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慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス

高さ2.8mの造形に成功!エス.ラボ、超大型3Dプリンタ

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ペレット式3Dプリンタ「茶室」と造形完了時のベンチ

国産の 3Dプリンタ・工作機・ロボットの開発・製造を行う、エス.ラボ株式会社は、造形サイズ 横3m × 奥行3m × 高さ3m の超大型ペレット式 3Dプリンタ 、開発名「茶室」を完成させた。

■慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス内に仮設置
エス.ラボは同 3Dプリンタを利用し、慶應義塾大学SFC研究所ソーシャル・ファブリケーション・ラボ(代表:田中浩也 環境情報学部教授、以下SFC研究所)、デジタルファブリケーションスタジオの積彩との共同製作によって、高さ2.8 m・幅1.2m・奥行き1.1 mとなる大型プラスチック製ベンチの造形に成功。「茶室」によって24時間で造形されたベンチは慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス内に仮設置され、試験的な利用も行われた。
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慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスにおける試験利用の様子慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスにおける試験利用の様子

エス.ラボはプラスチックペレットを原料とする、大型かつ短時間で造形が可能なペレット式 3Dプリンタを2013年から開発し、特許の取得も行ってきた(2019 年からは「GEM シリーズ*1」として販売)。プラスチック樹脂を用いた材料押出方式*2 の 3Dプリンタにおいて、最大造形サイズが2立方メートルを超える機種は世界でも数少なく、今回の装置開発・造形は世界最大級の事例となる(エス.ラボ調べ)。

今回の共同製作において、SFC研究所は材料検証と造形試作を、積彩はベンチの 3Dモデル設計と配色設計を担当した。縦向きに印刷されたベンチは造形後に向きを変えて利用され、大人4人程度が問題なく座れる強度を持つ。3Dプリント時に意図的に配色をコントロールする事で、ベンチのまだらな色模様を作り出している。

今後は大型造形物の試作や形状確認のほか、今回のベンチのように最終製品として扱われるものを 3Dプリントによって製作していく予定だ。
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遊具として使われている様子


■エス.ラボ 柚山代表のコメント
今回のベンチ造形は循環型社会の目指す形として、外観でも材料面でもインパクトあるものが出来ました。
この様な3Dプリンタで製造した物が広く普及するためには、出来上がった物の価値そのものが市場で評価されなければならず、特大サイズと洗練されたデザイン、そしてリサイクル材料で出来た意味は大きいです。リサイクルプラスチックの有効利用は社会的なテーマなので、今回の様な形でアウトプットを続けて行きたいです。

3Dプリンタというツールが身近になって来た最近でも、エス.ラボは3Dプリンタが夢のようなものづくりを見せてくれることを期待して日々開発をしており、家具・車・航空・船舶・住宅など、様々な分野で有効活用できる3Dプリンタをユーザー様と共に考え、形にしていきたいです。

■SFC研究所 田中浩也教授のコメント
ウィズコロナからアフターコロナに社会が移行していく中、オフィス、キャンパス、公園、コワーキングスペースなどで、家族や友人どうしの、新しい過ごし方・働き方を生み出すための、大型什器・家具が、新たに必要とされてくる場面があると思います。リサイクルしたプラスチック材料でも無駄なく使え、ゴミが少ない熱溶解積層方式の 3Dプリンタは、場所を彩る魅力的な立体物の制作に最適です。

今回プロトタイプとして制作したベンチを実際にご覧になりたい方は、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスまでお問い合わせください。

■積彩 大日方伸氏からのコメント
シンボリックな螺旋形状のベンチは座面をななめに区切り、利用者同士が適度な距離感で座れることを目的としていましたが、実際に設置してみると小さな女の子がまるで遊具のように下をくぐったり寝転んだりと、螺旋を自由に使って遊んでいたことが印象的でした。

今回私たちがデザインしたのはベンチだったのか。遊具だったのか。

超大型の 3Dプリンティングでは規格外の造形物を作り出すことが可能ですが、それはこれまでのベンチ/遊具のような境界を取り払い、もっと自由な振る舞いをもつデザインへの想像力となっていくでしょう。 デザイナーとして、このように想像力の源泉となる装置に出会えることは喜びです。これからもこの超大型 3D プリンタを活用し、ワクワクするようなものを作っていければと思います。
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特記事項について
※1 : GEM (Granule Extrusion Molding)はエス.ラボが 保有する商標。
※2:Material Extrusion(MEX)方式

エス.ラボ株式会社

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WiMAXが慶応のネットワークと連携!学生や教員をサポート

慶應義塾大学の村井純氏(左)、UQコミュニケーションズの渡辺文夫氏(右)


慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)といえば、インターネットの分野で日本最先端を走っていることで知られている。すでに1990年代から、休講の連絡をしたり、自宅にいても授業に参加できたり、学内の施設を予約したりするキャンパスネットワーク(SFC-CNS))を運営している。
UQコミュニケーションズはSFCとともに、モバイルWiMAXを用いたSFC-CNSへのアクセス構想を発表した。2011年4月から、全国どこにいてもモバイルWiMAX網を経由してSFC-CNSにアクセスできるようになる。いままでBフレッツに対応していたが、今後モバイルWiMAXに対応することになることで、固定から無線に変わっただけでなく、モバイルWiMAXのエリア内なら日本全国からアクセスできる環境が整ったことになる。

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日本大学大学院理工学研究科後期博士課程修了。理学博士。日本物理学会会員。データサイエンティスト協会会員。IT系記事を中心に著書多数。原稿の依頼歓迎。

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