2010年5月21日、6時58分22秒に、小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS(イカロス)」を搭載したH-IIAロケット17号機が種子島宇宙センターから打ち上げられた。その後のIKAROSの分離もロケット側の信号で確認。さらにセイル展開、ソーラー電力セイル展開状態の撮像、分離カメラ1の撮像実験といったチェックから定常運用移行し、数々のミッションをこなしてきたIKAROSだが、今年の1月6日までに太陽との距離や太陽光を受ける角度による影響で発生電力が低下、それによる搭載機器シャットダウンで、いわゆる“冬眠モード”へと移行、電波が途絶えた。
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