訪日外国人旅行者の受入環境整備向上等に向けた観光現場におけるICTサービス等利活用促進事業」に採択されたサービスだ。

■実証実験開始の背景
政府が入国制限を含む水際対策を解除、中国が海外団体旅行規制を緩和するなど、アフターコロナ元年ともいえる2023年。10月の訪日外客数は、250万人を超え新型コロナウイルス感染症拡大後、初めてコロナ禍前となる2019年の同月を超える数字※1となった。さらに、円安の影響などもあり今後もインバウンド需要は拡大していくことが予想されます。「ドライバー不足によりさらに供給が逼迫し満足なサービスを提供できていない」「通勤・通学時間帯に路線バスに乗車できない」など、観光客はもちろん地元住民の方々が移動に対する不便さを訴える声がある。

こういった課題に対応すべく、タクシードライバーの確保が社会問題となる中、ニアミーの独自AIによって、走行ルートや乗車人数を最適化することで乗車率と回転率を高め、タクシーの台数を増やすことなく、既存車両の有効活用という質的観点事業を検討したところ、観光庁「令和5年度 訪日外国人旅行者の受入環境整備向上等に向けた観光現場におけるICTサービス等利活用促進事業」にニアミーの「シェア乗りサービス」が採択された。

※1日本政府観光局(JNTO)「訪日外客数(2023年10月推計値)」https://www.jnto.go.jp/statistics/data/20231115_monthly.pdf
※2京都市産業観光局「京都観光総合調査」https://www.kyokanko.or.jp/survey_list/

■『京都観光シャトル』実証実験概要
今回、観光庁に採択された『京都観光シャトル』は、京都駅以北のエリアを対象にしたシェア乗りサービス。独自AIでルートを最適化して対象エリア内において、同じ方向に移動する人をマッチングさせ、1台のタクシー・ハイヤーを複数組がシェア乗りによって移動することができる。ドアツードアによる快適な移動体験を提供し、価格も通常のタクシーと比較するとリーズナブルだ。『京都観光シャトル』の利用にあたっては、事前予約、オンライン決済のため、訪日外客の方々も安心して使用することができる。

運行期間:2024年1月31日(水)まで
運行時間:9:00~18:00(事前予約制:乗車希望日時の60分前まで)
乗車人数:最大9名
サービスサイトURL:https://app.nearme.jp/town-shuttle/kyoto/
予約方法:
1.サービスサイトより乗車人数などの必要情報を入力すると、登録したメールアドレスに予約情報の確認メールや通知が届き仮予約※1完了。
2.“シェア乗り”のマッチングが成立した方には出発時間30分前までに予約確定※2をお知らせ。
3.乗車時間になりましたら、指定の場所より乗車できる。(乗車の際には予約サイトの登録名(ニックネーム)を乗務員に伝えること。)
※1 予約には、ニアミーのユーザー登録が必要。
※2 乗車時間・乗車場所などの詳細をお知らせする。乗車日前日までの予約は予約受付から24時間以内、当日予約は予約受付から30分以内に予約状況をお知らせする。
決済方法:オンライン・クレジット決済のみ
運行エリア:京都駅以北 ※運行エリアの詳細はサービスサイトを確認のこと。
料金:シェア乗りの人数により変動(通常のタクシー料金より最大50%の料金)
※キャンセル料は乗車希望日時の1時間前まで無料。(1時間前以降のキャンセルは乗車時刻までは乗車料金の50%、乗車時刻後のキャンセルの場合は乗車料金の全額を負担のこと。)
※2024年1月9日(火)時点。実証実験期間内で内容が変更となる可能性がある。詳細はサービスサイトを確認のこと。

株式会社NearMe

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MaaSが地方を変える
森口 将之
学芸出版社
2021-09-17



NearMe、日の丸交通との「シェア乗りサービス」の予約・運行を開始

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移動の課題に取り組むソーシャルデザインカンパニーの株式会社NearMeと、日の丸交通株式会社は、シームレスな移動体験を実現するためのタクシーの「シェア乗りサービス」を、2023年12月21日(木)より、夜間から早朝時間帯に限定したナイトシャトルとして予約・運行を開始する。

■サービス開始の背景
ドライバーを除いて最大9名が乗車できるタクシーにおいて、現在、タクシーの平均乗車率は約40%、乗車平均人数は1.3人※1となっており、タクシーが持つ輸送能力を生かし切れていない状況にある。また、タクシー業界は現在、深刻なドライバー不足問題を抱えており、タクシードライバーの数は減少の一途を辿っている。ここ15年では約40%が減少※1、近年では2019年3月末時点の約27万人から2023年3月末時点で約22万人へと4年間で約20%の減少※1している。

さらに、東京23区・武蔵野市・三鷹市における1日あたりの配車依頼に対する完了率は約90%※2、時間帯によっては80%を切ることもあり、ドアツードア交通を担うタクシーの供給量が減少傾向にあることで、好きな時に好きなところに行けない、という移動の課題が生まれてきてしまっている状況だ。

その一方で、インバウンドの急回復により観光を中心に移動に対する需要増が予想されるため、更に、タクシーの需給バランスが崩れてしまうことが予想される。加えて、電車や路線バスが運行していない夜間・早朝の時間帯はタクシーが代表的な移動手段となるが、空車のタクシーを見つけることも難しく、移動がままならない“タクシー難民”が発生してしまうこともある。

今回、日の丸交通とニアミーが展開する「シェア乗りサービス」は、夜間・早朝における移動の需給バランスへの対応を目的に、東京6区内(千代田区・中央区・江東区・新宿区・渋谷区・港区)を乗車地とし、東京駅を中心とした半径約20km以内を運行エリアに設定している。タクシーのシェアサービス「NearMe」を活用し、1つの車両を複数組でシェアする「ライドプーリング」によって、“タクシー難民”を減らすことを目指す。

また、本サービスは、通常のタクシー料金の最大50%の金額で移動ができるため、利用者の費用負担軽減も実現する。さらに、運行事業者にとっても、1回あたりの運行距離が長くなることで生産性向上の寄与につながり、事前予約制とすることで運行計画を立てやすくなるだけでなく、タクシードライバーにとっても都市部と移動先の往復が少なくなることで肉体的負担の軽減にもつながる。

※1「TAXI TODAY in 2023」よりニアミーが試算。法人のみ。
※2 日の丸交通株式会社実績(2023年11月)

■「シェア乗りサービス」概要
期間   :2023年12月21日(木)~ ※運行予約は12月21日(木)11:00より開始。
運行時間 :20:00~29:59 ※事前予約制:乗車希望日時の5分前まで
予約方法 :1.ニアミーのアプリ、またはサービスサイトより希望乗車人数や希望出発時間などの必要情報を入力すると、登録したメールアドレスに予約情報の確認メールや通知が届き仮予約完了。
      2.仮予約が成立した場合、事前に到着予定時刻・乗車場所などの詳細をメールでご案内。
      ※予約には、ニアミーのユーザー登録が必要。
      ※タクシー配車の状況によりメールでの案内が遅くなることがある。
      ※仮予約が不成立の場合もその旨をお伝えする内容をメールでお知らせする。
      3.乗車時間になったら、指定の場所より乗車できる。(乗車の際には予約サイトの登録名(ニックネーム)を乗務員にお伝えください。)
サービスサイトURL:https://app.nearme.jp/town-shuttle/tokyo/
運行エリア:東京駅を中心にした半径約20km以内
      ※出発地は6区(千代田区・中央区・江東区・新宿区・渋谷区・港区)内に限る。
      ※乗車地から最終降車地までの運行が東京6区内となる場合は「シェア乗りサービス」を利用することができない。
料金   :シェア乗りの人数により変動(通常のタクシー料金より最大50%での利用が可能)

<「シェア乗りサービス」運行エリアマップ>
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※2023年12月21日(木)時点。内容が変更となる可能性がある。詳細はサービスサイトを確認のこと。

■日の丸交通株式会社 代表取締役 富田和孝氏 コメント
ニアミー様の「シェア乗りサービス」は、タクシー業界に革新的な変化をもたらす可能性があり、サービスが開始されることを大変うれしく思います。最近、タクシーの空車不足よりライドシェア解禁論が話題となっていますが、1台の車両で複数の利用者が同乗する 「シェア乗りサービス」を促進し、タクシーの実車率を上げることで、空車不足の問題解決に繋がる1つと考えています。

特に深夜早朝はタクシーの運行が切り替わる時間帯であり、運行車両が少なくなります。「シェア乗りサービス」を通じ、お客様からの配車依頼により効率的に対応でき、お客様の満足度向上に貢献する取り組みをニアミー様と共に進めていきます。サービス開始時は時間とエリアが制限されていますが、将来的には時間やエリアに制約のないサービスに進化させることを期待しています。

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日の丸交通株式会社 代表取締役 富田和孝氏


■株式会社NearMe 代表取締役社長 高原幸一郎 コメント
ライドシェアに代表される様々な議論において、日本の移動課題解決のために求められるのは「輸送量を増やす」ということだと考えています。ニアミーは、「輸送量を増やす」ためのアプローチとして、タクシー車両そのものを増やし、呼んだら来るタクシー(輸送車両)の絶対数を増やす『ライドヘイリング』だけではなく、1つの車両を複数組でシェア乗りする『ライドプーリング』によって、既存の資産を有効活用する「質」の観点からのアプローチによって課題解決に貢献していきたいと考えており、この「質」の観点からのアプローチを日の丸交通様と具体的な実行フェーズに入っていけることを大変うれしく思っています。

ニアミーを創業する前から「終電を迎えた駅のタクシー乗り場に長蛇の列ができ、なかなかタクシーに乗ることができずに、家に帰るのがさらに遅くなってしまう」という移動の課題を一生活者として感じていましたし、私と同じような経験は人生の中で誰もが一度は体験したことがあるのではないでしょうか。

運行を担っていただく日の丸交通様とともに、輸送量を増やす手段としてタクシーの“シェア乗り”があることをより多くの皆様に知っていただくだけでなく、 “シェア乗り”が当たり前の選択肢となることを目指していきます。その結果、利用者と事業者の需給バランスが整い、街全体の移動がなめらかになっていくことで、ユーザーの方々はもちろん、日の丸交通様をはじめとしたタクシー事業者様、そして地域全体にとってそれぞれメリットを感じることができる「三方良し」の世界を実現していきたいと考えています。

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株式会社NearMe 代表取締役社長 高原幸一郎氏


NearMe「ナイトシャトル」

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日本大学大学院理工学研究科後期博士課程修了。理学博士。日本物理学会会員。データサイエンティスト協会会員。IT系記事を中心に著書多数。原稿の依頼歓迎。

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