このところ大手海運株が堅調に推移している。

直接の背景は、ばら積み船市況の総合的値動きを示す「バルチック海運指数」が10月8日に2146ポイントと、今年の最高値を更新したことが挙げられる。むろん、昨年から言われてきた世界経済の伸び悩みが反転する気配を強めていることも大きい。とくに、資源需要に大きな割合を占める中国経済の「底入れ」感が強まっていることだ。「アベノミクス」実施による円安効果もある。


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