ITライフハック

テニス

楽天が「楽天オープン2022」で導入!「サーキュラリティ評価」の結果を発表

sub4

楽天グループ株式会社は、有明コロシアムおよび有明テニスの森公園コートで開催された「楽天・ジャパン・オープン・テニス・チャンピオンシップス2022」(以下「楽天オープン2022」)にて導入した、スポーツイベントとして国内初(※1)となる「サーキュラリティ評価」(※2)として、資源の調達から廃棄までの「サーキュラリティ」(循環性)の評価結果を発表した。
※1 レコテック株式会社調べ
※2 「サーキュラリティ評価」とは、WBCSD(持続可能な開発のための世界経済人会議)および30のグローバル企業より策定された、企業の取り組みの「サーキュラリティ」(循環性)を測定・自己評価するフレームワーク。

■地球環境課題に向き合う様々な取り組みを実施
「楽天オープン2022」では、本質的な環境課題に取り組むべく、大会運営における環境負荷を下げて豊かな自然の中でスポーツを楽しめる環境を共に創りたいと考え、資源循環に関する知見・実績、資源循環プラットフォーム「POOL」の開発・運営など、先進的な取り組みを続けているレコテック株式会社(以下「レコテック」)と協力し、地球環境課題に向き合う様々な取り組みを実施した。

main
図 サーキュラリティ評価結果(※3)


※3 「サーキュラリティ」に関連する指標(資源投入量、エネルギー使用量、廃棄物発生量、CO2排出量 など)のインプットとアウトプットを視覚的に表している。

■「楽天オープン2022」の「サーキュラリティ評価」の結果について
「楽天オープン2022」における「サーキュラリティ評価」の結果は、下記のとおり。(※4)

・マテリアル・サーキュラリティ率: 48%
サーキュラーインフロー率: 36%/サーキュラーアウトフロー率: 60%

・サーキュラーな取り組みによるCO2削減効果: 35,709 kg-CO2

「楽天オープン2022」では、リユース資材の使用と再リユース、会場内に設置したごみ分別BOX「ECO STATION by Rakuten」による廃棄物の分別・リサイクルなどの徹底により、サステナブルな大会運営に向けた取り組みが実施された。

その結果、排出された資源の循環性を示す「サーキュラーアウトフロー率」は60%となりました。大会運営のために投入された資源の循環性を示す「サーキュラーインフロー率」は36%で、これらの各要素を考慮した「マテリアル・サーキュラリティ率」は48%となった。

また、「楽天オープン2022」で実施したサステナブルな取り組みにより、それらを行わなかった場合の想定と比較し、35,709 kg のCO2削減につながった(※5)。これは、テニスコート約156面分の森林が1年間に吸収するCO2量と同等の数値となる(※6)。

次回の運営時には、リユース資材の使用拡大、リサイクル材を使った資材への切り替え、持続可能な手法で生産された木材や食材の調達など、「サーキュラーインフロー率」を引き上げる活動に積極的に取り組み、より高い水準の「マテリアル・サーキュラリティ率」を目指します。また、今後はテニスだけでなく様々な大会の会場で、より質の高い資源の循環を目指していく構えだ。

楽天は、今後も様々な活動を通じて、すべての人々にとって持続可能な未来に向けた取り組みを推進していくとしている。

※4 各用語の定義ならびに割合の算出方法は、以下のとおり。
マテリアル・サーキュラリティ率: ある製品、事業部門または会社全体のサーキュラーインフロー率とサーキュラーアウトフロー率の加重平均
サーキュラーインフロー率: [再生可能なインフロー(持続可能な方法で栽培、採取されたバイオマス資材)の質量 + 非バージンインフロー(新品ではなくリユース品やリサイクル素材で調達された資材)の質量] / すべてのインフローの質量の合計 × 100
サーキュラーアウトフロー率: 製品と素材に完全な資源循環可能性があり、かつそれが実際に回収され資源循環が実現されたアウトフローの質量の合計 / すべてのアウトフローの質量の合計 × 100

※5 以下の表を参照のこと。
sub1


※6 森林1m2あたり年間0.88kgのCO2を吸収する前提で、ダブルスコート(約261m2)に換算して算出している。

■レコテックからのコメント
大規模なスポーツ大会において、WBCSDのガイドラインに則り、大会におけるインフロー・アウトフローの観点からサーキュラリティを評価した取り組みは、国内では前例がありません。その点において、「楽天オープン2022」におけるサーキュラリティ評価は、一企業の実績にとどまらず、日本にとっても大きな成果であると考えています。

今後「楽天オープン2022」が、大規模イベントにおけるサステナブルな取り組みのベストプラクティスとなり、グローバルな規模で、資源循環型社会におけるイベントの在るべき姿をリードしていくことを期待しています。

また私たちとしても、資源循環プラットフォーム「POOL」を活用し、より廃棄物の少ない運営手法の導入や、環境負荷の低い材料の調達による最適な資源循環の実装を、日本におけるイベント運営のスタンダードにしていきたいと考えています。

■「楽天オープン2022」での取り組みについて
「楽天オープン2022」では、ごみ分別BOX「ECO STATION by Rakuten」を会場内に設置し、本イベントから発生する廃棄物を5種類(1.可燃 2.ペットボトル 3.ペットボトルキャップ 4.生ごみ 5.お弁当袋)に分別。可能な限り品目ごとのリサイクルループを構築して再資源化し、焼却処理量を削減することで、CO2排出量を減らす取り組みを行った。

ペットボトルは、再びペットボトルへ生まれ変わり、ペットボトルキャップは再生樹脂としてリサイクルされ、テニス関連用品へ生まれ変わる。弁当袋も再生樹脂となり、別のプラスチック資材の原料となる。また、生ごみはメタン発酵施設へ運ばれ、電気と有機肥料にリサイクルされた。

sub3

sub4


また、レコテックが開発した資源循環プラットフォーム「POOL」 を活用してイベントにおける資源の調達から廃棄までを可視化し、分析することで、イベントのサーキュラリティ(循環性)の評価を行った。

sub2

sub5


さらに、10月1日(土)から10月9日(日)の予選を含む本戦終了期間までの間、大会運営のために使用する電気により発生したCO2を、楽天エナジー株式会社が森林由来の「J-クレジット」(※7)を通じて16tオフセットし(※8)、環境にやさしい大会運営を実現した。

 サステナブルな大会運営にファンの皆様も貢献できる試みとして、「楽天オープン2022グリーンチケット」を「楽天チケット」を通じて、146枚販売しました。購入されたグリーンチケットの代金は、手数料を除き本活動の費用に充てられる。

※7 「J-クレジット制度」は、省エネルギー設備の導入や再生可能エネルギーの利用によるCO2等の排出削減量や、適切な森林管理によるCO2等の吸収量を「クレジット」として国が認証する制度。「森林由来クレジット」とは、間伐などの森林の適切な管理を行うことによるCO2吸収量を「クレジット」として国が認証したもの。

※8 日常生活や企業等の活動で、どんなに努力をしても発生してしまうCO2(=カーボン)を、他の活動(植林・森林保護・再生可能エネルギーの開発など)で埋め合わせすることを「カーボン・オフセット」という。つまり、発生したCO2の埋め合わせをし、CO2排出量を実質0にすることを目指す考え方のこと。

■実施の背景
・「楽天オープン2022」でなぜ環境に向き合うのか
楽天は、創業25周年を機に、アスリートと共に地球環境などの社会課題解決を進める取り組みである「スポーツの未来を共に創ろう - A BETTER FUTURE TOGETHER -」を推進しており、「楽天オープン2022」においても、豊かな自然の中でスポーツを楽しめる環境を次の世代に残していくための活動を行いました。

・「スポーツの未来を共に創ろう - A BETTER FUTURE TOGETHER -」について
楽天は、今年迎えた創業25周年を機に、環境に配慮したグリーンな未来を呼びかける「Go Green Together」プロジェクトを始動し、その一環として、楽天が関わる様々なスポーツ競技を通し、「スポーツの未来のためにできること」を考え発信する特設サイト「スポーツの未来を共に創ろう - A BETTER FUTURE TOGETHER -」を開設しています。本取り組みを通じて、環境に配慮しながらスポーツを楽しめる未来を形成し、一人ひとりが自分らしく、いつまでもスポーツを楽しめる社会の実現を目指します。

「スポーツの未来を共に創ろう - A BETTER FUTURE TOGETHER -」

ITライフハック
ITライフハック Twitter
ITライフハック Facebook

カルチャーに関連した記事を読む
持ち運びに便利なショルダーベルト付き!縦型スリムインナーケース
これが目当てと大好評!からあげ定食専門店からやまの「いかの塩辛」
クリスマス限定の骨付きチキン!早割がお得な「クリスマスBOX」からやま、からあげ縁に新登場
風味豊かな旬の栗が大集合!「ファミマで栗集めちゃいました!」開催
キミが笑顔に、なりますように。ミスド ポケモン クリスマスコレクション






子どもに取り組ませたいスポーツ、「テニス」が「野球」を上回る。ジャストシステム調べ

子どもに取り組ませたいスポーツ

株式会社ジャストシステムは2016年11月15日、マーケティングリサーチに関する情報サイト「Marketing Research Camp(マーケティング・リサーチ・キャンプ)」において、ネットリサーチサービス「Fastask」を利用して実施した「スポーツに関する意識調査」の結果を発表した。
なお、本調査は、20~40代の男女772名を対象に行われた。

■子どもに取り組ませたいスポーツは、「テニス」が「野球」を上回る
4歳から中学生までの子どもがいる人に、2020年夏に東京で開催される世界的スポーツ祭典の競技のなかで子どもに取り組ませたいものを聞いたところ、1位が「競泳」(20.6%)、2位が「サッカー」(17.7%)だった。3位は「テニス」(12.6%)で、「野球」(10.9%)を上回った。

また、2020年夏に東京で開催される世界的スポーツ祭典で追加される競技に限ると、「空手」(6.9%)が最も子どもにさせたい競技となった(※)。
子どもにスポーツをさせる目的としては「体力・筋力をつける」(69.5%)が最も多く、次いで「スポーツを通して、さまざまな経験を積む」(58.6%)、「運動神経を向上させる」(54.7%)でした(※)。

■大人が今後したいスポーツは、 1位「テニス」、2位「陸上競技」、3位「バドミントン」
2020年夏に東京で開催される世界的スポーツ祭典の競技のなかで、自身が今後やってみたい競技を聞いたところ、「テニス」(7.8%)が最も多く、次いで「陸上競技」(7.1%)、「バドミントン」(6.3%)だった(※)。

その競技をしたいと思う理由は、「体力・筋力アップ」(43.9%)が最も多く、次いで「ストレス解消」(39.5%)、「健康維持」(38.7%)だった(※)。

■2020年夏のスポーツ祭典を、競技場で観戦したい女性の3人に1人が「体操競技を見たい」
2020年夏に東京で開催される世界的スポーツ祭典を「競技場で観戦したい」人は27.5%、「パブリックビューイングで観戦したい」人は10.8%、「スポーツバーなどお店で観戦したい」人は11.0%だった(※)。

競技場で観戦したい競技として、男性は「サッカー」「野球」(ともに50.0%)が最も多く、女性は「陸上競技」(41.7%)が最も多く、次いで「体操競技」(35.4%)だった(※)。

■2020年夏のスポーツ祭典でボランティアをしたい約3割が、「外国語を勉強中」
2020年夏に東京で開催される世界的スポーツ祭典にボランティアとして参加したい男性は18.7%、女性は13.2%でした。ボランティアとして参加したい内容としては、男性からは「競技運営のサポート」(19.4%)、女性からは「競技場の来場案内」(23.5%)が最も多く挙がった(※)。

ボランティアとして参加するために「外国語を習っている」人は28.4%で、そのうち32.5%が月額1万円以上かけていることがわかった。

※ 複数回答あり。

スポーツに関する意識調査 - ジャストシステム

ITライフハック
ITライフハック Twitter
ITライフハック Facebook

カルチャーに関連した記事を読む
「LINE BLOG」、一般ユーザーへブログ開設を開放。専用アプリも公開
全国主婦(主夫)の平均家事年収は約469万円。1日の家事労働時間は平均5.3時間。キリンビール調べ
上田文人氏による7年越し待望の最新作「人喰いの大鷲トリコ」を2016年12月6日に発売
指原莉乃、渡辺麻友、柏木由紀が秋の夜長に女子会トーク
ぬいぐるみをおしゃべりにするボタン型デバイス「Pechat」の親子参加型ワークショップを開催へ








カルチャーに関連した記事を読む
上田文人氏による7年越し待望の最新作「人喰いの大鷲トリコ」を2016年12月6日に発売
ぬいぐるみをおしゃべりにするボタン型デバイス「Pechat」の親子参加型ワークショップを開催へ
もうすぐクリスマス!マピオン季節特集「イルミネーション特集2016-2017」を公開
「AWA」が月額無料の新「Freeプラン」を提供開始。新機能「ハイライト再生」で聴き放題へ
ソニービル建替前のカウントダウンイベント 「It's a Sony展」開催。ソニービルの50年を振り返る




カテゴリ
月別アーカイブ
配信メディア
ITライフハックは以下のニュースサイトにも記事を配信しています。
記事検索
特集



l

























このサイトについて

ITライフハックで原稿(有償原稿)を執筆したいというプロのライターさんからの売り込みも受け付けていますので、興味をもっていただけましたら、これまでの実績等を含めてお気軽にご連絡ください。ただし、必ずお返事するわけではありません。執筆依頼は編集部から行います。また必ず校正及びファクトチェックが入ります。

>>詳しくはこちらへ

ITライフハック代表
関口哲司

日本大学大学院理工学研究科後期博士課程修了。理学博士。日本物理学会会員。データサイエンティスト協会会員。IT系記事を中心に著書多数。原稿の依頼歓迎。

>>詳しくはこちらへ

連絡先:itlifehack【at】mediabank.jpn.com
プレスリリース:press【at】mediabank.jpn.com
【at】は@
Twitterアカウント:@ITlifehack
  • ライブドアブログ