株式会社ゴーゴーカレーグループは、金沢市が新たに供用を始める「金沢スタジアム」のネーミングライツ(命名権)優先交渉者に選定されたことを発表した。愛称は「金沢ゴーゴーカレースタジアム」で、契約期間は併用開始から5年間、命名権料は3111万円(年額)。
■スポーツの振興は重要なテーマの一つ
金沢スタジアム(参照:完成イメージ、金沢市提供)は、金沢市磯部町の金沢城北市民運動公園内において金沢市民サッカー場を再整備している施設で、地上4階建て、延べ床面積1万9千平方メートルで、収容人数は約1万人。来シーズンからJ2・ツエーゲン金沢の本拠地となる予定で、北陸初のJリーグ規格を満たすフットボール専用スタジアムとして来月末に完成後、24年2月ごろの併用開始を目指している。
金沢市は6月から、金沢スタジアムの良好な運営管理を行うための財源確保およびホームタウンチームの支援や応援機運を高めることを目的に「ネーミングライツパートナー企業」を募集し、ゴーゴーカレーが優先交渉者に選定されたことを本日公表した。今後、最終的な協議と契約締結に向けて手続きを進めることとなる。
ゴーゴーカレーは、2003年に石川県金沢市出身の宮森宏和氏(取締役会長)が創業し、20周年目の今年1月にふるさとへの恩返しの思いから、本社を東京から金沢に移転した。金沢の老舗インドカレー店「ホットハウス」や金沢カレーの元祖「ターバンカレー」の事業を継承し、「世界一のカレー専門商社」を目指して、グループ全体で国内外に約100店舗を展開している。
「世界に元気を届ける!!」をミッションに掲げるゴーゴーカレーにとって、スポーツの振興は重要なテーマの一つで、これまでも金沢マラソンのスポンサーシップや、石川県の「スポーツ大使」である東京パラリンピックのボッチャ日本代表で銀メダルを獲得した田中恵子選手と母親でランプオペレーターを務める田中孝子氏(いずれもゴーゴーカレーグループ所属)の支援など多くの活動を応援している。
ゴーゴーカレーCEO兼代表取締役社⻑の西畑誠氏は、
「金沢スタジアムのパートナーになることをうれしく思います。『金沢ゴーゴーカレースタジアム』で開催されるさまざまなイベントを通じて、金沢の魅力を世界へ発信するとともに、スポーツと文化の振興に寄与していきたい」と述べている。
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