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ロボマニア

映画鑑賞もロボット操作もOK!メガネみたいなディスプレイ【ロボマニア】

テクノロジアの荒井店長


映画や漫画、アニメーションの世界では、メガネのようなディスプレイをよく目にする。これは「ヘッドマウントディスプレイ」と言われるものだが、最近の製品は小型化が進み実用的になったように感じられる。

そんなヘッドマウントディスプレイは、テレビや映画を鑑賞するために使われることが多いのだが、別の使い方もあるという。

早速、ロボットに詳しいテクノロジアの荒井店長にお話をうかがってみた。

■ハイテクな用途にヘッドマウントディスプレイ - 荒井店長
ヘッドマウントディスプレイというと、メガネのようにかけて大画面のスクリーンと同様なイメージでビデオとかを観るのに使われていますね。ところが…、これは普通の使い方。

まずは、AV920の紹介。
ハイクォリティの画面は、映画館で大画面の映像を見ているようだ。
このディスプレイをロボット操縦に使ったらどうなるか?

以前に紹介した、「Robovie-nano」に小型のワイヤレスカメラを搭載して動かしてみよう。

VSTONEの新製品発表会では実際にデモをしていた。小型のワイヤレスカメラなら、秋葉原で送受信機セットを1万円以下で買えるし。ほかのロボットでも勿論構わない。まるでロボットに乗って操縦している気分が味わえる。ガンローラーに搭載すれば、さらにスピード感が体験できる。

それと、VR920というパソコン接続タイプがある。
こちらは、パソコンのディスプレイ画面を見る用途に使える。最近「拡張現実(AR)用カメラ」というのが発表されたが、こちらは2万円前後で11月頃発売される予定。iPhoneでもARを実現したアプリが出始めたけど、これと同じようなことができるようになるらしい。

もし、パソコン操作でのロボットコントロール画面で実現できたら、まるでコックピットにいる様だ。VR920自身に3軸の加速度センサーが搭載されているので、操作している人の向いている方向に応じて、表示画面が変わったら面白い。

今から楽しみだ!

■バーチャルな世界が楽しめるディスプレイ
iWear AV920は、メガネタイプのヘッドマウントディスプレイだ。手持ちのポータブルDVDプレイヤーやメディアプレイヤーに映像出力端子があれば、62インチ相当のなバーチャルな大画面を満喫することができる。ビデオiPodにも対応している。
ヘッドマウントディスプレイ「iWear AV920」

バッテリーは、小型の内蔵リチウムイオン電池で、最大6時間の連続使用が可能だ。
軽量かつ人間工学に基づいたデザインなので、長時間でも快適に使用することができる。

iWear VR920は、パソコン専用タイプのヘッドマウントディスプレイだ。通常のパソコンのディスプレイとしてはもちろん、PCゲームのディスプレイとしてもその威力を発揮する。
ヘッドマウントディスプレイ「iWear VR920」

ヘッドトラッキング機能※の追加により、対応ゲームであれば完全なバーチャル空間でゲームを楽しむことができる。
VGAとUSBでパソコンに接続すれば、2.7m先に62インチ相当の画面が目の前に広がる。電源もPCから供給されるので、長時間の使用も問題はない。

※トラッキング機能
フライトシュミレーターXなどのトラッキング対応ゲームであれば、自分が向いた方向に視点が切り替わるので、今までにないバーチャル感覚でゲームを楽しむことができる。


主な仕様
先進光学 視野角(FOV)32 度
瞳距離1.9cm、アイボックス7.9mm
眼球間距離 (IOD) は6.35cm
回折面のある、色補正テンスオーダー非球面レンズ

解像度の高い 640x480 (920,000 ピクセル) ツイン液晶ディスプレイ
62 インチ スクリーンを2.7m で見る感覚
24 ビットtrue color(トゥルーカラー) (1600 万色)
バイザー重量82.2g
充電式リチウムイオン電池で、6 時間連続使用が可能
プログレッシブスキャン搭載。更新速度60 Hz

セット内容
AV920 本体
レンズクリーナー、ソフトケース
ヘッドストラップ
AC 電源アダプタ/ チャージャー
複合オーディオ/ ビデオ ケーブル
保証書および安全上の注意、クイックスタートガイド

iWear AV920 / iWear VR920
販売価格:4万7,400円(税込み)/5万6,900円(税込み)


テクノロジア
ツクモロボット王国の店長を務めた荒井貞博店長が独立して開店する。
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関口哲司

日本大学大学院理工学研究科後期博士課程修了。理学博士。日本物理学会会員。データサイエンティスト協会会員。IT系記事を中心に著書多数。原稿の依頼歓迎。

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