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鈴木啓一

「Amazfit T-Rex 3」レビュー / 耳を塞がずに使える骨伝導ヘッドセット【まとめ記事】

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Amazfit T-Rex 3 パッケージ

サンワサプライ株式会社は、Bluetoothと有線の2WAYで使える骨伝導ヘッドセット「MM-BTSH72BK」を発売した。TPU素材を採用し、柔らかいのでケーブルに癖がつきにくく取り回しのしやすいケーブルだ。通話用とノイズキャンセル用マイクで周囲のノイズを低減する。機器に合わせて選択できるのはもちろん、充電を忘れてバッテリーがない際やBluetoothの接続がうまく行かないといったときにもUSBで接続できるので安心して使える。耳を塞がず周りの音を聞きながら作業ができるので、WEB会議中に声をかけられても反応することができる。また頭の後ろに固定して使うので髪型が崩れる心配もない。

サンワサプライ株式会社は、Bluetoothと有線の2WAYで使える骨伝導ヘッドセット「MM-BTSH72BK」を発売した。TPU素材を採用し、柔らかいのでケーブルに癖がつきにくく取り回しのしやすいケーブルだ。通話用とノイズキャンセル用マイクで周囲のノイズを低減する。機器に合わせて選択できるのはもちろん、充電を忘れてバッテリーがない際やBluetoothの接続がうまく行かないといったときにもUSBで接続できるので安心して使える。耳を塞がず周りの音を聞きながら作業ができるので、WEB会議中に声をかけられても反応することができる。また頭の後ろに固定して使うので髪型が崩れる心配もない。

Bluetoothと有線の2WAY!耳を塞がずに使える骨伝導ヘッドセット
サンワサプライ株式会社は、Bluetoothと有線の2WAYで使える骨伝導ヘッドセット「MM-BTSH72BK」を発売した。TPU素材を採用し、柔らかいのでケーブルに癖がつきにくく取り回しのしやすいケーブルだ。通話用とノイズキャンセル用マイクで周囲のノイズを低減する。機器に合わせて選択できるのはもちろん、充電を忘れてバッテリーがない際やBluetoothの接続がうまく行かないといったときにもUSBで接続できるので安心して使える。耳を塞がず周りの音を聞きながら作業ができるので、WEB会議中に声をかけられても反応することができる。また頭の後ろに固定して使うので髪型が崩れる心配もない。


書類・小物が整理しやすい!3段タイプのキャビネット
サンワサプライ株式会社は、書類・小物をすっきり整理できる3段タイプのキャビネット「SNW-106GY」を発売した。セーフティロック機構で引き出しは1段ずつ開閉でき、全段施錠も可能だ。一般的な事務机の下に収納しやすい高さ60cmのキャビネット。「セミオーダーデスク eデスク」(別売)のグレーカラーと色を合わせて設置できる。3段ともダブルスライドレールを採用し、引き出しを全開にできるため内部が見やすく、奥の物も簡単に取り出せる。引き出しの動きもスムーズで静音性が高く、重い物を入れても軽い力で引き出せるので快適だ。


絡まない、散らからない!スマート収納が叶うPD240W対応のUSBType-Cケーブル
サンワサプライ株式会社が運営している直販サイト『サンワダイレクト』は、PD240W対応で、外出や収納をする際に絡まらずケーブル全体が磁力でコンパクトにまとまるUSB Type-Cケーブル「500-USB088-1BK(1m)」、「500-USB088-2BK(2m)」を発売した。ケーブル全体にマグネットが練り込まれており、自然とまとまる独自のデザインだ。鞄やデスクで絡まる心配がなく、収納や持ち運びが簡単です。散らかりがちなケーブル周りが一瞬で整う。スマートフォンやタブレットはもちろん、高性能なゲーミングノートPCまで充電可能なPD240Wに対応している。


座ったまま、むくみ対策の新習慣!可動式フットレスト
サンワサプライ株式会社が運営している直販サイト『サンワダイレクト』は、座ったまま脚のむくみ対策や姿勢改善ができる可動式フットレスト「100-FR036」を発売した。フットレストのペダルを軽く踏むことで、足首を前後に動かし、座りながら簡単に脚をケアできる。表面には凹凸があるため、足に心地よい刺激を与えてくれる。日常的に足が疲れやすい方や、むくみが気になる方に最適です。手軽に足踏み運動ができるので、リフレッシュにも効果的だ。フットレストは高さを12cm・15cmの2段階に調整可能で、個々の体格や作業スタイルに合わせて最適な高さに変更できる。また、ペダルが無段階で角度調整できるため、足の位置を自由に調整し、より快適な座り仕事環境を提供する。ゆったり使える大きめサイズのため、幅広い方に使用できる。


登山&スポーツ愛好者に最適!AI機能を搭載したアウトドア派のスマートウォッチ「Amazfit T-Rex 3」レビュー
Amazfit T-Rex 3は、登山やスポーツを愛する人々のニーズに応える、タフで高性能なスマートウォッチである。ChatGPT-4oとの連携により、音声操作が可能な機能も搭載されている。今回は、実際に購入して1か月半使用した感想をもとに、その魅力や実力についてレポートしよう。Amazfit T-Rex 3は、大型でごつごつとしたアウトドア向けの外観が目を引く。登山やスポーツ系の腕時計らしく、ミリタリー風の力強いデザインだ。


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登山&スポーツ愛好者に最適!AI機能を搭載したアウトドア派のスマートウォッチ「Amazfit T-Rex 3」レビュー

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Amazfit T-Rex 3 パッケージ

Amazfit T-Rex 3は、登山やスポーツを愛する人々のニーズに応える、タフで高性能なスマートウォッチである。ChatGPT-4oとの連携により、音声操作が可能な機能も搭載されている。今回は、実際に購入して1か月半使用した感想をもとに、その魅力や実力についてレポートしよう。

■Amazfit T-Rex 3のデザイン
Amazfit T-Rex 3は、大型でごつごつとしたアウトドア向けの外観が目を引く。登山やスポーツ系の腕時計らしく、ミリタリー風の力強いデザインだ。

サイズは約48.5×48.5×15.85mm、重さは約68.3g(バンド含む)であり、かなり存在感のある仕様である。そのため、細身の手首や小柄な方にはやや大きめに感じられるかもしれない。バンドには液状シリコン素材が使用されており、柔らかさと適度な伸縮性を持つため、運動時でも快適な装着感を提供する。

また、MIL-STD-810Gの耐久試験に合格しており、耐熱性、耐寒性、耐衝撃性、防水性(10ATM)を備えている。このタフなスペックは、アウトドア好きにとって非常に心強いポイントである。

操作は、4つの操作ボタンとタッチスクリーンを併用したインターフェースが採用されている。リューズこそ搭載されていないが、不便さは特に感じられない。また、グローブモードを備えており、手袋をしたままでも操作可能である。この機能は、特に登山やウィンタースポーツの場面で非常に役立つ。

付属のバンドは液状シリコン素材であるが、筆者は金属製のバンドを追加購入して使用している。本機には市販の幅22mmのバンドが利用できるアダプタが付属しており、自分好みのバンドに交換して楽しむことも推奨したい。

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Amazfit T-Rex 3


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パッケージの内容


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充電用アダプタ


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充電しているところ。5V 0.5A 2.5Wで充電できている。


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市販の金属製ベルトを装着


■豊富なモニタリング機能
本機は170種類以上のスポーツモードを搭載しており、登山、ランニング、サイクリング、スイミングなど、多様なアクティビティに対応する。さらに、GPS機能が搭載されており、地図データを事前にダウンロードしておくことで、電波の届かない山間部でもマップ機能を利用できる。この点は登山やハイキングの愛好者にとって大きな魅力である。

筆者はアウトドア派ではなくインドア派であり、どちらかというと日々の健康モニタリングに本機を使用している。

本機には24時間心拍数モニタリング、血中酸素レベル(SpO₂)測定、ストレスレベル測定、睡眠トラッキング機能が搭載されている。これにより、毎日の生活をモニタリングし、改善点をレポートしてくれる。健康に関して役立つ機能が非常に多い。

これらの豊富なモニタリング結果は、スマートフォン上の「Zeppアプリ」と連携させることで、より詳しいデータや解説、アドバイスを確認できる。

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スポーツモード


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地図の表示


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ウォーキング時の地図表示


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睡眠のモニタリング結果


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睡眠のモニタリング結果(Zeppアプリでの表示例)


■ChatGPT-4o連携で音声操作可能な最新機能
本機は、今話題の生成AI「ChatGPT-4o」と連携する機能を備えており、音声で話しかけることで質問に答えたり、本機の操作を行ったりすることが可能である。ただし、残念ながら音声で回答を返す機能は搭載されていない。

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まず、本機右上の「SEL」ボタンを長押しすると本機のAI応答機能が起動する。(画面下に青い〇が表示される)


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そこでたとえば「明日の朝6時にアラームをセットして」と言うと、しばらく考え


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聞き取った言葉を確認のため表示して


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その後実際にアラームをセットしてくれる。画面上でその結果を確認できる。


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同様に「ニューヨークは今何時?」と聞くとちゃんと答えてくれた。


本機のAI機能の特徴は、従来のAIエージェントとは異なり、自然な話し方で操作ができる点である。まだ発展途上の機能ではあるが、より自然な会話で指示を出せるようになっている。未来を感じさせる魅力的な機能である。

■バッテリーが長持ち
Amazfit T-Rex 3のバッテリーは評判通り非常に長持ちである。満充電を行い、10日ほど経過した段階でバッテリー残量が30%台であった。実際の使用では、10日以上充電なしで十分に使えることを確認した。この様子では、2週間ほどの使用も可能であると考えられる。

一方で、充電には空の状態から満充電までおよそ3時間を要する。しかし、バッテリー残量がなかなか減らないため、満充電にこだわらずとも使用可能であり、充電速度が遅い点がさほど問題になることはない。
なお、充電時の実測値は5V 0.5A 2.5Wである。

充電には付属の充電アダプターを使用し、そのUSB Type-Cポートに別売のUSBケーブルとACアダプタを接続して行う。旅行時にはスマートフォンの充電環境と共通化できるため、非常に使いやすい仕様である。ただし、付属の充電アダプターは小型であるため、紛失には注意が必要である。

■本機の弱点も指摘しておこう
本機はここまで説明したように多くの魅力を持つが、いくつか弱点も存在する。

まず、無線LANの接続性の問題である。筆者のT-Rex 3だけの問題である可能性もあるが、初めて地図をダウンロードして表示しようとした際、自宅の無線LANアクセスポイントにどうしても接続できなかった。自前のスマートフォンでテザリング接続を試みたが、それも失敗した。サポートに連絡して対応策を尋ねたところ、「初期出荷状態に戻すことを試してみてほしい」という回答を得た。

さっそく初期出荷状態に戻してみたところ、無線LANへの接続が可能となり、地図データをT-Rex 3に転送し表示することができた。これで一件落着と思われたが、先日旅行先の宿泊施設でアクセスポイントに接続しようとした際、再びつながらなかった。旅先で初期設定に戻すのはリスクが高いため、地図データのダウンロードを断念した。この状況では、無線LANの接続性に関しては信頼性に疑念を抱かざるを得ない。

旅行先で地図機能を使用する場合には、自宅で事前にダウンロードを済ませておくことが望ましい。しかし、今回はそれができず失敗に終わった。友人が同じ機種を所有していたため状況を確認したところ、無線LANは問題なく使用できているとのことであった。よって、この問題は筆者のT-Rex 3特有の不具合である可能性が高いが、現時点では未解決である。

その他にもいくつか気になる点がある。

操作マニュアルはWebからダウンロードして利用しているが、内容がややわかりにくい。また、ウォッチフェイスやアプリは多く用意されているが、アプリに関しては実用的なものがまだ不足しているように感じる。

もうひとつ大きな欠点は、スイカやクレジットカードなどのタッチ決済に対応していない点である。ただし、タッチ決済はスマートフォンで代用できるため、筆者個人としては特に大きな問題ではない。
また、音声で操作するAI機能についても、まだまだ発展途上である印象を受ける。

今後のバージョンアップによる改善が強く望まれるところである。

■アウトドア派向けのスマートウォッチとしてお薦めしたい
いずれにしても、本機が非常に魅力的な製品であることは間違いない。
アウトドアに最適なタフネスさ、幅広いスポーツや健康管理に対応したモニタリング機能、長持ちするバッテリー、そして生成AI技術を活用した音声コントロール機能を備え、ユーザーにとって使いやすいデバイスに仕上がっている。

価格は約4万円であり、同様のアウトドア用スマートウォッチとしてGermin製品を選ぶ場合、倍以上の価格になることが予想される。本機は、価格面でも非常に魅力的である。

タッチ決済に非対応である点など、一部気になる点はあるが、それを補うだけの魅力を備えている。特にアウトドア派向けのスマートウォッチとして、自信を持ってお薦めしたい製品である。

テクニカルライター 鈴木 啓一


「Amazfit T-Rex 3」

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バッテリーが改善され、魅力度がアップ!スマートウォッチ「Google Pixel Watch 3」レビュー

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Googleの最新スマートウォッチ「Google Pixel Watch 3」が2024年9月10日に発売された。初代モデルから3作目がどのような進化を遂げたのか、気になる人も多いだろう。実際に「Google Pixel Watch 3」をお借りして使ってみたのでレビューしよう。

■まずは外観からチェック
Google Pixel Watch 3(以下、本機)は、その名の通りGoogle Pixel Watchシリーズの第3世代モデルである。筆者はPixel Watchシリーズの初代から2代目までを継続して使用しており、今回の3代目ではバッテリーの持ちが向上したと聞き、実際に試してみたいと思っていたところだ。

従来と同様に丸いドーム状のスタイリッシュでスッキリとしたデザインは、ほぼ変更がない。薄く軽量であり、スポーツやビジネスなどさまざまなシーンにマッチするデザインとなっている。
本体は直径41mmと45mmの2つのサイズが用意されている。41mmモデルは手首に馴染みやすく、小柄な方や女性にも適している。一方、45mmモデルはより大きなディスプレイを求めるユーザーに最適である。

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Google Pixel Watch 3


リストバンドは、両モデルともSサイズとLサイズの2種類が同梱されている。同じサイズ表記でも長さが異なるため、購入前に公式ホームページで確認するのが良いだろう。バンドの素材は「フロロエラストマー」と呼ばれる耐熱性や耐薬品性に優れたフッ素ゴム系素材で、柔らかく丈夫であるため、長時間の着用でも快適さが保たれる。

カラーバリエーションは付属のリストバンドの色の違いで区別されており、41mmモデルはObsidian、Porcelain、Hazel、Rose Quartzの4色、45mmモデルはObsidian、Porcelain、Hazelの3色が用意されている。

今回お借りしたのは41mmモデルで、カラーはHazelである。41mmモデルはPixel Watch 2と外観がほぼ同じだが、ベゼルが細くなったことでディスプレイの有効面積が10%拡大している。

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Google Pixel Watch 3 41mmモデル 色:Hazel


リストバンドと本体の接続には、シリーズ共通の独自コネクタが使用されている。22mmの標準的なバンドを使いたい場合は、Amazonなどで市販されているPixel Watch用アダプタを購入すると良いだろう。筆者もいくつか持っているが、このようなカスタマイズが可能であるのは、人気機種ならではの魅力である。

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製品パッケージ


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パッケージの中身


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主な同梱物


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本体とバンドのコネクタ部分


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充電用パッド(左)と本体裏面の様子


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前世代の Pixel Watch 2(左)と本機(右)。ベゼルの幅がやや狭くなり表示エリアが若干広くなったのが確認できる。



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スマホ上のWatchアプリと接続したところ。このアプリから各種設定が可能。


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スマホ上のGmailと同期させて、メールが届いたことを本機で確認できる。


■基本スペックをチェック
基本スペックを振り返ってみよう。
本体のサイズは直径41mm/45mm、高さ12.3mm、重さ31g/37g(ストラップを除く)。ディスプレイは有機ELで、320ppiの解像度を持ち、色再現性や応答性にも優れている。
ディスプレイの最大輝度は2,000ニトで、前モデルと比較して約2倍の明るさになっており、炎天下でも視認性をある程度確保できる。実際に最大輝度ではまぶしいほどの明るさである。

通信機能としては、従来通りWi-Fi、Bluetooth、NFC(FeliCa)が用意されており、さらに4G LTE対応モデルも選択可能である。GPSをはじめ、世界の主要な位置情報サービスに対応している点も魅力だ。防水・防塵性能はIP68準拠であり、日常生活では十分な性能を備えている。

■各種センサーによるトラッキング機能
筆者は運動はあまりしないものの、健康のために日頃からよく歩くことと睡眠の質には気を配っている。Pixel Watchは各種センサーを活用して、体の状態をほぼ24時間モニタリングしてくれる。これらのデータはスマホ上のFitbitアプリでグラフ化され、詳細な解説が表示されるため、さまざまな気づきを得ることができる。これにより、改善策を検討する手助けとなり、なかなか役に立つ機能である。

fitbit1
fitbitアプリの画面 歩数などを確認できる。この日は近所を散歩して14,000歩、歩いたようだ。


ウォーキングだけでなく、ランニングやサイクリングなど、40を超えるエクササイズのトラッキングが可能である。さらに、トラッキング結果を解析し、さまざまなアドバイスを提供する機能も充実しているため、これをメインに活用するのも良さそうだ。

fitbit2
fitbitアプリの画面。睡眠時の計測結果を確認しているところ。睡眠不足を指摘される日が多いが、この日は朝いつもよりゆっくり目覚めたのでスコアは良かったようだ。


■アプリとウォッチフェイスで好みの時計に
本機はWear OSを搭載しており、Androidスマホと同様にGoogle Playからアプリをダウンロードして利用することができる。また、ウォッチフェイスも充実しており、自分好みのデザインにカスタマイズできる点が魅力である。

筆者が初代Pixel Watchを使い始めた頃は、シンプルで気に入ったデザインのウォッチフェイスはいくつかあったものの、日時、曜日、歩数、電池残量を同時に表示する見やすいデザインには満足できなかった。しかし、ようやく私のニーズに合ったウォッチフェイスが追加され、現在はこれを愛用している。ウォッチフェイスのデザインは確実に充実してきているようだ。

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各種設定の画面。


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アプリのアイコン。この画面から各アプリを起動できる。


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最近のお気に入りのウォッチフェイス。日付、曜日、時刻、バッテリー残量、歩数、気温などが一度に確認できる。


■バッテリーの持ちは大幅改善
冒頭でも触れたが、気になるバッテリーの持ちはどうだったのか。結論から言うと、大幅な改善がなされたと言える。初代および2代目のPixel Watchで一番の欠点と感じていたのは、電池の持ちが悪い点であった。1日に1~2回充電しなければ電池切れになってしまい、それ以外の点は非常に気に入っていたものの、この点だけは残念で仕方がなかった。

では、本機Pixel Watch 3はどうか。90%充電の状態から普段通りに使用し、約43時間連続で使用できることを確認した。丸2日(48時間)には届かなかったが、1日半以上持続したのは大きな進歩である。これにより、1日1回の充電で確実に電池切れなく過ごせるようになりそうだ。さらに、充電タイミングが多少遅れても余裕を持てるようになった点もありがたい。

もちろん、他社のスマートウォッチには数週間充電なしで使える機種もあるため、Pixel Watch 3のバッテリー持続時間が目立って優れているとは言えない。しかし、最低限の合格ラインには到達したと評価できる。

一方、充電時間についても確認してみた。ほぼ0%の状態から100%まで満充電するのに約1時間を要した。実測では1.5~2Wの充電出力であった。上記の結果は、41mmモデルでの検証結果である。45mmモデルはバッテリー容量が異なるため、結果は異なる可能性がある。

なお、「普段通りに使って」と記したが、これは画面を「Always ON(常に表示)」の設定で使用している状態である。この機能について少し補足しておきたい。

スマートウォッチでは省電力のために画面表示を完全にオフにすることが一般的であるが、これには欠点がある。例えば、突然時刻を確認したい場合に、表示がオンになるまでのタイムラグが発生することだ。一方、機械式の時計では、手首を動かすだけで即座に時刻を確認できるのが当然であり、これこそが腕時計の本来の魅力である。

Pixel Watchシリーズでは、この課題に対応するため、ウォッチフェイスのデザインを2段階に分け、省電力ながら時刻表示が維持される「Always ON」モードが搭載されている。このモードでは秒針を非表示にするなど、一部の機能を簡略化しているが、手首を軽くひねるだけで時刻を確認でき、腕時計としての利便性が損なわれない。さらに、Always ONモードをオフにすることで、さらなる省電力設定も可能である。

このように、細やかな工夫が積み重ねられており、Pixel Watch 3はバッテリー持続時間が大幅に改善されたと言える。ユーザーとしても非常に興味深い進化である。

■完成度、魅力度がアップしたPixel Watch
本機をお借りしてしばらく使用した結果、完成度が高まり、魅力がさらにアップしていることを実感した。上記で書ききれなかった細かな点にも改良が施されており、筆者自身もまだすべてを発見しきれていないかもしれない。

特に、一番の弱点とされていたバッテリー問題が解決された点は大きい。これにより、さらに多くの人に自信を持っておすすめできる製品となった。今回、41mmモデルに加えて、画面とバッテリーが少し大きい45mmモデルが追加されたことで、選択肢が広がった点も嬉しいポイントである。

41mmモデルでは、ベゼルが若干狭くなったことで画面が広くなり、わずかな違いながらも使いやすさの向上に寄与していると感じた。ただし、三井住友VisaカードのVisaのタッチ決済には対応しておらず、iD決済(デビットカード扱い)になってしまう点は、現時点で改善されていない。この点はやや残念ではあるものの、Suicaにはしっかり対応している。価格は、41mmモデルが52,800円、45mmモデルが59,800円(税込、Web直販価格)である。

Pixel Watch 3は、完成度が向上し、スタイリッシュでぜひともおすすめしたいスマートウォッチである。
テクニカルライター 鈴木 啓一


「Google Pixel Watch 3」製品情報

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【写真や動画の作例あり】AI機能を搭載!高性能なカメラが魅力の「Google Pixel 9」レビュー

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Googleは、AI機能を搭載した「Google Pixel 9」「Google Pixel 9 Pro XL」「Google Pixel 9 Pro」「Google Pixel 9 Pro Fold」を発売した。今回取り上げる「Google Pixel 9」は、Google Pixelシリーズの中でも最もパワフルなチップであるGoogle Tensor G4を搭載している。またGoogle AIにより高性能なカメラ機能や日常生活で役立つ便利機能も充実しており、注目される端末だ。

■Google Pixel 9シリーズが登場
2024年8月に開催されたイベント「Made by Google」で発表されたGoogle Pixelシリーズの新端末は、「Google Pixel 9」「Google Pixel 9 Pro XL」「Google Pixel 9 Pro」「Google Pixel 9 Pro Fold」の4機種だ。「Pixel 9」は、最下位モデルではあるが、直販価格(税込)が128,900円~と、価格的にはフラグシップモデルの分類になるだろう。この4機種の一番の「売り」はAI機能だろう。

ただ、現時点ですべての搭載予定機能が利用できるわけではない。購入後に徐々に使えるようになるはずなので、このあたりはよく把握しておく必要がある。
とにかく、現時点で利用できる機能を中心にレビューし、今後についてはわかる範囲で記述する。

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正面


■基本スペックから見ていこう
「Google Pixel 9」は、外形152.8×72×8.5 mm、重さ 198 gと、ほぼ標準的なスマホのサイズ感で、特に画面の角が丸いデザインと、カメラ部分(カメラバー)のデザインが印象的である。
カラーバリエーションは4色、Obsidian(濃いめのグレー系)、Porcelain(白系)、Wintergreen(薄い緑)、Peony(ピンク系)である。今回は、Obsidianをお借りした。

ディスプレイは6.3インチ、1,080 x 2,424ドットの有機ELである。解像度、色再現性ともに優れていて、大変きれいである。最高輝度は2,700nitとかなり明るく、直射日光の下でもある程度の視認性を確保している。
Google Tensor G4プロセッサ、12GB RAM、128/256GB ストレージを搭載し、後述のAI処理が可能な処理能力を持っている。防塵、防水性能はIP68準拠である。

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背面


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製品パッケージ


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パッケージの主な内容


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右側面


■通信機能は最高レベル
本端末は5G対応で、nanoSIMスロットに加え、eSIMにも対応している。

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SIM用トレイを取り出したところ


無線LANは最新の規格「Wi-Fi 7」対応で、最近普及が本格化している6GHz帯も使える。Bluetooth 5.3、NFC(おサイフケータイ)にも対応している。衛星測位システムについては、GPS、GLONASS、Galileo、Beidou、QZSS、NavICと、主なシステムに対応している。通信機能に関してはほぼ満点と言って良いだろう。

■バッテリーライフと充電機能
本端末は4,700mAhの大容量バッテリーを搭載している。
早速、Youtubeの連続動画再生を行ってみたところ、約26時間再生が可能だった。なかなかの実力である。

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バッテリーテストの結果。約26時間Youtubeで連続動画再生できた


本端末はUSB Type-Cポートから、もしくはQi規格のワイヤレス充電器で充電できる。USBからの充電時間を実際に計測した。約60分で空の状態から90%まで充電できた。実測で10~20Wの急速充電だった。

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充電時間を計測した結果。0-90% 約60分だった


※充電には手持ちのPD対応のUSB ACアダプタを使い、バッテリー残量のグラフ化にはアプリ「シンプルバッテリーグラフ」を使用した。

■カメラ性能
本端末のメインカメラは2眼で、50メガピクセル(広角)と48メガピクセル(超広角)の組み合わせ、そしてフロントカメラは10メガピクセルである。

実際に撮影した写真とビデオをご覧頂こう。

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広角


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標準


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ズーム2倍


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【動画】
AI機能を搭載!高性能なカメラが魅力の「Google Pixel 9」レビュー 動画作例

YouTube:https://youtu.be/St5W6hdxexk

ご覧頂いたとおり、十分にきれいな写真やビデオを撮影できた。解像感、色再現性など普段使いには十分と言えそうだ。

■AIを活用した先進機能
本端末を含むPixel 9シリーズが発表されたイベント「Made by Google」では、生成AIのGeminiに関する発表が相次いだ。このとき発表になったAI機能のすべてがまだ使えるわけではないが、本端末ではその一部が他社に先駆けて使えるのが魅力である。

それぞれの機能を簡単に紹介しておこう

〇かこって検索
画面上に表示されているものを指でかこってGoogle検索ができる機能である。他社の一部のスマホでも搭載が始まっている。当然本端末でも使えて便利である。

ブラウザで見つけたこの製品、気になるので検索しようとしているところ。まず画面の下、ホームボタンを長押しし、画面全体がやや白く変わったところで対象物を指で囲むか印をつける。

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するとGoogleの画像検索画面が立ち上がり、インターネット上から検索した結果が表示される。
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〇編集マジック
CMでおなじみのAI機能である。Googleフォトの機能で、写真の一部を選択して消したり、移動したり、大きさを変えたりできる。他社の一部のスマホでも搭載が始まっている。

編集前:コンテナやフォークリフトが映り込んでいるので消してしまいたい。

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編集マジックで消したいものを指でなぞって選択したところ。

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編集マジックで消した結果。

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〇イマジネーション
同じくGoogleフォトのAI機能で、画像の一部を編集し、新しい画像を追加もしくは修正できる。

編集前:手前の手すりを消して芝生の公園にしたい。

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操作中の画面。手すりの部分を選択して、プロンプトとして「Green field」と入力した。

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修正した結果。生成された4つの候補の中からこれが一番気に入ったので採用した。

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プロンプトは現在英語しか使えないようである。また、現状は人物を生成するのは難しく、この例のような風景なら良いようだ。

〇一緒に写る
カメラアプリの機能で、集合写真の撮影時に、写っていないはずの撮影者をあとからAIを使って合成できる。フィルムカメラでいうと2重露光の機能で、AIを使って実現している。「Made by Google」で発表されたAI機能には他に「Pixel Studio」、「Call Notes」、「Pixel Screenshots」などがあるが、現時点では利用できない。搭載時期は未定であるが、簡単に紹介しておこう。

〇Pixel Studio
テキストで所望する画像のイメージを入力するとAIが画像生成するアプリ。

〇Call Notes
電話の内容をテキストで記録。要約もできる機能

〇Pixel Screenshots
保存したスクリーンショットをさまざまに簡単に呼び出せる。記憶の補助として便利なツール。

これらの新しいAIツールはスマホ内部に存在する小さなAI「Gemini Nano」を使った仕組みとのこと。これにより、プライベートな情報や秘密の情報をクラウドに送る必要がなく、スマホ内部で処理を完結させるため、プライバシーやセキュリティに配慮されたものになるようだ。

提供時期が明らかでなく、情報も少ないが、Pixel 9シリーズではシステムやアプリのアップデートにより使えるようになるはずなので、楽しみである。

〇Gemini LiveほかGeminiアプリの新機能
本端末でも、AIチャットアプリ「Gemini」が利用可能だ。人間に近いとても自然な会話能力を持つ話題の最新機能「Gemini Live」も言語を英語に切り換えることで既に利用できるようになっていることが確認できた。

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Gemini Live(英語)の画面


本稿執筆時点では残念ながらGemini Liveは日本語では利用できなかったが、近いうちにGeminiアプリがアップデートされ、Gemini Liveの日本語対応に加え、個人なカウントでGmailやGoogle Drive、Googleカレンダーなどと連携できるようになると思われる。楽しみである。

なお、その際には有料のGemini Advancedの契約が必要になる場合もあるので注意が必要だ。

■ハイレゾ・ワイヤレスイヤホンの対応を調査
筆者は最近ハイレゾ対応のワイヤレスイヤホンに凝っており、好きな音楽を良い音で楽しんでいる。
ハイレゾとはCDを超える高音質のデジタルオーディオのことをいう。本端末でハイレゾが楽しめるか気になっていたのでさっそく試してみた。ワイヤレスイヤホンはBluetoothで接続するが、そのときに音声データを圧縮して送る技術がコーデック(もしくはBluetoothコーデック)だ。コーデックの中で高音質対応のものはハイレゾコーデックと呼ばれており、「LDAC」と「aptX Adaptive」が代表的である。

「Bluetooth Codec Changer」というアプリで調べたところ、本端末は、Opus、LDAC、aptX HD、aptX、AAC、SBCの6種類のコーデックに対応していると確認できた。ハイレゾコーデックに注目すると、本端末は「LDAC」には対応しているが「aptX Adaptive」には残念ながら対応していない。

本端末に筆者の手持ちのワイヤレスイヤホン Nuarl Next1(LDAC対応)を接続したら、無事、ハイレゾで音楽を楽しむことができた。音楽の楽器ひとつひとつが解像度高く、高域から低域まで自然な音で広がり感がある。自然な音なので長く聴いていても疲れない。まさしくハイレゾの音だ。

試しに本端末にもう1台のワイヤレスイヤホンDenon PerL Proをつないだところ、このイヤホンは本来「aptX Adaptive」対応のところ、ランクを落として本端末が対応している「aptX」で接続できた。コーデックのランクは落ちたものの、ヘッドフォン自身の地力もあり、十分良い音で音楽を聴くことができた。aptXも悪くない。

ハイレゾの音楽音源は、たとえばAppleMusicやAmazon Musicで楽しむことができる。ハイレゾコーデックについて詳しくはこの記事でわかりやすく説明したので参照してほしい。

ハイレゾ対応で音質抜群!スマート充電ケースも魅力の「JBL LIVE BEAM 3」レビュー
URL:https://itlifehack.jp/archives/10780483.html

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Apple Musicでハイレゾ音源のChicagoの新譜を聴いているところ


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ワイヤレスイヤホン Nuarl Next1(右)、Denon PerL Pro(左)


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Bluetooth Codec Changerの画面 ワイヤレスイヤホン Nuarl Next1を接続。LDACを確認。


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接続先(イヤホン)とスマホの両方の対応コーデックが確認できる。


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「aptX Adaptive」ワイヤレスイヤホンDenon PerL Proを接続。aptXでの接続を確認。


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接続先(イヤホン)とスマホの両方の対応コーデックが確認できる。ただし、スマホが対応していないのでイヤホン側の「aptX Adaptive」は表示されていない。


■魅力的な製品に仕上がった「Google Pixel 9」
本端末は、Google Pixel 9シリーズの中で最も買い求めやすい価格ではあるが、それでも10万円をかなり超える。スマホ全体では高価格帯と言って良いだろう。カメラを始め、基本端末能/性能も充実しており、魅力的な製品に仕上がっているのが確認できた。ただ、メインカメラについては2眼であり、より望遠が必要な場合は上位機種のPixel 9 Pro等を選択するのも良いだろう。

本端末の目玉機能であるAIだが、残念ながらまだまだ本来の実力の半分以下しか利用できていない。今後のリリースに期待をする形である。AI関連では各社がしのぎを削って開発を進めており、新機能の発表を急ぐためか、実際に使えるようになるまでに何ヶ月もかかることが当たり前のようになってきた。ライバルより少しでも早く印象づけたいという競争になっているせいだろうか。また、この待ち時間を長く感じる理由のひとつに、最初の段階では英語圏でしか使えない機能がとても多いことがある。

逆に言えば本端末は購入してからも機能が大幅に進化する、そんな楽しみもある。ユーザとしてはこうした点も考慮しつつ賢い買い物をしたいものである。
テクニカルライター 鈴木 啓一


「Google Pixel 9」詳細情報

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「Xiaomi ロボット掃除機 X20+」レビュー / ハンドル一体型モバイルバッテリー【まとめ記事】

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小米技術日本株式会社(以下、シャオミ・ジャパン)は、一体型の大容量ステーション搭載の「Xiaomi ロボット掃除機 X20+」を2024年8月28日(水)より発売した。「Xiaomi ロボット掃除機 X20+」の市場想定価格は59,800円(税込)と、同クラスのロボット掃除機に比べて安価なので、気になる人も多いだろう。実機をお借りしたので、レビューをお届けする。

サンワサプライ株式会社は、ハンドル一体型のモバイルバッテリー「BTL-RDC36」と専用充電器「BTL-RDC36CTR」を発売する。本製品をオフィス内に設置することで、電源が取れない場所でも本製品を持ち運んでノートパソコンやタブレットへ充電ができるようになる。引っ掛けても置けるので、デスクスペースを占領することなく使うこともできます。会議やコワーキングスペースに、またイベントの備品などにおすすめだ。

レジルの電力供給により、北陸マツダが全拠点で使用電力の実質再エネ比率100%を達成
「脱炭素を、難問にしない」をミッションとして掲げるレジル株式会社は、株式会社北陸マツダへの電力供給契約を新規締結し、北陸マツダの全社での使用電力について再生可能エネルギー(※、以下 再エネ)比率100%を実現したを発表した。同社は法人向け電力小売事業である「グリーンエネルギー事業」において、非化石証書取引も活用することによる再エネ比率向上を前倒しで推進し、中小企業を中心とした全国の法人顧客の脱炭素化支援を加速していくとしている。※本文中における「再生可能エネルギー」には、実質再生可能エネルギーを含む。


【佐藤康光九段コメントあり】新将棋会館「棋の音(きのね)カフェ」オープンへ
株式会社プロントコーポレーションは、『棋の音カフェ』を、2024年10月1日(火)にオープンする。『棋の音カフェ』は、新将棋会館内の新施設「棋の音」内のカフェ。注目は、コーヒー好きとして知られる佐藤康光九段が監修した「康光ブレンド珈琲」をはじめ、将棋の駒の形を模した 「駒もなか」や棋士・女流棋士の写真がプリントされた「月替わり棋士カプチーノ」など、将棋や棋士・女流棋士をモチーフにした遊び心のある店舗限定アイテムだ。『棋の音カフェ』は、将棋ファンの方はもちろん、将棋をまだ知らない方々にも、将棋文化の魅力を感じていただける店舗作りを目指していくとしている。


【価格破壊】オールインワンで、5万円台!「Xiaomi ロボット掃除機 X20+」レビュー
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持ち歩く電源がオフィスワークを変える!ハンドル一体型モバイルバッテリー
サンワサプライ株式会社は、ハンドル一体型のモバイルバッテリー「BTL-RDC36」と専用充電器「BTL-RDC36CTR」を発売する。本製品をオフィス内に設置することで、電源が取れない場所でも本製品を持ち運んでノートパソコンやタブレットへ充電ができるようになる。引っ掛けても置けるので、デスクスペースを占領することなく使うこともできます。会議やコワーキングスペースに、またイベントの備品などにおすすめだ。


重い荷物もラクラク運搬!普段使いから業務まで幅広く使える、耐荷重69kgの折りたたみキャリーカート
サンワサプライ株式会社が運営している直販サイト『サンワダイレクト』は、普段の買い物やキャンプ用品の運搬、倉庫での荷物運びなど様々な場面で使える2輪の折りたたみキャリーカート「100-CART026BK」を発売した。パタッと6cmに折りたたむことができる。収納や車載時にも場所を取らず、使わないときはコンパクトに保管できる。キャンプや釣りなど、アウトドアの場面でも活躍し、手軽に持ち運びが可能だ。台部分には頑丈なスチール素材を採用し、最大69kgまでの荷物を運べるため、重い荷物の運搬も安心して行える。キャスターは直径13cmと大きめで、静音設計になっており、スムーズな移動を実現する。凹凸のある地面や舗装されていない場所でも、ストレスなく移動が可能です。軽やかな動きで、重い荷物も楽に運ぶことができる。


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【無料】AI画像生成ツール「PicLumen」レビュー / GMOヘルステック、無料の医療プラットフォームを提供開始【まとめ記事】

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昨今のAI画像生成ツールの進化には、目を見張るものがある。同ツールを使用すれば、テキストから瞬時にアートや写真風のビジュアルを生成することができる。今まで一部のアーティストやデザイナーでしか実現不可能だった品質でリアルな画像を生成して、SNSやホームページ、プレゼン資料など、あらゆるシーンで利用可能だ。ひとつ問題があるとすれば、高品質なツールを制限なしで使うためには、課金する必要があることだ。そこで今回は数あるAI画像生成ツールの中から高品質でリアルな画像を生み出せる、無料のAI画像生成ツール「PicLumen」を紹介しよう。

GMOインターネットグループのGMOフィナンシャルホールディングス株式会社の連結会社のGMOヘルステック株式会社は、2024年9⽉19⽇(木)より、医療プラットフォームの無料提供を開始した。開始に伴い同日、記者会見を開催し、「GMOヘルステックが描く、未来の医療プラットフォーム」および、GMOヘルステックのグループ会社を通じて、今回新たに開始する「患者向け・クリニック向けの3つの新サービス」について発表した。当日は、新CMに出演しているモデルの佐々木希さん、お笑い芸人の横澤夏子さんがゲストとして登場し、トークセッションを行った。

JBL初のデュアルドライバー、進化した充電ケース!完全ワイヤレスイヤホン「JBL TOUR PRO 3」
ハーマンインターナショナル株式会社は、アメリカ カリフォルニア発祥の世界最大級のオーディオブランド「JBL」より、ハイレゾワイヤレス対応ハイブリッドノイズキャンセリング搭載の完全ワイヤレスイヤホンのフラッグシップモデル「JBL TOUR PRO 3(ツアープロ 3)」を2024年10月3日(木)より発売する。2018年ごろから急拡大した完全ワイヤレスイヤホン市場は、スマホやタブレットの普及に伴い拡大し、コロナ禍も経て、近年では音楽鑑賞だけでなく、動画・SNS鑑賞や高性能な会議用音声デバイスとしての性能も問われる「多用途」が求められる時代となった。実際に、“完全ワイヤレスイヤホンを2台以上購入した経験”がある人は年々増加傾向にあり、2019年では約31%であったのに対し、2023年では約55%まで増加したという調査結果もあり、初めて購入した完全ワイヤレスイヤホンからの買い替えや、用途を特化して買い増す人々が増加しているものと思われる。


プライベート空間でゆったりお食事!湯河原 千代田荘「お部屋食プラン」が新登場
湯河原 千代田荘は、新たに「お部屋食プラン」を用意した。周囲に気兼ねなく落ち着いた空間で食事を楽しめる。お食事は、季節の献立をお部屋にて用意。彩り豊かなお重膳や熱々の天ぷら、北海道産ブランド米「ゆめぴりか」など旬の味を楽しめる。千代田荘は敷地内に湧き続ける自家源泉も魅力の一つ。やわらかな泉質の湯は疲れた身体を芯から癒す。富士山が描かれた大浴場や湯河原の山並みを一望できる展望露天風呂で癒しのひとときを過ごせる。


佐々木希さんと横澤夏子さん、育児トークで意気投合!GMOヘルステック、無料の医療プラットフォームを提供開始
GMOインターネットグループのGMOフィナンシャルホールディングス株式会社の連結会社のGMOヘルステック株式会社は、2024年9⽉19⽇(木)より、医療プラットフォームの無料提供を開始した。開始に伴い同日、記者会見を開催し、「GMOヘルステックが描く、未来の医療プラットフォーム」および、GMOヘルステックのグループ会社を通じて、今回新たに開始する「患者向け・クリニック向けの3つの新サービス」について発表した。当日は、新CMに出演しているモデルの佐々木希さん、お笑い芸人の横澤夏子さんがゲストとして登場し、トークセッションを行った。


【無料】高品質でリアルな画像を生み出せる!AI画像生成ツール「PicLumen」レビュー
昨今のAI画像生成ツールの進化には、目を見張るものがある。同ツールを使用すれば、テキストから瞬時にアートや写真風のビジュアルを生成することができる。今まで一部のアーティストやデザイナーでしか実現不可能だった品質でリアルな画像を生成して、SNSやホームページ、プレゼン資料など、あらゆるシーンで利用可能だ。ひとつ問題があるとすれば、高品質なツールを制限なしで使うためには、課金する必要があることだ。そこで今回は数あるAI画像生成ツールの中から高品質でリアルな画像を生み出せる、無料のAI画像生成ツール「PicLumen」を紹介しよう。


朝日奈央さんが中古スマホの“かえる”魅力をアピール!GEO 新TVCM『中古スマホがお得にカエル』篇 放送開始
株式会社ゲオは、朝日奈央さんを起用した新TVCM『中古スマホがお得にカエル』篇を2024年9月23日(月)より全国で放送を開始した。CM本編では、昨年に引き続き3度目の出演となる朝日さんと、本CMで初登場となるカエルのキャラクターが中古スマホがお得に“買える”ことや、お手軽に格安SIMに“変える”ことができること、手続きが簡単なのですぐに持ち“帰る”ことが可能なことなど、ゲオで中古スマホを買える魅力を伝えている。さらにロングバージョンのWEB CMも公開された。


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なかやまきんに君、阿佐ヶ谷姉妹が花王の新Web動画に出演!「いざ!1時間1本勝負!大そうじ」篇が配信スタート

図解ポケット 画像生成AIがよくわかる本
田中秀弥
秀和システム
2023-05-20





【価格破壊】オールインワンで、5万円台!「Xiaomi ロボット掃除機 X20+」レビュー

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小米技術日本株式会社(以下、シャオミ・ジャパン)は、一体型の大容量ステーション搭載の「Xiaomi ロボット掃除機 X20+」を2024年8月28日(水)より発売した。「Xiaomi ロボット掃除機 X20+」の市場想定価格は59,800円(税込)と、同クラスのロボット掃除機に比べて安価なので、気になる人も多いだろう。実機をお借りしたので、レビューをお届けする。

■「Xiaomi ロボット掃除機 X20+」とは
日本では、Xiaomiは中国のスマートフォンのメーカーとして知られているが、家電を取り扱うメーカーとしても有名だ。テレビやスマートウォッチ、Webカメラ、スピーカーなどはもちろんのこと、照明器具、炊飯器、空気清浄機、スーツケースなど、多種多様な家電を扱っている。そんな同社が満を持して日本市場に投入するのが「Xiaomi ロボット掃除機 S20+」だ。本機はいわゆる「全部入り」の仕様でありながら、5万円台という衝撃的な価格で注目されている。

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Xiaomi ロボット掃除機 X20+


「全部入り」とは、以下のような機能を搭載した掃除機のことだ。
a. カーペットや畳などの掃除をする従来からの掃除機の機能
b. フローリングの床を水拭きするモップの機能
c. 床を判別して自動で上記aとbを切り換えながら掃除ができる機能
d. aで収集したゴミを「ステーション」に集め、まとめて捨てることができる機能
e.「ステーション」で、bで使ったモップを自動で洗浄/乾燥する機能

たとえば、iRobot「Roomba」、ECOVACS「DEEBOT」はいずれも「全部入り」のロボット掃除機だが、10~20万円の価格帯だ。本機は1/2~1/3以下の価格であり、価格破壊といっても差支えないだろう。

■真っ白でモダンな外観デザインが魅力
実機を写真で見ていこう。

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X20+自動清掃中


3
ステーションで待機中のX20+本体


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X20+本体


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X20+の梱包箱 実測 約474 x 390 x 645(mm)


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包の内容を並べてみたところ


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同梱品。モップパッド2個、再度ブラシ、電源コード、マニュアル


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本体前方 上面に操作部、LDSレーザセンサー、ボディ前面にラインレーザセンサー


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本体後方 上面にロゴマーク、後ろ側面に充電端子、底面にモップパッド


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本体底面(手前が前) 車輪、ブラシ、サイドブラシ、モップパッド、クリフセンサー


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本体上部のカバーを開け、ダストカップを取り出したところ


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Omniステーションで待機中の本体を横から見たところ


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Omniステーション 背面


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Omniステーション 電源ポート


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Omniステーション 上部カバーを開けたところ 二つのタンクが見える


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Omniステーション 上部カバー、裏側のクイックガイド


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Omniステーション タンクを取り出したところ


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汚水タンク(左)と浄水タンク(右)


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Omniステーション前面のダストキャビネット内部 ダストバッグが装着されている


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Omniステーション下部。本体はこの場所に戻ってくる。モップパッドを洗浄するメカが見える


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本体が帰還するときに使うスロープの部品


スマホアプリ「Mi Home」では、部屋の地図の表示して、清掃した「軌跡」を確認することができる。部屋の領域を区切り、それぞれに名前をつけて、モップがけの有無や低音吸引などの指定が可能だ。「リビング」はカーペットを引いているエリアなので、モップがけはしない設定にした。一方、「窓際」はフローリングなので、モップがけが必須だ。

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アプリ「Mi Home」の画面 部屋の地図の表示


また「Mi Home」では、各エリアの一覧を表示させることもできる。

002
アプリ「Mi Home」の画面 各エリアの一覧


【動画】清掃中の本体

YouTube:https://youtu.be/WawVUL9J-Vk

本機は丸形で、前面と上部にセンサーが搭載されている。さらに底面後部にふたつ、円形のモップを搭載する。前面のセンサーは障害物検知と衝突回避用、上部のセンサーは部屋の地図を作ったり、障害物の位置を検出したりするために使用されているようだ。モップがけのときはモップパッドを床に接触させるが、それ以外は自動的に少し持ち上がるので、カーペットや畳を濡らさない。

「Omniステーション」は、ロボット掃除機本体の充電機能のほかに、本体が吸い込んだゴミを収集して、内部のダストバッグにため込む機能と、本体のモップを洗浄する機能を備えている。

ダストバッグは使い捨てで、前面の開口部をあけると簡単に交換できる。Xiaomiのホームページでは最大75日間ゴミ捨て不要となっている。掃除をする部屋の状況にもよるが、毎回ゴミを捨てずに済むのは有難い。
同ステーションの内部には給水と汚水のふたつのタンク(各4L)が用意されている。
ロボット掃除機本体とOmniステーションは真っ白であるため、清潔感があり、リビングだけでなくオフィスにもよく似合うデザインだ。

本機本体の大きさは約350×350×97mm、重さは約3.67kg。ロボット掃除機としては標準的か、やや大きめのサイズだが、筆者宅ではイスの足の間、ソファの下なども掃除することができた。
Omniステーションは寸法が約586×427×340mm。浄水/汚水のふたつのタンクが追加されており、以前借りた他社製品に比べて、少し背が高くなっている。

■ロボット掃除機の設置とアプリの準備
設置、設定は簡単だ。マニュアルの通りにOmniステーションを条件の良い場所に設置し、浄水タンクに水を入れ、本体をステーションの下部に置いて充電をする。スマートフォンにスマホアプリ「Mi Home」を入れて無線LANの設定などを行うと、スマホからの操作ができるようになる。ここまで特にトラブルもなく、順調に進んだ。

■下準備:部屋のマップ作成
ロボット掃除機本体が十分に充電ができたら、部屋のマップを作成する。本機では、最初の巡回は掃除を行わず、マップを作成して部屋全体を把握する。筆者宅の玄関は約6cmの段差になっている。過去にレビューしたロボット掃除機は軒並み落下するという、評価テストにはふさわしい場所だが、本機は落下をしっかりと回避した。大きな加点ポイントだ。

出来上がったマップを見ると、自動的にいくつかのエリアに分割されていた。筆者の部屋はリビングとベッドルーム、キッチンがひと続きになったワンルームだが、家具などでゆるく分割されている。それを自動認識して各エリアを「部屋」として分割したようだ。

筆者は自動で分割されたマップに少し手を加えている。まず各エリアにキッチン、玄関、リビングなどと名前を付けた。ほぼ全面にカーペットを敷いているリビングの窓際はフローリングなので、「窓際」として別エリアにした。リビングは掃除機がけだけにして、モップがけのオプションを外した。本機には、自動的にカーペットを検出してモップがけをしない機能がある。しかし、部屋の隅、狭いエリア「窓際」のモップがけをより確実に行うには、この方が良さそうだ。さらにリビングは「低音吸引」を選択して、騒音をおさえる設定をした。

■清掃してみよう
さあ、いよいよスマホアプリを操作して、掃除を始めよう。本機は掃除を開始するとまずモップパッドの洗浄を行ってから清掃の巡回を始めるようだ。巡回清掃は「部屋」ごとに、まずは輪郭から清掃を行う。本機が清掃している様子を観察していると、とても合理的に面積を少しずつ埋めていくように動きまわるので、なかなか賢い。

清掃中の音は「低音吸引」に設定すると、かなり抑えられる。リビングでテレビを見ながらでも我慢できるレベルなのは助かる。本機は掃除の間に何度もOmniステーションに戻ってゴミの収集やモップパッドの洗浄を行うようだ。その間はさすがに騒音が気になるため、Omniステーションの設置場所は悩ましい。

清掃の状況はアプリの画面にほぼリアルタイムに表示される。今現在、掃除機がどこにいて、どこに向かっているかが予測できるので、周りの障害物を掃除の瞬間だけどけてあげるなどの工夫も簡単にできる。

本機は他社機と比較して障害物を見つけると果敢に乗り越えようとはあまりしない印象だ。だいたいは手前で回避してしまうことが多い。立ち往生してしまうリスクと清掃のカバー率を天秤にかけ、若干安全側に倒しているように感じる。

たいていのロボット掃除機は壁や家具などにぶつかりながら清掃を進めるのが普通だが、そのようなぶつかる際の音がほとんどしない。ぶつかるときも直前に速度を緩め、やさしいぶつかり方をする。本機の特徴だろう。

アプリのメニューの中を調べると、「クリーニングストラテジー」という項目の中に「衝突軽減ストラテジー」という選択肢がデフォルトで選ばれていることを見つけた。これが、やさしいぶつかり方の設定だ。試しに別の選択肢「高カバー率ストラテジー」を選ぶと、少しあちこちで衝突音を立てながら清掃するようになった。部屋の汚れ具合にもよるし、自動清掃のカバー率が気になる場合にこの選択肢を選ぶのも良いだろう。筆者の部屋ではデフォルトのままで良さそうだ。

本機は私が過去使ってきた他社のロボット掃除機と比べると清掃時間がやや長い印象がある。清掃の途中でステーションに戻る頻度が少し多いことと関係しているかもしれない。モップの汚れを頻繁に洗浄するのが目的なので良しとしたい。

■掃除の結果は?
掃除の結果はかなり満足のいくものだった。ゴミの吸引力が十分なせいか、カーペットはきれいに掃除ができた。フローリングの床はしっかり水拭きされ、裸足で歩いても気持ちが良い。

アプリの画面、マップに残った本機の軌跡をみると意外と隙間があり、掃除できていない場所もありそうではあるが、実際にその場所を確認して特に問題なかった。正直、掃除のカバー率は気になる人もいるかもしれない。

障害物が多いと掃除ができなかった部分ができやすいとも考えられる。掃除以前に部屋を整理してできるだけ障害物をなくしておくことは、あいかわらず重要である。

■メンテナンスが簡単
本機は、メンテナンスが簡単だ。ダストバッグは前述の通り、使い捨てで交換も容易にできる。今回借りている期間(約2週間)では満タンにはなりそうにない。浄水タンク(4L)は我が家では毎日掃除して4~5日に1度給水を行うペースのようだ。汚水はより頻繁に(できれば毎回)捨てることを推奨しているが、ずぼらな筆者は給水と同じタイミングで捨てている。フローリングの汚れ方にもよるが、筆者宅の場合これで十分と感じている。

ブラシ、サイドブラシ、ダストカップのフィルタ、モップパッドトレイ(モップパッドを洗浄するユニットの部品)などは1~2週間に一度クリーニングすることが推奨されている。いずれも取り外して簡単にクリーニングできるようになっている。また、Omniステーションには内部のセルフクリーニングの機能があり、スマホアプリから使うことができる。これも便利だ。

■次回買い換え時の第1候補!
2週間ほどお借りして使ってみた本機は、なかなか素晴らしい製品だった。ゴミを吸引する掃除機の機能と水拭きの機能に加え、ゴミをある程度の期間のゴミを収集し、まとめて一度に捨てられたり、水拭き用のモップパッドの洗浄や乾燥も行える。給水や汚水の処理や、スマホアプリでの操作や管理、設定など、どれもとても簡単である。そして吸引能力や合理的なコース選択など、基本的な部分もしっかりできていることが確認できた。

しかも、5万円台という価格。他社の売価約20万円の機種とほぼ同等の機能性能なのだから、間違いなくこれはお薦めできる製品である。筆者の次に買う候補機種NO.1である。
テクニカルライター 鈴木 啓一


「Xiaomi ロボット掃除機 X20+」

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【無料】高品質でリアルな画像を生み出せる!AI画像生成ツール「PicLumen」レビュー

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昨今のAI画像生成ツールの進化には、目を見張るものがある。同ツールを使用すれば、テキストから瞬時にアートや写真風のビジュアルを生成することができる。今まで一部のアーティストやデザイナーでしか実現不可能だった品質でリアルな画像を生成して、SNSやホームページ、プレゼン資料など、あらゆるシーンで利用可能だ。

ひとつ問題があるとすれば、高品質なツールを制限なしで使うためには、課金する必要があることだ。そこで今回は数あるAI画像生成ツールの中から高品質でリアルな画像を生み出せる、無料のAI画像生成ツール「PicLumen」を紹介しよう。

■画像生成AIサービス「PicLumen」とは?
「PicLumen」とは、中国のCHENGDU Yile Tech Co., Ltd.が開発した、無料の画像生成AIサービスだ。GoogleアカウントやEメールアドレスでサインアップすれば、すぐに利用を開始することができる。

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サインアップ/サインインの画面


現実のような映像、アニメ、水彩画や油絵、線画など、さまざまなスタイルの画像を生成できる。生成したい画像の説明文(プロンプト)を入力するだけで、希望の画像が簡単に生成される。プロンプトの入力は英語だが、日本語で入力したプロンプトをワンクリックで英訳する機能があるため、英語が苦手な人でも戸惑うことなく利用することができる。

画像生成AIサービスとしては、現在、Midjourney、Stable Diffusion、DALL·E 3などが有名だ。それぞれがかなりレベルの高い画像を生成できるが、有料プランに加入していないと、快適に利用することができない。無料のサービスもいくつかあるが、これらの有名なサービスに比べると、生成される画像のクオリティが、やや見劣りするのも事実だ。

ここで紹介するPicLumenは、無料でありながらハイクオリティな画像を生成することができる点で、他社の無料のサービスに比べて優れている。

■無料でも有料サービスに匹敵するクオリティ
PicLumenは独自の画像生成AIモデル3つと、最近、高画質で注目を集めている「FLUX.1-schnell」の計モデルを、目的に合わせてモデルを選択することができる。

早速、PicLumenを体験してみよう。
ログイン後、サイドメニューに表示される地球儀マークをクリックして、メニューの使用言語を日本語に切り換える。サイドメニューの上方、「作成」タブを選択すると画像生成の画面に切り替わる。

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「作成」の画面


画面の上部に「何を描きたいですか?」と書かれた入力欄があるので、プロンプトを入力しよう。プロンプトは英語で書くのが本来望ましいが、英語が苦手な人は日本語で入力して翻訳機能で英語に変換することもできる。

最上段には、画像生成に使うモデル、縦横比、一度に生成する枚数を指定するメニューやボタンが並んでいる。まずは画像生成に使うモデルはオリジナルの「PicLumen Realistic V2」、縦横比は1:1、枚数は1枚のままで、画像を生成してみよう。

「ひまわり、ゴッホの画風」とプロンプトを入力し、翻訳ボタンを押してみた。すると、プロンプトが「Sunflower, Van Gogh style.」と書きかわる。続けて「生成」のボタンを押すと、画像が生成される。ゴッホ風の「ひまわりの絵」が画面に表示された。

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ゴッホ風の「ひまわりの絵」


■今話題の「FLUX.1-schnell」も利用できる
次に、今話題の「FLUX.1-schnell」モデルで画像を生成してみよう。
「FLUX.1」とは、Black Forest Labsが開発した最新の画像生成AIモデルで、性能や用途の異なる3種類のモデルPro、Dev、Schnellが提供されている。最上位モデルのProは主に企業向けであり、生成画質はMidjourneyの性能を超えたとも言われている。

本サービスで利用できる「Schnell」はFLUX.1の最下位モデルだが、画質が上位モデルと比べて少し見劣りするものの、画像生成が上位モデルよりも高速だ。個人での利用であれば、十分なクオリティと言える。

「FLUX.1-schnell」に切り替えた後、プロンプトを入力して「生成」のボタンを押そう。今回は、下記のプロンプトを入力した。

プロンプト: professional photo of a majestic white horse with a flowing golden mane, galloping freely across the desert under an orange sunset sky.
縦横比: 19:6

ここでは、画像を比較するため、PicLumen Realistic V2、Midjourney V6.1でも、同じプロンプトを入力して、画像を生成してみた。

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FLUX.1-schnellで生成


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PicLumen Realistic V2で生成


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Midjourney V6.1で生成


3枚ともかなりの出来栄えで、白馬が生き生きとした迫力で描かれた素晴らしい絵だ。プロンプトをチューニングすれば、3つのモデルの差が、よりはっきりしてくるだろう。

なお、PicLumenに搭載された「FLUX.1-schnell」は、後述する画像の一部を描き直す機能(インペイント機能)は利用できない点に注意したい。

■美しい日本人女性の着物姿の生成に挑戦
次は、美しい日本人女性の着物姿を描かせてみよう。

プロンプト: 美しい日本人女性、20代、着物姿
翻訳後: A beautiful Japanese woman in her 20s, wearing a kimono.

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FLUX.1-schnellで生成


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PicLumen Realistic V2で生成


画像生成モデルの違いにより、雰囲気の異なる絵が生成されたが、それぞれ良さがあり、どちらも魅力的だ。

■インペイント機能で、不自然さを回避
同じプロンプトを入力しても、生成される画像は異なる。今回、「PicLumen Realistic V2」を生成した画像の中で、女性の指が不自然に表現される画像があった。現在のAI画像生成では、とくに指の表現が難しく、他社のサービスでも不自然に生成されることは決して珍しくない。

PicLumenでは、こういったトラブルを解決できるために、インペイント機能がある。早速、同機能により画像を部分的に再生成させてみよう。

インペイント機能を使うには、「作成」タブの作品一覧のページから修正したい絵を選択しよう。拡大表示画面に切り替わるので、画像の右にいくつかアイコンが縦に並んでいる中から「インペイント」を選択してクリックする。

「編集」の画面が開くので、画像の修正したい部分を塗りつぶす。対象より少し広めに塗るのがお薦めだ。塗り終わったら「確認」をクリックすると、部分的な画像の再生成が実行される。

sss4
画像の一部を描き直す機能(インベント)


0001


結果、気になっていた指が着物で隠れた絵が新たに生成された。もちろん気に入らなければ何度でもやり直してかまわないが、今回はこれで良しとしよう。

こうして着物美人が完成した。

さらにPicLumenでアニメ風や線画専門のモデルを使用して生成した画像の例をご覧頂こう。プロンプトは、同じだ。

プロンプト: 美しい日本人女性、20代、着物姿
翻訳後: A beautiful Japanese woman in her 20s, wearing a kimono.

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「PicLumen Anime V2」で生成


spiclumen-8
「PicLumen Lineart V1」で生成


■ほかにも便利な機能が充実
PicLumenには、ほかにも便利な機能があるので、ここで紹介しておこう。

ここまで説明したテキストから画像を作る機能(Text to Image)のほかに、画像を参照して画像を作る機能(Image to Image)もある。さらに、画像の一部、髪の色や服の色を入れ替える機能(AI Replace)、画像のキャンパスを拡大し、追加された面積を生成画像で埋める(AI Image Extender)などの機能もある。

これらの機能は「Tutorial」というコーナーでわかりやすく説明されているので、ぜひ試してほしい。

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「Tutorial」のコーナー


サインイン直後のページで左に並ぶメニューから「探索」を選択すると、さまざまなユーザが生成した画像作品を多数一覧で見ることができる。

s03
「探索」のページ


この中のどれか作品を選んでクリックすると、画面いっぱいに大きく表示され、画像生成に使用されたプロンプトやパラメータが表示される。プロンプトやパラメータを工夫することで、さらに画像生成の結果はより魅力的なものになる。面白いので、いろいろ研究してみると良いだろう。
なお、PicLumenで生成したAI画像は基本的に商用利用できるが、注意点もある。「よくある質問(FAQ)」に詳細な説明があるので、商用利用する人は確認しておくことをお薦めする。

■無料でも高品質な画像生成ができる「PicLumen」
世の中には、さまざまな種類の生成サービスが存在するが、PicLumenは無料で提供されるAI画像生成サービスなので、興手軽に利用することができる。プロンプトを日本語で入力して翻訳できるうえ、様々なスタイルの生成モデルを選択できるので、他社のサービスに比べて魅力的だ。MidjourneyやStable Diffusionに迫るクオリティなので、今後はさらに人気が高まるだろう。興味を持った人は、ぜひ、この機会に体験してみよう。
テクニカルライター 鈴木 啓一


無料のAI画像生成ツール「PicLumen」

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「ASUS Vivobook S 15 S5507QA」レビュー!日本マイクロソフト、Copilot+ PC 発売記者説明会【まとめ記事】

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ASUS JAPAN株式会社は、洗練されたデザインが特徴の「ASUS Vivobook S 15 S5507QA」を2024年6月18日(火)より発売した。ASUS製品で初めての次世代AI機能搭載PC、つまり「Qualcomm Snapdragon X Eliteプロセッサー」を搭載したCopilot+ PCであるだけに、気になる人も多いだろう。いち早くメーカーから実機をお借りすることができたので、ここで紹介しよう。今回、お借りした「ASUS Vivobook S 15 S5507QA」(以下、Vivobook S 15)は、Copilot+ PCを採用したノートパソコンだ。Copilot+ PCとは、AI機能を大幅に強化した次世代PCであり、Copilot+ PCと呼ぶためには、マイクロソフトが規定した条件を満たす必要がある。その中でも重要な条件は、1秒間に40兆回以上の命令を実行できる処理能力を持つ「NPU」(Neural Processing Unit)を搭載していることだろう。

日本マイクロソフト株式会社は204年6月17日(月)、室町三井ホールにおいて、報道関係者向けに「Copilot+ PC 発売記者説明会」を開催した。本発表会では、2024年6月18日(火)の発売に先立ちCopilot+ PCの紹介と、日本で発売される Microsoft Surface はじめ、OEMパートナーのデバイスを国内でいち早く体験できた。イベントは、日本マイクロソフト株式会社 執行役員 常務 コンシューマー事業本部長 兼 アジアゲームマーケティングリード 竹内洋平氏の挨拶から始まった。竹内氏はAI時代という変革期を迎え、同社が「再創造」した新しいプラットフォームとしてCopilot+PCを販売開始するに至ったことを説明した。

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2024-04-02



Copilot+ PCをいち早く体験!洗練されたデザインのノートパソコン「ASUS Vivobook S 15 S5507QA」レビュー

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ASUS JAPAN株式会社は、洗練されたデザインが特徴の「ASUS Vivobook S 15 S5507QA」を2024年6月18日(火)より発売した。ASUS製品で初めての次世代AI機能搭載PC、つまり「Qualcomm Snapdragon X Eliteプロセッサー」を搭載したCopilot+ PCであるだけに、気になる人も多いだろう。いち早くメーカーから実機をお借りすることができたので、ここで紹介しよう。

■Copilot+ PCとは?
今回、お借りした「ASUS Vivobook S 15 S5507QA」(以下、Vivobook S 15)は、Copilot+ PCを採用したノートパソコンだ。Copilot+ PCとは、AI機能を大幅に強化した次世代PCであり、Copilot+ PCと呼ぶためには、マイクロソフトが規定した条件を満たす必要がある。その中でも重要な条件は、1秒間に40兆回以上の命令を実行できる処理能力を持つ「NPU」(Neural Processing Unit)を搭載していることだろう。

NPUとは、AIに必要な膨大な計算を高速に処理できる専用のプロセッサだ。従来から、CPUがOSやアプリの実行を担当する一方、グラフィックス機能の高速化のためにGPUが存在していました。同様に、AI機能を高速に処理するためにはNPUが必要になる。

最近話題のChatGPTのようなAIはクラウド上で動作するものが多いが、パソコン上で処理するAIにも注目が集まっている。Appleが2024年6月10日に発表したAI「Apple Intelligence」もパソコンやタブレット端末上で動作するメリットを訴えていた。

パソコン上で動作するAIは、クラウドで動作するAIと比較してセキュリティやプライバシーの点で有利だ。さらにネットにつながっていない状態でもAIが動作できるなど、いくつかのメリットがある。

パソコン上で動作するAIは比較的小規模なので、クラウド上のChatGPTのような大規模、高性能なAIと連携して動作することも提案されている。これも今後重要になりそうなコンセプトだ。

Vivobook S 15には「Qualcomm Snapdragon X Elite」というプロセッサ・チップが搭載されていて、この内部にCPU、GPUに加え、上記のNPUが実装されている。まさに最新で最強の設計なのだ。

NPUは45TOPS、つまり1秒間に45兆回の命令を実行できる性能を持つ。先に市場に出回っているNPU搭載のプロセッサチップIntelのCore Ultraの場合、NPU単体で11TPOS、CPUやGPUを合わせたプロセッサ全体で34TOPSと発表されていた。Qualcomm Snapdragon X EliteはNPU単体で45TOPSと、Core Ultraを大幅に上回る性能を誇る。

Qualcomm Snapdragonシリーズといえば、Androidスマホにおいて高いシェアをもち、性能や省電力で定評がある。Qualcomm Snapdragon X Eliteも、その流れをくんでいる。

もちろん、マイクロソフトのCopilot+ PCに対応したプロセッサは、Qualcomm以外にもIntelやAMDからも製品化の発表があった。本機と同様に搭載PCが次々発表されようとしている。しかし、これらのPCは今年後半から来年にかけての発売になるという。

現時点でのCopilot+ PCは、ASUS以外ではAcer、Dell、HP、Lenovo、Samsungなどからの「Qualcomm Snapdragon X」シリーズ(Snapdragon X Eliteの下位モデルSnapdragon X Plusを含む)を搭載した機種だけとなっている。

まさにこれらはAI新世代を真っ先に体感できるPCたちである。

この記事の後半で具体的にCopilot+ PCで、どんなことができるのかを紹介するので参照にしていただきたい。

■スタイリッシュで魅力的なPC
前置きが長くなってしまったが、Vivobook S 15について具体的に見ていこう。

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上面から見たVivobook S 15


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底面から見たVivobook S 15


Vivobook S 15は15.6インチ有機ELディスプレイを搭載したスタイリッシュなノートパソコンである。色はクールシルバー。スッキリとした飽きの来ないデザインで、ビジネスにもプライベートにも向いている。

ボディーのサイズは約352.6 × 226.9 × 15.9(mm)、約1.42kg。横幅がやや広めだが、薄型なので、取りまわしや携帯性には問題ないだろう。

有機ELディスプレイの発色は、非常にきれいだ。2,880×1,620ドットの高解像度かつ色再現性に優れているのが特徴といえる。AI以前に、このディスプレイは魅力的だ。

本機にはCPU、GPU、NPUを統合したプロセッサチップとして、上記のように「Qualcomm Snapdragon X Elite」が搭載され、特にAI処理の計算能力に優れているのが特徴だ。メモリは32GB、ストレージは1TBのSSDを搭載しており、AI処理だけでなく、通常のWindowsの処理もきびきびと動作する。

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「Qualcomm Snapdragon X Elite」搭載を表すシール


パソコンに詳しいひとほど気になる点かもしれないが、Qualcomm Snapdragon XシリーズのCPUはARMベースであり、Intel/AMDのx86/x64とは異なるアーキテクチャである。

ARMとは、イギリスの半導体設計会社であり、最近ではソフトバンクが子会社化したことで話題となっている。Qualcomm Snapdragonのようなプロセッサの基本構造を設計したのがARMである。世界中の半導体企業がARMの技術をベースにCPUなどを設計製造している重要な最先端テック企業である。

CPUの基本構造(アーキテクチャ)が異なるため、従来のx86/x64用Windowsアプリはそのままでは動作しない。しかし、ARM用に作り直したアプリ(ネイティブアプリと呼ぶ)を使うか、それがない場合はWindowsが持つ「エミュレーション」という技術を使ってコードを自動変換して実行する方法がある。

WebブラウザやマイクロソフトOfficeなど主要アプリはネイティブアプリが用意されており、すでにこうした環境は整ってきている。実際に今回のレビューでは、非互換性の問題は発生しなかった。

ARMアーキテクチャであることによる非互換性の問題が完全に解決済みとはいわないが、大多数のユーザでは何の問題も起きないと予想できる。

キーボードは19mmピッチのフルキーボードである。小さいながらもテンキーが付いている。Copilot+ PCであることもあり、Copilotキーが実装されているのも目新しい。

キーの配置はオーソドックスといえそうだが、テンキーの実装は賛否がありそうだ。個人的にはテンキーは搭載せずに、キーボード全体にもう少し余裕のあるデザインにしてほしかった。「Enter」キーのほか、ごく一部だがキーの横幅や隣のキーとの隙間が狭くなっているからである。

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キーボードの少し狭苦しく感じる部分


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Copilotキー


本体側面には、下記のようなコネクタ類が配置されている。
・HDMI ×1
・USB Type-C ×2 (USB4、Power Delivery対応、ディスプレイ出力対応)
・USB Type-A ×2 (USB3.2 Gen1)
・microSDカードスロット ×1
・マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック ×1

無線系はWi-Fi 7、Bluetoothが搭載されている。Wi-Fi 7は最新の無線LANの規格で、6GHz帯もサポートしており、まだ対応しているアクセスポイントが少ないとはいえ、対応していれば高速のネットワーク通信が利用可能だ。

■バッテリーと省電力機能の実力は?
本機は70Whのリチウムポリマーバッテリーを搭載している。
ACアダプタは90W仕様で、本体のUSB Type-Cコネクタと接続し電力供給できる。
ACアダプタの重さは実測373g(コードを含む)である。

PDタイプの市販のACアダプタ(90W以上)も利用可能なのは評価できる。スマホやタブレットのACアダプタと共通で使用できる可能性があり、利便性が高いと言えるだろう。

本機搭載のプロセッサ「Qualcomm Snapdragon X Elite」は省電力機能に優れているのも特徴だ。

お借りした実機を使ってYoutubeをどのくらい連続で視聴できるのか、バッテリーテストを行ったところ、約14時間という結果だった。

サンプル機は出荷される製品と若干違う可能性もあるが、Youtubeのようなストリーミング動画の再生で14時間連続視聴ができるというのは相当優秀な省電力機能である。

スマホで多くのメーカーから採用されているQualcomm Snapdragonシリーズから進化したプロセッサの実力といえそうだ。

■さっそくCopilot+ PCのAI機能を使ってみた
本機はCopilot+ PCの第1世代である。発売日6月18日の時点で利用可能なCopilot+ PCとして、今回追加されたAI機能をさっそく実際に使ってみた。

Copilot+ PCで新機能となるAIアプリは以下の5種類である。
1. リコール機能
2. イメージクリエータ
3. コクリエータ
4. Windows Studio エフェクト
5. ライブキャプション(リアルタイム翻訳)

ひとつずつ見ていこう。

1. リコール機能
パソコンで行った操作画面をAIが記憶しておき、後でユーザがうろ覚えの記憶からでもそれらファイルや画像をAIの力を借りて検索できるという機能である。

目玉の機能であるが、6月18日の時点ではセキュリティやプライバシーの点観点から見直しが行われ、公開が延期されたので、利用できなかった。

時期は未定だが、Windows Insider Programを経由してアップデートが配布されるとアナウンスされているので、利用できるようになったら改めて記事で取り上げたいと思う。

2. イメージクリエータ
Windowsアプリ「フォト」に追加された画像をAIで生成できる機能である。

これまでもOpenAIのDALL-E 3を利用した画像生成の機能があったが、今回はパソコン本体のAI機能により画像が生成されるのが特徴で、高速で、何枚でも無料で生成ができる。

使い方は簡単で、生成したい画像のイメージを文章で入力するだけでよく、一度入力するると20枚以上の多くの画像が一気に生成されるので、そのなかから好みのものを選ぶ。満足がいかない場合には文章を修正、追加して再度生成しても良い。

パソコン本体のAI機能を使うという説明だったが、実際に無線LANを切ってしまうと、インターネット接続がないと使えないというメッセージが表示される。完全にオフラインでは使えないようである。

イメージクリエータの画像生成の際にインターネット上にあるコンテンツフィルタ、つまり有害な画像の生成を抑制し、AIの安全な使用を確保する機能を使っているためと考えられる。

a1
イメージクリエータの画面


3. コクリエータ
Windowsアプリ「ペイント」に追加された機能である。

イメージクリエータと同様にAIを利用して画像を生成するが、ユーザーが描いた簡単なスケッチを基に画像を生成するという特徴がある。スケッチは、AIに大まかな構図や色合いを伝えるためのものだ。マウスなどで簡単に手書きしたスケッチをAIが清書してくれる。
まず、テキストでどんな絵を描きたいか入力する。次にスケッチを入力し、「水彩」「油絵」「インクスケッチ」「アニメ」「ピクセルアート」の中から画風を選ぶ。操作はとても簡単である。

ユーザーは、AIにスケッチをなるべく忠実に再現させるか、AIが自由にアレンジを加えて完成度を高めるかを選択できる。生成後でも、この「さじ加減」を変更することができるので便利である。

まあ、できあがりはともかく、楽しいお絵描き遊びという感じである。

本機のディスプレイはタッチスクリーンではないので残念だが、本来、タッチスクリーンの機種に向いたアプリである。

コクリエータもイメージクリエータと同様にパソコン本体のAI機能を使って画像を生成するが、やはりインターネットに接続した状態で使うことになるようである。理由はこれもコンテンツフィルタを使うためと考えられる。

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コクリエータの画面


4. Windows Studio エフェクト
パソコンを使ってリモート会議やビデオ通話をする機会が増えている中で、主にカメラ周り問題をAIの映像処理で解決する機能である。たとえば、背景に映り込ませたくないものがある場合、背景をぼかすことができる。その他、フィルター機能、自動フレーミング機能などがある。

実際に使ってみたが、ぼかしと自動フレーミングはなかなか使えそうだ。

この機能を使うにはWindowsの「設定」メニューの中の「Bluetoothとデバイス」→「カメラ」を選択し、本機の場合画面上に表示される「ASUS FHD webcam」を選択、表示された画面で設定を行う。この画面にはwebカメラの画面も表示されるのでAI処理の効果を確認できる。

この画面での設定はリモート会議やテビデオ通話のアプリ上に反映され、利用可能である。

設定の画面がとてもわかりにくい場所にあるので、注意が必要である。

この機能の一部は、既に発売されているAI PCにも搭載されているが、今回仕様が一部追加されていた。機種によって機能が異なる可能性があるため、注意が必要である。

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Windows Studio エフェクトの設定画面


5. ライブキャプション(リアルタイム翻訳)
リモート会議やビデオ通話、そして、Youtubeなどのビデオコンテンツを閲覧する際にAIが字幕を自動的に表示する機能である。言語間の翻訳の機能もある。

実際に使ってみたが、翻訳をせずにそのままの言語で字幕表示するのは便利であり使えそうだが、残念ながら翻訳機能はまだ完成度が足りておらず、話のスピードに明らかに処理がついていけていない状態が多発した。今後に期待というところだろう。

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Copilot+ PC発表時基調講演のビデオ(制作:マイクロソフト)からナデラCEO兼会長の冒頭スピーチのシーン。画面下部に字幕が表示されている。


以上が現時点でのCopilot+ PCのAI機能だが、やはり目玉の「リコール」機能が使えないのでは残念である。

技術的には、パソコン本体にAI機能が組み込まれたメリットの一部が実感できたことは大きい。イメージクリエータでの画像生成処理が速いのには驚いた。

Copilot+ PCはまだ第1世代であり、今後機能も機種も追加されていくことだろう。

特に筆者が感じたのは、パソコン上で動作するメリットがまだわかりにくいことだ。セキュリティやプライバシーの観点での強みをもっと感じられ、より安心してAIを使えるような改良を期待している。

また同様に、AIアプリがパソコン単体でも利用でき、必要なときにはクラウドと連携するといった仕掛けも今後もっと導入されるかもしれない。そのためのCopilo+PCだからだ。

とにかくAIの進化はめざましい。今後に期待である。

■「Vivobook S 15」は買いか?
本機「Vivobook S 15」の価格は、249,800円(税込、直販価格)である。この性能でこの価格はなかなかのコストパフォーマンスといえそうだ。

AIの技術はこのところ予想をはるかに超えるスピードで進化している。Copilot+ PCという新しいPCをいち早く購入し、登場した新しいAIアプリをすぐに試せるように準備しておくのも良いかもしれない。

一方で、Copilot+ PCは第1世代であり、現段階ではじっくり様子を見るのも一つの選択肢である。

しかし、日々新しい技術が発表されている状況を考えると、このような技術革新を体験できる機会はそう多くない。このチャンスを活かし、いち早く最先端のPCを手に入れるのも良い選択肢と言えるだろう。

本機はIntel/AMDのx86/x64アーキテクチャではなく、QualcommのARMベースのPCであることから、互換性問題の懸念があるのも事実だ。しかし、実際に使用してみた範囲では、特に問題はおきなかった。

Intel/AMD版のCopilot+ PCも発売予定と発表されているが、早くて半年近く先になりそうだという。

総合的に判断すると、Vivobook S 15はおすすめできる1台と言えるだろう。
テクニカルライター 鈴木 啓一


「ASUS Vivobook S 15 S5507QA」製品情報

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2024-04-02



PC誕生から50年、AI搭載が世界標準に!日本マイクロソフト、Copilot+ PC 発売記者説明会

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日本マイクロソフト株式会社は204年6月17日(月)、室町三井ホールにおいて、報道関係者向けに「Copilot+ PC 発売記者説明会」を開催した。本発表会では、2024年6月18日(火)の発売に先立ちCopilot+ PCの紹介と、日本で発売される Microsoft Surface はじめ、OEMパートナーのデバイスを国内でいち早く体験できた。

■「再創造」した新しいプラットフォーム
イベントは、日本マイクロソフト株式会社 執行役員 常務 コンシューマー事業本部長 兼 アジアゲームマーケティングリード 竹内洋平氏の挨拶から始まった。竹内氏はAI時代という変革期を迎え、同社が「再創造」した新しいプラットフォームとしてCopilot+PCを販売開始するに至ったことを説明した。

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引き続き、日本マイクロソフト株式会社 業務執行役員 コンシューマー事業本部 モダンライフ戦略本部 本部長 小澤拓史氏が登壇した。小澤氏は、まずCopilot+PCの特徴、スペックの条件などに触れ、Copilot+PCでできる5つのアプリケーション「①リコール機能&」「②イメージクリエータ」「③コクリエータ」「④Windows Studio エフェクト」「⑤ライブキャプション(リアルタイム翻訳)」のデモを実施した。

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リコール機能は、パソコンで過去に行った作業の結果ファイルや画像を、瞬時にさかのぼって見つけ出してくれるAI検索だ。

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イメージクリエータは、簡単なコマンドテキストで画像を生成してくれる機能で、ローカルのAIを使うことで何枚でも無料で画像生成が可能だ。

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コクリエータは、ラフなスケッチをAIが精細な画像に清書してくれる機能だ。

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Windows Studio エフェクトは、オンライン会議の際のカメラ画像や音声をAIで処理するものが中心で、画像にフィルタをかけて明るさを調整したり、背景をぼかしたり、ノイズを消したりすることができる。

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ライブキャプションは。リアルタイムで行える各種言語間の翻訳機能である。

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同社 業務執行役員 コンシューマー事業本部 モダンライフ事業部 マイクロソフトデバイス戦略本部 アジア統括本部長 水田琢也氏は、同社のCopilot+PC、2機種、Surface Pro(第11世代)とSurface Laptop(第7世代)について紹介した。

両機種ともにQualcomm Snapdragon Xシリーズを搭載して、前機種から大幅に性能向上をはかったという。特にNPUを搭載してローカルでAI処理が可能になっているのが特徴だ。ほかに最大22時間のバッテリー駆動など、省電力機能が優れているとのアピールもあった。

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最後にもう一度小澤氏が登壇し、マイクロソフト以外の各社から発売されるCopilot+PCの紹介があった。

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Q&Aの中でも記者より確認の質問があったが、Copilot+PCのAIアプリの中で「リコール」の機能は当初の予定が変更され、セキュリティやプライバシーの観点からの機能強化が行われたため、18日の出荷段階ではまだ利用できないようである。この点について、Windows Insider Program経由での提供になる予定との説明があった。またデフォルトではこの機能がオフになっており、ユーザー自らオンにして利用する必要があるとのことだ。

〇タッチアンドトライコーナーの各社Copilot+PC
Q&Aの終了後、会場を移動して実機のタッチアンドトライが行われた。

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Surface Laptop


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Lenovo Yoga Slim 7x Gen 9


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Acer Swift 14 AI


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ASUS Vivobook S 15 S5507QA


会場には多くの記者が詰めかけ、かなりの熱気に包まれていた。AI時代のWindows PCへの期待感が高まる内容だった。
テクニカルライター 鈴木 啓一


日本マイクロソフト株式会社

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