ITライフハック

拓也

個人でも可能な電子出版 誰でもできる電子出版 第二十三回



■はじめに
前回まで数回使って「でんでんエディター」&「でんでんコンバーター」といったEPUB作成Webサービスの使い方をご紹介してきました。

今回は直接的な制作技術ではなく、「情報の更新」ということをテーマに少しお話をしようと思います。


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個人でも可能な電子出版 誰でもできる電子出版 第二十二回



■はじめに
前回、前々回とお届けしている「でんでんエディター」の紹介記事の3回目となります。
1回目はでんでんエディターの紹介と基本的なマークの追加を、2回目はルビ、画像のマークと追加のCSSを記述しました。

今回はさらにマークとCSSを追加し、その後でんでんコンバーターでEPUB化を行います。前回の続きの素材データは以下からダウンロードしてください。


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個人でも可能な電子出版 誰でもできる電子出版 第二十一回



■はじめに
前回は「でんでんエディター」の紹介記事の前編をお届けしました。今回は後編…の予定だったのですが、中編とさせていただきます。つまり、本紹介記事は全3回となります。

前編ではでんでんエディターの概要と、エディター部分の基本的な使い方(見出しとページ分割の設定)を紹介しました。

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個人でも可能な電子出版 誰でもできる電子出版 第二十回



■はじめに
前回の最後に「今年は改めてEPUB書籍の制作手順も解説していこうと思っています。」と書きました。これは、EPUBの仕様に関する部分にも触れる、少し難しめの話に取り組むつもりで書いた言葉です。

それと同時に、Mac、Windowsどちらでも使える、便利なEPUB制作ツールがあれば、その紹介もしていきたいと思っています。

今回は「少し難しめの話」を扱おうと思っていたのですが、予定を変更して「便利なEPUB制作ツール」の紹介をしたいと思います。


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個人でも可能な電子出版 誰でもできる電子出版 第十九回



■はじめに
2014年2月5日(水)~7日(金)の日程で、出版・印刷関連のイベント「page2014」が池袋サンシャインシティで開催されています。なお、本記事はpage2014初日の2月5日に執筆しているので「開催されています」と進行形で記載しています。

page2014では関連機器、ソフト、サービス等の展示の他、有料・無料のセミナーなどが開催されています。


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個人でも可能な電子出版 誰でもできる電子出版 第十八回



■はじめに
1回お休みをいただいたので、本年最初の記事となります。今年は個人的に電子書籍の教育分野での利用、個人出版のすそ野の広がり、表現力の向上などについて興味を持って見ていきたいと思っています。

教育向けの電子書籍については、昨年「EDUPUB」(エデュパブ)という電子教科書の国際標準化の活動が始まりました。個人的にも昨年は、実験的なプロジェクトも含めてEPUB、HTML、e-ラーニング等の教育コンテンツを制作する機会をいただきました。

そんなこともあり、今回は広い意味での電子教材について少し考えてみようと思います。
なお、間違い・勘違いなどございましたらご指摘いただければ幸いです。

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個人でも可能な電子出版 誰でもできる電子出版 第十七回



■はじめに
今回は今年最後の記事になります。

他力本願になりますが、去る12月20日に開催されたJEPA(一般社団法人日本電子出版協会)の会合を参考にさせていただきます。この日のセミナーはJEPA電子出版アワードの授賞式と「今年の電子出版トレンド」というテーマで有識者のパネルディスカッションが行われました。

JEPA電子出版アワードについては本ブログの第15回記事で少しご紹介しましたが、その結果が出たことになります。

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個人でも可能な電子出版 誰でもできる電子出版 第十六回



■はじめに
前回はEPUB 3.0.1のドラフト(草案)に関する内容を扱いました。電子出版に関する環境もかなり整備されてきたと言えます。これを機に、一度情報を整理する意味も含めて電子書籍周りの事項についてのQ & Aを用意しました。

Q & Aは電子書籍を利用するユーザーとしてのQ & Aである「利用編」と電子書籍による個人出版を考えている人向けの「制作編」に分けてあります。十分なものではありませんが、ご参考にしていただけると幸いです。

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個人でも可能な電子出版 誰でもできる電子出版 第十五回



■はじめに
今月の11日((2013年11月11日))にEPUB 3.0.1仕様のドラフト(草案)が、IDPF(International Digital Publishing Forum)で公開されました。

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個人でも可能な電子出版 誰でもできる電子出版 第十四回



■はじめに
前回は新MacOSに同梱されたMac版iBooksを紹介しました。今回も引き続きMac版iBooksをチェックしていきます。

今回は、iBookstore向けにEPUB電子書籍を出版する制作者視点で考えていきます。なお、Mac版iBooksの仕様について勘違いなどもあるかもしれません。そのあたりお気づきになられた方がいらっしゃいましたらご一報いただけると幸いです。

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個人でも可能な電子出版 誰でもできる電子出版 第十三回



■はじめに
今回の記事も情報系の内容です。去る10月23日にMacの新OS、Maverics(MacOS 10.9)がリリースされました。多くの機能強化があったようですが、電子書籍的にはMac版のiBooksが同梱されたのが大きなニュースです。

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個人でも可能な電子出版 誰でもできる電子出版 第十二回



■はじめに
今回は、リーダーアプリについての情報です。以前、第7回の記事の中で読み上げEPUB(EPUB 3のMedia Overlays仕様)について触れました。読み上げEPUBでは、テキストの音声読み上げと該当するテキストの箇所の明示(読み上げ箇所の色を変えるなど)が可能です。

テキストの読み上げには2通りあり、朗読を録音した音声データをEPUB内に含め、それを再生する方式と、アプリやOSに用意された合成音声エンジンを利用して読み上げる方式です。朗読音声データ方式は、EPUBファイルのデータサイズが大きくなりますが、自然で読み間違いの無い再生が可能です。

合成音声方式はEPUBファイルのデータサイズは小さく抑えられますが、読み間違いがあったりイントネーションが不自然になったりしやすいという点があります。また、声の種類を変更できるというのも特徴です。

今回の記事では、最近朗読音声データ方式の読み上げEPUBに対応したAndroid用アプリHimawari Readerについて紹介します。

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個人でも可能な電子出版 誰でもできる電子出版 第十一回



■はじめに
去る9月25日(水)に、本ブログでも過去2回に渡って連動記事で紹介させていただいた「Appleの電子出版:iBookstoreとiBooks Author」というセミナーを担当させていただきました。
今回は同セミナーについて少しレポートさせていただきます。

なお、当日の様子は電子出版環境整備事業「epub cafe」のイベントページでご覧いただけます。

また同セミナーの資料へのリンクも同ページにあるので、ご興味のある方はご覧いただけると幸いです。

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個人でも可能な電子出版 誰でもできる電子出版 第十回



■はじめに
前回に引き続き、9月25日(水)に担当させていただくセミナー「Appleの電子出版:iBookstoreとiBooks Author」の連動記事です。今回はiBooks Authorの機能や特徴について、少し具体的に紹介します。

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個人でも可能な電子出版 誰でもできる電子出版 第九回




■はじめに
失礼します。いきなり告知からです。9月25日(水)にJEPA(日本電子出版協会)さま主催のセミナーを担当させていただくことになりました。タイトルは「Appleの電子出版:iBookstoreとiBooks Author」で、主要テーマの1つにiBooks Authorを入れています。

さらに告知を重ねますが、このセミナーは拙著「iBooks Authorレッスンノート」(ラトルズ:2,709円(税込))の出版をキッカケに企画していただいたもので、当日セミナー会場でも書籍の現地販売が行われる予定です。

ということで、今回は本ブログでもiBooks Authorについて触れてみようと思います。

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個人でも可能な電子出版 誰でもできる電子出版 第八回



■はじめに
前回は「2013PCカンファレンス」という教育関係のカンファレンスで担当させていただいたセッションについて触れさせていただきました。

その中で、テキスト同期読み上げEPUB(EPUB3 Media Overlays仕様:以後「読み上げEPUB」)が関心を集めたことをお伝えしましたが、今回もその関連で、少し教育寄りのトピックを扱ってみようと思います。

一部、EPUB仕様に関連したソースコードなども提示しますが、コードの詳細よりも「EPUBにはこんな仕様があるんだ」ということを見ていただきたいと考えています。


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個人でも可能な電子出版 連載・誰でもできる電子出版 第七回



■はじめに
個人的なことで恐縮ですが、去る8/3(土)~5日(月)に東京大学駒場キャンパスで開催された「2013PCカンファレンス」のトップバッターとして「マルチメディアを含む電子書籍のフォーマットとしてのEPUB3」という2時間弱のセッションを担当させていただきました。今回は本セッションの概要や感想などを書かせていただきます。

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個人でも可能な電子出版 連載・誰でもできる電子出版 第六回




■はじめに
前回はEPUB変換サービス「でんでんコンバーター」を使用したEPUBファイル制作について、前々回の続きを行いました。前回はテキストファイルに「でんでんマークダウン」を用いて、見出し、リスト(通常、順序)、ファイル分割などを行いました。

特に見出しは、目次の項目となるので非常に重要です。

今回は、過去2回のでんでんコンバーターによるEPUB制作の補足として、画像の埋め込みやCSSの利用について紹介します。なお、今回は補足としての位置づけなので、テキストファイルの全文掲載は割愛します。続きを読む

個人でも可能な電子出版 新連載・誰でもできる電子出版 第五回



■はじめに
前回はEPUB変換サービス「でんでんコンバーター」を使って、テキストファイルをEPUBファイルに変換してみました。ただし、テキストファイルに何の設定も行なっていないので、自動生成される目次は不十分なものでした。本文の表示も一定で、見出し部分が分かりにくいものでした。

今回は「でんでんコンバーター」で変換するテキストファイルに、ページ分割などの指定を入れてみます。この指定は、「でんでんコンバーター」が理解できる「でんでんマークダウン」という記法で行います。

でんでんマークダウンで指定した箇所は、対応するHTMLタグに置き換えられます。でんでんマークダウンでの指定を行う際には、基本的なHTMLの知識があると役に立つので少しだけ紹介します。
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個人でも可能な電子出版 新連載・誰でもできる電子出版 第四回



■はじめに
前回、前々回でiBookstoreで販売するためのiTunes Connectアカウントの取得と設定について手順を紹介しました。前々回公開後早々にEINを申請した方は、そろそろ郵送されて来る頃でしょう。

EINが取得できればiTunes Connectアカウントの準備もできるので、次は販売するための電子書籍コンテンツを用意することになります。既に述べてきた通り、現在iBookstoreに日本語コンテンツを入稿できるのはEPUB形式だけです。

今回はEPUB形式に関する基本的な概念と、EPUBファイル制作サービス「でんでんコンバーター」を紹介します。


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ITライフハック代表
関口哲司

日本大学大学院理工学研究科後期博士課程修了。理学博士。日本物理学会会員。データサイエンティスト協会会員。IT系記事を中心に著書多数。原稿の依頼歓迎。

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