オリンパスは2009年7月にマイクロ一眼OLYMPUS PEN E-P1を発売後、同年12月には上位機種E-P2を発売したが、その勢いは止まらず、2010年3月、3世代目となるE-PL1が登場した。

■内蔵ストロボに動画専用ボタンがついた
E-PL1はローエンドに位置するわけだが、機能と操作性に関しては、全2機種を凌ぐところもある。それが、内蔵ストロボと動画専用ボタンだ。E-P1/P2ともに、暗いシーンや屋内でストロボがなくても、かなり良好な写真が撮れることから周囲の人を驚かせてくれたが、やはりストロボが欲しいと思うシーンもあった。今回、ストロボが内蔵されたにもかかわらず、本体はバッテリー、メモリーカードを入れてもわずか344gとコンパクトになっていることもポイントだ。

動画ボタンは、背面に右端に搭載され、ダイヤルで切り替えなくても動画を撮影できるようになった。HD動画を撮りたいユーザーにとっては嬉しい仕様だ。ただ、ホールディングによっては親指が動画ボタンにかかり、あやまって動画撮影してしまうこともあった。このあたりは、位置関係になれるまで注意しておこう。

■コンデジ感覚で持ちやすいボディ
本体は、P1/P2とはことなり、かなりコンデジの操作性を踏襲しているといっていいので、P1/P2より、コンデジからの意向は、しやすいといえる。このあたり、エントリーモデルとしても手堅い。また電源ボタンも押しやすく反応がよい。鞄からとりだして、直ぐに電源ONでの撮影も快適だ。電池蓋は2段式となり、安心感が増している。

■上位機種なみに電子ビューファインダー
PL-1のもう一つのメリットは、電子ビューファインダー「VF-2」が利用できることだ。液晶がみづらい屋外での撮影時や電源消費を抑えるためにも、ビューファインダーが使えるメリットは大きい。おまけに、ファインダーを起こすことでウエストポジションの撮影ができるので、ローアングル撮影が非常に楽になるのだ。液晶とビューファインダーの切り替えは、ファインダー側のボタンで切り替わる。切り替えると撮影後のプレビューもファインダー側での確認となる。視認性は良好で、ファインダー撮影でも違和感はない。

■万人に好まれるスタイルと機能
E-PL1は、前2機種よりもオートと操作性は簡便になった分、デジ一眼になれていない人でも扱いやすい機種となっている。ホールディングもコンデジになれている人には、持ちやすいスタイルという印象だ。また、撮影面では、「iAUTO」に液晶上で操作できる「ライフガイド」の搭載、撮影後に色とコントラストを調整する「i-FINISH」など、エントリーモデルとして、扱いやすい機能を搭載しており、常に持ち歩けるデジ一眼というコンセプトを実現している。

使い勝手としては、完成度を増したE-PL1は、E-P1/P2以上に広いユーザーに受け入れられるカメラといえそうだ。

新世代マイクロ一眼 OLYMPUS PEN LiteE-PL1

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