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YouTube の利用者動向や広告の最新事例を紹介!「YouTube Brandcast 2023」イベントレポ

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Googleは2023年10月18日、東京ガーデンシアターにて、「YouTube Brandcast 2023」を実施した。今年のBrandcastでは、「広告効果で、選ぼう。」をテーマに、最新のYouTubeのユーザー動向のデータやYouTubeが高い広告効果を実現できる理由、YouTube広告の活用事例を紹介した。

■幅広いユーザー層が利用する YouTube
イベントは、グーグル合同会社 マネジングディレクター YouTube 日本代表 仲條亮子氏の挨拶から始まった。
2007年に日本語サービスをスタートしたYouTubeは、2023年5月時点で月間ユーザー数は7120万人以上にのぼる。この数値は18歳以上の日本人の66%以上が利用していることになる。そのうち45歳から64歳のユーザー数は2680万人と、同世代人口の79%を占めており、幅広い年齢層に支持されている。チャンネル登録者数が100万人を超えたチャンネルも500以上になり、前年比25%増の勢いだ。

ユーザー数やチャンネル登録者数が成長し続けている背景としては、視聴のマルチデバイス化が挙げられた。今まではモバイルでの視聴が多かったが、最近はインターネットに接続したテレビデバイスでの視聴が急増しており、2023年6月時点コネクテッドテレビでのYouTubeの月間ユーザー数は3800万人を超えた。テレビデバイスでのYouTube視聴が浸透することによりユーザーのテレビデバイスへの向き合い方も多用化していることも紹介された。

最近では、気になる情報を詳しく知るためにYouTubeを視聴する人が増えているが、情報量が多いコンテンツは長尺になりがちなため、モバイルよりもコネクテットテレビでの視聴の方がストレスなく視聴できる。メイクアップ動画やレシピ動画など、動画を視聴しながらアクティビティをおこなう場合も、コネクテットテレビの大画面が向いている。

思い出を振り返る、過去に行った旅行先の動画を複数人で視聴し楽しむもといった視聴者も増えており、旅行関連のコンテンツ視聴時間は前年比70%も増えている。そういった視聴者にもコネクテットテレビでの視聴は最適だ。テレビデバイスにおいても能動的に視聴されるYouTubeは、広告の1インプレッションあたりの検索数の増加が地上波のテレビと比較して34%高いということもわかっている。

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旅行関連のコンテンツ視聴時間は前年比70%も増えている


動画のマルチフォーマット化も視聴者増加の一因であることも紹介された。2021年に提供を開始したYouTubeショート動画の普及により、短尺、縦型動画の視聴数が増えている。2023年7月時点YouTubeショート動画の1日当たりの平均視聴回数は前年比で+110%増加した。Z世代(18歳~24歳)の70%がYouTubeショート動画を利用しており、特に若年層の利用が大きく進んでいる。YouTubeショート動画は短く気軽に視聴できるため、ちょっとした隙間時間に視聴できるところが人気の理由のようだ。

膨大な数の動画を安心して視聴してもらえるために、誤情報(フェイクニュース)に関しての対策にも力を入れている。コミニュティガイドラインに基づく誤情報の削除。人間と機械学習を取り入れて誤情報が含まれコンテンツを検知している。実績例として新型コロナに関する情報で、ガイドラインに違反する動画を1年半の間に100万本以上削除したことが挙げられた。

視聴者に信頼できる情報源からの動画を見つけやすくするための取り組みもおこなっている。情報の正確性が重要なニュース、医療、化学情報などに関するトピックは信頼できる情報源から発信される動画を検索結果やおすすめの動画として優先的に表示すようにしている。マルチデバイス、マルチフォーマットでの視聴が浸透し、時間と場所を問わずシームレスな視聴体験が定着。その結果、日常の生活に必要不可欠な存在になっているからこそ高い広告効果を実現できた。

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グーグル合同会社 マネジングディレクター YouTube 日本代表 仲條亮子氏


■ショート動画は最初の1秒で視聴者を惹きつける
その後、紹介された視聴トレンドを動画に活かしているクリエイターとして、ヒロビューティーチャンネルを運営している小田切 ヒロ氏が登壇した。YouTubeは自分の言葉で自分の思いを自分のペースで発信できる場所とのこと。さらにたくさんの視聴者に見てもらうために、チャンネルやフォーマットによって戦略を変えているそうだ。メインチャンネルは、メイクテクニックや美容情報をわかりやすく、サブチャンネルは日常のプライベートを配信、一番力を入れているのはショート。ショート動画のニーズが高いことを受けて60秒で簡潔に楽しく伝えるビューティー情報やトレンド情報動画を配信している。

ショート動画の冒頭「あんたたち〜」のフレーズが印象的だが、ショート動画は最初の1秒で視聴者を惹きつけることが必要なため、少し失礼かもしれないが、視聴者の関心を惹き、親しみやすさをアピールするための工夫とのこと。ショート動画のティップスを紹介した。

次のような、3つのポイントがある。
1. 動きを大きく見せること。ショート動画はスマホでの視聴する人が多いので、見やすいように。セーフティーゾーンも気にせずに、画面いっぱいに見せたいものを表示する。
2. 簡潔にシンプルな構成にすること。わかりやすく伝える。
3. 抑揚をつけること。表現や音の演出で抑揚をつける。

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ヒロビューティーチャンネルを運営している小田切 ヒロ氏


■日本の知能アップに貢献していきたい
続いて、ビジネス映像メディア「PIVOT」を運営している佐々木 紀彦氏が登壇した。佐々木氏は自身のキャリアの中で3回のトランスフォーメーションがあったと語る。
1. デジタル化 東洋経済オンラインのリニューアル
2. モバイル化 東洋経済からNewsPicksに移りソーシャル経済メディアの開発
3. 動画化  NewsPicks時代に動画化のトレンドを強く感じNewsPicks studioを立ち上げた。その後、より動画ファーストのビジネスメディアを世に送り出すべくPIVOTを立ち上げた。

コンテンツの動画化というメガトレンドを舞台に、自分自信で資金調達して、最強のメンバーで勝負をしたいと思い企業に踏み切った佐々木氏。学生の頃から興味があったメディアづくり、コンテンツづくり。
デバイスや通信の発達もあり、情報は完全に動画で得る時代になったと結論を出した結果の起業だった。動画化にメディア人としてのキャリアをかけて取り組む価値があると考えたという。

「今後PIVOTを通じて成し遂げたいことは?」との問いに対し佐々木氏は、「日本をPIVOT(方向転換)するために、大人が生き生きと学び続け、自分自身と時代に合った仕事に挑んでいくこと。日本全体のビジネス、投資、テクノロジーのリテラシーを上げていくことが必要であると考え、メディアは大人の学校的な役割もあるのでPIVOTが最先端の知識を動画で届けることで、日本の知能アップに貢献していきたい。」と語った。

普段、どのような考えでコンテンツを制作しているかの問いに対しては、「PIVOTはコンテンツの力で経済と人を動かすをビジョンに掲げているが、これを実現化するために大事にしていることが2つあります。1つ目は徹底的な動画ファースト。ビジネスコンテンツの中で完全に動画化に振り切ったビジネスメディアはほぼないので自分たちが徹底的な動画ファーストを貫こうと考えました。2つ目は、実際にアクションにつながるコンテンツづくりです。PIVOT内の動画の知識をビジネスに実践してみたら仕事でうまくいったと言ったという声もよく聞く、そういった一つ一つのアクションの積み重ねの先に日本のPIVOT(方向転換)が実現できるのではないかと考えています。」と答えた。

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ビジネス映像メディア「PIVOT」を運営している佐々木 紀彦氏


■YouTubeは民放地上波4局の平均よりも72%も長く視聴されている
グーグル合同会社 代表 奥山 真司氏は、マーケティングROIの検証方法を紹介した。

時代が変化する中でマーケティングに求められるものは常に生活者の行動変化を捉えながらブランドの長期的な成長を見据えた投資を続けること。「これまでのやり方にとらわれず常に改善し効果がある施策を実践することで収益性を高め続けることが、どのような状況においてもビジネスを成長させるマーケッターの使命でもあります。」と語った。

奥山氏によれば、メディアの総接触時間におけるモバイルデバイスのシェアがついに3分の1を超え、ますますモバイルシフトが進んでいる、さらに全テレビデバイスにおけるコネクテッドテレビの割合は34%、そしてその視聴時間の40%が配信(ビデオオンデマンドサービス)が占め、スマートテレビに限って見てみると、YouTubeは民放地上波4局の平均よりも72%も長く視聴されていることを明らかにした。

「このようにデバイスをまたいだデジタルシフトが進む中で、マーケターの皆さんはブランドの課題や目標を設定すること。ひよっとしたらそのものに課題を持たれているのではないでしょうか。」と、自身の考えを述べた。

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グーグル合同会社 代表 奥山 真司氏


■マーケティングROIの検証事例を報告
グーグル合同会社 広告営業 代理店パートナーシップ担当 ディレクター シェイクスピア悦子氏から、ビジネスを長期的に成長に導く上で欠かせない、マーケティングROIの検証事例についての報告があった。

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グーグル合同会社 広告営業 代理店パートナーシップ担当 ディレクター シェイクスピア悦子氏


〇日清食品株式会社
日清食品は若年層への広告接触の1回当たりの価値の可視化に感心を持っていたため、テレビCMとYouTube広告を比較するためにクロスメディアユニークリーチでターゲットの人数と、広告接触者数を可視化、そこから1接触あたりのコスト効率を計算した。さらに広告の有効接触回数も分析した結果、ターゲットリーチはYouTube広告がテレビCMを上回り、27%の純増リーチを獲得し、課題であった1接触当たりのコスト効率はYouTube広告がテレビCMに比べて6分の1程度であったことを明らかにした。

〇東宝株式会社
東宝は新作映画のプロモーションにおいて若年層に対して多くのユニークリーチを獲得しながらもCPMを安く抑える方法を模索していたため、広告配信にYouTubeショート動画も含まれる「動画リーチキャンペーン」を起用した結果、ユニークリーチは15%増加しながらも、リーチ単価は17%削減でき、課題としていたCPMは42%削減と、効率よく目標を達成できた。

再度マーケター注目されているのが、MMM(マーケティング・ミックス・モデリング)であり、個別のユーザーのデータ情報を用いずに分析が可能だ。競合の動向や季節要因、トレンドの変数と言った外部要因、複数のメディア間の相互作用を考慮しながら投資効果を可視化することができる。Googleはさらに研究開発に加えて、博報堂DIYグループ、電通グループのガイドブックの発行に協力し制度や有効性の検証をおこないながらマーケティングの発展に貢献していくと締め括った。

■学生世代のお客さまへのアプローチを強化 - 三井住友カード株式会社
「Action Driver」部門を受賞した三井住友カード のマーケティング本部 部長代理 塚田ゆり氏が登壇した。同部門は、YouTube広告を活用して生活者の意思決定を後押し行動を促し、ビジネス目標を達成したキャンペーンを表彰する部門だ。三井住友銀行はYouTube広告活用を活用し、学生世代からの指名検索を30%増加させ、サイト流入数、申込件数の増加につながったポイントを紹介した。

「最初に選んだブランドを長年利用される方も多いため、人生で初めてクレジットカードを作ろうと思いたった若者世代のお客さまにしっかりと三井住友カードを選んでいただくことが、ビジネス成長の鍵を握ると考えています。そこで私たちは学生世代のお客さまへのアプローチを強化するべく、2022年2月に学生ポイントという新サービスをリリースしました。サービス内容の紹介をメインの訴求としていた当初の広告施策では三井住友カードが学生にとって魅力的なカードであるという認知が目標に対して十分に獲得できてい課題がありました。そこで2022年10月から実施した学生向け新規入会プロモーションでは、学生世代が大切にしている価値観に寄り添うことに重点をおき、これが成功ポイントの1つ目で、彼らに提供するベネフィットを明確に伝えたいと考えました。」と語った。

塚田氏によれば、何をどう伝えるかが1つ目のポイントだ。キャンペーンのクリエイティブコンセプトは「学パ、あげてこ」。「学パ」は「学生活パフォーマンス」の略でプロモーションに際して新たに作成した造語。コスパ、タイパと言ったキーワードをもじったキーワードで三井住友カードが学生と同じ目線にあること、学生生活をより良くするカードであることを表現した。すべでの人が使っているメジャー感と損をしないお得なポイント還元と言ったイメージを印象付け、検索数最大化、さらに三井住友カードとブランド指名検索されることを目指した。学生世代に人気のYouTuber「くれいじーまぐねっと」を起用したポップで、ライトなイメージを作り上げた。

2つ目のポイントは、広告フォーマットの最適化だ。YouTubeでは、サービス理解を促すため機能、利便性を丁寧に説明した長尺のTrueViewインストリーム広告とメッセージを絞り込んで伝える6秒のバンパー広告を組み合わせて配信する。長尺動画を視聴した人とスキップした人に対して、それぞれ別のバンパー広告を配信してメッセージを出し分ける取り組みで、より効果的にサービス理解を促しYouTube以外のSNSでもメディアごとの特性に合わせてクリエイティブを開発した点を挙げた。その結果、YouTube広告から検索に至るCPAは目標に対して14%削減することができ、指名検索数は30%増加させることができた。

どんな組織で取り組むかが3つ目のポイントだ。今回は、ターゲット世代に近い若手メンバーを含む少人数のチームで企画した。YouTuberの起用に関しても、若いメンバーと議論を重ねた結果、若い世代と大人世代とではのみている世界が違うことを理解し、起用に踏み切れた。組織を巻き込んで新しいことにチャレンしていくことも重要だと語った。

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三井住友カード株式会社 マーケティング本部 部長代理 塚田ゆり氏


■もはやテレビ一辺倒が最適解ではない - ライオン株式会社
ライオン株式会社ヘルス&ホームケア事業本部 オーラルケア事業部 クリニカ ブランドマネージャー 今村健一氏、株式会社博報堂ビジネスプロデューサー沼田尚大氏の2名が登壇した。「ライオンの挑戦から学ぶ全世代デジタル時代のマーケティング」と題し、クリニカのビジネス課題に対してライオン、博報堂、そしてグーグルがどのようなマーケティング目標を設定し、検証してきたか、そして今後どのような取り組みを行っていくのかが紹介された。

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中央がライオン株式会社ヘルス&ホームケア事業本部 オーラルケア事業部 クリニカ ブランドマネージャー 今村健一氏、左が株式会社博報堂ビジネスプロデューサー沼田尚大氏


クリニカが直面しているビジネス課題として、顧客のメディア設定の変化について今村氏は、「デジタルシフトが進んでいることを皆様もすでに実感されているかと思います。私たちは実態として、今や全世代がインターネット深い接点を持っていると思っています。クリニカは幅広い世代のお客様に愛用いただいており、オーラルケア市場で数量ナンバーワンの全世代型ブランドです。これまでTVCMを中心に高い認知率を獲得してきたため、YouTubeなどのデジタル広告はリーチの補完として一定量を投下するという位置づけでした。しかし、今のお客様のメディア接点を考えると、もはやテレビ一辺倒が最適解ではないと考えています。」と、ブランドとして、これまでのやり方を変える必要があったことを明らかにした。

博報堂の野中氏は、「デジタルシフトが進んでいる背景として大きいのが質の高いコンテンツの増加とコネクテッドテレビの進化。その象徴の一つでもあるYouTubeは、見応えのある動画が増え、YouTubeクリエーターの動画もますます多くの人々を魅了しています。そして、テレビリモコンにYouTubeボタンがついていることもあり、日常的にテレビでYouTubeを見ることが定着し、電車の中では多くの人がスマートフォンと向き合っていて、今では家でも外でも常にスクリーンを持ち歩いておりYouTubeが生活の一部になってきていると日々実感しています。」と語った。

YouTube広告の本格的な活用を目指すきっかけとなったのは昨年発売したクリニカプロだったという。この商品の最大の特徴は、日本で唯一歯ブラシでは届かない歯垢を分解除去できる有効成分酵素を配合したところだ。これまでの手堅いメディア戦略を繰り返しているだけでは消費は動かないと考え、認知だけでなく、態度変容まで動かす力があるのかを試したかったため、googleと協力し特徴を理解し、売り上げへの貢献の可視化と効果検証を行うことにしたのだそうだ。

今回は今までの症状への対応とは異なる、酵素で歯垢をを分解除去という商品を信じ、期待してもらう理由にフォーカスした広告展開をおこなった。検証結果として、まず、酵素分解という特徴理解が、非接触者と比較すると、テレビとYouTubeを重複接触させた場合、5ポイントアップしていることがわかった。これはテレビ単体よりも高く、態度変容を向上させるYouTubeに必要な有効接触回数は3回であるという基準を発見することができた。そして、態度変容に必要なコストは、テレビの3分の1だった。さらに、売り上げ貢献を可視化したところ、11%の売上増加も確認できた。特にバンパー広告については、その後も一つのメッセージに絞り込んだ構成を変えずに行っており、高い効果が出ているとのことだ。商品の魅力を一つに絞って訴求することに挑戦し再現性のある結果を出すことができたと言える。

今村氏は「ブランド課題への貢献度を可視化し、そしてプランニングに反映すること。数値だけで判断せず、その背景を探ることが大切です。生活者のメディア設定にどのような変化があるのか、どのような視点でコンテンツが楽しまれているのか。そしてそこにブランドとしてどのようなメッセージを届けるべきなのか、ブランドの課題を深堀しながら対話を重ねていきたいと考えています。」と語った。沼田氏は「常にスクリーンと共に生活するようになったので、広告はより一方的な押しつけではダメだと意識する必要があります。たとえば、テレビは従来からリーチもインパクトの大きいのが強みですが、その一方で情報が必要でない人に何度も届いてしまうという側面があり、負の感情を持たれる可能性もあります。今回の効果検証で、YouTube広告が実際に購買まで寄与することが分かったことは、マーケティング全体の投資効率改善に向けて非常に良いことだが、それと同時に必要な情報が必要な人に届くことが生活者のメリットにも繋がっていると考え、有益な情報を必要としている人にしっかり届け、人々が生活をより快適にする。それが未来の広告です。」と締め括った。

このセッションのポイントは3つある。
1. 若年層だけでなく、中高年齢層も含めて顧客層の行動実態に合わせたメディア接点を見極める。
2. 広告投資はリーチ人数だけでなく、認知やサイト変容、ブランドリフトした人数や売上貢献で評価する。
3. 従来のコミュニケーションのセオリーから脱却し、デジタルを使った複合的な検証を通じて新しい成功パターンを見つけ見つける。

■次のコミュニケーションプランへのヒントを見つけることに挑戦 - サントリーホールディングス株式会社
サントリーの横断型キャンペーンの効果検証への挑戦についての紹介があった。サントリーには「みなはれ」という言葉があるそうだ。その精神に基づき効果測定の分野でも新しいチャレンジがおこなわれ、複数のメディアやコンテンツを組み合わせた施策を実施している。しかし、従来の測定方法では、どの施策が効果的かを判断するのが難しいと感じ、Google ADHを活用した施策の横断評価にチャレンジした。

登壇したサントリーホールディングス株式会社 コミュニケーションデザイン本部 副本部長 兼 宣伝部長 鈴木あき子氏は、「今回の取り組みでは、加速する生活者やメディア環境の変化において、マーケティング施策の効果を可視化し、次のコミュニケーションプランへのヒントを見つけることに挑戦しました。生活者のメディア接触状況はますます多様化し、マルチデバイス、マルチコンテンツが一般化しています。コミュニケーションもお客様に合わせた形で、コンテンツをカスタマイズしていかなければいけない時代になっており、我々の施策も従来のTVCMを中心としたコミュニケーションから、より複層的に変化しています。様々なアセットを複数のメディアにまたがって同時に発信していますが、複層的になることに伴い、施策ごとに効果を分けて検証することが難しく、どれが本当にに有効だったかを見極めづらくなります。また、広告クリエーティブの効果測定でよく用いられるアンケート調査のみでは、特定のターゲット向けの施策を正確に評価できないなど、従来の手法だけでは対応できない部分が出てきました。」と語った。

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中央がサントリーホールディングス株式会社 コミュニケーションデザイン本部 副本部長 兼 宣伝部長 鈴木あき子氏


この課題解決のために電通、Googleと3者でプロジェクトチームを構成し、統合メディアプランニングに挑戦し、部署横断でチームを作り上げ、統合メディアプランニングに挑戦した。

Google ADH(Ads Data Hub)を活用し、テレビYouTube広告を含むデジタルの施策応援しについて調査実績ベースで態度変容購買率を分析した。具体的には、メディア間の重複リーチの実態把握と重複接触効果の分析と、各パネルごとの認知好意度、購入意向の検証の2つだ。ADHとは、GOOGLEが提供する広告データ分析プラットフォームであり、ユーザーの個人情報を特定しないプライバシーセーフな環境下で広告主様、広告会社様が保有するデータを紐づけることで統計化されたデータやインサイトを抽出することができる。

→電通 第9ビジネスプロデュース局の平野井氏は「私たちは重複リーチの測定にとどまらず、重複接触の効果の調査をおこない、TVCM単体だけではなく、YouTube広告と重複することによる認知体動変容購買意向まで追いました。」と語った。TVCMとYouTube広告の重複接触による効果を検証した結果、広告認知最大13.9ポイントブランド認知はそれぞれ最大9.4ポイントアップ。好意度は最大8.8ポイント。ブランド購入意向は最大10.3ポイントのアップが見られた。理由について電通の平内氏は、「TVCMとYouTube広告のそれぞれ異なる強みがあるからなのではないかと思っています。TVCMは幅広い層にリーチすることができるのが強みですが、TVCMの接触が少ない層も一定数存在します。YouTube広告はそういったTVCMが届きづらい層へのリーチができることが強みだと思っています。だからこそ併用することが重要なのではないでしょうか。」と語った。

鈴木氏は「今回の取り組みで印象的だったのは、やはりTVCMとYouTube広告を含むデジタル施策の重複接触の有効性です。重複接触により、高い認知好意の購買意向リフトを実現できたのはとても前向きな結果でした。だからこそ、複層的な施策の場合、メディアや施策ごとに単体で評価するのではなく、重複接触した層の結果も踏まえて総合的に評価することが重要だと感じました。
ただ、一方でメディアと施策の組み合わせに正解はないとも感じました。引き続き得られた知見を活かしつつ、新たな施策にもチャレンジし、PDCAを回していく方針です。テレビとYouTubeがそれぞれの強みを生かすことにより、広告の新しい形が今、まさに生まれようとしています。今後もTVCMとYouTube広告の併用事例を増やし、その可能性を探ってまいります。まだまだ道半ばではありますが、テレビとデジタルだけではとどまらないマーケティング活動において、複層化するメディアの効果検証にチャレンジし、ROIの最大化を目指していきます。」と締め括った。

このセッションのポイントは3つある。
1. 組織を横断して知見を集約することで、高度な分析を実現する
2. ADHを活用し、複数メディアのデータを紐づけより実体にしたしい、効果分析を行う。
3. 複層的な施策の場合、重複接触した結果を踏まえて総合評価をする。

■ブランドキャストのポイントは3つ - グーグル合同会社 代表 奥山真司氏
グーグル合同会社 代表 奥山真司氏から、ブランドキャストのポイントが3つ語られた。

1. 生活者の変化のスピードを捉える
2. マーケターこそが未来を切り拓く
3. 投資を常に見直し、改善、行動する

「1. 生活者の変化のスピードを捉える」は、生活者の変化のスピードを捉えることだ。生活者はマルチデバイスマルチフォーマットを駆使しながら様々な生活を楽しんでいる。三井住友カードは、生活者インサイトを捉えて最適なクリエーティブを制作し、効率的に投資対効果を獲得した。

「2. マーケターこそが未来を切り拓く」は、特にこの日本において声を高らかに提案したいことだという。今や全世代でデジタルが浸透している。ライオンはテレビ一辺倒という従来のコミュニケーションセオリーから脱却してYouTube広告のブランドへの貢献度を検証された結果、自社のビジネスを切り開く兆しを発見した。

「3. 投資を常に見直し、改善、行動する」は、投資を常に見直し改善する生活者のメディア接点が多様化する中で、効果測定の手法についても様々な資料が存在する。最後に登壇したサントリーは、どの手法が最も自社にとって最適なのか、常に検証を続け、改善し続けている。

奥山氏は、「これまでの関連や手法を継続するだけでは通用しなくなっています。まずは自社のビジネスの課題を改めて整理し、マーケティング目標を明確に設定しましょう。そして、その上で生活者のインサイトを見極めてクリエイティブを開発しましょう。さらに、効果も効率も良いメディアを定めたら、マーケティングに対する投資をコストとしてではなく、事業の成長のために自信を持って継続していきましょう。そして、その際には是非私たちグーグルにご相談ください。どこから始めたらいいかも含めサポートをさせていただきます。」と締め括った。

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YouTube のエコシステムが2022 年の日本のGDPに貢献した金額は、4,500 億円以上。フルタイム相当の雇用としては、9 万人以上を創出している。YouTubeは今や、多くの人や企業に利用されているプラットフォームだ。企業にとっては、若年層を中心に多くの人に高い広告効果を実現できることから、今後も注目を集め続けそうだ。

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手洗いの重要性を啓発する手指の衛生プロジェクト!“HAND WASH & HYGIENE「いただきます。」をする前に”衛生セミナー

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ライオン株式会社は、2022年10月15日の世界手洗いデーに合わせて、手洗いの重要性を啓発する手指の衛生プロジェクト“HAND WASH & HYGIENE「いただきます。」をする前に”を立ち上げ、2022年10月12日(水)~11月8日(火)の約1カ月間にわたり、都内ホテルや飲食店約30店舗、コワーキングスペースにて、手指衛生剤の設置や衛生講習、リーフレット等による啓発を実施する。本プロジェクトの一環として、10月19日(水)にコワーキングスペースの「point 0 marunouchi」にて衛生セミナーを実施した。また、併せて「抗菌・抗ウイルス効果持続実験結果」についても報告があった。

■衛生習慣の啓発活動や事業活動を展開したい
ライオン株式会社 ヘルス&ホームケア事業本部 ビューティケア事業部長 兼 インフェクションコントロール領域 副オナー 曽我晶子氏から、“HAND WASH & HYGIENE「いただきます。」をする前に”プロジェクトについての紹介があった。

手指の衛生は感染対策や食中毒対策の不変的な衛生行動の一つであり、持続可能な社会を目指す上でも、手指の衛生の習慣化を続けていく必要がある。しかし、同社研究によると、「手を洗っている」と思っていても、実際には適切な衛生対策としての「手洗い」を実施できておらず、「意識」と「行動」にギャップがあることがわかっている。
そこで、手洗いの重要性を啓発する手指の衛生プロジェクト“HAND WASH & HYGIENE「いただきます。」をする前に”を実施する。

本プロジェクトの第一弾として、本来の社会経済活動に戻る中で増えていく、楽しい食事の場面に着目し、“ごはんを食べる時”の衛生意識・行動の再確認に繋げる啓発活動を実施する。プロジェクトに賛同する事業者と一緒に、衛生行動への関心を促していく。

曽我氏は「本プロジェクトとともに、ライオン『くらしの衛生情報』やライオンハイジーンの公式サイトなどを通じて、衛生に関する気づきのある情報を配信していきます。世界中の人が感染症に悩まされることなく健康で安心して暮らせる社会を実現するため、衛生習慣の啓発活動や事業活動を推進してまいります。」と語った。

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ライオン株式会社 ヘルス&ホームケア事業本部 ビューティケア事業部長 兼 インフェクションコントロール領域 副オナー 曽我晶子氏


ライオン株式会社 ビューティケア事業部長 曽我晶子氏が語る!“HAND WASH & HYGIENE「いただきます。」をする前に”プロジェクトのねらい

YouTube:https://youtu.be/TZxefjXLnrs

■手洗いや手指の消毒といった基本的な対策が大事
株式会社ぐるなび プロモーション事業部 法人営業部 矢崎航平氏は、本プロジェクトの狙いおよび実施中の衛生啓発活動について紹介した。

コロナウイルス感染症拡大による行動制限が2022年3月以降に緩和され、通常営業を再開する飲食店が徐々に増加し、飲食店の経営状況に改善がみられる。外食の予約件数は2019年の水準以上に回復し、収益も増加傾向にある。

一方、コロナが日常化し、来店客や飲食店の衛生意識は希薄化がみられる。外食文化(来店者・従業員)を守るためにも、衛生意識は『再び徹底』していく必要がある。来店者が手軽にできるウイルス・細菌対策として、手洗い(手指消毒)の重要性を強調した。

矢崎氏は「手洗いを啓発するという認識において、弊社はライオンさんと想いをひとつにしております。飲食店に対しては、『なぜ、衛生意識を高める必要があるのか』を、今一度、啓発すべきであると考えています。今後もライオンさんと連携した啓発活動を、生活者や飲食店に対して継続してまいります。」と語った。

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株式会社ぐるなび プロモーション事業部 法人営業部 矢崎航平氏


株式会社ぐるなび 矢崎航平氏が語る!飲食店の現状と衛生対策

YouTube:https://youtu.be/YZZpyNClVZI

■洗い残しのない手洗いが大事
ライオン株式会社 衛生マイスター 藤井日和氏から、生活者の衛生意識と行動の実態・正しい手洗いについての説明があった。

アンケート調査の結果、約9 割が「帰宅後手を洗う」と回答していたが、帰宅後の行動観察を実施すると、手洗い前にリビングやキッチンに立ち寄り、様々な場所を触っていることがわかった。家庭内にウイルスを伝播させないためにも帰宅後の早めの手洗いや、玄関での手指消毒などが重要だ。

また、手洗いのポイントとして、「指先」「手首」「指の間」は洗い残しが多いことから、「洗い残しのない手洗い」方法を紹介。石鹸やハンドソープは十分に泡立て、手の甲はこすって洗い、指の間は両手を組むようにしてこすり合わせて洗い、乾いた清潔なタオルで手をふくことが大切であることを強調した。

藤井氏は「大事なのは、洗い残しのない手洗いをすることです。泡は汚れを引き寄せる効果があるので、しっかりと泡立たせる必要があります。泡ハンドソープであれば、最初から泡が出てくるので、泡立てが苦手なお子さんにお勧めです。ただし、汚れたタオルで拭くと、手に汚れや細菌が移ってしまいます。タオルやハンカチは毎日取り替えていただきたいです。」と語った。

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ライオン株式会社 衛生マイスター 藤井日和氏


ライオン株式会社 衛生マイスター 藤井日和氏が語る!正しい手洗いについて

YouTube:https://youtu.be/JvL4sbHBANI

■協力先の取り組みとコメント
〇東武ホテルレバント東京
レストランのある各階の化粧室にて『キレイキレイ薬用泡ハンドソープ』等を設置すると共に、今回のプロジェクトでは、レストランご利用のお客様に向けて「啓発メッセージ付きのマスクケース」や、自宅での衛生行動へと繋がるよう『ライオン手指消毒速乾ジェル携帯用』を期間限定で提供いたしました。また、ライオンハイジーン(ライオングループ)によるレストラン従業員向けの「衛生講習会」を実施し、高いレベルでの衛生対策の持続徹底を図ってまいります。

東武レバントホテル⑨


〇コワーキングスペース 「point 0 marunouchi」
「point 0 marunouchi」は、利用者一人ひとりが目的や好みにあわせた働き方ができるよう、多彩なコンテンツを備えた、会員型コワーキングスペースです。今回のプロジェクトでは、入口の手洗い場に、当社の『キレイキレイ薬用泡ハンドソープ』等を設置すると共に、自宅での衛生行動へと繋がるよう、『キレイキレイ薬用手指の消毒ジェル』サンプルを提供いたします。

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〇ご近所シェフトモ
夕飯テイクアウトサービスに加盟する飲食店約30 店舗にて、テイクアウト時に『キレイキレイ薬用 手指の消毒ジェル』サンプルを提供いたします。また、店舗内にも『キレイキレイ薬用泡ハンドソープ』等を設置し、お客様が快適にお店でも自宅でもお食事できる環境を提供いたします。

シェフトモ①


今後も、本プロジェクトを通じて、生活者が、清潔で安心な社会を実現できることを目指し、衛生習慣の理解促進や浸透に関する情報を継続的に発信して参ります。お客様に安心とくつろぎのひとときをご提供する中での、衛生習慣づくりに協力してまいります。


手洗いの重要性を啓発する手指の衛生プロジェクト“HAND WASH & HYGIENE「いただきます。」をする前に”は、ライオンの提供価値領域の1つである「インフェクションコントロール」の取り組みの一環として位置付けられている。

同社は衛生を中心とした生活習慣づくりにより、今後も生活者とともに、清潔に暮らせる社会の実現に貢献していく構えだ。本プロジェクトに賛同する人は、身近な衛生対策から始めてみては如何だろうか。

ライオン「くらしの衛生情報」

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笑顔で人と人とが触れあえる社会へ!『キレイのリレー』プロジェクト、始動

『キレイのリレー』プロジェクト、始動

ライオン株式会社は、ハンドソープブランド『キレイキレイ』において、「『キレイのリレー』プロジェクト」をスタートした。このプロジェクトは、手洗いなどを通して自分を守ることはもちろん、「大切な誰かを想い、清潔衛生行動をとる」ことを、ひとりひとりが“リレー”のようにつなげていくことで、人と人との触れ合いにあふれ、人と寄り添いながら、もっと前向きに過ごせる社会を目指す活動だ。

■個人レベルの清潔衛生行動から、コミュニティレベルの清潔衛生行動へ
2020年12月に全国の15歳~69歳の男女9,153名に行った同社調査では、新型コロナウイルス感染症の流行前(2020年1月以前)との清潔衛生意識の変化について伺ったところ、実に6割以上(66.4%)の方が以前よりも清潔衛生意識が高まっていると回答するなど、個人レベルでの清潔衛生意識は非常に高まっている。

その中で、「清潔衛生意識が高まった(もしくは元々清潔衛生意識が高い)」かつ、「通勤・通学をされている」男女419名に、オフィスや学校でウイルスが気になる場所や物を伺ったところ、「トイレの便座やドアノブ・レバー・ボタン(43.6%)」、「不特定多数の人が使う机やイス(36.9%)」、「エレベーターのボタン(35.8%)」など、外出先での清潔衛生環境に不安を抱える人が多いことが見受けられた。また、本プロジェクトにご賛同頂いた企業など事業者側からも、除菌に対して「これでいいのか心配するときりがない」、「徹底してやっているが、消毒剤代をはじめ経費がかかる」といった声が聞かれるなど、事業者自身も、自社の清潔衛生環境作りに様々な不安や困難を抱えていることも浮彫になっている。

同社では、以前のように笑顔で人と触れ合える社会のためには、引き続き個人レベルでの高い清潔衛生意識を継続することに加え、コミュニティレベルでの“正しい”清潔衛生行動の推進が今後重要であると考えている。

■「『キレイのリレー』プロジェクト」とは
手洗いなどの清潔衛生行動は自分や家族はもちろん、友人や会社の人など身近な大切な人を守るために行っていることが多いと思われる。しかし同社は、自身が清潔衛生に気をつけることが、家族や友だち、身近な関係者はもちろん、毎日買い物をする店舗で働く人々や、多くの人の移動を助ける仕事に携わる人、みんなに楽しい思い出を提供してくれる場所で働く人など、私たちの生活を陰で支えているたくさんの人々の笑顔へつながっていると考えている。

「『キレイのリレー』プロジェクト」は、様々な事業者との協働により“大切な誰かを想い、清潔衛生行動をとることが、自分の生活を支える誰かの笑顔を生み出していく”という考えを伝えるために、本プロジェクトの趣旨に賛同した事業者と一緒になって、人と人との触れ合いにあふれ、人と寄り添いながら、もっと前向きに過ごせる社会を目指していくプロジェクトだ。
『キレイのリレー』概念図
『キレイのリレー』概念図

『キレイのリレー』今後の展開イメージ
『キレイのリレー』今後の展開イメージ

■「『キレイのリレー』プロジェクト」第一フェーズ展開内容詳細
東京都世田谷区「梅丘商店街」での展開の様子
東京都世田谷区「梅丘商店街」での展開の様子

九州旅客鉄道株式会社の特急列車「あそぼーい!」での展開の様子
九州旅客鉄道株式会社の特急列車「あそぼーい!」での展開の様子

<第一フェーズ協働事業者の声> ※順不同
九州旅客鉄道株式会社 営業部営業課 姫野 奈津子氏

弊社は、安全・安心なモビリティサービスをお客さまに提供すべく、このコロナ禍でも“お客さまのために、前向きに地域を元気にしていく”ことが使命であると考えております。ライオンさまと一緒に今回の『キレイのリレー』プロジェクトに取り組み、駅や列車を清潔に保つことで、お客さまに、より楽しく笑顔で列車をご利用いただき、感染症に負けない地域づくりを目指していきたいと考えております。

株式会社はとバス 広報室 山本 雄太氏
ウィズコロナの時代において、安心して旅行に参加が出来る日常を一日でも早く取り戻したいと願い、はとバスは本プロジェクトに参画致します。同社では、お客さまと従業員の感染防止を第一に考え、運転士やバスガイドのマスク着用や手指消毒、更にはバス車内の換気・抗菌等を徹底しております。この取組みがあらゆる業界に広がり、大きなムーブメントになっていくことを願っております。

すみだ水族館 館長 中村 雄介氏
当館では、日頃から館内で暮らすいきものたちの大切な命を守るため、清潔衛生管理を徹底してまいりました。『キレイのリレー』への参画を通じて、当館が推進している「大切な誰かを想い、清潔衛生行動をとる」ことの大切さをお伝えできればと思います。明日から行動が変わる、そんなきっかけを提供することができれば幸いです。

新江ノ島水族館 企画開発部 奥山 康治氏
当館では 、日ごろから「生き物たちも懸命に大切ないのちを守っている」ということを来館者にお伝えしています。生き物を通して、自分たちでもできる「いのちを守ること」に興味を持っていただき、楽しみながら清潔衛生習慣を身につけていただけたらと思います。そして『キレイのリレー』を通じて、親子で「いのちを守ること」について考えるきっかけにしていただけたらとてもうれしいです。

梅丘商店街振興組合 理事 川﨑 義浩氏
新型コロナウイルス感染症流行後、外出自粛やテレワークの影響により商店街で買い物や食事をされるお客様が増えました。ご利用頂き嬉しい反面、感染を拡げてはいけないという責任感も感じています。今回ライオン様と『キレイのリレー』プロジェクトに取り組ませていただくことで、店舗とお客様が共に正しい清潔衛生行動を実践出来ればと思います。そして、「安心安全で楽しい梅丘商店街」を目指していきます。

経堂農大通り商店街振興組合 理事長 川村 昌敏氏
商店街は常に安心・安全な清潔衛生環境づくりに取り組んでおります。このプロジェクトによって事業者同士が協力して手洗い清潔衛生習慣化づくりが出来ると考え協力、参加しました。これをきっかけに、近隣住民の方々が経堂農大通り商店街に安心してお越し頂けるよう、より一層努めてまいります。

ライオンは今後プロジェクトの第二フェーズとして、本プロジェクトに賛同する全国の事業者を対象に“選定”による展開を予定している。(選定条件は現在検討中)

■清潔衛生習慣啓発コンテンツ
1. 新たなオリジナル手洗いソング「ぼくが手をあらったら~つながる手洗い歌~」の公開
(公開日:2021年2月16日予定)

本プロジェクトの“大切な人を想って手を洗うことが、他の誰かの笑顔をもたらす”というコンセプトを歌にして、小さな子どもをはじめとしたより多くの人ともその想いを共有することを目的に、新たな手洗いソングを公開する。
本楽曲では、手洗いの方法だけではなく、手洗いの大切さを伝達するために、アニメーションによる表現や、歌とアニメーションにあわせて2台のスマートフォンをつなげて遊ぶインタラクティブな仕掛けも用意した。
新たなオリジナル手洗いソングの公開

2. 新たな暮らしのマイスター「衛生マイスター」による清潔衛生コンテンツの提供
ライオンには、口腔衛生やヘルスケア、洗濯、掃除といった研究キャリアと専門知識を持つ暮らしのマイスターがいる。そのような暮らしのマイスターに今回新たに「衛生マイスター」が加わった。今後、衛生マイスターは、正しい清潔衛生行動の啓発セミナーや公衆衛生に関する情報開発・発信を行っていく。
「衛生マイスター」による清潔衛生コンテンツの提供

衛生マイスター 藤井 日和(ふじい ひより)氏
「健康・衛生分野やお洗濯分野の製品開発や生活情報の開発に約25年携わってきました。これらの経験を活かし、日々のくらしで感じる衛生への不安を解消する情報をお伝えしていきます。」

キレイキレイ 公式サイト

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「ソニー・エクスプローラサイエンス」×ライオン「キレイキレイ」コラボでワークショップを開催

リリース_1

ソニーの体験型科学館「ソニー・エクスプローラサイエンス」では、ライオンが展開するハンドソープブランド「キレイキレイ」と共同で、2019年7月20日(土)、21日(日)、8月3日(土)、4日(日)、26日(月)の5日間、小学生を対象としたプログラミングワークショップを開催する。

「ソニー・エクスプローラサイエンス」はソニーの科学教育支援活動の一環として、次世代を担う子どもたちの好奇心や創造性を育む機会を提供している。STEAM(Science, Technology, Engineering, Art, Math)教育の重要性が高まる中、プログラミングの楽しさや面白さが体験できるようなワークショップも実施している。

また、ライオンの「キレイキレイ」は社会貢献活動の一環として、子どもたちに手洗いの大切さや正しい手洗いの仕方などを伝える清潔衛生習慣の定着活動を全国で展開してきた。

今回、その両者のコラボレーションのもと、次世代を担う子どもたちのよりよい生活習慣づくりの支援活動として、科学教育と衛生教育を組み合わせたワークショップを実施する。

ワークショップでは、ソニーのプログラミングブロック「MESH」と「キレイキレイ」を使って、子どもたちそれぞれの自由なアイデアで「手洗いがしたくなる仕組み」を楽しく形にしていく。また、食中毒が心配な季節が近づくなか、子どもたちに手洗いの大切さについて考えてもらう時間も予定している。

■「プログラミングブロックMESH?で手洗いをしたくなる装置を開発しよう!」 実施概要
開催期間:2019年7月20日(土)、21日(日)、8月3日(土)、4日(日)、26日(月)
開催時間:12:00-14:00、15:30-17:30 (各回2時間)
会場:ソニー・エクスプローラサイエンス 内 「スタジオSES」
対象:小学3年生から6年生の生徒と保護者2名1組
定員:各回10組20名
参加方法:事前申込制(先着順)。下記サイトよりお申込ください。
       https://sonyexplorascience190720kireimesh.peatix.com
      ※申込受付はPeatixのシステムにて実施いたします。
       ご利用にはPeatixへのアカウント登録(無 料)が必要となります。
申込期間:①7/20(土)、21(日)、8/3(土)、4(日)開催分 : 7/6(土) 12時 ~ 各回開始10分前まで
       ②8/26(月)開催分 : 8/10(土) 12時 ~ 各回開始10分前まで
       ※定員に達した場合は受付を終了とさせていただきます。
参加費用:無料 ※別途、入館料 大人(16歳~)500円・小人(3~15歳)300円が必要となります。
主催:ライオン、ソニー・エクスプローラサイエンス


ソニー・エクスプローラサイエンス

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ぺっこり45度って? アノ人だったの!?ライオンが開発したIoTデバイス「スマートハレタ」の声の主が判明!

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ライオン株式会社は、子どもがお父さんと一緒にはじめてのお洗濯に挑戦する様子を描いたWeb動画「ハレタ親子ランドリー」の第2弾となるWeb動画「ハレタ親子ランドリー ハレタくんの正体!?篇」を公開中だ。

■スマートハレタの声の主が判明!
本動画では、スマートハレタの声の主がお笑いコンビ「ずん」の飯尾和樹さんであったことが明かされている。このほかに飯尾さんのギャグも多数披露されており、クセになる内容となっている。

■Web動画概要
動画タイトル:「ハレタ親子ランドリー ハレタくんの正体!?」
動画URL:https://youtu.be/aBjapdSsWAs





■第1弾Web動画も引き続き公開中
ライオンが衣料用洗剤史上初となるIoTデバイス「スマートハレタ」を結構本気で開発したことを記念し、現在公開中のWeb動画が第1弾だ。子どもが父親と一緒にはじめての洗濯に挑戦し、「ハレタ」がつなぐ「家族の笑顔」を表現している。

■Web動画概要
動画タイトル:「ハレタ親子ランドリー~親子でお洗濯にチャレンジ!篇~」
動画URL:https://youtu.be/AB96O_Gzrgk




ずん飯尾和樹さん_プロフィール写真

■Web動画出演者プロフィール
飯尾和樹(いいお かずき)
1968年12月22日生まれ。東京都出身。
1991年にデビューし、2000年にお笑いコンビ「ずん」を相方・やすと結成し、現在に至る。
2014年には、“日本一の大喜利決定戦”と言われる「ダイナマイト関西 2014」で優勝。バラエティ、ドラマ、映画、舞台と幅広く活動中。初めての一人暮らしで洗濯に失敗した経験から洗濯が大好きであることが今回の撮影で判明。


■飯尾さんに今回の動画撮影についてのインタビュー

―撮影で苦労したポイントは?

飯尾さん(以下、敬称略):第1弾の動画では正体がばれないようにお願いされていたので、声を変えるのが難しかったです。頑張ってはいたのですが、撮影の間にマネージャーから「声がだんだん戻ってきています」と3回も注意されてしまいました。あとは、最初のハレタで顔を隠すシーンがあるのですが、私の顔がかなり大きい方ですので、カメラさんにずいぶん迷惑をかけてしまいました。

―今回、ご家族と共演していかがでしたか?

飯尾:家族の会話の多さに安心しました。今は会話がないという家族も多いと聞きますが、洗濯だけでここまでも会話が盛り上がっている様子を見て本当にいいなと思いました。

―寒い時期にも毎日頑張ってお洗濯している皆さんへ一言

飯尾:当たり前のように周りは洗濯物を出していますけど、この冷たい時期、それ以降の作業が一番大変。ぺっこり45度、ありがとうございます。


■Web動画に登場するIoTデバイス「スマートハレタ」とは?
「毎日のお洗濯をちょっとハッピーに!」をコンセプトに開発されたIoTデバイス。天気が悪い日も、気分が沈みがちな日も、日常にちょっとしたハッピーを届けてくれる。

開発の背景として「日頃あまり重視されない毎日の洗濯を少しでも楽しくしたい」との想いから、ハレタのパッケージにもデザインされているスマイルをテーマに開発されたという。

スマートハレタ3


■「スマートハレタ」の特長
「スマートハレタ」は、ライオンの超コンパクト衣料用液体洗剤「トップ ハレタ」の本体ボトルに装着して使用するIoTデバイスだ。家庭のWi-Fiを通して自宅エリアのリアルタイムの天気予報と連動する。洗濯の時にボトルを持ち上げると「外干し」、「部屋干し(降水確率10%以上)」を即座に判断し、アイコン、光、音声で知らせてくれる。さらに、季節に応じた洗濯の豆知識を専用アプリを通して教えてくれる。
スマートハレタ2


■洗剤の残量まで管理
トップ ハレタの本体ボトルを装着したIoTデバイスが残量を自動的に計量。一定量の残量を切ると、専用アプリにプッシュ通知がくるので買い忘れを防止してくれる。
スマートハレタ1


■今後の展開予定
ライオンは、スマートハレタを通じて洗濯習慣に関する生の情報をリアルなユーザーの生活から取得することで、実際の日常行動と連携した新しいサービスの開発を視野に入れ、様々な活動に生かされる。この便利なIoTデバイスのプレゼントキャンペーンも2月末まで開催中だ。概要は以下

■「スマートハレタ」プレゼントキャンペーン概要
募集期間:2019年1月15日(火)12:00~2月28日(木)23:59まで
商品:IoTデバイス「スマートハレタ」
当選人数:1000名
当選発表:抽選の結果、当選者には事務局よりメールにて連絡
商品発送:2019年3月下旬予定
応募方法:「ハレタ」キャンペーンサイトから応募フォームにアクセスし、必要事項を記入


■雨や寒い日の部屋干しだって、いつでも晴れ干し触感!「トップ ハレタ」
そもそもトップ ハレタとは何なのか知らない人もいるかもしれないので紹介しておこう。ライオンが2018年に発売した衣料用液体洗剤が「トップ ハレタ」だ。少量でも十分に洗えるのでボトルも超コンパクトなのが特長。

晴れた日の「乾き上がり」に着目し、晴れた日はもちろん、雨や寒い日の部屋干しでも、洗濯物がカラッと乾いてふっくら仕上がるのがポイント。汚れを落としながら「カラふわ成分」がセンイを根元からふっくら立ち上げてくれる。

たとえばタオルを洗濯すると、パイル(毛房)が立ち上がり、晴れた日に屋外で干したタオルのように、「カラっと」乾いている感じや、「ふっくら」厚みがある心地よい肌触りに仕上がる。

ハレタ


毎日の退屈な洗濯が変わる体験が可能なIoTデバイス「スマートハレタ」。キャンペーンに応募して入手してみることをおススメしたい。

キャンペーンサイト
「トップ ハレタ」公式ホームページ
ライオン

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