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豊田工業高等専門学校“NAGARA”、企業評価額7億円で最優秀賞受賞!第6回全国高等専門学校ディープラーニングコンテスト2025

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高専生が日頃培った〈ものづくりの技術〉と、AI(人工知能)分野で特に成果を出す技術〈ディープラーニング〉を活用した事業アイデアで、企業評価額を競うコンテスト「第6回全国高等専門学校ディープラーニングコンテスト2025(以下、DCON2025)」の本選が2025年5月9日(金)・10日(土)の2日間に渡り開催された。

豊田工業高等専門学校(チーム名: NAGARA)が、腕に装着することで介護中の会話から記録に必要な情報をマイクを用いて抽出し、自動で記録を作成・共有ができるウェアラブル端末(作品名:「ながらかいご」)で最優秀賞を受賞し、企業評価額7億円という評価を受けた。さらに副賞として、EXPO 2025 大阪・関西万博イベント「XROBOCON」への出場の権利を手にした。

また2位には企業評価額1.5億円の評価を受けた鳥羽商船高等専門学校(チーム名:ezaki-lab)による音とレーザーを活用し、海苔養殖を食害から守るプロダクト(作品名:「めたましーど〜ノリ養殖を食害から守る〜」)が受賞しました。3位には企業評価額8000万円の評価を受けた富山高等専門学校 本郷キャンパス(チーム名:Wider)による育児の負担軽減を目的としたAIカメラシステム(作品名:「Smart Care AI」)が受賞した。

今年は、過去最多となる全国95チーム(42高専)がエントリーし、本選には10チーム(11高専)が出場した。今大会では、歯周病予防システムや海難事故防止システム、バーチャルアーティストの3DCGライブといった課題に取り組むアイデアなど、社会課題の解決からエンターテインメントまで、多様なプロダクトとビジネスプランが出揃った。

■DCON2025 本選結果について
DCON2025では最優秀賞と2位、3位のほか、産業への影響度や将来の期待度が最も高いチームに贈られる「経済産業大臣賞」や、農林水産業の課題解決とした優れたチームに贈られる「農林水産大臣賞」、技術面で優れたチームに贈られる「文部科学大臣賞」、「企業賞」の発表も行われた。

<最優秀賞>
豊田工業高等専門学校
チーム名:NAGARA
作品名:ながらかいご
作品概要:腕に装着するウェアラブル端末
詳細:https://dcon.ai/teams/toyota2025/
企業評価額:7億円
評価コメント:介護という社会課題の大きさに加え、圧倒的な現場感が伝わってきた点を高く評価しています。ITに不慣れな現場でも音声入力は親和性が高く、両手がふさがる状況にも適した実用性の高いソリューションだと感じました。今後さらに現場に寄り添った磨き込みを期待しています。

<2位>
鳥羽商船高等専門学校
チーム名:ezaki-lab
作品名:めたましーど~ノリ養殖を食害から守る~
作品概要:海苔養殖を食害から守るプロダクト
詳細:https://dcon.ai/teams/toba2025/
企業評価額:1億5000万円
評価コメント:海苔の養殖はプレゼン段階ではニッチに見えるが、海の危険や害虫から身を守るというテクノロジーは全然足りていないので、すぐに売上を作ることができそうですし、本当に困っている方を支えるようなプロダクトなので、すぐにスケールするのではないかと期待をしています。

<3位>
富山高等専門学校 本郷キャンパス
チーム名:Wider
作品名:Smart Care AI
作品概要:育児の負担軽減を目的としたAIカメラシステム
詳細:https://dcon.ai/teams/toyama2025/
企業評価額:8000万円
評価コメント:今まで見守りカメラは幼児をメインとしていたが、今回は6歳までということで新しく需要が見出だせるのではないかと思いました。さらに高齢者を含め大人の見守りに応用できるのではないかと思い、今後の成長に期待を込めてこの評価をさせていただきました。

<経済産業大臣賞>
鳥羽商船高等専門学校
チーム名: ezaki-lab
作品名:めたましーど〜ノリ養殖を食害から守る〜
詳細:https://dcon.ai/teams/toba2025/

<農林水産大臣賞>
大阪公立大学工業高等専門学校
チーム名:IdentiX
作品名:Worm Farmer
詳細:https://dcon.ai/teams/osaka2025/

<文部科学大臣賞>
沖縄工業高等専門学校
チーム名:沖縄マリンレジャーレスキュー隊
作品名:海難事故防止の必須アイテムRiCAS
詳細:https://dcon.ai/teams/okinawa2025/

<企業賞>
各協賛企業による企業賞の表彰もありました。協賛企業からは以下のような評価コメントがあった。

■アクセスネット賞:鳥羽商船高等専門学校
完成度が非常に高く、海苔生産者への事前ヒアリングを含む調査の深さに感心しました。鳥の撃退にレーザーと音を活用する発想も素晴らしく、今後は魚への対応も検討できると、さらに完成度が高まると思います。今後の展開にも期待しています。

■NECソリューションイノベータ賞:富山高等専門学校 本郷キャンパス
弊社は「いつかを、いまに、変えていく。 」というコーポレートメッセージのもと社会課題に取り組んでおり、富山高等専門学校の「これからの日本を担う子どもを守る」という想いに大変感銘を受けました。子どもの危険行動サンプルが少ない中で生成AIを活用し危険行動を判定するという発想も非常に興味深く、弊社の技術陣の評価がとても高かった。

■トピー工業賞:茨城工業高等専門学校
落とし物の特徴をAIが判定してトレースする技術は、部品管理が重要な製造業である弊社にとっても応用できるのではないかと感じました。茨城工業高等専門学校の作品を拝見し、一緒に研究したいと思うほど興味を引かれました。

■トヨタ自動車賞:仙台高等専門学校 広瀬キャンパス
歯磨きという誰にでもリーチできるテーマに感銘を受けました。実際に触れてみると非常に軽量で転用の可能性を感じられました。今後の広がりに期待しています。

■日立産業制御ソリューションズ賞:茨城工業高等専門学校
弊社が大切にしている「世の中の安心・安全・快適」というという点で、ニッチながら非常に高い親和性を感じました。また、初エントリーでここまで上り詰めた成功体験を称え、ぜひ賞をお贈りしたいと思います。

■フソウ賞:沖縄工業高等専門学校
弊社は「水を支える企業」として、「見えない水」を「見える化する」という沖縄工業高等専門学校のコンセプトに大変共感しました。自ら処理が可能で、誰もが担える仕組みである点も、今後の展開しやすいと思い高く評価しました。

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■松尾豊DCON実行委員長コメント
技術力の高さに加え、ビジネス構想の練り込みも素晴らしく、非常に完成度の高いプレゼンテーションでした。現在、日本国内にはAIやディープラーニングの活用が進んでいない分野が数多く残されており、世界のビッグテック企業もこのような市場への参入を進めています。だからこそ、日本から世界に向けて新たな技術を生み出していくことが重要であり、その主役となるのは高専生だと思っています。

ぜひスタートアップ基金を活用して起業に挑戦し、多くの学びや社会貢献を実現していただきたいと思います。我々も、その挑戦を全力で応援してまいります。

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■囲み取材
囲み取材にて、松尾豊DCON実行委員長と、最優秀賞を受賞した豊田工業高等専門学校にお話しをうかがうことができた。

〇高校生が地方創生の主役に!DCON松尾実行委員長が語る「DCON未来」
松尾豊DCON実行委員長は「今回は非常に厳しい審査だった」と、DCON2025を振り返った。最優秀賞の豊田工業高等専門学校は「企業評価額が7億円とおそらく過去最高に評価が高く、「ビジネスプランがすぐれており、プレゼン対策もほぼ完璧だった」と語った。豊田工業高等専門学校の介護事業は、市場が大きく、成長していくカテゴリーだ。「音声認識によるサポートは、今田からこそできる技術であり、非常に的確だった」と評価した。

DCONの未来については「フィジカルAIと高専生との相性は非常によいので、ロボット基盤モデルが扱えるようになると、高専生が新しいアプリを自由自在に作り出してくれるではないか」と予想。「高校生」「地方」という枠に甘えることなく、実用性や将来性を追及すれば、高校生が地方創生の主役になり得るとした。また今年の特徴については、「初出場や他校と共同の高専があり、多様性が広がってきた」とし、結果としてバラエティに飛んだ内容となった。

DCON005
松尾豊DCON実行委員長


高校生が地方創生の主役に!DCON松尾実行委員長が語る「DCON未来」

YouTube:https://youtu.be/NtV4APnfLMo

〇豊田工業高等専門学校、圧倒的な行動力とチームワークでつかんだ最優秀賞
豊田工業高等専門学校の代表であるNAGARAの岡田一輝氏は、「非常に嬉しい」と素直な感想を語った。多くの人の支えがあり、その期待を裏切ることなく優勝できたことに安堵しているという。最優秀賞の要因については、「圧倒的な行動力とチームワーク」と分析。学業と両立しながら月に100〜200時間を費やし、わずか数か月で40以上の介護施設を訪問して事業構想を具体化した。それぞれが自分の役割を全うした結果が、最優秀賞の受賞につながったと振り返った。

チームワークについて、メンターの福野泰介氏は「最初から何も言うことなし。素晴らしいチームです」と太鼓判を押した。また、これまでの高専チームとの違いについては「圧倒的にやる気が違う。事前に調べる量も桁違い。『優勝します』と最初から宣言していた」と語り、今後の活躍にも大きな期待を寄せた。

DCON806
豊田工業高等専門学校


豊田工業高等専門学校、圧倒的な行動力とチームワークでつかんだ最優秀賞

YouTube:https://youtu.be/FHI0Y-gcYG0

■DCON2025本選 全チーム評価額

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■DCON2025の様子は、アーカイブを公開中!
「DCON2025」本選の模様は、JDLA公式YouTubeチャンネルで視聴可能です。
視聴URLはこちら:https://www.youtube.com/live/gbulH1etEHU

■第6回全国高等専門学校ディープラーニングコンテスト(DCON2025)概要
【概要】
全国高等専門学校ディープラーニングコンテスト(DCON)は、高等専門学校の学生が日頃培っている「ものづくりの技術」と「ディープラーニング」を活用して社会課題を解決する作品を制作し、生み出される「事業性」を企業評価額で競うコンテスト。地域社会の課題解決に取り組む高専生ならではの発想力・技術力を生かした、多様で新規性の高い作品の応募が多数寄せられ、例年複数チームが本コンテスト出場後に実際の事業創出に挑戦している。DCONは未来のものづくりリーダーを発掘し、技術活用・事業創出を促進する機会をつくり、全国の高専生が持つ可能性を支援し続けている。

【DCON2025主催・後援・協賛】
主催:一般社団法人日本ディープラーニング協会、一般社団法人全国高等専門学校連合会、日本放送協会、株式会社NHKエンタープライズ
後援:デジタル庁、経済産業省、文部科学省、農林水産省、渋谷区、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)、株式会社日本経済新聞社
協賛:
〈ゴールドパートナー〉
株式会社アクセスネット、NECソリューションイノベータ株式会社、トピー工業株式会社、トヨタ自動車株式会社、株式会社日立産業制御ソリューションズ、株式会社フソウ

〈シルバーパートナー〉
アイング株式会社、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社、株式会社QUICK、さくらインターネット株式会社、株式会社セブン銀行、ソフトバンク株式会社、日本ガイシ株式会社、日本電技株式会社、株式会社ビズリーチ、株式会社丸井グループ、三菱電機エンジニアリング株式会社、株式会社村田製作所、ライオン株式会社、ロジスティード株式会社

〈ブロンズパートナー〉
NTTコム エンジニアリング株式会社、小町 洋(CDLEメンバー)、Biodata Bank株式会社、有限会社ユニバーサル・シェル・プログラミング研究所

協力:株式会社iSGS インベストメントワークス、株式会社ABEJA、株式会社イクシス、インキュベイトファンド株式会社、株式会社WiL、SBI Investment、MPower Partners Fund L.P、クウジット株式会社、Google、Google Cloud、QXLV(クオンタムリープベンチャーズ)、connectome.design株式会社、さくらインターネット株式会社、株式会社jig.jp、株式会社Shiftall、Spiral.AI株式会社、株式会社先端技術共創機構(ATAC)、tiwaki Co., Ltd. Japan、株式会社ディープコア、東京大学大学院工学系研究科、株式会社ドワンゴ、ニューラルグループ株式会社、100BANCH、FastLabel株式会社、株式会社フォトシンス、富士ソフト株式会社、フラー株式会社、株式会社ブレインパッド、Headline Asia、ボストン コンサルティング グループ、みんなの高専チャンネル(高専塾ナレッジスター運営)、株式会社モルフォAIソリューションズ、株式会社Liaro、株式会社Ridge-i、学校法人早稲田大学

<DCON2025公式メディア>
公式HP:https://dcon.ai/
Facebook:https://www.facebook.com/DCON123/
X(旧Twitter):https://twitter.com/DCON_JDLA

DCON実行委員会は、今後もDCONの継続的な開催によりディープラーニングの産業活用を促進する若手人材の輩出を目指し、引き続き本コンテストの運営にあたっていくとしている。このため、第7回大会「DCON2026」の開催を決定している。開催概要につきましては、DCON公式ホームページにて随時詳細を案内する。

DCON2025 公式HP

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第5回全国高等専門学校ディープラーニングコンテスト2024!樹脂天板を採用した、折りたたみテーブル【まとめ記事】

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高専生が日頃培った〈ものづくりの技術〉と、AI(人工知能)分野で特に成果を出す技術〈ディープラーニング〉を活用した事業アイデアで、企業評価額を競うコンテスト「第5回全国高等専門学校ディープラーニングコンテスト2024(以下、DCON2024)」の本選が2024年5月10日(金)・11日(土)の2日間に渡り開催された。東京都立産業技術高等専門学校 品川キャンパス(チーム名: Technology 七福神)が、AIを活用した電話詐欺対策(作品名: 「FraudShield AI」)で最優秀賞を受賞し、企業評価額4億円という評価を受けた。

サンワサプライ株式会社が運営している直販サイト『サンワダイレクト』は、樹脂製の天板を採用し、水や汚れに強く、屋内屋外問わずどこでも使うことができる軽量で持ち運びに便利な折りたたみテーブル「100-FD024W」「100-FD025W」を発売した。樹脂製の天板を採用しているので、水や汚れに強く、作業台として使用したり、屋外でのアウトドアでもしっかり使い込むことができる。木製の折りたたみテーブルと比べ、軽量なので持ち運びが楽にでき、出し入れが楽にできたり、収納に便利な折りたたみ式タイプだ。正直万能テーブルと言っても良いくらい、自由度が高く、打ち合わせやインカーワーク、受付テーブル、屋外イベントなどなど、あらゆる場面で役立つテーブル。

ロフト限定で先行販売!sofumo×Kept クリアガジェットポーチ
株式会社MOTTERUは、株式会社レイメイ藤井の人気ペンケースブランド「Kept」とコラボした、入れるものの美しさを引き立てるsofumo×Kept クリアガジェットポーチ全3色を、2024年5月23日より全国のロフト143店舗及びネットストアで先行販売中だ。※一般販売は6月中旬より順次開始予定。SNSでも話題の映え文具!Keptとコラボしたクリアガジェットポーチ。 見た目の可愛さはもちろん、表が透明で中身がキレイに見えるガジェットポーチ。引手付きで出し入れもしやすく、マチがあるのでたっぷり入る。 透明度の高い厚手の生地と、程よい背景になる背面メッシュ仕様で、ずっと使っていても飽きのこないシンプルなデザインに仕上がった。


軽量で出し入れが楽々!樹脂天板を採用した、折りたたみテーブル
サンワサプライ株式会社が運営している直販サイト『サンワダイレクト』は、樹脂製の天板を採用し、水や汚れに強く、屋内屋外問わずどこでも使うことができる軽量で持ち運びに便利な折りたたみテーブル「100-FD024W」「100-FD025W」を発売した。樹脂製の天板を採用しているので、水や汚れに強く、作業台として使用したり、屋外でのアウトドアでもしっかり使い込むことができる。木製の折りたたみテーブルと比べ、軽量なので持ち運びが楽にでき、出し入れが楽にできたり、収納に便利な折りたたみ式タイプだ。正直万能テーブルと言っても良いくらい、自由度が高く、打ち合わせやインカーワーク、受付テーブル、屋外イベントなどなど、あらゆる場面で役立つテーブル。


東京都立産業技術高等専門学校 品川キャンパスが最優秀賞受賞!「第5回全国高等専門学校ディープラーニングコンテスト2024」
高専生が日頃培った〈ものづくりの技術〉と、AI(人工知能)分野で特に成果を出す技術〈ディープラーニング〉を活用した事業アイデアで、企業評価額を競うコンテスト「第5回全国高等専門学校ディープラーニングコンテスト2024(以下、DCON2024)」の本選が2024年5月10日(金)・11日(土)の2日間に渡り開催された。東京都立産業技術高等専門学校 品川キャンパス(チーム名: Technology 七福神)が、AIを活用した電話詐欺対策(作品名: 「FraudShield AI」)で最優秀賞を受賞し、企業評価額4億円という評価を受けた。


創業250余年、愛知の老舗 九重味淋のこだわりが半端ない!「みりん屋さんのレモンケーキ」を実食
1772年(安永元年)創業、250余年の歴史を持つみりんメーカー九重味淋株式会社が、みりんで作るレモネードシロップとこだわりの米粉を使用した「みりん屋さんのレモンケーキ」を発売中だ。九重味淋の直営店Restaurant&Cafe K庵(以下 K庵)では、「みりんの可能性を追求する」をコンセプトに、本みりんやみりん粕を使った和御膳やスイーツ、ドリンクなどを提供している。K庵で人気のドリンク「自家製レモネード」は、レモンと本みりん、スパイス等をオーブンでじっくり約2時間かけて加熱した、濃厚なシロップを使用。コクのある大人の味のレモネードだ。


わたしだけの銀座を見つけに、街に繰り出そう!Sony Park Mini『Interface for Cities「わたしの銀座」と出会う』
Sony Park Miniでは、アジアを中心に、国や分野を超えて建築やまちづくり分野でのリサーチを続けてきた都市体験のデザインスタジオであるfor Cites(フォーシティーズ)が独自にリサーチした銀座を、POPなナビゲーションを聞きながら街歩きで体感する『Interface for Cities「わたしの銀座」と出会う』を、2024年5月24日(金)より開催中だ。開催期間は、30日(木)まで。


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東京都立産業技術高等専門学校 品川キャンパスが最優秀賞受賞!「第5回全国高等専門学校ディープラーニングコンテスト2024」

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高専生が日頃培った〈ものづくりの技術〉と、AI(人工知能)分野で特に成果を出す技術〈ディープラーニング〉を活用した事業アイデアで、企業評価額を競うコンテスト「第5回全国高等専門学校ディープラーニングコンテスト2024(以下、DCON2024)」の本選が2024年5月10日(金)・11日(土)の2日間に渡り開催された。

■東京都立産業技術高等専門学校 品川キャンパス Technology 七福神が最優秀賞を受賞
東京都立産業技術高等専門学校 品川キャンパス(チーム名: Technology 七福神)が、AIを活用した電話詐欺対策(作品名: 「FraudShield AI」)で最優秀賞を受賞し、企業評価額4億円という評価を受けた。また2位には同じく企業評価額4億円の評価を受けた香川高等専門学校 高松キャンパス(チーム名:村上らぼ&宇宙開発研究部)による養殖業のDX化による漁業損失減と業務の効率化を目指したシステム(作品名:貧酸素水塊検出・赤潮予測システムおよび水中魚体監視システム)が受賞した。

東京都立産業技術高等専門学校 品川キャンパスと香川高等専門学校 高松キャンパスの2校は同じ企業評価額で、ベンチャーキャピタリストの合格札数も同数となり、企業評価額の“合計金額”が高い東京都立産業技術高等専門学校 品川キャンパスが最優秀賞という結果になった。

今年は、過去最多となる全国72チーム(31高専) がエントリーし、本選では11チーム(11高専)が出場し、今大会は特殊詐欺対策やカーボンニュートラル、スリープテックなど様々な社会課題の解決、地方産業の活性化に向けたプロダクトとビジネスプランが揃った。

■DCON2024 本選結果について
DCON2024では、最優秀賞と2位、3位のほか、産業への影響度や将来の期待度が最も高いチームに贈られる「経済産業大臣賞」や、農林水産業の課題解決とした優れたチームに贈られる「農林水産大臣賞」、技術面で優れたチームに贈られる「文部科学大臣賞」、「企業賞」の発表も行われた。

<最優秀賞>
東京都立産業技術高等専門学校 品川キャンパス

チーム名:Technology 七福神
作品名:FraudShield AI
作品概要:AIを活用した電話詐欺対策
詳細:https://dcon.ai/teams/tokyo2024/
企業評価額:4億円(企業評価額 合計金額:9億)
評価コメント:
市場参入へのイメージを一番つくりやすかったです。ハードウェアとソフトウェアの融合でビジネスを展開していくというのはDCONの考えに非常にマッチしていると考えています。

<2位>
香川高等専門学校 高松キャンパス

チーム名:村上らぼ&宇宙開発研究部
作品名:貧酸素水塊検出・赤潮予測システムおよび水中魚体監視システム
作品概要:養殖業のDX化による漁業損失減と業務の効率化
詳細:https://dcon.ai/teams/kagawa2024/
企業評価額:4億円(企業評価額 合計金額:7.7億)
評価コメント:
地域課題の解決や日本の水産業とか食糧を確保していく上で、本当な大事な課題にチャレンジされたと思います。これから持続可能社会をつくっていく上で、非常に合致した事業だと思います。

<3位>
大分工業高等専門学校

チーム名:Sleep-New-World
作品名: FAIP (Future Artificial Intelligence Pillow)
作品概要:「睡眠不足」の解消を目指すAI枕
詳細:https://dcon.ai/teams/oita2024/
企業評価額:3.5億円
評価コメント:
日本は5人に1人が睡眠障害と言われています。厚生労働省が掲げる「健康日本21」でも睡眠に対する目標値が入っています。グローバルでもスリープテックはかなり伸びています。音や枕の挙動(ゆっくり動く)が非常に良く考えられていました。

<経済産業大臣賞>
豊田工業高等専門学校

チーム名:早坂・大畑Lab.
作品名: WCS(White Carbon Sensor)
詳細: https://dcon.ai/teams/toyota2024/

<農林水産大臣賞>
沖縄工業高等専門学校

チーム名:ミヤギ農家
作品名: AgreenTech-リジェネラティブ農業をデザインする-
詳細: https://dcon.ai/teams/okinawa2024/

<文部科学大臣賞>
群馬工業高等専門学校

チーム名:ユビキタスVRラボ
作品名:ユビキタスシステム
詳細: https://dcon.ai/teams/gunma2024/

<企業賞>
各協賛企業による企業賞の表彰もあった。協賛企業からは以下のような評価コメントがあった。

■アクセスネット賞:東京都立産業技術高等専門学校 品川キャンパス
今回のテーマが非常に身近で、誰もが困っていることに加え社会課題としても重要なものでした。制作されたシステムは、検知率が高く9割を超えているということで、すぐにでも実現できる、その可能性に当社の賞を差し上げたいと思いました。

■NECソリューションイノベータ賞:沖縄工業高等専門学校
ディープランニング・AIに加え、生物系に関する関係者と一緒になり、システムを実現しているのが素晴らしいので選ばせていただきました。

■トピー工業賞:沼津工業高等専門学校
デジタルツインを活用してバーチャル空間に倉庫とクレーンと金型(木型)を3Dで精緻に再現された、それが現実の倉庫と同期している。これは製造業において、どのシーンでも使える可能性が高いと感じています。今後も精度をあげていただいて、より良い製品にしていただきたいと思います。

■トヨタ自動車賞:沖縄工業高等専門学校
自然との共生、循環型社会を掲げている点が弊社とのコンセプトと合致していた。また、実際に検証までして結果を出してますし、途中土壌を作成してクラファンやって50万を集めるなど非常に行動力があり、感銘を受けました。

■日立産業制御ソリューションズ賞:沼津工業高等専門学校
技術だけでなく、お客様が長年培ってきた課題をいかにデジタル化するかにこだわってやられてきたと思います。取り扱っているモデリング技術などは今後の発展性、拡張性を強く感じました。トップバッターでありながら、プレッシャーをものともせず発表していた点も良かったです。

■丸井グループ賞:群馬工業高等専門学校
今後VRが当たり前になっていく時に、触感が非常に大事になっていく。また、今回自らメンバーが集まったという点が、社内の風土づくりと重なり感銘を受けました。

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■松尾豊DCON実行委員長コメント
まずは非常に盛り上がって、良かったと思います。各チーム、レベルが凄く高かったです。年々レベルが上がっていますが、今年は特にビジネスモデルとして、ここまで考えているのかという学校も複数出てきています。技術だけではなくビジネスと融合してきたと感じました。高専生とは思えない、本当にビジネスに深く入り込んだ提案が着実にレベルが上がっています。

このままDCONを広めていって、大きなエコシステムとして発展できるように、みんなで頑張っていきたいと考えます。

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松尾豊DCON実行委員長


■DCON2024本選 最終結果
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■DCON2024の様子は、アーカイブを公開中!
「DCON2024」本選の模様は、JDLA公式YouTubeチャンネルで視聴できる。
視聴URLはこちら:https://www.youtube.com/watch?v=ne0uof4XH0A

<第5回全国高等専門学校ディープラーニングコンテスト(DCON2024)概要>
【概要】
高専生が日頃培った「ものづくりの技術」と「ディープラーニング」を活用した作品を制作し、その作品によって生み出される「事業性」を企業評価額で競うコンテスト

【主催】
独立行政法人国立高等専門学校機構、一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)

【運営】
DCON実行委員会

【後援】
デジタル庁 / 文部科学省 / 農林水産省 / /経済産業省 / 渋谷区 / 一般社団法人全国高等専門学校連合会 /NHK / 日本経済新聞社

【協賛】
株式会社アクセスネット / NECソリューションイノベータ株式会社 / トピー工業株式会社 / トヨタ自動車株式会社 / 株式会社 日立産業制御ソリューションズ / 株式会社丸井グループ
アイング株式会社 / 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 / 株式会社QUICK /さくらインターネット株式会社 / サントリーシステムテクノロジー株式会社 / ソフトバンク株式会社 / 日本ガイシ株式会社 / 株式会社ビーンズラボ / 株式会社フソウ / 株式会社ブリヂストン / 株式会社村田製作所 / ロジスティード株式会社
小町 洋(CDLEメンバー) / 株式会社セブン銀行 / モンスターエナジージャパン合同会社 / 有限会社ユニバーサル・シェル・プログラミング研究所

【協力】
株式会社iSGS インベストメントワークス / 株式会社ABEJA / インキュベイトファンド株式会社 / 株式会社WiL / エヌビディア合同会社 / MPower Partners Fund L.P /クオンタムリープベンチャーズ株式会社 / 株式会社GROWTH VERSE / connectome.design株式会社 / さくらインターネット株式会社 / 株式会社jig.jp / 株式会社Shiftall / 株式会社先端技術共創機構 (ATAC) / 株式会社ディープコア / 株式会社ドワンゴ / FastLabel株式会社 / 株式会社フォトシンス / フラー株式会社 / 株式会社ブレインパッド / Headline Asia / ボストン コンサルティング グループ / 株式会社Ridge-I
(50音順)

<DCON2024公式メディア>
公式HP   :https://dcon.ai/
Facebook  :https://www.facebook.com/DCON123/
X(旧Twitter) :https://twitter.com/DCON_JDLA

高専生がものづくり×AI×事業性で社会課題解決に挑戦!DCONを立ち上げた、岡田専務理事にコンテストへの想いを聞く
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DCONの意義について語る、岡田専務理事

高専生が日頃培った〈ものづくりの技術〉と、AI(人工知能)分野で特に成果を出す技術〈ディープラーニング〉を活用した事業プランを提案、企業評価額を競うコンテスト「第5回全国高等専門学校ディープラーニングコンテスト2024(以下、DCON2024)」の本選が、2024年5月10日(金)・11日(土)に開催する。現役のベンチャーキャピタリスト(VC)である本選審査員がその事業性を評価し、最も「企業評価額」が大きいチームが優勝となる。高専生がものづくり×AI×事業性で社会課題解決に挑戦するというのは、日本の未来にとっても明るい話だ。そこで今回、本選出場チームのひとつである東京都立産業技術高等専門学校 品川キャンパスの「Technology 七福神」を取材した。

AFURI株式会社とキッコーマン食品株式会社は、コラボレーションメニュー「筋活 柚子塩らーめん キッコーマン大豆麺使用」を共同開発し、2024年5月8日(水)から6月7日(金)までの期間限定で、ラーメン店「AFURI」計12店舗で提供します。販売に先駆け、5月7日(火)、メディア向け試食会が実施されたので、当日の様子をお届けしよう。試食会には、キッコーマン食品株式会社 プロダクト・マネジャー室 新規事業グループマネジャーの福田大悟氏と、「AFURI」代表の中村比呂人氏が登壇し、コラボ企画の実施に至った背景や、コラボメニューに詰め込んだこだわりを紹介した。

ラーメン店「AFURI」とキッコーマン「大豆麺」がコラボ!珠玉のラーメンが登場
AFURI株式会社とキッコーマン食品株式会社は、コラボレーションメニュー「筋活 柚子塩らーめん キッコーマン大豆麺使用」を共同開発し、2024年5月8日(水)から6月7日(金)までの期間限定で、ラーメン店「AFURI」計12店舗で提供します。販売に先駆け、5月7日(火)、メディア向け試食会が実施されたので、当日の様子をお届けしよう。試食会には、キッコーマン食品株式会社 プロダクト・マネジャー室 新規事業グループマネジャーの福田大悟氏と、「AFURI」代表の中村比呂人氏が登壇し、コラボ企画の実施に至った背景や、コラボメニューに詰め込んだこだわりを紹介した。


今年も飲食ブースは大充実&大盛況!老舗名店も参加、飲食ブース1【ニコニコ超会議2024】
今年で13年目を迎える「ニコニコ」の超巨大イベント「ニコニコ超会議2024」。飲食ブースは、ニコニコ超会議の楽しみのひとつだ。今年もたくさんの飲食ブースが出店し、日本全国の人気グルメやB級グルメが集まった。肉の老舗「肉の万世」は、今年も出店。秋葉原の本店はなくなったが、美味しいカツサンドは健在だ!万かつサンド、ハンバーグサンド、ウルトラマンカツサンド、ボリュームヒレかつサンドが山のように積まれていたが、見ているそばから、どんどんなくなっていった。こちらも名店の名店!シュウマイでお馴染みの「崎陽軒」だ。そんな崎陽軒は、台湾にもあることをご存だろうか?


モバイルアプリ「リートン」事前登録1万人突破記念!公式Xフォロー&リポストキャンペーン
生成AIプラットフォーム企業、株式会社リートンテクノロジーズジャパンは、モバイルアプリ「リートン」の事前登録1万人突破を記念し、SNSキャンペーンを開催中だ。期間は、2024年5月21日(火)まで。モバイルアプリ「リートン」は、スマートフォン上で有料版のChatGPTなど最新LLMを無料・無制限で利用できるアプリ。2024年上半期のリリースの前に事前登録を実施していたが、好評につき、5月21日(火)まで登録期間を延長した。また、事前登録を開始してから10日で登録者が1万人を突破したことを記念し、5月8日(水)~21日(火)までの15日間、リートン公式Xをフォロー、告知ポストをリポストすることで、最大で10,000円分の「えらべるPay」が当たるキャンペーンを開催する。


ノートパソコン用のアルミスタンドとクーラーが一体化!スタンド型ノートPCクーラー
サンワサプライ株式会社は、アルミ製のスタンドとクーラーが一体化したスタンド型ノートPCクーラー「TK-CLN30U」を発売した。「TK-CLN30U」は、ノートパソコンをスタンドに置いて使用することで、使用時の視線が高くなり姿勢が正され体への負担が軽減される。同時にパソコンの冷却もでき、さらにスタンド部分には、ノートパソコンのUSBポートをふさがないUSB中継ポートを搭載している。iPadやノートパソコンで長時間作業をする方や発熱の大きいゲーミングノートパソコンを使う方、モニターとノートパソコンを使いやすい位置に並べて使用したい方におすすめだ。


高専生がものづくり×AI×事業性で社会課題解決に挑戦!DCONを立ち上げた、岡田専務理事にコンテストへの想いを聞く
高専生が日頃培った〈ものづくりの技術〉と、AI(人工知能)分野で特に成果を出す技術〈ディープラーニング〉を活用した事業プランを提案、企業評価額を競うコンテスト「第5回全国高等専門学校ディープラーニングコンテスト2024(以下、DCON2024)」の本選が、2024年5月10日(金)・11日(土)に開催する。現役のベンチャーキャピタリスト(VC)である本選審査員がその事業性を評価し、最も「企業評価額」が大きいチームが優勝となる。高専生がものづくり×AI×事業性で社会課題解決に挑戦するというのは、日本の未来にとっても明るい話だ。そこで今回、本選出場チームのひとつである東京都立産業技術高等専門学校 品川キャンパスの「Technology 七福神」を取材した。


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高専生がものづくり×AI×事業性で社会課題解決に挑戦!DCONを立ち上げた、岡田専務理事にコンテストへの想いを聞く

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高専生が日頃培った〈ものづくりの技術〉と、AI(人工知能)分野で特に成果を出す技術〈ディープラーニング〉を活用した事業プランを提案、企業評価額を競うコンテスト「第5回全国高等専門学校ディープラーニングコンテスト2024(以下、DCON2024)」の本選が、2024年5月10日(金)・11日(土)に開催する。

現役のベンチャーキャピタリスト(VC)である本選審査員がその事業性を評価し、最も「企業評価額」が大きいチームが優勝となる。高専生がものづくり×AI×事業性で社会課題解決に挑戦するというのは、日本の未来にとっても明るい話だ。

そこで今回、本選出場チームのひとつである東京都立産業技術高等専門学校 品川キャンパスの「Technology 七福神」を取材した。

■特殊詐欺を未然に防ぐ「FraudShield AI」
DCON(ディーコン)は、高等専門学校生が日頃培った「ものづくりの技術」と「ディープラーニング」を活用した作品をチームで制作し、その作品によって生み出される「事業性」を企業評価額で競うコンテスト。現役のベンチャーキャピタリスト(VC)である本選審査員がその事業性を評価し、最も「企業評価額」が大きいチームが優勝となる。各チームにはメンターがつき、そのチームの作品や発表のアドバイスをする。

今回取材させていただいた東京都立産業技術高等専門学校 品川キャンパスの「Technology 七福神」は、「FraudShield AI」という作品で本選に出場する。メンターは、AI・ディープラーニングにより新しい社会を創造するテックイノベーションファーム、株式会社Ridge-i 代表取締役社長 柳原尚史氏が担当する。

「Technology 七福神」のメンバー
「Technology 七福神」のメンバー


「FraudShield AI」は、電話詐欺を未然に防止するために開発が進められた作品だ。警視庁の広報資料※によれば、令和5年の特殊詐欺の認知件数は19,033件にのぼり、被害額は441.2億円という巨額の被害額となっている。また今後は、これを上回るペースで深刻な状況になると言われている。詐欺被害の約9割は、固定電話からの電話詐欺から始まっている。こうした状況を踏まえ、「Technology 七福神」は「FraudShield AI」を開発するに至った。
※令和5年における特殊詐欺の認知・検挙状況等について(暫定値版)
https://www.npa.go.jp/bureau/criminal/souni/tokusyusagi/hurikomesagi_toukei2023.pdf

「FraudShield AI」は、詐欺電話をリアルタイムで検知するプロダクトだ。詐欺の可能性推移を表示して音声などで知らせることで、利用者が詐欺にあうことを未然に防ぐことができる。どんな世代の利用者にもわかりやすくするため、光や音で詐欺を知らせてくれる。

詐欺電話をリアルタイムで検知する「FraudShield AI」試作機
詐欺電話をリアルタイムで検知する「FraudShield AI」プロトタイプ


メンターの柳原氏によれば、「Technology 七福神」が取り組んでいるのは、大きな社会課題に対処するプロダクトであり、「このプロダクトで、世の中に大きなインパクトを与えたい」とのこと。特殊詐欺を撲滅する起爆剤となるだけに、本選での結果が気になるところだ。

「Technology 七福神」に熱い激を飛ばす、メンターの柳原氏
「Technology 七福神」に熱い激を飛ばす、メンターの柳原氏


■社会実装により日本の産業を高めたい
東京都立産業技術高等専門学校の後、改めてDCONを立ち上げた日本 ディープラーニング協会専務理事・DCON実行委員会事務局長 岡田隆太朗氏にコンテストへの想いをうかがうことができた。

岡田専務理事は1974年、東京都に生まれる。慶應義塾大学の学生時代に起業し、事業売却後、複数の事業会社を設立。2012年には株式会社ABEJAを共同で創業。2017年にはディープラーニングを産業に活用することを目的とした一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)を立ち上げ、事務局長として務める。2018年からは理事を兼任。2019年には全国高等専門学校ディープラーニングコンテストを立ち上げ、実行委員会を組成。現在は、コミュニティ・オーガナイザーとして様々なイベントの場作りに携わっている。

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日本ディープラーニング協会専務理事・DCON実行委員会事務局長 岡田隆太朗氏


日本ディープラーニング協会は、ディープラーニングを中心とする技術による日本の産業競争力の向上を目指して設立された。
「AIを作る人も当然ですが、使える人をもっと増やしていく必要があります。そこで、AIを作る人のE資格、AIを使用する人のG検定という資格試験を作りました。人材育成の中で、高専生が非常に優秀であることを知りました。壁にぶつかっても、それを乗り越えるメンタリティがあります。高専生がディープラーニングを活用してものづくりをしていくことができれば、ひとつの事例ができると考えました。」(岡田専務理事)

岡田専務理事によれば、成果が出る技術の社会実装により日本の産業を高めることができ、それが同協会の目的でもあることから、DCONを開催するに至った。ほかのコンテストとの違いは、作った作品がそのまま事業として提案できることだ。つまり、社会課題を解決するための事業のコンテストであり、事業であるからこそ、作品をジャッジするのはベンチャーキャピタリストである。事業の価値は、「企業評価額」として評価される。これもほかのコンテンスとの大きな違いだ。研究室に「企業評価額」を飾っているチームもあるという。

DCONはコンテストであり、今年でいえば、本選が2024年5月10日(金)・11日(土)に開催される。そこに向けて、年間を通じた教育プログラムのようなかたちをとっている。単に技術だけではなく、アントレプレナーシップを教えようというのが国の方針でもあり、アントレプレナーシップ教育に取り組む計画がある高専には、補助金が支給される仕組みがある。高専の新しいカリキュラムでは、G検定のシラバスが組み込まれる状況になった。

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DCON開催の経緯を語る、岡田専務理事


「高専の中では、学校教育の中でのディープラーニングとアントプレナーシップが走りはじめてきています。ディープラーニングの教材を提供していますし、アントレプレナーシップもジャッジやメンターの皆さんで学校をまわって、DCON特別講義という出張授業を実施しています。」(岡田専務理事)

高専生の技術は高いが、課題への取組みを苦手とする生徒が多い。DCONは7月から開始されるため、夏休み前にアイデアのブレストを行い、課題への取組みを明確にすることに務めている。高専生の中には、はじめてディープラーニングを学ぶ学生も多いので、ABEJA Platform、NVIDIA Jetson Nanoを学生に提供したり、ものづくりに必要な資材提供を支援したり、マーケティングリサーチを提供したりすることで、高専生のプロトタイプづくりを支援している。

また、アドバイザ制度によって、ビジネスやテクニカルなアドバイスをオンラインで受ける環境も整っている。今年はエントリーチームが多いため、11人のメンターが高専生をサポートする。

「2024年31校から72チームがエントリーして、最大のDCONが実施できます。高専生が年間を通して社会課題に取り組むための教育プログラムをご提供させていただいております。」(岡田専務理事)

5年間で起業したのは8社あるが、必ずしも起業がゴールではなく、大学院へ進学する学生が多い。DCONでの経験は、株式会社の仕組みを理解できるので、就職する人はもちろん、大学の研究者になる人でも企業との関わりはあるため、今後の人生に役に立つ知識だ。また、単にビジネスとして起業する人よりも、仕組みがわかって起業する人のほうが、会社を運営するのに有利だ。日頃は別の仕事をしていても、プライベートでプロトタイプを作り、どこかのタイミングで起業するといったことも可能になる。

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DCONの意義について語る、岡田専務理事


DCONへのエントリーは、「ものづくりの技術」と「ディープラーニング」の要素が入っていれば、ほかのコンテストにエントリーした作品を出してもよく、コンテストが少ない春に開催している。過去には、プロコンで優秀賞をもらったチームがDCONで優勝という事例もある。また、エントリー時に高専に在籍されていればよいため、幅広い層の学生が集まる。インカレも問題ないため、学校という縛りがないチームを作ることもできるため、バラエティーに飛んだ作品が期待できる。社会課題に取り組むというのも、ほかのコンテストにない面白さだ。

なお、2024年5月10日(金)・11日(土)に開催される本選の模様は、「JDLA YouTube(https://www.youtube.com/@JDLA2017)」「ニコニコ生放送(https://live.nicovideo.jp/)」で、ライブ配信される。興味を持った人は、この機会に配信を視聴してみよう。

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ドワンゴ開発AIボイスチェンジャー「Seiren Voice」!バーガーキング『ダブチェ・クラウン』【まとめ記事】

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Seiren Voice操作画面

株式会社ドワンゴおよびSSS合同会社は、両社が共同開発した声変換ソフトウェアシリーズの新製品「Seiren Voice東北ずん子」「Seiren Voice東北きりたん」を2023年7月20日(木)に発売する。あわせて同日より、発売済みの「Seiren Voiceずんだもん」「Seiren Voice東北イタコ」のv2音声ライブラリの提供を開始する。

株式会社ビーケージャパンホールディングスは、2023年7月14日(金)より、4種のチーズをふんだんに使用し手作業で丁寧に焼き上げたこだわりの“チーズクラウンバンズ”を使用した新時代の本格ダブルチーズバーガー『ダブチェ・クラウン』を期間限定で新発売する。また、同日より独自開発「特製オーロラソース」と直火焼きの100%ダブルビーフパティが相性抜群な『BigBet™ (ビッグベット)』が定番メニューに仲間入りする。

「小さい文字が読めない、わかりづらい」からサヨナラ!写真から全文を10秒で文字起こし、わかりやすく要約する「アイヘルパー」
株式会社アルパカの「アイヘルパー」は、「小さい文字が読みづらい」「文章がわかりづらい」資料を写真で撮ってLINE公式に送るだけで、全文を文字起こし&わかりやすい文章で要約するサービス。新聞、契約書、サービス規約など、しっかりと読まないといけないとわかっていてもたくさんの小さな文字を読むのに疲れる、読む時間がなく忙しい、そんな経験はないだろうか。そんな悩みを解消するために、「アイヘルパー」が役立つ。「アイヘルパー」は、文字の見えづらさからくるストレスを軽減し、重要な情報をわかりやすくして、時間を節約するサービスだ。


高温の環境下でも使用できる!耐高温のWEBカメラ
サンワサプライ株式会社は、65℃の環境下でも使用できる耐高温仕様のWEBカメラ「CMS-V70BK」を発売した。「CMS-V70BK」は、65℃まで耐えられる耐高温広角WEBカメラ。65℃の環境下でも使用できる耐高温仕様のWEBカメラ。
工場の製造現場や車内、倉庫内など、高温になりやすい環境での使用におすすめだ。幅広い範囲の撮影が可能な超広角150°レンズを採用している。空間全体を映したい場合や、複数人が同時に映るビデオ通話などに便利だ。


筋トレ最大の悩みを解決!筋肉の動きを視覚と聴覚で伝える「カラダスコープ」
歩数計や活動量計等の人の振動による開発を行っているプラタナスの木株式会社は、健康維持・筋力増強の為に始めた筋トレも、その効果を実感が得られず辞めてしまう筋トレ最大の悩みのために、筋トレ時の筋肉の動きを可視化して視覚と聴覚に運動の度合を伝えて効果的な筋トレに導く筋トレクリエイター「カラダスコープ」を2023年8月2~4日に東京ビッグサイトで開催の「SPORTEC2023」に出展する。


ドワンゴ開発AIボイスチェンジャー「Seiren Voice」!「東北ずん子」「東北きりたん」発売決定
株式会社ドワンゴおよびSSS合同会社は、両社が共同開発した声変換ソフトウェアシリーズの新製品「Seiren Voice東北ずん子」「Seiren Voice東北きりたん」を2023年7月20日(木)に発売する。あわせて同日より、発売済みの「Seiren Voiceずんだもん」「Seiren Voice東北イタコ」のv2音声ライブラリの提供を開始する。


ずっと同じはつまらねェ!ダブルチーズバーガー界に新時代の到来を告げる、バーガーキング『ダブチェ・クラウン』
株式会社ビーケージャパンホールディングスは、2023年7月14日(金)より、4種のチーズをふんだんに使用し手作業で丁寧に焼き上げたこだわりの“チーズクラウンバンズ”を使用した新時代の本格ダブルチーズバーガー『ダブチェ・クラウン』を期間限定で新発売する。また、同日より独自開発「特製オーロラソース」と直火焼きの100%ダブルビーフパティが相性抜群な『BigBet™ (ビッグベット)』が定番メニューに仲間入りする。


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ドワンゴ開発AIボイスチェンジャー「Seiren Voice」!「東北ずん子」「東北きりたん」発売決定

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株式会社ドワンゴおよびSSS合同会社は、両社が共同開発した声変換ソフトウェアシリーズの新製品「Seiren Voice東北ずん子」「Seiren Voice東北きりたん」を2023年7月20日(木)に発売する。あわせて同日より、発売済みの「Seiren Voiceずんだもん」「Seiren Voice東北イタコ」のv2音声ライブラリの提供を開始する。

■制作者の意図に沿った細かい表現が可能
新たに登場する「Seiren Voice東北ずん子」「Seiren Voice東北きりたん」は、「Seiren Voice」と東北地方の応援キャラクターの「東北ずん子」と「東北きりたん」を組み合わせたもので、誰でも手軽に彼女たちの声に変えられることができる。本製品は、音声ライブラリv1とv2を両方利用できる「Seiren Voice コンプリートパック (v1&v2)」(価格:17,600円)とv2のみが利用可能な「Seiren Voice スタンダードパック (v2)」(価格:14,300円)の2種類で提供する。

また、2022年11月に発売した「Seiren Voiceずんだもん」「Seiren Voice東北イタコ」のv2音声ライブラリを追加します。本製品を既に購入している既存ユーザーのライセンスは、「Seiren Voice コンプリートパック (v1&v2)」のライセンスとして扱われ、v2音声ライブラリが公開され次第、無償で利用できるようになる。

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Seiren Voice操作画面


「Seiren Voice(セイレンボイス)」は、ドワンゴの機械学習技術の開発・研究部門「Dwango Media Village」が独自開発した声変換技術。本技術は、リアルタイム性ではなく自然で高品質な声変換に主眼を置き、音声を「音素」「音高」「発音タイミング」に分解し、それらのデータを基に目標とする人物の声をディープラーニングで再構築する。これにより、従来の文章(テキスト)入力からの音声合成方式では難しかった間の取り方や抑揚など、制作者の意図に沿った細かい表現が可能になる。

今年5月より順次追加しているv2音声ライブラリ対応のSeiren Voiceは、グラフィックボードが搭載されていないローエンドのPCでも利用可能で、声変換の所要時間も現行の音声ライブラリの1/5以下に短縮され、より快適なコンテンツ制作を実現する。

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<製品情報>
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・製品名  :Seiren Voice ずんだもんコンプリートパック (v1&v2)
       Seiren Voice ずんだもんスタンダードパック (v2)
       Seiren Voice 東北イタココンプリートパック (v1&v2)
       Seiren Voice 東北イタコスタンダードパック (v2)
       Seiren Voice 東北きりたんコンプリートパック (v1&v2)
       Seiren Voice 東北きりたんスタンダードパック (v2)
       Seiren Voice 東北ずん子コンプリートパック (v1&v2)
       Seiren Voice 東北ずん子スタンダードパック (v2)
・発売日  :2023年7月20日(木)
・価格   :コンプリートパック(v1&v2)- 各17,600円(税込)
       スタンダードパック(v2)  - 各14,300円(税込)
・販売先  :ドワンゴジェイピーストア(7月20日より発売開始)https://jpstore.dwango.jp/
       DLsite(7月27日より発売開始)https://www.dlsite.com/soft/
・製品サイト:Seiren Voice ずんだもん  https://seiren-voice.dmv.nico/product/zundamon/
       Seiren Voice 東北イタコ  https://seiren-voice.dmv.nico/product/itako/
       Seiren Voice 東北きりたん https://seiren-voice.dmv.nico/product/kiritan/
       Seiren Voice 東北ずん子  https://seiren-voice.dmv.nico/product/zunko/
・動作環境 :Windows環境(コンプリートパックに含まれるv1音声ライブラリは要NVIDIA製GPU)


Seiren Voice製品サイト

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AIディープラーニングの世界を親子でガッツリ深層学習!CA Tech KidsがNHKエンタープライズと共同でワークショップ「親子で学ぶディープラーニング」を開催

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CA Tech Kidsは、NHKエンタープライズの協力のもと、小学生とその保護者を対象とした親子向けワークショップ「親子で学ぶディープラーニング」を、2020年3月14日(土)、15日(日)に開催する。

本ワークショップでは、人工知能(AI)技術のひとつで、人間の脳の構造をコンピュータ上で再現し、人や物、音声などを高度に認識することのできる「ディープラーニング」について、親子で学習する。カードを用いたゲームで画像認識の基本的な仕組みを学ぶほか、山梨大学・エクスビジョンが本イベントの為に独自に制作した、ディープラーニングロボットに自身の顔を認識させて、主人にだけついてくる「ペットロボット」の開発を行い、その正確性をチームごとに競い合う。ディープラーニングという最新の技術を、ゲームやレクリエーションを通じて体感できる、だれでも楽しめるような内容となっている。

■「親子で学ぶディープラーニング」開催概要
内容: ディープラーニングを用いた顔認識技術について学ぶワークショップ
日時: 以下どちらかにお申し込みください。
① 2020年3月14日(土)10:00-16:00 (Tech Kids School 生徒限定)
② 2020年3月15日(日)10:00-16:00
対象: 小学校4年生~6年生のお子様とその保護者様・ご家族等
各日程4組(1組につき4名様まで参加可能)
※親子向けイベントのため、お子様お一人でのご参加はご遠慮願います。
料金: 無料
場所: Abema Towers(東京都渋谷区宇田川町40-1・サイバーエージェント本社)
主催: Tech Kids School
制作協力: 株式会社NHKエンタープライズ
協力: 山梨大学、株式会社エクスビジョン


親子で学ぶディープラーニング

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ユニットコム、iiyama PC「DEEP∞」より、ディープラーニング専用ノートパソコンを発売

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ユニットコムは、「iiyama PC」ブランド「DEEP∞(ディープ インフィニティ)」より、NVIDIA GeForce RTX 2080を搭載したディープラーニング専用ノートパソコンを発売した。価格は28万9,980円(税別)から。

「DEEP∞」は「手軽さ」と「導入しやすさ」に主眼を置いたディープラーニング専用パソコン。最新の開発環境がローカルで使える「NGC(NVIDIA GPU Cloud)」の設定サービスが付属している。NGCではディープラーニング用フレームワークをダウンロードするだけで、環境設定や整合性を気にすることなく開発環境の構築ができるため、業務へ導入するまでの時間を大幅に短縮する。

GeForce RTX 2080 は、従来のGTXシリーズから大幅に進化した「Turing GPU アーキテクチャ」と超高速「GDDR6 メモリ」を採用したGPU。8GBの高速GDDR6メモリとGPU性能を引き出すGPU Boost4.0に対応し、368コアのTensor Coreと合わせ学習時間の短縮に効果を発揮する。

DEEP∞(ディープ インフィニティ)はNGCの動作検証済モデル。各モデルにはUbuntu+GPU Driver+NVIDIA Docker(Docker CE) の設定サービスが含まれており、マニュアルに従ってNGCへの登録や各コンテナーのダウンロードを行うだけで、ディープラーニングの学習を始めることができる。

■DEEP-17FG102-i7-VORVI概要
OS:Ubuntu 16.04 LTS
プロセッサー:インテル Core i7-8700
チップセット:インテル Z370
メモリ:DDR4-2400 SO-DIMM 8GB×2(計16GB)
M.2 SSD:250GB M.2 SSD / NVMe対応
HDD:1TB HDD / 2.5インチ Serial-ATA
光学ドライブ:非搭載
グラフィック:NVIDIA GeForce RTX 2080 8GB GDDR6
液晶:17.3型(非光沢カラー液晶) フルHD(1920×1080ドット)、144Hzリフレッシュレート
無線LAN:IEEE802.11 ac/a/b/g/n対応 Wi-Fi+Bluetooth 5.0


DEEP∞(ディープ インフィニティ)特集ページ

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みずほ銀行と凸版印刷、AIを活用した校閲・校正システムの実証実験を開始

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みずほ銀行と凸版印刷は、 AIを活用した校閲・校正支援システムの実証実験を2018年12月から開始する。

■Webや情報誌の編集業務の最適化を実現するAIを凸版が開発
この実証実験は、凸版印刷が開発したWebや情報誌の編集業務の最適化を実現するAIを活用した校閲・校正システムを導入し、みずほ銀行の広告制作物における校閲・校正業務の自動化を検証するもの。人の手を使ったアナログでの業務について、デジタル化および最新AI技術の導入により、校閲・校正の精度向上を目指すとしている。

このシステムでは、制作媒体における校閲・校正業務において、 AIを活用して業務の一部を自動化し、校閲・校正業務の精度向上と作業者の業務負荷軽減を実現する。

凸版印刷がさまざまな企業の媒体制作を通じ従来から培ってきた校閲・校正ノウハウとAIを活用することにより、精度の高い校閲・校正システムを開発した。

従来は検出できなかった「助詞」や「漢字変換」などの誤りについて、ディープラーニング(深層学習)などのAI技術を活用することで、検出を可能にしたとのこと。標準機能の「正しい日本語チェック」に加えて、お客様毎の個別のチェックルールに合わせて柔軟なカスタマイズが可能です。作業者の校閲・校正業務を幅広くカバーする。

みずほ銀行は今回一部広告制作物を対象に実証実験を実施し、今後広告制作物全般の校閲・校正業務へ本システムの適用を拡大させていく予定だ。

凸版印刷は、本実証実験を通じた効果検証により、本システムの精度向上と汎用サービス化に向けての取り組みを進める。また今後も、本システムをはじめとするデジタルを活用した制作物の品質向上・業務効率化に向けたサービスの提供を推進する。

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ソニー、「Neural Network Console」クラウドサービスで複数GPUによる高速学習サービスの提供を開始

2018-05-09

ソニーは、ディープラーニング(深層学習)のプログラムを生成できる統合開発環境「コンソールソフトウェア:Neural Network Console」のクラウドサービスで複数GPUによる高速学習サービスの提供を本日より開始した。

■Webブラウザ経由ならクロスプラットフォームで利用可能
2017年6月にオープンソース化したディープラーニング開発のためのコアライブラリ「Neural Network Libraries( https://nnabla.org/ )」に続き、同年8月に無償提供を開始したコンソールソフトウェア「Neural Network Console」は、Windows OSのみに対応してした。

一方、同年11月よりオープンβ版の提供を開始したクラウドサービスでは、ネットワーク接続環境下においてウェブブラウザーでアクセスすることにより、オペレーティングシステムにとらわれることなく、Mac OSやLinux OSでも「Neural Network Console」を利用できる。

これにより、プログラムエンジニアやデザイナーは、プログラムのPCへのインストール作業から解放され、ウェブブラウザーでアクセスするだけで、本格的なGUIを持つディープラーニング統合開発環境であるコンソールソフトウェアを利用でき、直感的なユーザーインターフェースで、ニューラルネットワークの設計、学習、評価などを柔軟、かつ効率的に行いながらディープラーニングのプログラムを開発し、各種製品やサービスに搭載できるようになった。

■最大で8台までのGPUを使った学習まで利用できる
今回新たに提供する高速学習サービスは、より大規模な学習の実行や、複数のプロジェクトの学習を同時に進行させたいユーザに向けて提供するもので、柔軟なオプションの中から最高で8台のGPUを用いた学習まで選択できる。

サービス概要

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ディープラーニング技術の変換エンジンを搭載!ジャストシステム田食部長が語る「一太郎2017」「ATOK 2017」

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株式会社ジャストシステムは日本語ワープロソフト「一太郎2017」、および日本語入力システム「ATOK 2017」をを2017年2月3日より発売する予定だ。

発表会の会場にて、同社CPS事業部マーケティング部長田食雅行氏に直接お話しをうかがった。

■お客様に期待いただける機能をたくさん搭載
田食氏は「ジャストシステムの田食でございます。今回発売させていただく一太郎2017、そしてATOK2017は、非常にお客様に期待いただける機能をたくさん搭載してます。一太郎では、オーダーメイド機能と言って、お客様の世界にひとつしかない一太郎をお作りいただくことが可能です。.....」と語った。
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一太郎2016 バージョンアップ版
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2016-02-05


一太郎2016 特別優待版
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2016-02-05




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