ITライフハック

ブロードバンド

クラウドが救世主となるか!モバイルが固定系の通信を圧迫

Androidが好調で停滞気味だったモバイル市場が活性化してきた。それに押しやられるように固定通信がジリジリと縮小してきている。
IDC Japanが調査した国内通信サービス市場予測で、国内固定系通信サービスの伸び悩みが明らかになってきた。はたして今後もこの傾向が続くのか。

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光の道がカギ!ブロードバンドが全世帯の7割にまで普及

PCの出荷台数が過去最高を記録した2010年、ブロードバンドも急激な広がりを見せた。今後も、総務省が進めている光の道が整備されることで、光ブロードバンド回線が一段と普及する勢いだ。
野村総合研究所は、2015年度までの国内を中心とするIT主要5市場の分析と規模を調査し、ブロードバンド回線が全世帯の7割まで広がると予測しているのだ。
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モバイルWiFiルーターが「モバイルインターネット」の概念を変える【世界のモバイル】

イギリスではプリペイド(Pay as you go)でも販売されている


イーモバイルから発売された「Pocket WiFi(D25HW)」は無線LANを内蔵し、最大5台の機器を接続、HSDPA回線を利用してインターネットアクセスを可能にするモバイルWiFi ルーターである。すでに海外でも同様の製品が発売になっており、モバイル環境時のインターネット利用概念を大きく変えるエポックメーキングな製品になりそうである。

モバイルWiFiルーターの利点は、自分で無線LANのホットスポットを設置できることだ。外出中にスマートフォンやノート PCからインターネットアクセスする場合、通常は内蔵の3G/HSDPAモデムのアクセスポイントを設定したり、HSDPAモデムを接続しドライバや接続ソフトをインストールする必要がある。しかしモバイルWiFiルーターならば無線LANのホットスポットとしてWiFiルーターを検索し、接続するだけで利用できる。すなわち設定もソフトも何もいらないのである。

つまり、無線LANを搭載した機器であればどこでもインターネットにアクセスできるわけである。従来は無線LANホットスポットを探さなくては利用できなかった無線LAN内蔵のポータブルゲーム機やノートPCも、これからは移動中に常時ネットアクセスすることが可能となるのである。モバイルWiFiルーターとは「移動式無線LANホットスポット」であり、屋外のみならず室内でも自由にインターネットアクセス環境を提供してくれるわけだ。

日本ではイーモバイルの製品以前から、ウィルコムの「どこでもWi-Fi」といったモバイルWiFiルーター製品が発売されているが、海外でもモバイルWiFiルーターは数社から発売されており、イーモバイルのD25Wの同等品は各国の通信事業者からも発売されている。モバイルWiFiルーターは日本だけではなく、世界的に普及がはじまっているのだ。
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海外でもモバイルWiFiルーターは発売されている。イーモバイル同等品も各国で見かける製品だ


このモバイルWiFiルーターが今後普及すると、無線LAN機能を搭載した端末の利用範囲が大きく拡大する。従来であれば無線LANのホットスポットなどへ出向かなくてはインターネットアクセスできなかったものが、これからはどこでもネットアクセス可能になるからだ。たとえばデジカメに無線LANが搭載されていれば、その場で撮影した写真をFlickrなどの写真共有サービスにどんどんアップロードすることができる。メディアプレイヤーならば音楽のダウンロードがどこでも可能になる。わかりやすい例で言えば、iPhoneではなくiPod Touchからも、音声通話以外のネットアクセスやファイルの送受信などが可能になるというわけだ。

こうなると、たとえばデジカメも「画質重視よりも無線LAN内蔵」を売りにした製品が出てくるかもしれない。台湾あたりのメーカーが低価格・無線LAN内蔵の「ネット対応カメラ」を続々と登場させる、なんて時代がやってくるかもしれない。すでにデジカメは画質の上では必要十分なスペックを備えており、印刷しないのであればこれ以上の画質向上は消費者も求めていないだろう。そうなると無線LAN内蔵カメラのセット販売、といった新しい商売が今後出てくる可能性もある。

また最近は低価格ノートPC「ネットブック」にもHSDPAモデムを内蔵した製品が増えているが、今後はモデムを内蔵する必要性も薄れてくるだろう。ほかにも今年になって腕時計携帯電話がようやくいくつか登場したが、無線LANだけを内蔵したメディアプレーヤー型腕時計ならすぐにでも出せるかもしれない。モバイル WiFiルーターと連携して、腕につけているだけで情報が飛んでくる、そんなデバイスの登場も期待できそうだ。
LGの3G対応腕時計携帯電話。無線LAN内蔵腕時計が今後出てくるかもしれない


このように便利な面がある一方で、モバイルWiFiルーターは利用者のデータトラフィックを上げる製品でもある。しかし海外の通信事業者にとってモバイルWiFiルーターは「より容易に2回線目契約を獲得できる」売りやすい製品であり、今後積極的に販売を行っていくだろう。先進国ではほとんどの国で携帯電話の加入率は 100%に迫っており、加入者数を増やすには2回線目需要を喚起する必要がある。HSDPAモデムではノートPCユーザーにしか販売できないが、モバイル WiFiルーターであればポータブルゲーム機を利用している一般的な消費者にも販売できる。データトラフィックが増える心配よりも、データ通信を利用する機会を増やし収入増を狙うことを各国の通信事業者は考えていくだろう。

無線LANを搭載した過般可能な製品=ポータブルデバイスの製品総数は、2009年末には1億5000万台に達するとも言われている。これらの機器とモバイルWiFiルーターが組み合わされば、新しいサービスやビジネスも生まれてくる。また、モバイルWiFiルーターの販売先も通信事業者の店舗以外へ広げることも可能になるだろう。たとえばホテルのロビーで販売すれば、室内へのインターネット環境を提供できなくても、宿泊者はホテル内外でネット環境を手にできるわけだ。

これまで無線LANのホットスポットの弱点は、利用エリアが「点」であるとことだったが、モバイルWiFiルーターはそのエリアを「網」にしてくれる、革新的な製品となるわけだ。

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関口哲司

日本大学大学院理工学研究科後期博士課程修了。理学博士。日本物理学会会員。データサイエンティスト協会会員。IT系記事を中心に著書多数。原稿の依頼歓迎。

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