S&D Prototyping株式会社は2024年8月3日(土)、SkiiMa(スキーマ)吉祥寺でレゴや電子工作用のマイコン、スチレンボードなどの工作ツールを活用して、卓上サイズのコミュニケーションロボットをつくるワークショップを開催した。本ワークショップでは「手を動かして考えるマインド」を身につけることを目的にして開催され、つくることを専門としない参加者全員が、手を動かして考えながら思いもよらないアイデアの動作するプロトタイプを作成した。
■6名の社会人と1名の中学生が参加
ワークショップには6名の社会人と1名の中学生が参加。最初に、卓上サイズのコミュニケーションロボットのアイデアを、レゴを用いて手を動かしながら発想し、レゴのプロトタイプを作成。そしてそのプロトタイプを用いて、参加者同士で簡単なプレゼンを行い、得たフィードバックからアイデアをブラッシュアップ。そこから、電子工作用のマイコンと、粘土やスチレンボードなどの道具をつかった工作でプロトタイプをアップデートしていった。
■レゴを用いたアイデア出し
ワークショップは「卓上サイズのコミュニケーションロボット」をテーマにしたアイデアを考えるところからスタート。一般的にはアイデアを付箋に出すブレインストーミングなどの手法が多く使われているが、今回はレゴを用いて、考える前にいきなりカタチを作り出す手法でアイデアを発想。手を動かして考えるマインドを体験してもらった。
■参加者同士のプレゼン
アイデアを人に話すことは自分自身も気がついていないアイデアの内面に気づく効果がある。初対面の参加者同士でのプレゼンだったが、プロトタイプを手に取ることで自分の考えや思いをしっかりと伝えることができていた。このように、プロトタイプにはコミュニケーションを促進する効果があるため、説明をしたりフィードバックをもらったりする際に非常に有効だ。
■アイデアのブラッシュアップ
フィードバックをもとにアイデアをブラッシュアップし、コンセプトに落とし込み、そこからマイコンと工作でより具体的なプロトタイプへとアップデートした。
マイコンプログラミングでは、M5Stackという無線機能や画面が標準で備えられ、さらにセンサーなどの各種モジュールやローコード開発環境が用意された、電子工作やプログラミング未経験者でもクイックにプロトタイプを構築できるマイコンを使用し、インタラクションの機能を実現した。工作ではプロダクトデザインで実際に使われる手法(針金やマスキングテープを組み合わせて面を構成するなど)を学びつつ、その場にある素材を使って、参加者それぞれオリジナリティのある筐体を構築した。
■発表
最後に作成したプロトタイプを発表。ワークショップに参加してから考えはじめた卓上サイズのコミュニケーションロボットというテーマでしたが、プロトタイピングをすることで、まるで以前からずっと取り組んできたプロジェクトについて話しているような発表となった。
■発表会を終えて - S&D Prototyping
ビジネスにおいてはどうしても会社の戦略や上司の方針などの状況を踏まえて、求められるであろうアイデアを考え、実行していくことが多くなってしまうことが多いのではないでしょうか。ただ、その場合、アイデアへの想いが強くならずに自身のモチベーションが上がらず、周りを巻き込むための力が欠けてしまうことがあります。
そしていつの間にか、仕事をはじめたころは持っていたはずの、自分の創造性への自信はなくなっていく。だからこそ、自分が本当につくりたいものを、手を動かしながら考えていくことが重要なのではないでしょうか。今回のワークショップでは、手を動かしながら考えていくことを短い時間で実践することで、アイデアへの想いを強く持ち、創造性への自信を獲得することにつながりました。
私たちはこのような「手を動かして考えるマインド」を活用したワークショップの実践を通して、アイデアへの想いをもち、創造性への自信を高めていくアプローチを追求していきます。ワークショップの実施にご興味がある方はご連絡ください。
■ https://sd-prototyping.co.jp/
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