苦戦が続く日本の電機、デバイス関連企業の中で「勝ち組」といえるのが村田製作所<6981>だ。

近年、日本のデバイス関連企業は、半導体、液晶パネルなどの分野で国際競争に破れ、次々と市場からの撤退を余儀なくされてきた。その後は、センサーやコンデンサなどで優位性を発揮しているものの、実際は「アップル関連銘柄」といわれるほど、米アップルのスマートフォン(スマホ)「iPhone」とタブレット端末「iPad」に依存していた。

だが、そのアップル製品は、韓国サムスン電子や中国企業の激しい追い上げにあい、シェアは徐々に低下している。一昨年発売した「iPhone 5」は予想よりも売れず、減産報道によって市場関係者に衝撃が走り、関連銘柄は大きく下落した。


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