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ノジマとVAIOが生んだトリプルスタイルPC「VAIO T」登場!VAIO株式会社 新製品発表会

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VAIO株式会社は2026年9月10日、「VAIO株式会社 新製品発表会」を開催し、独自のマルチフリップ機構を採用したトリプルスタイルPC「VAIO T」(個人向け)と「VAIO T work」(法人向け)を発表した。ディスプレイを反転させることで、ノートPC、タブレット、ビューの3つのスタイルを使い分けられる新製品だ。個人向けのVAIO Tは9月18日10時から受注を開始し、9月22日にノジマ店舗で先行発売する。

開発のきっかけとなったのは、日々ユーザーと接するノジマからの提案だった。法人市場で培ってきた品質と信頼性に、新しい使い方を組み合わせる。発表会では、VAIOのこれからの商品戦略と、販売現場の声を製品づくりに取り入れた両社の取り組みが語られた。

■信頼性に「驚き」を加える!独立12年のVAIOが示した新商品戦略
商品戦略について説明したのは、VAIO株式会社 取締役執行役員常務 開発本部 本部長の林薫氏だ。

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VAIOは2026年7月、ソニーから独立して12年を迎えた。この間、個人向けを中心とした事業から法人市場へと軸足を移し、品質や信頼性、細かな使い勝手を磨くことで、事業基盤を広げてきた。FY15からFY25にかけて法人向けの販売台数は約7倍に拡大。販売台数に占める法人向けの構成比も、約35%から約85%へと高まった。

林氏は、こうした成長の一方で、VAIOというブランドに期待される「驚き」が薄れてきたことに課題を感じていたという。法人の要望に応える進化を重ねる中で、大胆な挑戦や新しい体験を生み出す取り組みが抑えられてきた。個人、法人を問わず、ユーザーはVAIOに信頼性とともに、使うことへの期待や楽しさも求めている。その期待に改めて応えることが、今回の新商品戦略の出発点だ。

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転機となったのは、2025年にノジマチームの一員となったことだ。林氏は、失敗を恐れずに挑戦するノジマの姿勢が後押しになったと説明。これまで築いてきた信頼を維持しながら、新しい体験を提案するブランドへと進化していく方針を示した。

その可能性を広げる存在がAIだ。林氏は、AIを活用した新しい機能に加え、人とAIが対話するためのインターフェースとしても、PCに進化の余地が生まれていると捉える。

取り組みの第1弾として紹介したのが、8月10日に発表した「VAIO ウェルネスケア」だ。PCの内蔵カメラを使い、外部機器を身につけずに血管情報や心拍情報を確認する機能で、日常的に向き合うPCを通して、自分の状態の変化に気づくことを目指す。なお、ここで示される情報は、カメラのデータを統計学的なモデルで処理した推定値であり、医学的に確立された値ではない。

林氏が描く将来像は、ユーザーの状態と、PCの周囲の状況を理解する「相棒」としてのVAIOだ。VAIO ウェルネスケアと、利用状況を捉える「VAIO User Sensing」を組み合わせ、将来は利用者に応じた支援につなげていく構想を示した。

そして、両社の取り組みの第2弾として披露されたのがVAIO Tだ。新しいスタイルや体験を提案する「VAIO Nextシリーズ」の第1弾にも位置づけられており、品質と信頼性を追求する既存シリーズとともに、VAIOの製品展開を広げていく。

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■販売現場の声が、マルチフリップ復活へ!ノジマとの共創が始まった理由
続いて登壇した株式会社ノジマ M&Cソリューション推進部 情報ソリューショングループの益田巧氏は、VAIOとの連携に期待した理由を、販売現場とものづくりの距離が近くなることだと説明した。

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ノジマは、来店客が何をしたいのか、どのような環境で使うのかを聞き取り、その人に合った製品を提案するコンサルティングセールスを重ねてきた。店頭には、カタログのスペックだけでは捉えきれない使い方や要望が集まる。一方、VAIOには、薄さや軽さと独自機構を両立させる設計力、品質を作り込む生産現場、そしてブランドへの支持がある。両社が一体となれば、ユーザーの声を製品に反映できると考えたのだ。

連携は、まず販売の現場から進めた。認定試験に合格したスタッフが、VAIOの製品背景や作り込みまで説明する「VAIOマイスター」制度を導入。発表時点で7店舗に展開する「VAIO Shop in Shop」では、製品に触れながらVAIOの特徴を確かめられる売り場を設けた。

益田氏によると、実機に触れられる場を用意すると、来店客の反応が変わるという。技術や品質、デザインを自分の手で確かめることが、PCに興味を持つきっかけにもなる。そうした取り組みを重ねる中で、両社で製品そのものを考える段階へと進んだ。

そこで益田氏が提案したのが、かつてVAIOが採用していたマルチフリップ機構の復活だった。

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益田氏自身、以前の製品を店頭で提案した経験があり、画面を反転させる動きに驚き、面白さを感じる来店客の姿を覚えているという。その一方で、当時はPCのタッチ操作が現在ほど普及しておらず、OS側の使い勝手も発展途上だったと振り返る。

現在はスマートフォンやタブレットを通じて、画面に直接触れる操作が日常に定着した。タッチパネルを備えたモバイルPCも広がっている。益田氏は「時代がようやくこの機構に追いついてきた」と語り、今ならマルチフリップの価値を、より多くのユーザーに届けられるとの考えを示した。

VAIO側の問題意識として、かつてのフリップ機構の価値を十分に伝えきれていなかったのではないか、という振り返りも示された。使い方を提案するノジマの販売力と、VAIOの開発力を結び付けることが、今回の再挑戦を支えている。

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■机に置いたまま、3つのスタイルへ!「VAIO T」がつなぐ見る・触れる・書く
新製品の詳細は、VAIO株式会社 開発本部 プロダクトセンター シニアプロダクトマネージャーの渡辺玄氏が説明した。

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VAIO Tの特徴は、ディスプレイを反転させる独自のマルチフリップ機構だ。使う場面に合わせて、次の3つのスタイルに切り替えられる。

1. ノートPCモード チルトアップキーボードで文章や資料を作成する |
2. タブレットモード 手に持って資料を確認し、画面に触れて操作する |
3. ビューモード 対面の相手に画面を見せる、動画を視聴する |

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渡辺氏が強調したのは、机に置いたまま形を変えられることだ。PCを持ち上げて本体全体を裏返す動作を挟まずに、作業に適したスタイルへ移れる。

例えば、立ったまま2人で資料を確認し、気になる箇所をタッチしてチェックする。その後、ノートPCモードに切り替えて要点を入力し、資料を添えて送信する。渡辺氏はこうした例を挙げ、見る、触れる、考える、書く・共有するという流れを、1台の中でつなげることが狙いだと説明した。

その使い方を支えるのは、VAIOがハイエンドモバイルPCで培った設計資産だ。「VAIO SX14-R」「VAIO Pro PK-R」から継承する要素として、AIノイズキャンセリング機能、長寿命バッテリー、VAIO User Sensing、品質試験などを挙げている。

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ディスプレイは13.3型ワイドで、縦横比は16:10、解像度は2560×1600ピクセルのWQXGAだ。全面を1枚のガラスで覆ったグレアタイプのタッチディスプレイを採用し、画面外からのスワイプ操作にも対応する。

プロセッサーはインテル Core Ultra シリーズ3を搭載し、Copilot+ PCに対応。個人向けモデルではCore Ultra 5 325、Core Ultra 7 356Hを用意し、勝色特別仕様ではCore Ultra X7 358Hも選択できる。メモリーは構成により最大64GB、ストレージはPCIe 5.0対応SSDを選択可能だ。

本体質量は個人向けが約1.253kgから、法人向けが約1.299kgから。バッテリーは標準と大容量を用意し、大容量バッテリー搭載時の駆動時間は、JEITA測定法3.0で動画再生時が最大約18時間、アイドル時が最大約29時間となる。重量や駆動時間は構成によって異なり、実際の駆動時間は使用状況や設定にも左右される。

品質面では、独自のフリップ耐久試験を実施。モバイルノート向けの品質試験や、MIL-STD-810Hに準拠した試験もクリアしたとしている。ただし、これらは落下や衝撃などによる無破損・無故障を保証するものではない。製造は長野県安曇野市の本社で行い、「安曇野FINISH」による品質チェックを経て出荷する。

VAIO ウェルネスケアにも対応し、VAIO T向けには9月30日以降、ダウンロード提供を開始する予定だ。利用には別途インストールが必要となる。

カラーは、個人向けがファインレッドとファインブラック。VAIO直営オンラインストア限定で、コーポレートカラーの勝色を採用した特別仕様も展開する。法人向けはファインブラックのみだ。

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会場にはインテル株式会社 代表取締役社長の大野誠氏も登壇した。大野氏はVAIO Tへの期待を述べるとともに、クラウドとPCを組み合わせたAI活用の意義に言及。VAIOと協力しながら、AIの新しい使い方や価値を提案していく考えを示した。

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個人向けモデルの価格は、カスタマイズモデルが374,000円から、勝色特別仕様が423,500円から。ノジマ店舗で扱う標準仕様モデルは、構成により437,800円または525,800円となる。いずれも税込で、11月30日までは発売記念として33,000円引きとなる。

受注は9月18日10時から順次開始する。個人向けはノジマ店舗とVAIO直営オンラインストア、法人向けはVAIOストアビジネスで受け付ける。ノジマ店舗での先行発売日は9月22日、VAIO直営オンラインストアの最速お届け日は9月30日だ。ノジマ全店では、受注開始日から順次、展示機を導入する予定となっている。

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筆者が今回の発表で注目したのは、店頭で聞こえていた要望を、PCの形そのものに反映した点だ。タッチ操作、対面での画面共有、動画視聴。それぞれの場面へ移る動作を自然につなぐという提案は、日々の使い方を具体的に想像しやすい。購入を検討する際は、普段の作業を思い浮かべながら、3つのスタイルを店頭で試してみたい。長年培った品質に、使う楽しさをどう重ねていくのか。VAIO Tには、これからのVAIOが目指す製品づくりの方向が表れている。

■株式会社ノジマ
■VAIOストア

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オフィスアプリの中に、いつの間にかAIエージェントが住みついていた / ジャイアントコーン、TVアニメ『薬屋のひとりごと』と初コラボ【まとめ記事】

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今回は、我々にとって最も身近なオフィスアプリについての、AIによる進化をご紹介しようと思う。毎日のオフィスワークにおいて、WordやExcel、PowerPoint、もしくはGoogleドキュメント、スプレッドシート、スライドはなくてはならない存在だろう。長く使い慣れてきた、この身近なオフィスアプリが、AIによって大きく変わったのだ。

江崎グリコ株式会社は、「ジャイアントコーン」でTVアニメ『薬屋のひとりごと』と初めてコラボレーションした「猫猫(マオマオ)と解き明かす!ザクザクの秘密キャンペーン」を2026年9月7日(月)より開始した。「ジャイアントコーン」は、1963年の発売以降、コーンアイスのパイオニアとして、トッピングやチョコレート、アイス、そして鮮度にこだわったザクザクとしたコーンなど多くの素材が組み合わさったロングセラーブランドだ。

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■オフィスアプリの中に、いつの間にかAIエージェントが住みついていた【AI活用術】
今回は、我々にとって最も身近なオフィスアプリについての、AIによる進化をご紹介しようと思う。毎日のオフィスワークにおいて、WordやExcel、PowerPoint、もしくはGoogleドキュメント、スプレッドシート、スライドはなくてはならない存在だろう。長く使い慣れてきた、この身近なオフィスアプリが、AIによって大きく変わったのだ。


■500万画素×2眼レンズで死角を減らす防犯カメラ
サンワサプライ株式会社が運営している直販サイト『サンワダイレクト』は、ソーラー充電と500万画素・2眼レンズを搭載し、スマートフォンから昼夜を問わず屋外を見守れる防犯カメラ「400-SSA014」を発売した。屋外用防犯カメラを設置する際に悩みやすいのが、電源の確保だ。本製品はソーラーパネルと10,000mAhの大容量バッテリーを搭載し、玄関、庭、駐車場など、コンセントを確保しにくい場所にも設置しやすい設計だ。太陽光が当たらない環境でも、1日20回検知した場合で約2カ月の動作が可能だ。屋外まで長い電源ケーブルを引く負担を減らし、これまで設置を諦めていた場所にも防犯環境を整えられる。


■座面幅65cm!のびのびくつろげてあぐらもかける幅広座椅子
サンワサプライ株式会社が運営している直販サイト『サンワダイレクト』は、あぐらをかいてもゆったり座れる幅約65cmのワイド座面と、好みの姿勢でくつろげる6段階リクライニングを備えた幅広座椅子「150-SNCH77BG(ベージュ)」「150-SNCH77BR(ブラウン)」「150-SNCH77GY(グレー)」を発売した。一般的な座椅子では、あぐらをかいたときに脚まわりが窮屈になりがちだ。本製品は、座面幅約65cm、奥行約47cmのゆったりとしたワイド設計だ。脚を組んでもスペースに余裕を持ちやすく、リビングでくつろぎたいときに快適な座り心地を提供する。テレビや映画を楽しむ時間はもちろん、読書やスマートフォンを眺めながら過ごす休日にも、自分だけのリラックススペースをつくれる。


■USB PD最大65W給電!ゆったり使える3mのAC電源コード型USB充電器
サンワサプライ株式会社は、最大65WのUSB Power Delivery規格に対応した、電源コードタイプのAC充電器「ACA-PD114BK」を発売した。USB Type-Cケーブル一体型で、ノートパソコンをはじめスマートフォンやタブレットなど幅広い機器に対応する。AC電源コードとType-Cケーブルを合わせて約3mのロングケーブル仕様で、デスク下など離れたコンセントからでもゆったり配線できる。タップと接続する場合にも他の差込口と干渉しにくく、オフィスや自宅で快適に使用できる。


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オフィスアプリの中に、いつの間にかAIエージェントが住みついていた【AI活用術】

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今回は、我々にとって最も身近なオフィスアプリについての、AIによる進化をご紹介しようと思う。毎日のオフィスワークにおいて、WordやExcel、PowerPoint、もしくはGoogleドキュメント、スプレッドシート、スライドはなくてはならない存在だろう。長く使い慣れてきた、この身近なオフィスアプリが、AIによって大きく変わったのだ。

少し前から、それぞれのアプリの「サイドバー」(もしくは「サイドパネル」)と呼ばれる部分にCopilotやGemini、ChatGPT、ClaudeといったAIが現れて、我々ユーザのプロンプトに従って仕事をしてくれるようになっているのはご存じだろう。

それがごく最近、本シリーズで何度もお伝えしているような「AIエージェント」となって賢く仕事をこなしてくれる強い味方に進化しているのだ。

このサイドバーの機能はつい最近まで、チャットの質問に答えてくれるだけの存在だった。たとえば文章の候補、関数の使い方、グラフの候補などをサイドバーの中で示すだけだった。それを実際の書類に反映する、つまり、コピーして貼り付けて位置を調整するなどはユーザーの作業であった。

それが、最新のオフィスアプリでは、サイドバーのAIに頼めばファイルに直接書き込んでくれるようになった。Excelならシートにピボットテーブルと折れ線グラフが出来上がり、Wordなら提案書の本文が書き込まれ、PowerPointならスライドが1セット仕上がる。これがまさに「AIエージェント化」である。

今回は、その様子をご紹介しよう。架空のパン屋チェーンの新規出店という設定で資料を用意し、MicrosoftとGoogleのオフィスアプリの両方に同じ仕事を頼んでみた。どこまで任せられるようになったのか、実際に試した3つの事例とともに紹介したい。

今回Copilotとしてサイドバーで使うAIは「オート」を選択している。Copilotは最近OpenAIのGPT系とAnthropicのClaude系のAIモデルを選択できるようになっている。興味のある方はさらに細かくテストして実力を試してみるのも良いだろう。

■実際に使ってみた
まず、事前に用意したのは、架空のパン屋チェーン「ハレノヒベーカリー」の売上と客数のデータである。渋谷店・吉祥寺店・柏店の3店舗を持ち、4店舗目を大宮に出そうとしている、という設定にした。これらもすべてAIに用意してもらった。3店舗の日別売上データのほか架空の情報として、このあとで使う、大宮駅周辺の市場調査メモ、役員会議の議事録を事前に準備した。

〇事例1.売上データを集計して、気になる動きを見つけてもらう
3月から7月までの日別売上と客数、459行のデータをExcelとGoogleスプレッドシートの両方に読み込ませ、サイドバーで同じプロンプトを入力した。ポイントは
「店舗別・月別に売上を集計したピボットテーブルを作ってください」
「3店舗の月別売上推移がひと目でわかる折れ線グラフを作ってください」
「数字を見て、何か気になる動き(急な増減など)があれば教えてください」
の3点である。

fig01_excel_編集を許可
ExcelのサイドバーのCopilotにプロンプトを入力したところ


fig02_gsheet_承認ボタン
Googleスプレッドシートでは、「Build」という機能を使う。チャット欄下部の「シートに星マークがついたアイコン」が、Build機能が選択された状態である


fig03_gsheet_依頼文入力
GoogleスプレッドシートにExcelと同じプロンプトを入力したところ


集計表と折れ線グラフは、どちらも正しく出来上がった。3つ目の質問「気になる動きはないか?」にも、両方が柏店の6月を正しく指摘できた。5月の176万円から103万円へ、41.4%の落ち込みである。この落ち込みは、最寄り駅の出口工事で客足が落ちたという想定で、筆者が仕込んでおいたものだ。

fig04_excel_copilot完成
Copilotが作り終えた画面。ピボットテーブルと折れ線グラフに加え、「気になる動き」の表も出ている


fig05_gsheet_gemini気になる動き
Geminiの「気になる動き」


作り方には違いが出た。Copilotは既存のシートに =SUMIFS などの数式を書き込み、列見出しにフィルターの矢印が付いたピボットテーブルを作った。Geminiが作った表は、見た目は同じでも、セルを選ぶと数式はなく、集計後の数字が置かれている。どちらの数字も正しいが、中身の作りは違う。
実際に表の数字をひとつ変更してみると、グラフは自動で書き換わったが、集計の表は書き換わらなかった。このあたりは、まだまだ改善の余地がありそうである。
AIによる処理のため、毎回結果が異なる可能性もあり、また、AIモデルの能力が向上すればより高度な機能を盛り込んだ結果になると予想できる。いろいろ試しながらサイドバーのAIを使ってみることをお薦めする。

fig06_excel_copilot数式を書き込む
Copilotが数式を書き込んでいく様子。「5 ステップで推論しました」と作業の内訳も示す


fig07_gsheet_gemini完成
Geminiは「月別集計・推移」という新しいシートを作り、そこに表と折れ線グラフを置いた


〇事例2.3つの資料から、出店提案書のたたき台を書いてもらう
次に大宮への新規出店提案書を作るという事例である。市場調査メモ、役員会議の議事録、先ほどの売上データ。この3つを踏まえて、出店の狙い・市場環境・想定売上とリスク・柏店の6月から得た学びの4点を必ず入れること、という条件でたたき台作成を頼んだ。

Wordでは、読ませたい資料を「@市場調査メモ.docx」のようにファイル名で指定した。Googleドキュメントのほうは、あえてファイル名を出さず、同じGoogle Driveのフォルダに3つの資料が置いてある状態だけで頼んでみた。Geminiはそれでも資料を自分で見つけ出し、どれを読んで書いたかを回答の中で挙げてきた。ファイル名を教えなくても、周りにある資料を拾ってくる。

fig08_word_ファイル名指定
WordのCopilotに、読ませたい資料をファイル名で指定したところ


fig09_gdocs_gemini回答
Googleドキュメントでは、Geminiが資料を見つけ「役員会議事録および関連データを基に構成しています」と答えた


出来上がった2つの提案書は、書き込まれた数字が違った。Wordのほうは「大宮駅の乗降客数23万人」「半径500m圏内の居住人口3万8千人」「候補物件の家賃58万円は吉祥寺店の1.4倍」と、市場調査メモの数字をそのまま拾っている。Googleドキュメントのほうは「乗降客数が非常に多く、高い潜在顧客が見込まれる」という書き方で、数字までは書かれていなかった。

fig10_word_提案書本文
Wordが書いた提案書


fig11_gdocs_提案書本文
Geminiが書き込んだGoogleドキュメントの提案書


細かい差は見られるものの、どちらもしっかりとした提案書が生成された。たたき台としては十分なレベルと思われる。実際に提案書として使うには、どちらも、もちろん手を加える必要があるのは言うまでもない。

fig12_word_全体とcopilot
Word本体とCopilotパネル。左に提案書が書き込まれ、右にどの資料の何を反映したかが並ぶ


fig13_word_copilot反映内容
Copilotが挙げた反映内容。4つの指定項目それぞれについて、何を書いたかを説明している


fig14_gdocs_柏店の学び
Geminiが生成した提案書から、柏店の6月について考察した節。駅出口の工事という文脈は議事録から正しく拾っている


〇事例3.会社のフォーマットを守ってスライドを作ってもらう
この事例では、前の事例で作成された提案書をスライドにまとめるところを試してみた。

つい数ヶ月前に試した際には、PowerPointもGoogleスライドも、プロンプト一発で数枚のスライドを作ることはできなかった。今回試す時点ではそれが可能になった点だけでも大きな進歩である。

会社の業務では会社が指定したフォーマットに合わせてスライドを作成することが多いだろう。各スライドのヘッダやフッタに、ロゴ、会社名、作成者の組織名、日付、ページ番号などを決まった形式で配置するスタイルは、かなり一般的と思われる。また、色や雰囲気などの「トーン」を希望に合わせたいというニーズも強い。今回この点を確かめてみた。

PowerPointでは「テンプレート」という機能があり、決まったフォーマットのスライドを作成できるようになっている。Googleスライドにはこの機能はない。そこで、条件を合わせるためにPowerPointでも「テンプレート」を使わず、プロンプトにデザイン見本のファイルを添付するだけでプレゼン資料を生成しようとしたが、エラーになった。

やむを得ず、条件を合わせることはあきらめた。PowerPointではデザインをテンプレートファイル(.potx)として保存し、それを選んでプレゼンを生成することとした。そのうえでサイドバーのCopilotに提案書を渡し、スライドの生成を頼んだ。

しばらく待つと、10枚のスライドが出来上がった。

fig15_ppt_テンプレートから新規
あらかじめ用意したテンプレートファイル(.potx)から作った、PowerPointの新規スライド。この状態からCopilotにプレゼン資料の作成を依頼した


fig16_ppt_10枚完成_文字のみ
Copilotが作った10枚。ヘッダーのロゴもフッターの日付・ページ番号もきちんと引き継がれている


10枚とも文章だけの構成だったが、Copilot自身が「ご希望であれば、売上シナリオ3ケースの比較表や商圏データのグラフを追加して、数字面をさらに見せやすくできます」と続けてきた。頼むと、2枚に表とグラフが加わり、ぐっと見やすくなった。一度で仕上げようとせず、AIの提案に乗りながら直していくやり方もある。

fig17_ppt_表とグラフ追加後
表とグラフを加えたあと。商圏データが横棒グラフに、想定売上シナリオが比較表になった


スライドは出来上がり、色や書体の雰囲気もテンプレートファイルから反映されている。これはCopilotの働きではなく、PowerPointが元から持つテンプレート機能によるものである。

一方、Googleスライドでは、白紙のプレゼンを新規作成し、「ソース」としてデザイン見本のファイルと提案書の両方を添付して、このデザインに合わせて作るよう依頼した。

fig18_gslides_依頼文入力
Googleスライドの白紙プレゼンで、Geminiにプロンプトを入力したところ


fig19_gslides_ソース添付
「ソース」としてテンプレートのファイルと提案書の2つを添付した。デザインの見本もこの形で指示できる


fig20_gslides_事前の質問
Geminiはスライドを作り始める前に、情報の密度と重視する構成を質問してきた


fig21_gslides_構成案
Geminiが示したスライドの構成案


fig22_gslides_完了メッセージ
作業完了のメッセージ


fig23_gslides_表紙
出来上がった表紙。フッターの日付とページ番号は入っていない


fig24_gslides_完成一覧
完成したスライド一覧。色と書体の雰囲気は見本に近い


fig25_gslides_出店の背景
出店の背景と目的のスライド


fig26_gslides_市場環境分析
市場環境分析のスライド。23万人・3.8万人・6.2万人の3つを大きく並べている


fig27_gslides_リスク要因と対策
リスク要因と対策のスライド


Googleスライドの結果は残念ながら理想的なものではなかった。現状はようやくスライド全体が一度のプロンプトで仕上げられるようになったという段階だろう。色や書体の雰囲気は見本に近いものになったが、ロゴが見本とは別に独自に生成されるなど、フォーマットを守るという点では問題が大きい。現状は下書きとしてスライドを生成できるレベルと考えるのが良いだろう。

CopilotとGeminiによるスライドの生成の現状を確認できたが、これも最近のAIの進化を考えればすぐに進歩するだろうと思われる。また、このあと紹介する他のAIも、それぞれ違った実力を見せてくれた。

■サイドバーでChatGPTやClaudeを使う例
本シリーズでこれまでに紹介した最新のChatGPTやClaudeのようなAIエージェントをWord、ExcelやPowerPointのサイドバーで使うこともできる。

たとえばメニューバーにある「アドイン」から、ChatGPTやClaudeを検索してそれぞれ追加できる。他にもSpaceX/xAIのGrokも選ぶことができる。

Excelのリボンには、アドインとして追加した「ChatGPT」と「Claude」が並んでいる。

fig28_excel_3つのAIが並ぶ
ChatGPTのアドインを使っているところ


fig29_excel_chatgpt結果と分析
結果と分析を合わせた画面


ChatGPTのアドインを、前述の売上データと同じプロンプトで使ってみた。ピボットテーブルと折れ線グラフが指示通りにできあがった。さらに前月比の表が追加されている。条件付き書式を使っていて気が利いている。柏店の6月には同じように目をつけ、こちらは客数まで踏み込んだ。客数は2,724人から1,588人へ41.7%減、その一方で客単価は648円から651円の範囲でほとんど動いていない。したがって売上減の主因は客数の減少である、というところまで書いてきた。なかなかレベルが高い。

fig30_excel_chatgpt分析
ChatGPTの分析。売上減の主因を客数の減少と結論づけている


■アプリ間での連携機能が未来的
次はClaudeをサイドバーで使ったときの例を紹介しよう。

Wordのサイドバーに入れたClaudeで、前述の3つの資料を渡して提案書のたたき台を書かせ、そのまま続けて同じWordのClaudeに「この内容をもとにPowerPoint資料を作って」と頼んだ。テンプレートのファイルも一緒に渡している。

fig31_word_claude資料添付
WordのClaudeに3つの資料を渡し、出店提案書の作成を依頼したところ


fig32_word_claudeたたき台完成
Claudeが書き上げた出店提案書のたたき台


fig33_word_claudeテンプレ添付
続けてテンプレートのファイルを添付し、PowerPoint資料の作成を頼んだところ


fig34_word_claude依頼文
依頼を受けたClaudeは、まずテンプレートの配色と書体を読み取ると答えた


Word側のClaudeは、テンプレートから配色と書体を読み取り、10枚のスライド構成案と一緒にPowerPoint側へ引き渡した。PowerPoint側にも、サイドバーにClaudeのアドインを起動しておく必要がある。
受け取ったPowerPoint側のClaudeが、Wordからの指示を受け、デザイン仕様を設定し、表紙を作り、本文9枚を順に作っていく。Wordで指示した内容が、そのまま正しくPowerPointに引き継がれた。

fig35_word_claudeデザイン読み取り
読み取った内容。背景とアクセントの色番号、見出しと本文の書体まで具体的に挙げている


fig36_word_ppt引き渡し
WordとPowerPoint、両方の画面。PowerPoint側のClaudeが表紙から作り始めたところ


fig37_ppt_claude作業中
PowerPoint側のClaudeが作業を進める様子。「Line spacing の指定単位を誤っていました。修正します」と自分で気づいて直している


その後、PowerPoint側から「確認事項が2点あります」と質問が返ってきた。縦のスペースが足りずに折れ線グラフを見送ったこと、コントラストが足りずに番号の色を変えたこと、の2点である。どちらもPowerPoint側が作業中に判断し、その判断をWord側へ伝えてきた。渡して終わりではなく、やり取りが往復した。

fig38_ppt_claude完成と調整報告
完成したスライドと、仕様から2点だけ調整したという報告


fig39_word_claude完了報告を受信
Word側Claudeの完了報告。PowerPoint側からの報告がそのまま反映されている


出来上がったスライドには、表やグラフ、数値を大きく見せるページが最初から入っていた。デザインの細かな表現は、見本として渡したPowerPointファイルをかなり忠実に再現したものとなっていた。完成度はとても高い。

この事例はオフィスアプリのサイドバーにAIエージェントのClaudeがそれぞれ常駐し、お互いに通信を行い連携することでレベルの高いスライドが生成できたことを意味する。とても未来感の高い事例である。

今回、スキルの機能は使っていないが、アドインで追加したChatGPTやClaudeはスキルの機能を使うことができるので、さらにユーザーの工夫次第でレベルの高いドキュメントをほぼ自動的に生成させることができるのも重要である。ここは読者自身が試してほしい。スキルについては、本シリーズ第3回で解説したので参考にしてほしい。

AIが“自分の仕事を代わって実行する”──「Agent Skills」の効用【AI活用術】 ITライフハック
https://itlifehack.jp/archives/10985661.html

fig40_word_ppt全景
WordとPowerPointを並べた画面。両方にClaudeのパネルが開き、アプリをまたいでやり取りが続いている


fig41_word_ppt全景_別カット
同じ場面の別カット


■今日から試せるAIエージェント
身近なオフィスアプリも思いがけないレベルに進化してきた。こうした新しい世界を知っているかいないかでは、仕事の効率も大きく変わってくると思われる。

たとえば報告書を書くにもデータとにらめっこしながら文章を打ち込んでいくのも良いが、AIに任せると、もう既にレベルの高い内容の文書を短時間で書き上げてくる能力を持っている。

大量のデータ分析も、グラフ化もプレゼン用スライド作りもAIが得意とする分野になったといえそうだ。人間がひとつずつ手作業で行う時代は終わったのかもしれないのである。

ただ、AIが生成した出力は、もちろん誤りを含んでいるかもしれないし、最終的な文書作成の責任はユーザ側になるのは言うまでもない。AIのアウトプットを注意深く精査して利用する、当然のこととしておこないたいものだ。

身近なアプリであるからこそ、まだこのようなAIの恩恵を受けていない方こそ、試してほしい。AIチャットだけでない最先端のAIエージェントを使いこなす第一歩として、ぜひ試してみてほしい。

AI活用術
第1回 「AIが勝手にやってくれる」時代に〜2025年AIの進化を振り返る〜
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第3回 AIが“自分の仕事を代わって実行する”──「Agent Skills」の効用
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第4回 Google I/O 2026 Geminiの反撃【前編】
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第5回 Google I/O 2026 Geminiの反撃【後編】
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第6回 AIエージェントCoworkと作った筆者の執筆環境
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第7回 報告書もスライドもブラウザ操作もお任せ!ChatGPTがAIエージェントに大変身
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テクニカルライター 鈴木 啓一


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キーの凹みが指先にフィット!3台マルチペアリング可能なBluetooth+2.4GHzコンボキーボード

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サンワサプライ株式会社は、Bluetoothと2.4GHzの両方に対応したワイヤレスキーボード「SKB-WBT41BK」を発売した。指先にフィットする窪んだキー形状が、打鍵時のミスを軽減する。3台のデバイスと同時に接続可能で、ワンタッチで簡単に切り替えられる。パソコン・スマホ・タブレットなどを同時に使用し、キーボード1台を切り替えて使用したい方に最適だ。

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■すばやく正確に入力できる、窪みのあるキー
キー中央のわずかな窪みが指先を自然に導き、誤入力を防止する。タイピング時の指の安定性を高め、すばやく正確な入力を実現する。

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■キーを押すだけで、3つの機器を切り替え
パソコン・タブレット・スマートフォンなどの3台の機器を切り替えながら、キー入力ができるマルチペアリングに対応している。

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■便利なショートカットキーを搭載
Fnキーとファンクションキーを同時に押すと、ショートカットキーとして使える。

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■1回の充電で1年以上使用できる、経済的でエコな充電式
電池交換不要の充電式で、付属の充電ケーブルを使用すれば、1回の充電で1年以上(約450日)使用できる。さらに、充電しながらの使用も可能だ。
※一日8時間パソコンを使用中に、キーボード操作5%程度行う場合。数値は理論値。

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■空間に馴染む、美しいデザイン
落ち着いたカラーと洗練されたフォルムが、デスクまわりを美しく演出する。

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■テンキー付き
テンキー搭載により、会計ソフトや表計算ソフトでの数値入力を効率化。経理・会計業務をよりスピーディーに行える。

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■使用しない時に誤入力を防ぐ
ON/OFFスイッチを搭載し、未使用時にはOFFにすることで誤入力を防止する。さらに、不要な電力消費を抑えてバッテリーの節約にも貢献する。

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■高さ調整できるスタンド付き
3段階調整可能で、お好みの高さで使用できる。

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■Copilotキー搭載
AIアシスタントの「Microsoft Copilot」をすばやく起動できる、Copilotキーを搭載している。

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■Bluetoothと2.4GHzの両方に対応したワイヤレスキーボード「SKB-WBT41BK」

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「ASUS Vivobook S 15 S5507QA」レビュー!日本マイクロソフト、Copilot+ PC 発売記者説明会【まとめ記事】

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ASUS JAPAN株式会社は、洗練されたデザインが特徴の「ASUS Vivobook S 15 S5507QA」を2024年6月18日(火)より発売した。ASUS製品で初めての次世代AI機能搭載PC、つまり「Qualcomm Snapdragon X Eliteプロセッサー」を搭載したCopilot+ PCであるだけに、気になる人も多いだろう。いち早くメーカーから実機をお借りすることができたので、ここで紹介しよう。今回、お借りした「ASUS Vivobook S 15 S5507QA」(以下、Vivobook S 15)は、Copilot+ PCを採用したノートパソコンだ。Copilot+ PCとは、AI機能を大幅に強化した次世代PCであり、Copilot+ PCと呼ぶためには、マイクロソフトが規定した条件を満たす必要がある。その中でも重要な条件は、1秒間に40兆回以上の命令を実行できる処理能力を持つ「NPU」(Neural Processing Unit)を搭載していることだろう。

日本マイクロソフト株式会社は204年6月17日(月)、室町三井ホールにおいて、報道関係者向けに「Copilot+ PC 発売記者説明会」を開催した。本発表会では、2024年6月18日(火)の発売に先立ちCopilot+ PCの紹介と、日本で発売される Microsoft Surface はじめ、OEMパートナーのデバイスを国内でいち早く体験できた。イベントは、日本マイクロソフト株式会社 執行役員 常務 コンシューマー事業本部長 兼 アジアゲームマーケティングリード 竹内洋平氏の挨拶から始まった。竹内氏はAI時代という変革期を迎え、同社が「再創造」した新しいプラットフォームとしてCopilot+PCを販売開始するに至ったことを説明した。

■充電しながら高速データ転送!高級感のあるアルミボディを採用した、カードリーダー
サンワサプライ株式会社が運営している直販サイト『サンワダイレクト』は、ノートパソコンやスマートフォンを充電できる。USB PD100Wの入力に対応した、USB Type-C接続のカードリーダー「400-ADR332GM(UHS-I対応)」、「400-ADR333GM(UHS-II対応)」を発売した。SD、microSDのスロットを搭載し、同時認識が可能だ。最大5Gbpsの超高速データ転送に対応しているので、大容量のデータも素早くやり取りできる。コンパクトで持ち運びしやすい形状で、カバンや小物ポーチにスッキリ収納できます。デスクワークはもちろん、外出先でも手軽に使えるサイズ感だ。


■グローバルWeb3最前線へ!IVS Crypto 2024 KYOTOとJapan Blockchain Week 2024のアジェンダを発表【IVS2024/Crypto 2024】
グローバルVCのHeadline AsiaとIVCが運営する国内最大のスタートアップカンファレンス「IVS」は、2024年7月4日(木)〜6日(土)の3日間、京都パルスプラザをメイン会場に「IVS CRYPTO 2024 KYOTO with Japan Blockchain Week Summit」を開催する。本イベントの詳細アジェンダが明らかになった。Main Stage & Web3 Stageでは、日本と海外のWeb3エコシステムを牽引するトッププレイヤーが集結し、Web3の未来とグローバル連携について語る。内閣府、日本銀行、金融庁、デジタル庁、自民党の代表者が、日本のブロックチェーンおよびデジタルイノベーションに関する国家戦略について洞察を提供する。


■NearMe、日の丸交通との“シェア乗り”サービスを拡大!『シェア乗りタクシー』としてリニューアル運行を開始
移動の課題に取り組むソーシャルデザインカンパニーの株式会社NearMeと、日の丸交通株式会社は、2023年12月より展開しているタクシーの「“シェア乗り”サービス」において、対応エリアを拡大、そして夜間から早朝に限定していたサービスの時間制限を撤廃し『シェア乗りタクシー』としてリニューアル、本日より予約・運行を開始する。


■PC誕生から50年、AI搭載が世界標準に!日本マイクロソフト、Copilot+ PC 発売記者説明会
日本マイクロソフト株式会社は204年6月17日(月)、室町三井ホールにおいて、報道関係者向けに「Copilot+ PC 発売記者説明会」を開催した。本発表会では、2024年6月18日(火)の発売に先立ちCopilot+ PCの紹介と、日本で発売される Microsoft Surface はじめ、OEMパートナーのデバイスを国内でいち早く体験できた。イベントは、日本マイクロソフト株式会社 執行役員 常務 コンシューマー事業本部長 兼 アジアゲームマーケティングリード 竹内洋平氏の挨拶から始まった。竹内氏はAI時代という変革期を迎え、同社が「再創造」した新しいプラットフォームとしてCopilot+PCを販売開始するに至ったことを説明した。


■Copilot+ PCをいち早く体験!洗練されたデザインのノートパソコン「ASUS Vivobook S 15 S5507QA」レビュー
ASUS JAPAN株式会社は、洗練されたデザインが特徴の「ASUS Vivobook S 15 S5507QA」を2024年6月18日(火)より発売した。ASUS製品で初めての次世代AI機能搭載PC、つまり「Qualcomm Snapdragon X Eliteプロセッサー」を搭載したCopilot+ PCであるだけに、気になる人も多いだろう。いち早くメーカーから実機をお借りすることができたので、ここで紹介しよう。今回、お借りした「ASUS Vivobook S 15 S5507QA」(以下、Vivobook S 15)は、Copilot+ PCを採用したノートパソコンだ。Copilot+ PCとは、AI機能を大幅に強化した次世代PCであり、Copilot+ PCと呼ぶためには、マイクロソフトが規定した条件を満たす必要がある。その中でも重要な条件は、1秒間に40兆回以上の命令を実行できる処理能力を持つ「NPU」(Neural Processing Unit)を搭載していることだろう。


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できるCopilot in Windows できるシリーズ
できるシリーズ編集部
インプレス
2024-04-02



Copilot+ PCをいち早く体験!洗練されたデザインのノートパソコン「ASUS Vivobook S 15 S5507QA」レビュー

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ASUS JAPAN株式会社は、洗練されたデザインが特徴の「ASUS Vivobook S 15 S5507QA」を2024年6月18日(火)より発売した。ASUS製品で初めての次世代AI機能搭載PC、つまり「Qualcomm Snapdragon X Eliteプロセッサー」を搭載したCopilot+ PCであるだけに、気になる人も多いだろう。いち早くメーカーから実機をお借りすることができたので、ここで紹介しよう。

■Copilot+ PCとは?
今回、お借りした「ASUS Vivobook S 15 S5507QA」(以下、Vivobook S 15)は、Copilot+ PCを採用したノートパソコンだ。Copilot+ PCとは、AI機能を大幅に強化した次世代PCであり、Copilot+ PCと呼ぶためには、マイクロソフトが規定した条件を満たす必要がある。その中でも重要な条件は、1秒間に40兆回以上の命令を実行できる処理能力を持つ「NPU」(Neural Processing Unit)を搭載していることだろう。

NPUとは、AIに必要な膨大な計算を高速に処理できる専用のプロセッサだ。従来から、CPUがOSやアプリの実行を担当する一方、グラフィックス機能の高速化のためにGPUが存在していました。同様に、AI機能を高速に処理するためにはNPUが必要になる。

最近話題のChatGPTのようなAIはクラウド上で動作するものが多いが、パソコン上で処理するAIにも注目が集まっている。Appleが2024年6月10日に発表したAI「Apple Intelligence」もパソコンやタブレット端末上で動作するメリットを訴えていた。

パソコン上で動作するAIは、クラウドで動作するAIと比較してセキュリティやプライバシーの点で有利だ。さらにネットにつながっていない状態でもAIが動作できるなど、いくつかのメリットがある。

パソコン上で動作するAIは比較的小規模なので、クラウド上のChatGPTのような大規模、高性能なAIと連携して動作することも提案されている。これも今後重要になりそうなコンセプトだ。

Vivobook S 15には「Qualcomm Snapdragon X Elite」というプロセッサ・チップが搭載されていて、この内部にCPU、GPUに加え、上記のNPUが実装されている。まさに最新で最強の設計なのだ。

NPUは45TOPS、つまり1秒間に45兆回の命令を実行できる性能を持つ。先に市場に出回っているNPU搭載のプロセッサチップIntelのCore Ultraの場合、NPU単体で11TPOS、CPUやGPUを合わせたプロセッサ全体で34TOPSと発表されていた。Qualcomm Snapdragon X EliteはNPU単体で45TOPSと、Core Ultraを大幅に上回る性能を誇る。

Qualcomm Snapdragonシリーズといえば、Androidスマホにおいて高いシェアをもち、性能や省電力で定評がある。Qualcomm Snapdragon X Eliteも、その流れをくんでいる。

もちろん、マイクロソフトのCopilot+ PCに対応したプロセッサは、Qualcomm以外にもIntelやAMDからも製品化の発表があった。本機と同様に搭載PCが次々発表されようとしている。しかし、これらのPCは今年後半から来年にかけての発売になるという。

現時点でのCopilot+ PCは、ASUS以外ではAcer、Dell、HP、Lenovo、Samsungなどからの「Qualcomm Snapdragon X」シリーズ(Snapdragon X Eliteの下位モデルSnapdragon X Plusを含む)を搭載した機種だけとなっている。

まさにこれらはAI新世代を真っ先に体感できるPCたちである。

この記事の後半で具体的にCopilot+ PCで、どんなことができるのかを紹介するので参照にしていただきたい。

■スタイリッシュで魅力的なPC
前置きが長くなってしまったが、Vivobook S 15について具体的に見ていこう。

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上面から見たVivobook S 15


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底面から見たVivobook S 15


Vivobook S 15は15.6インチ有機ELディスプレイを搭載したスタイリッシュなノートパソコンである。色はクールシルバー。スッキリとした飽きの来ないデザインで、ビジネスにもプライベートにも向いている。

ボディーのサイズは約352.6 × 226.9 × 15.9(mm)、約1.42kg。横幅がやや広めだが、薄型なので、取りまわしや携帯性には問題ないだろう。

有機ELディスプレイの発色は、非常にきれいだ。2,880×1,620ドットの高解像度かつ色再現性に優れているのが特徴といえる。AI以前に、このディスプレイは魅力的だ。

本機にはCPU、GPU、NPUを統合したプロセッサチップとして、上記のように「Qualcomm Snapdragon X Elite」が搭載され、特にAI処理の計算能力に優れているのが特徴だ。メモリは32GB、ストレージは1TBのSSDを搭載しており、AI処理だけでなく、通常のWindowsの処理もきびきびと動作する。

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「Qualcomm Snapdragon X Elite」搭載を表すシール


パソコンに詳しいひとほど気になる点かもしれないが、Qualcomm Snapdragon XシリーズのCPUはARMベースであり、Intel/AMDのx86/x64とは異なるアーキテクチャである。

ARMとは、イギリスの半導体設計会社であり、最近ではソフトバンクが子会社化したことで話題となっている。Qualcomm Snapdragonのようなプロセッサの基本構造を設計したのがARMである。世界中の半導体企業がARMの技術をベースにCPUなどを設計製造している重要な最先端テック企業である。

CPUの基本構造(アーキテクチャ)が異なるため、従来のx86/x64用Windowsアプリはそのままでは動作しない。しかし、ARM用に作り直したアプリ(ネイティブアプリと呼ぶ)を使うか、それがない場合はWindowsが持つ「エミュレーション」という技術を使ってコードを自動変換して実行する方法がある。

WebブラウザやマイクロソフトOfficeなど主要アプリはネイティブアプリが用意されており、すでにこうした環境は整ってきている。実際に今回のレビューでは、非互換性の問題は発生しなかった。

ARMアーキテクチャであることによる非互換性の問題が完全に解決済みとはいわないが、大多数のユーザでは何の問題も起きないと予想できる。

キーボードは19mmピッチのフルキーボードである。小さいながらもテンキーが付いている。Copilot+ PCであることもあり、Copilotキーが実装されているのも目新しい。

キーの配置はオーソドックスといえそうだが、テンキーの実装は賛否がありそうだ。個人的にはテンキーは搭載せずに、キーボード全体にもう少し余裕のあるデザインにしてほしかった。「Enter」キーのほか、ごく一部だがキーの横幅や隣のキーとの隙間が狭くなっているからである。

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キーボードの少し狭苦しく感じる部分


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Copilotキー


本体側面には、下記のようなコネクタ類が配置されている。
・HDMI ×1
・USB Type-C ×2 (USB4、Power Delivery対応、ディスプレイ出力対応)
・USB Type-A ×2 (USB3.2 Gen1)
・microSDカードスロット ×1
・マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック ×1

無線系はWi-Fi 7、Bluetoothが搭載されている。Wi-Fi 7は最新の無線LANの規格で、6GHz帯もサポートしており、まだ対応しているアクセスポイントが少ないとはいえ、対応していれば高速のネットワーク通信が利用可能だ。

■バッテリーと省電力機能の実力は?
本機は70Whのリチウムポリマーバッテリーを搭載している。
ACアダプタは90W仕様で、本体のUSB Type-Cコネクタと接続し電力供給できる。
ACアダプタの重さは実測373g(コードを含む)である。

PDタイプの市販のACアダプタ(90W以上)も利用可能なのは評価できる。スマホやタブレットのACアダプタと共通で使用できる可能性があり、利便性が高いと言えるだろう。

本機搭載のプロセッサ「Qualcomm Snapdragon X Elite」は省電力機能に優れているのも特徴だ。

お借りした実機を使ってYoutubeをどのくらい連続で視聴できるのか、バッテリーテストを行ったところ、約14時間という結果だった。

サンプル機は出荷される製品と若干違う可能性もあるが、Youtubeのようなストリーミング動画の再生で14時間連続視聴ができるというのは相当優秀な省電力機能である。

スマホで多くのメーカーから採用されているQualcomm Snapdragonシリーズから進化したプロセッサの実力といえそうだ。

■さっそくCopilot+ PCのAI機能を使ってみた
本機はCopilot+ PCの第1世代である。発売日6月18日の時点で利用可能なCopilot+ PCとして、今回追加されたAI機能をさっそく実際に使ってみた。

Copilot+ PCで新機能となるAIアプリは以下の5種類である。
1. リコール機能
2. イメージクリエータ
3. コクリエータ
4. Windows Studio エフェクト
5. ライブキャプション(リアルタイム翻訳)

ひとつずつ見ていこう。

1. リコール機能
パソコンで行った操作画面をAIが記憶しておき、後でユーザがうろ覚えの記憶からでもそれらファイルや画像をAIの力を借りて検索できるという機能である。

目玉の機能であるが、6月18日の時点ではセキュリティやプライバシーの点観点から見直しが行われ、公開が延期されたので、利用できなかった。

時期は未定だが、Windows Insider Programを経由してアップデートが配布されるとアナウンスされているので、利用できるようになったら改めて記事で取り上げたいと思う。

2. イメージクリエータ
Windowsアプリ「フォト」に追加された画像をAIで生成できる機能である。

これまでもOpenAIのDALL-E 3を利用した画像生成の機能があったが、今回はパソコン本体のAI機能により画像が生成されるのが特徴で、高速で、何枚でも無料で生成ができる。

使い方は簡単で、生成したい画像のイメージを文章で入力するだけでよく、一度入力するると20枚以上の多くの画像が一気に生成されるので、そのなかから好みのものを選ぶ。満足がいかない場合には文章を修正、追加して再度生成しても良い。

パソコン本体のAI機能を使うという説明だったが、実際に無線LANを切ってしまうと、インターネット接続がないと使えないというメッセージが表示される。完全にオフラインでは使えないようである。

イメージクリエータの画像生成の際にインターネット上にあるコンテンツフィルタ、つまり有害な画像の生成を抑制し、AIの安全な使用を確保する機能を使っているためと考えられる。

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イメージクリエータの画面


3. コクリエータ
Windowsアプリ「ペイント」に追加された機能である。

イメージクリエータと同様にAIを利用して画像を生成するが、ユーザーが描いた簡単なスケッチを基に画像を生成するという特徴がある。スケッチは、AIに大まかな構図や色合いを伝えるためのものだ。マウスなどで簡単に手書きしたスケッチをAIが清書してくれる。
まず、テキストでどんな絵を描きたいか入力する。次にスケッチを入力し、「水彩」「油絵」「インクスケッチ」「アニメ」「ピクセルアート」の中から画風を選ぶ。操作はとても簡単である。

ユーザーは、AIにスケッチをなるべく忠実に再現させるか、AIが自由にアレンジを加えて完成度を高めるかを選択できる。生成後でも、この「さじ加減」を変更することができるので便利である。

まあ、できあがりはともかく、楽しいお絵描き遊びという感じである。

本機のディスプレイはタッチスクリーンではないので残念だが、本来、タッチスクリーンの機種に向いたアプリである。

コクリエータもイメージクリエータと同様にパソコン本体のAI機能を使って画像を生成するが、やはりインターネットに接続した状態で使うことになるようである。理由はこれもコンテンツフィルタを使うためと考えられる。

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コクリエータの画面


4. Windows Studio エフェクト
パソコンを使ってリモート会議やビデオ通話をする機会が増えている中で、主にカメラ周り問題をAIの映像処理で解決する機能である。たとえば、背景に映り込ませたくないものがある場合、背景をぼかすことができる。その他、フィルター機能、自動フレーミング機能などがある。

実際に使ってみたが、ぼかしと自動フレーミングはなかなか使えそうだ。

この機能を使うにはWindowsの「設定」メニューの中の「Bluetoothとデバイス」→「カメラ」を選択し、本機の場合画面上に表示される「ASUS FHD webcam」を選択、表示された画面で設定を行う。この画面にはwebカメラの画面も表示されるのでAI処理の効果を確認できる。

この画面での設定はリモート会議やテビデオ通話のアプリ上に反映され、利用可能である。

設定の画面がとてもわかりにくい場所にあるので、注意が必要である。

この機能の一部は、既に発売されているAI PCにも搭載されているが、今回仕様が一部追加されていた。機種によって機能が異なる可能性があるため、注意が必要である。

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Windows Studio エフェクトの設定画面


5. ライブキャプション(リアルタイム翻訳)
リモート会議やビデオ通話、そして、Youtubeなどのビデオコンテンツを閲覧する際にAIが字幕を自動的に表示する機能である。言語間の翻訳の機能もある。

実際に使ってみたが、翻訳をせずにそのままの言語で字幕表示するのは便利であり使えそうだが、残念ながら翻訳機能はまだ完成度が足りておらず、話のスピードに明らかに処理がついていけていない状態が多発した。今後に期待というところだろう。

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Copilot+ PC発表時基調講演のビデオ(制作:マイクロソフト)からナデラCEO兼会長の冒頭スピーチのシーン。画面下部に字幕が表示されている。


以上が現時点でのCopilot+ PCのAI機能だが、やはり目玉の「リコール」機能が使えないのでは残念である。

技術的には、パソコン本体にAI機能が組み込まれたメリットの一部が実感できたことは大きい。イメージクリエータでの画像生成処理が速いのには驚いた。

Copilot+ PCはまだ第1世代であり、今後機能も機種も追加されていくことだろう。

特に筆者が感じたのは、パソコン上で動作するメリットがまだわかりにくいことだ。セキュリティやプライバシーの観点での強みをもっと感じられ、より安心してAIを使えるような改良を期待している。

また同様に、AIアプリがパソコン単体でも利用でき、必要なときにはクラウドと連携するといった仕掛けも今後もっと導入されるかもしれない。そのためのCopilo+PCだからだ。

とにかくAIの進化はめざましい。今後に期待である。

■「Vivobook S 15」は買いか?
本機「Vivobook S 15」の価格は、249,800円(税込、直販価格)である。この性能でこの価格はなかなかのコストパフォーマンスといえそうだ。

AIの技術はこのところ予想をはるかに超えるスピードで進化している。Copilot+ PCという新しいPCをいち早く購入し、登場した新しいAIアプリをすぐに試せるように準備しておくのも良いかもしれない。

一方で、Copilot+ PCは第1世代であり、現段階ではじっくり様子を見るのも一つの選択肢である。

しかし、日々新しい技術が発表されている状況を考えると、このような技術革新を体験できる機会はそう多くない。このチャンスを活かし、いち早く最先端のPCを手に入れるのも良い選択肢と言えるだろう。

本機はIntel/AMDのx86/x64アーキテクチャではなく、QualcommのARMベースのPCであることから、互換性問題の懸念があるのも事実だ。しかし、実際に使用してみた範囲では、特に問題はおきなかった。

Intel/AMD版のCopilot+ PCも発売予定と発表されているが、早くて半年近く先になりそうだという。

総合的に判断すると、Vivobook S 15はおすすめできる1台と言えるだろう。
テクニカルライター 鈴木 啓一


■「ASUS Vivobook S 15 S5507QA」製品情報

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