写真が作家によって千変万化するのは、写真家がいままで誰も見たことがないような写真を撮りたがっているからだ。
そんな誰も見たことがない写真体験ができる鈴木知之 写真展「Parallelismo(パラレリズモ)」が、東京銀座にあるリコーフォトギャラリーRINGCUBEにて、6月8日(水)から6月19日(日)まで開催中だ。
最近のデジタルカメラには、大抵パノラマモードが搭載されているが、鈴木知之氏が作り上げる「Parallelismo(パラレリズモ)」は、普段、我々が目にしているパノラマ写真とは、まったく異なる世界を見ることができる作品だ。
通常の1点からパンによる撮影ではなく、平行移動撮影法によって作り上げられた鈴木氏の「Parallelismo(パラレリズモ)」は、いままでのパノラマ写真の概念を大きく超えたものだ。
イタリアから日本の京都や新宿の横町まで最大3mの作品を含めた39点の作品は、アナログテレビからハイビジョンテレビに変わったときのような「凄い」と、思わずうなってしまう体験ができる。
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